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こんにちは、ツイてるブッククラブです。
ツイてるブッククラブは、デジタルハリウッド大学の橋本大也、
シン・ミタイモンの石谷まさき、
八戸経済新聞の成功、
達夫のチェンジログの達夫がお送りする
月に一冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
今回は、1月2日の配信で決めました
門川新書より出版されています
堀正竹さんのライフハック大全プリンシプルズを
レビューしていきたいと思います。
私が選んだやつですけれども、
今回は最初に橋本大也さんからレビューをお願いしてよろしいでしょうか。
はい、橋本です。
そうですね、堀さんは私たち全員よく知っていて、
改めてこの本が出されたということで、
基本的には以前出したものをベースに、
かなり大きな本にしたという感じで、
ライフハック自体はおなじみな概念だったんですけれども、
改めて読んでみてですね、
特に最初の方のライフハックの定義とか、
ライフハックであるものとそうでないものを明確に分けたというところが
すごく面白いなと思いまして、
例えばライフハックというのは、
人生に長い目で見て変化をもたらすような小さな行動を読んだと。
だから堀さん曰く、シャワーで素早く石鹸の泡を立てる方法とか、
目玉焼きを素早くおいしくする方法とか、
そういうのはライフハックじゃないんだと。
人生を変える小さな習慣、
そういう定義というのを強く打ち出して、
あとこのたくさんあるライフハックも、
コアハックとそうでないものを明確に分けられていて、
そこが今回すごく明確になったなというふうな気がします。
あとは小手先じゃないものをだから選んだわけですよね。
なのでツールも話もあるんだけれども、
方法論そのものを強く打ち出していて、
そこが長く読まれる本になったんじゃないかなという気がしました。
感想といってもたくさんのノウハウ集なので、
全体の感想としては分かりやすくなったという概念があるということです。
あとは、私が響いたのはパーキンソンの法則というのが紹介されていて、
仕事はそれに対して与えられた時間をちょうど埋めるところまで増えてしまうという法則で、
それはすごくあるよなというか、すごく腑に落ちた話で、
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それに対してどうしたらいいかというのを堀さんに書かれていたり、
あと私は読書好きで、自分でも読書のブログ、
Facebookをやっているわけだけれども、
堀さんはノーションを使って読書データベースを構築されていて、
これは私のやっていることとはちょっと違うんだけれども、
やってみようかなという気にさせてくれたそういうチップスが他にも3つぐらいあって、
堀さんの言っていることはずっと聞いてきたわけですけれども、
改めていろいろな発見があったという本でした。
それが私の感想です。
で、星なんですけれども、星は4.5かな。
かなり高いです。
今までの堀さんのすごく長くやられてきたことを一冊に完全にまとめた形、
最終形なのかな、それは分からないんだけど、
完成させたというところがすごく高い評価で、
これから読む人はこれを読めばいいよねというものになったと思います。
で、0.5引いたのは、この本は堀さんという人格を体現してしまっているから、
ちょっとストイックすぎるんですね、私には。
全部はできないよって思うから0.5引いちゃったというところであります。
堀さん自身の本だと思います。
ありがとうございました。
じゃあ次は石谷さんお願いします。
はい、石谷です。
まずは堀さんお疲れ様でしたという感想が最初にやっぱり出ちゃったなというのがあって、
多分15年ぐらいですよね、堀さんがこういうものをやっていて、
この本の中でも出てきますけど、いわゆる一万時間理論ってやつがあって、
10年やると一つ形になるよねみたいな話があった中で、
前回の本と大きく変わったのは、コロナでさらに加速した部分で、
15年前との比較という言い方をしてもいいのかもしれないですけど、
デジタルで仕事をする人たちがすごく増えたっていう、
時代背景の変化っていうのをすごく受けているなと思うんですよね。
だから多分15年前にこの本が書かれていたら、
多分もっともっと狭い領域、言ってみれば我々のような人間が読者対象になっている。
そうなると当たり前だけど新書では出ないわけですよ。
新書で出るっていうことはある程度一般化可能なものだから、
新書になっているという背景があるわけで、
そうすると実はこの15年で堀さん自身のライフハックは実はそんなに大きくは変化してないんだけども、
実は周りを囲っている環境が大きく変化した結果、
この本になったっていう見方もできるのかなっていう、
そういうちょっとある意味メタ目線なんですけど、
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そういう意味ですごく時代というのはすっかり変わってしまったんだなっていうことを改めて思ったっていうのはあるんですよね。
で、人生を変えていくっていうのにあたって、
堀さんも本の中で何とか言ってますけど、
インプットとアウトプットという問題があるわけですよね。
そうなった時に多分15年前だと単純に言うと、
ブログを毎日続けようと思ったらこういうことをやらなきゃいけないよね、
みたいなところの切り口で多分書かれてたものが、
その15年という時代の変化のところで、
ブログっていうアウトプットだけではなくて、
実際のネットで何かものを書くっていうよりももっと広い領域の人たちに対して、
こういうデジタルのライフハックっていうものが響くように変わったんだなっていう見方もできると思って、
ただ僕はどうしてもブログをやってるっていう手前もあり、
何度か堀さんここで本当はだから君はブログを書けばいいんだよっていうのを書いてないんじゃないかみたいなね、
邪推を若干思ったりはしたりはしましたね。
だからこういうことを実行を続けていく、
なぜこんなことをしなくてはいけないのかっていうのの裏側に仕事以外にブログみたいなものをやるっていうには、
こうやって効率化であったりとか時間を無駄にしないとか、
それ以上にちゃんとやったことが生産性を生んでいくみたいなところの小さな積み重ねがいるんですよねみたいなところ。
裏側が僕はどうしてもなんかちょっと自分がブログをやってるのでバイアスがかかってますけども、
裏側が透けて若干見えるのでその分で0.5を減らして4.5にしました。
堀さんはっきりブログを書けとはやっぱりもう言わない時代になったんだなっていう時代の変化ですね。
以上です。
石谷さんありがとうございました。
じゃあ続いて達夫さんいかがだったでしょうか。
元祖のライフハック大全、これの元となったやつが2017年に出てて、
5年くらい経ってます。今回もそれの新書版で大幅書いてってことなんですけど、
さすがにここ5年間あったので堀さんのライフハック的な一連の書籍の集大成になっていると思います。
その間の時代の変化に合わせていろんな変更とか修正・詮索がなされてて、
今この時代にこのタイミングに読むのにふさわしい自己啓発書という形になっているかなという風に個人的には考えました。
ハウツー本とかノウハウ本ではあるんだけれども、どっちかというと自己啓発書の方に近くなっていると。
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あとその元祖ライフハック大全からあるツールとか道具とかそういうのも大切だけど考え方が重要だっていうようなメッセージが
本書ではさらに色濃く出ているというかそこをしっかりまとめてますねっていう形になってますよね。
その考え方っていうのがそのタイトルにも入ってるそのプリンシプルってやつだと思うんですけど、
そのプリンシプルというか原則ですね。原則がこの書の肝になっていると。
その元祖版ではなかった原則のプリンシプルの解説部分だけでも読めばそこから広げていくらでも応用ができるっていうような感じで、
すごく充実しているかなと思います。
そういうふうに見てみると、ハック何番とかハック01番とかいろいろ紹介されているハックっていうのはおまけっていうか、
狭末なことというか、そういう感じかなっていうような印象があって、
もちろん必要な人にも役に立つし、僕もこれ面白いなと思うこといくらでもあるし、
カタログを見る感じでざっと目を通すっていう感じで心持ってみるのはいい感じなんですけれども、
そこは中心としなくて、やっぱりその考え方を中心にまとめているなっていうところを感じました。
本当はそこに100%振ってしまったりすると、どっしりとした本格的なビジネス書になるのかなっていうようなイメージですね。
そうですね、いろいろハック紹介されている中で、
こういうところで紹介されているアプリとかサービスとか、
10年後とかになったら古くて使えなくなって、なんだこれや、とかなるんですけれども、
ただ背景とか考え方とかは時代を超えるかなっていうふうに思っているんですが、
今回セレクトしたもの、前回の元祖版から残ったものとかを見ていても、
そういう基準で、たとえ古くなったとしてもアイディアっていうものは分かりやすいなっていうものが基準でしっかり選ばれているなっていうのも感じました。
あと時間の変化ついずいみたいなところで感じたのは、
集中力を高める音の話があって、前の元祖版だとノイズリっていうアプリがあって、
ファイトノイズをいろいろ選んで出して集中したりとか、寝るときに使ったりするんですけど、
っていうのが紹介されていて、それものすごく便利に使っていて、
子供を寝かせつけるときとかもすごい使ってたんですけれども、
今回はそれも紹介されているんですけど、
プラスしてローファイヒップホップみたいなのも紹介されていて、
時代だなっていうのを感じました。
ただその根本的なものは環境音的なもので集中するっていうみたいな根本なものは変わってなくて、
どういうふうな実現形態を使うのかっていうところだけなので、
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古くなっても全然問題ないのかなと思っています。
そんな感じで多分ハック的なものもそういうふうにセレクトされているのかなと思っています。
そういって言うと、ライトなライフハックノウハウ本みたいなものではなくて、
自己啓発書としての深みが出てきているなという感じがします。
良いか悪いかともかくとして、
もうちょっと細かいハックとか番号をつけたハックとかは一切なくしてしまって、
なんかこう演算すると、さっきもちょっと知らなかったんですけど、
重厚な時代を代表するビジネスになるみたいなところも秘めているかなと思っています。
もう一冊書かなきゃいけないんだ。
だんだんその比率がね、ノウハウ的なものと思想的なものの比率が半々くらいに
もうちょっと行くのかな、あと10年後くらいとかにまた書いていただいたらと思ったりする。
結局本書としては、その辺はそういう意味ではバランスが良いと言えるのかもしれないんですけれども、
デジタルをメインとしてネット社会でこれから行き始めようみたいな人たちにとっては出読というか、
ぜひ読んでもらったらいいかなと思います。
最初の一冊がこれだと結構良いスタートきれるかなと。
大学生になりましたとか新社会人ですという人にはぜひ読んでもらいたいなと思っています。
星なんですが、みんな4.5とか付けてるので、僕は星4にしてしまったんですが、
これは期待を込めて星4ということで。
やっぱり初めての人にはぜひお勧めしたいというところも大きいですし、
ただぶっちゃけ自分としてはライフハック飽きてきちゃったところもあるので、
なんととって星4ということで。
なるほど。
以上です。
辰夫さんありがとうございました。
私なんですけど、私これ年末に紙版であえて買いまして、
年末年始ちょっと時間があった時にじっくり読もうかなと思って紙版で買いました。
Kindle版で買うとちょっと脱線して、
iPadとかPCのKindleで読むと脱線してしまうかもと思ってですね、
できれば温泉とか行ってゆっくり読めればなと思ったんですけど、
実際はそんなゆっくりもできず、途切れ途切れに読んだんですけれども、
辰夫さんがおっしゃってたようにやっぱりツールの紹介だけじゃなく、
そのプリンシップルズのところで思想的な背景がいろいろあるのがいいなと思いまして、
私もですね、ツールの紹介だけであればいろんなプログ記事とかに、
それぞれ新しい最新のツールなんか紹介しているのがあるんで、
こういうそれを実践されている方がその背景とかそういうことを書いているのは非常にいいなと思いました。
帯に人生を変える小さな習慣ってありますけれども、
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大事なのはやっぱりこの行動を起こして去る、その行動を習慣にすること、
そしてそれでより良い人生を送ることっていうのがこの本に一貫した主張なのかなと思いました。
あと、そうはいってもツールいろいろ紹介されてて、そういうのも私にはありがたくてですね、
実は私、日本語変換は未だにAトックで文章を書くときに秀丸を使ってるんでですね、
米国発のツールがいろいろ紹介されているのは興味深くて、
今こういうの流行ってるんだとか思って、いろいろ興味深く見てます。
Evernoteとかもいまだに紹介されたりして、いまだに人気なんだとか、
逆に継続的にEmacsとかも紹介されてたり、根強いのは根強いんだなとか思ったりですね。
そういう流行のあるものとかの知れるのもまた良いなと思いました。
やっぱりこの新書で430ページ、前の本もすごい厚かったんですけども、
それだけの量を書けるっていうのはやっぱりブログで日々のメモ、
堀さんもレスキンでメモを日々取ってたりとかですね、
あとブログでも情報発信されてたりして、
ちゃんとやっぱりやってる方っていうのはそれなりにこういう結果を出している。
もちろん堀さん本業があって、本業がある中でこういう厚い本を出しているっていうのは、
成果を出しているっていうのは本当に素晴らしいなと思いました。
堀さん自身の人柄も、私も個人的にちょっとお付き合い前、
八戸に何度か来ていただいて、東日本震災の前後にも来て助けていただいたこともあったりして、
本当人柄も素晴らしいし文章も素晴らしいしということで、
初回、急に後半要請しましたけど、
すごいやっぱり、本当橋橋に教養があふれる何か引用みたいのが出てくるんですよね。
ゴッホがこう言ってたとか、サミュエルソンがこう言ってたとか、シェイクスピアにこんな遺説がありますとか、
そういうのが僕は結構いいなと思って、
自分も本とか書く気があったらそういうふうに、
本の最初にだれだれに捧げるみたいなのが書いてあったりとか、
そういうのがすごいかっこいいなと思っていました。
最後は余談ですけども。
僕は星4.5ですね。
0.5引いたっていうのは、やっぱりまだこれから5にしてしまって燃え尽きるといけないので、
0.5割引いて何かが足りないのを堀さん自身に考えていただきたいなと。
無事足りなくはないんですけど。
なんか急に急に上からになった最後。
まだまだVRとか今新しいの頑張ってるじゃないですか、堀さん。
そういう方でまた何かやってくれるんじゃないかなっていう期待を込めて、
ちょっと聞かせていただきました。
若い人に本当に読んでいただければいいかなと思います。
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皆さんの感想が揃ったところで、
このライフワーク大全、若い人、年齢問わず読んでいただければと思います。
というわけでまた次回よろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さよなら。
ありがとうございました。