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2023-10-01 46:24

第70回「2023年10月の課題図書選定会議」

月に1冊本を読んでいこうというポッドキャスト「ツイてるブッククラブ」

10月に入りました。今月レビューする本を選んでいきます。

サマリー

石谷さんは新幹線の歴史についての本、人間隣住図鑑、花の雨が降るを紹介しました。そして、セイコーさんはアマテラスの暗号、日経業界地図2024年版を紹介しました。橋本さんが紹介した3冊の本には、女性パイロットの物語やPythonとJSONの関係についての解説が含まれています。このエピソードでは、石谷さんが『僕はイエローでホワイトでちょっとブルー』を1位とした理由や、セイコーさんが『新幹線全史 政治と地形で解き明かす』を1位とした背景などが紹介されています。第70回の「2023年10月の課題図書選定会議」では、「地球の歩き方、東京23区」と「万物の黎明」という2冊が話題となりました。

石谷さんの課題図書紹介
こんにちは、ツイてるブッククラブです。
10月になりました。今年もあと3ヶ月で早いものです。
ということで、今月も早速、課題図書を選んでいきたいと思います。
いつもの通り、1人3冊紹介していって、最後に投票で1冊選ぶという流れになっています。
じゃあ、まず石谷さんから3冊お願いします。
なんかちょっとですね、バタバタとしております。
最近よく新幹線に乗るので、もともと新幹線は好きだったけど、
あんまり新幹線の歴史的なものを、そういえば読んだことがなかったなというところで、
たまたま友人が紹介をしていたのが、この新幹線全史、政治と地形で解き明かすという、
この本を新幹線に乗りながら読むっていうのが、個人的に非常に楽しかったっていうのがあるんですけど、
まだ最初の方しか読んではいないんですが、
どうしても僕らって戦争が入ると、そこで何もかもがリセットされるみたいなことを思いがちなところがあるんですけど、
新幹線構想、新幹線って名前になったのはもちろん戦後ですけど、もともとは弾丸列車構想かな。
だから、もともと満鉄から来てるんですよね。
で、実は戦前に相当いろいろ検討されてるんですよ。
だから、いろんなパターンもあるし、いろんなルートもあるし、あと一番大きいのは駅。
駅をどこに置くのかっていうのことも含めて、かなり実は相当なパターンで、戦前から検討されていて、
戦争入っちゃったんで、計画自体はもちろん止まるんだけど、戦前に調べたことっていうのは残ってるわけですよね。
だから新幹線って実は作り始めてから5年で開業してるんですけど、
なんでそんな短期間で作れたのかっていうのを戦前にちゃんとやってる。
新幹線といえば出てくる政治駅問題であるとか、そういうのもちゃんと戦前から全部問題としては出てる。
それは必ずしも本当の意味での政治駅でもない。
それよりは駅をどこに、例えば発着駅をどこに置くのか。
例えば今だと何の疑いもなく東京だと思うけど、
戦前の状況だと必ずしも東京とは言い切れない状況があったりするんですよね。
それは当時戦争中だったから、あと軍隊があったからっていう。
そういうものは前提条件が戦後変わったことによってまた変わっていく。
でも調べたことはゼロにはならないっていうところからちゃんと積み上げていって、
歴史を紐解いてくれるので非常に面白いです。
もしあんなところに駅があったらどうなってたんだろうとか、
あと政治駅ってみんな簡単に言い過ぎ問題とかね。
そういうのも含めて非常に楽しい本です。
新幹線に乗ったらKindleで勝手読むっていうのがオーツなんじゃないかなというふうに思います。
これが1冊目です。
2冊目が、僕は人生で何度も何度もこの本を進めてるので、
よくわかんなくなってきてるんですけど、人間隣住図鑑、山田風太郎ですね。
10代から高齢になるまで、要はそれぞれの世代、10代で亡くなった人たち、
20代で亡くなった人たちっていうまとめ方で、
人がいかに死んでいく、どういうふうに死んでいるのかっていうのをまとめた図鑑で、
僕最初に言うなら高校生ぐらいかな。
で、先日不当したタイミングで、要は最初に読んだのはかなり若い時だったので、
自分が50代になった時に、この50代で亡くなった人たちっていう本を読むのは、
それはいいんじゃないかみたいのがあり、これ全部で4冊ぐらいあるんですよ。
で、自分の読みたい世代の本をその時に合わせてダウンロードして読むっていう意味では、
非常にKindle向きな本だなと。
常に4冊持って歩いてるわけじゃないから、
必要なときに必要なところだけポッと落としてきて読むっていう意味でも、
実は非常に電子書籍向きの本だったっていうことに、
初めて読んで、多分30年ぐらいで初めて気づくっていうのも、
読書体験として面白かったっていうのもあって、
もし読んでないんだったら、
人間人獣図館本当におすすめの本の1冊なので。
で、なぜ2冊にしているかというと、
これは50歳から64歳までの死んだ人たちを収録しているので、
我々の漢字っていう、この先10年ぐらいの漢字っていうのを、
死ぬとこういう漢字になるのねっていうのを、
今から知っておくのもちょっといいかなっていう。
要は10代のときに読んだときにはもうほとんどフィクションなわけですよね、
50代の話なんて。
それが50になって読むとノンフィクションっぽく読めるっていうのは、
面白いんじゃないかなっていう感じです。
はい。で、3冊目がつい最近紹介した本の続きのような本ですけども、
花の雨が降るって、ろ過エピソード集といって、
前に石井幸一が実出版の形で出したろ過っていう本が、
伝書籍にやっとなったので紹介、1年後に紹介をしたんですけど、
その続編が、今回は多分前回の反省を生かしてすぐ伝書籍を出してくれたので、
すぐに読めるっていう。で、前回のろ過と同じように、
もう最後の1ページがすさまじくて、
しかもそのろ過のときの最後の1ページのすさまじさと、
今回のエピソード集の最後の1ページのすさまじさがちゃんとつながってるんです。
石井幸一の構成力のすごさに唸らされるっていう、
漫画の紹介の仕方として合ってるのかどうかわからないですけど、
まあでも最後の1枚絵のすごさをまたまた思い知らされる。
だからこういうのはちょっと一般的な商業史にやっぱり乗りにくいのかなっていうのも含めて、
紹介はしておきたいなっていうことの3冊目です。
セイコーさんの課題図書紹介
以上です。
3冊ありがとうございます。
じゃあ次はセイコーさんお願いします。
僕が今回紹介する1冊目は、
アマテラスの暗号歴史ミステリー小説なんですけども、
これは8月に岸田総理が夏休みに入る前に書店によって、
夏休み中に読む本っていうのが報道されたニュースがあったんですけども、
その時に選んでた、買った1冊なんですね。
アマテラスの暗号っていう本で、
ちょっとね、日本の首相が読むにはどうなのかって、
勝手に個人で読むには全然構わないんですけども、
テレビカメラが入ってるときに買うような本なのかなって個人的には思ってですね、
私がでもそう思ってるだけなのかもしれないから、
ちゃんと読んでみようと思って買って読んだんですけども、
ダ・ヴィンチ・コードって皆さんご存知ですね。
映画にもなったダン・ブラウンのキリスト教の異端派と、
なんか正当派の人たちが、
闇の組織みたいなのが陰謀渦巻く世界ですごいやるみたいな、
文章に謎があるとか、映画化もされて、ちょっと面白くやったあれですけども、
あれがちょうど日本の神社とか天皇とかが、
そういう陰謀とかに巻き込まれたりして、
トンデモロンみたいなのも交えつつやる本なんですけども、
主人公は投資銀行の若者なんですよ、日経人の方で、
ニューヨークで働いてたり住んでたりして、
お父さん、日本に住んでるお父さんとニューヨークで会おうとしたら、
お父さんが何者かに殺されてしまうんですね、会おうとしたその日に。
そのお父さんの遺体のそばに謎の絵とか写真とか暗号みたいのがあって、
お父さんっていうのは日本の神社の有名な神社の偶事さんなんですけども、
その方が殺されて、実はお父さんは最近トラブルに巻き込まれてたとかって、
日本大使館から連絡があってですね。
その謎を探るべく、アメリカのお友達とともにその若者は日本に行って謎を探るんですけども、
その行く先々でですね、ちょうどアメリカのお友達とかが一緒に行ってくれるんで、
いろんなところでガイドさんみたいな人とか本人が説明してくれるんですね。
神社ってこういうものなんだよみたいな。
そういうのがすごくありがたい構成で、いい仕立てになってんだなとか思ったんですけども、
ところどころで日本の神社とユダヤの関係とかですね、
イスラエルのモサドと中国の秘密機関がそういう日本の宝物、
三種の神器みたいのを巡ってやりあったりとかですね。
その三種の神器が実は偽物かもしれないっていう証拠を中国の人が狙って、
日本の天皇には正当性がないんじゃないかみたいな、
それで征服の国体を転覆させようという狙いとかで、
ところどころにでも豆知識みたいのがいっぱいあって、
当然日本人には当たり前のこともいっぱいあるんですが、
伊勢神宮が何年かに一回建て替えるとか、
日本人だったら大抵の人常識で知ってると思うんですけども、
それもうまくアメリカのお友達がどうしてそんなことをするんだいとかって質問してくれるとうまく答えてくれたりとかですね。
知らないことももちろんたくさんあって、嘘だろうって思ったら本当のこともあったりしてですね。
その事例の一つとして野生童子っていうものがあってですね、
京都に住む野生集落っていうところに住む方々が、
代々天皇の棺をお葬式のときに担ぐ、ある集落の方が担ぐっていうその集落があるとかって言って、
そこの人々が秘密を握ってるみたいなことが書かれたって、そんなことないだろうと思って調べたら、
実際そういう集落があって、その集落の人は代々天皇の棺を担いだり、
お風呂のお湯を沸かしたりとかいろいろやってたけども、
今は昭和天皇のときはできなかったみたいなんですけども、
その代わりお見送りしたりとか、いろいろ便宜を図るって言い方はあれですけども、
ちゃんとした待遇を受けてやってるとかっていうのがあったりとかですね。
だからちょっと自分で調べないと、本当か嘘かっていうのが分かりにくいところが多々あるんで。
調べながら読んでたらなかなか進まなくてですね、
いまだ最後には辿り着けてないんですけどね。
かなり面白いし勉強になるし、
とんでもだから切り捨てるにはちょっと惜しい本だなと思って今回紹介しました。
ただ一枚でおすすめにするのはどうかなと思いません。
何かのメッセージなのかもしれないけど、一応読んどいたほうがいいかもしれないです。
2冊目はですね、日経業界地図2024年版ってやつがあるんですけど、
東洋経済新報社っても同じようなの出してるんですけども、
毎年この時期になるとビジネスショーのコーナーに平積みになって並んでるから、
皆さんこう表紙見ればなんとなく見たことあるかなと思うんですけども、
いろんな業界のシェアとか売り上げとかが図解で分かりやすく載ってるような本なんですね。
この頃私毎年買ってるんですけども、
普段東洋経済のほう買ってるんですけども、今回日経を買ってみてですね、
Kindle版のほう東洋経済で買って、紙のほうは日経で買ったんですけども、
東洋経済と日経の違いっていうのが、数字なんかは全部同じなんですけども、
日経版買ってみて分かったのが、日経BP社とか日経新聞社って当然ビジネスショーいっぱい出してるんですけども、
それらに連動してて、詳しくはこの本を読めば分かります。
半導体については、詳しくは半導体50の謎の本が分かりますが、
参考になりますよみたいなのが書いてあって、なかなか商売上手だなと思って。
しょうがないね。
でも自分にも参考になるんでちょうどよかった。
こっちはこっちでありだなと思ったんで、今回紹介されたんですけど。
中身についてちょっと印象に残ったとこ言うとね、
日本が本当に今新しい分野で弱いなと思ってですね、
これから注目される分野とか今伸びてる分野みたいので世界シェア見るとですね、
日本ってほとんどないんですよね。
例えばVRヘッドセットのシェアとかでほとんど、
メーカーで言うとアメリカだし製造国で言うと中国だしとか、
あとスマートスピーカーも当然同じような状況ですよね。
あと電気自動車なんかも、今後どうなるか分かんないんですけど、
今んとこもアメリカのテスラと中国のメーカーがほとんどシェアを握ってると。
あと今後エネルギーの問題も常に人類生きてる限りあると思うんですけど、
風力発電とか太陽光パネルについても日本ってほとんどシェアがない。
海外のメーカーばっかり。
日本が今シェアをある程度握ってるってものが当然あるんですけど、
これもねちょっと今後伸びないだろうっていうものが結構今強いんですね。
例えばデジカメがキャノンシェア1位なんですけど、デジカメ伸びないですよね、今後ね。
あと自動車のシェアも日本強いんですけど、自動車、エンジンの自動車は今後多分伸びないでしょう。
で当然その自動車のエンジンの部品の会社もおそらく今後衰退していくんじゃないかと。
うまく電気自動車の方の部品にシフトしていければいいんでしょうけど、
それもね急には難しいんでしょうし。
全然違うしね。
バイクなんかもホンダが世界的に強いんですけども、
これも電気バイクになって電動バイクになったらシェアが実際どうなるかってのは分からないし、
あとレーザープリンターとかも強いんですけど、
レーザープリンターってもねだんだんそんなに、
レーザープリンターが強くてもそんなに劇的に高機能で高い値段で売れるレーザープリンターっていうのを今後作っていけないでしょうし、
あんまり伸びる分野でもないんで。
家電なんかも全然テレビとか洗濯機とか冷蔵庫とかそういうのは全然日本入ってないし、
僕ちっちゃい頃ってやっぱり日本って高度成長期だったりバブルだったり、
いろんなものが日本は世界一だみたいなイメージがあったんですけども、
この本読むと本当とことん日本弱いなって感じがして、
特に肌話しい分野で弱いのでちょっと残念だなと思いました。
特に今回それが強く思いました。
この傾向ってのはずっと前からあったんだと思いますけど、
ということでちょっと衝撃的だったので紹介させていただきました。
これが2冊目で、最後3冊目ですね。
世界はなぜ地獄になるのか。
橘隆さんの新書ですね、新書版の新しい本です。
今ツイッターなんか見てるといろんなので炎上してますよね。
ポリコレとかいろいろジェンダー問題とか、山田慶吾炎上事件とか、
間政子とキャンセル騒動とかこの目次から見るとあるんですけども、
なんでこんなに炎上するのか。
その炎上を避けるにはどうすればいいのかっていう本なんですけども、
あとなんで若い女性がAV女優になるのかっていう問題があったりとかですね。
ちょっと私いろんなとこずっと読んで、
ちょっとアメリカの事例とか自分だと直接わからないところもたったあったんですけど、
人種問題とかキャンセルカルチャーのそういうジェンダー問題とかわからないところもたったあったんですけど、
AV女優になぜなるのかっていうのがちょっと興味あって、そこの部分は何回も読んだんですけども、
女性が。東アジアでは日本人しかAV女優がいないってなって、
そうなのとか思いながら読んだんですけど、
単純に言えば、いろんな異色女優を満たされてても、
自尊心とかいろんなステータスを上げるためには、
AV女優になるのが手っ取り早いっていうか、
賞賛ですね。いいねの数とか、
普通にインスタとかでやってても、
急に若い女性がお金持ちになれるわけでもないし、
自分を変えることってそうそう難しいですから、劇的に。
そうなった場合、どうしてもいいねが欲しいってなると、
もうAV女優になるのが一番いいっていうのがこの解説というか、
からくりだったんですけども、なるほどそうかと思ってですね。
それだけこのいいねっていうのは、
人を惑わす力っていうのがあるんだなと思って改めて、
いくらなんでもそれはないだろうと思いきや、
お金に困ってるからAV女優っていう人じゃない人も
いっぱいいるみたいなので、そうなんだって。
風俗とかじゃダメなんです、それがね。
いいねが得られないっていうか、
AV女優じゃなければっていうのが書いてあったりとかですね。
あと非常に今、ゲンダー問題とか複雑化してると思うんですけども、
例えば女性が男性になった場合とか、男性が女性になった場合で、
大きくその意味が違うっていうのがこの本に書かれてて、
ちょっと難しいんですけど、女性が男性になった場合って、
恋愛対象は女性らしいんですよ。
いわゆるレズビアンっていうことで、
その場合体も女性だし恋愛対象も女性だから、
体もちっちゃいし恋愛対象も女性だからそんなに危険度はないんですけども、
男性が女性になった場合、体は男性で大きくてゴツくてフェニシスもあるのに、
恋愛対象が女性のままっていうケースが結構あるらしいんですね。
そうすると体は大きくて筋肉も強くて男性なのに性的対象が女性、
一周回って結局何も変わらないみたいな状況っていうのがあるらしいんですね。
男性の方はそれが本気でそうらしいんですよね。
嘘ついて女性とお付き合いしたいからそういうことを一回ひねったことをしてるんじゃなくて、
そういうことっていうのがあるらしいので、なかなか一筋縄では行かないというか、
そういうジェンダー問題も一枚岩では行かないんだなとかですね。
難解な現代問題について
女性の人が意識が男になって、男として男が好きで一見男女のカップルに見えるみたいなやつですよね。
そうですね。そのお父さんお母さんが逆転子供になって、
リベラルな人が差別は良くないとか言ったり、自由を求めたりするがゆえに、
自分自身で発言の幅を狭めたりとかする事例とか、
例えば、
最後の方にそれを避ける方法というのが書いてあったんですけども、
単純に近寄らないのが一番。
自分自身で発言を狭めたりとか、
自分自身で発言を狭めたりとか、
自分自身で発言を狭めたりとか、
自分自身で発言を狭めたりとか、
自分自身で発言を狭めたりとか、
そういう首を突っ込まないし、
発言をしない。
あえてカチューの国を拾いに行きたがる人とか、
ちょっと称賛が欲しいとか目立ちたいからって、
そういう発言したくなる時っていうのが人間あるらしいんですけども、
とにかく余計なことは言わないし近づかないと。
なるべく政治的に正しいというか、
リベラルっぽい雰囲気の方に行っておけば、
良い方向に得られるケースが多いっていうことを言ってました。
とにかくでも何より近づかないのが一番ということなので、
そうしていこうかなと思いました。
でも本当、アメリカとかの黒人の方がね、
お店で強盗みたいのしてたりとか、
白人に謝らせたりとかしてる動画を見ると、
本当にこんなことがアメリカは起こってるんだろうか、
極端な事例を見せられてるだけなのだろうかと思ったりするんですけども、
コロナも落ち着いてきたら、
一回ちょっと現地に行って見る機会があれば見てみたいなと思いました。
以上ですね、これが今回私が紹介した3冊でした。
はい、ありがとうございました。
じゃあ次にダイヤさんお願いします。
私か、はい。
橋本です。
マリアンの冒険
1冊目がですね、グレートサークルというすごい本です。
2021年に英語で出ていて、つい最近日本語になったんですけども、
これは物価賞にノミネートされた作品なんですけども、
これが本来物価賞を取るべきだったと私は思っていて、
これは一生覚えている小説じゃないかなみたいな気がするぐらい、
話なんですよね。
1950年に女性パイロット、当時まだすごく珍しい、
マリアンという女性パイロットがいるんですよね。
それが地球一周飛行を目指していて、
もう最後のひと飛行、最後のひと飛びの直前で行方不明になっちゃうっていう、
これは架空の話なんですけども、
そのマリアンという女性パイロットの人生を描いた物語で、
グレートサークルっていうのは地球上で考えられる限り
一番大きな円を描こうとしているってことなんですよね。
地球一周なので。
当時女性って当然ながらパイロットになるのって大変な時代で、
女性が社会的にまだ活躍していない時代なので、
当時アメリア・イヤハートっていう実在の女性パイロットがいるわけなんですけど、
当時のアメリア・イヤハートっていうのは話題になったんだけれども、
彼女は実際は裕福な家に生まれていてセレブな人生なんですよね。
今回このマリアンっていうのは全くそうではなくて、
すごい貧しい家庭でものすごい苦労をしてパイロットになっていくっていう、
そういう女性の物語なんですよね。
何をしても男の社会に地面に引き寄せられて空に飛ばせてもらえない、
そういう時代に必死に空を飛ぼうとしたっていう話なんですけど。
それから50年以上過ぎた2014年にもう一人の主人公がいて、
こっちはハリウッド女優のハドリーっていう女優で、
ちょうどスキャンダルに陥っていて窮地に陥っているんですよね。
この女優が半世紀以上前に行方不明になったマリアンを主人公にした映画の主演、
女優の仕事を引き受けているという。
だからマリアンっていうのがどういう人物だったのかっていうのを調べようとしているんですね。
この2人の人生っていうのがものすごく意外な形で、
これもある意味すごく大きな円グレートサークルを作っていくっていう話なんですけどね。
タイタニック的な要素もあり、
超度級の感動対策のハリウッド映画を何本か入ってるようなそんな感じ。
全部入りな物語になっていまして。
800ページか、830ページか訳すと。
原作も長かったんですけど、訳すとまたさらに長くなっていて。
だけどこの物語は結構私は一生覚えている物語だろうなと。
非常に人の生き様っていうのが鮮烈に出ている。
人はみんな冒険者でなければならないっていうそういう気持ちにさせる物語です。
だからこれはもう絶対感動保証みたいなやつなんですね。
PythonとJSONの奥義
2冊目がPythonプラスJSON データ活用の奥義というもので、
前回紹介したPythonプログラミングの本の中にもオススメとしてこの本が紹介されていました。
これ今結構タイムリーで、
PythonとJSONは仲がいいのですね。
データ系とかに似ているところがあるために、
PythonとJSONっていうのはとっても相性がいいんですけど、
ChatGPTのアドバンスとデータアナリシスとも非常に仲が良くてですね。
セッションを超えてデータを受け渡ししようとするときに、
JSONだと一旦ダウンロードしておくとかなり高精度にデータを引き継げるということがあって、
ちょうどJSONって私にとって長い間謎で、
これ何のフォーマットなんだというのだったんですけど、
今回初めて理解できて、あと期限も理解できて、
私の何なんだか得体が知れないっていう理解は正しかったということが最初の方で肯定されているんですね。
実は期限がわからない形式なんですね。
一応発見者という人は、作ったと言われている人は発見者に過ぎなくて、
その前からあったとこの形。
実は誰が作ったのかはよくわかっていないっていう形式で、
非常にそういううんちくも含めて、
あととにかく具体的な使い方が面白くて、非常に実用的な事例ばっかりであるということで、
非常に好きな本、この前のPythonプログラミングに似た面白さのある本でした。
あ、ていうか作者同じなんだ。
だから私は惹かれてしまうんだね。
というのが2冊目で、3冊目がこれがすごい。
今回さっきのグレートサークルと、
3冊目は万物の黎明、人類史を根本から覆すっていう本なんですけど、
デビッド・グレーバーとデビッド・ウェングローの2人。
デビッド・グレーバーの遺作にあたるのですが、
私はワイヤードのその年に出た一番良い本10冊のうちトップにありました。
2021年に読んだ中でもう本当にトップの本です。
これは何だろう。
要はヒューマンカインドとかですね、ここで取り上げた。
ハラリのサピエンス前史とか、
ハンス・ロゼリングのファクトフルネスとか、
それらと同じクラスの超度級のノンフィクション大傑作本です。
何なのかというと、人類の歴史について書いている、
起源について書いている本なんですけど、
おおよそ我々が定説と思っているものが全部間違っているぞというぐらいの
チャブ大返しをするもので、
それこそハラリとかもブレグマンなんかも、
あとジャレド・ダイヤモンドとか、
ああいうみんなが知っている超大物が嘘であるということを
非常に説得力ある意見で描いていくもので、
人類はだから安定的に狩猟採集から始まって、
都市を作って、だんだん国家になって、
今みたいな資本主義経済を作っていったっていう、
私たちが普通に考えていることが実は違うっていう、
歴史はそんな簡単なことにはなってないっていう、
もっと多様な歴史感を植え付けるもので、
10年に1冊出るかどうかの名著だと思いますね。
これは歴史とか人類の文明の起源に関心を持つ人は、
読んで楽しめるのはユバルノ・ハラリとか、
ジャレド・ダイヤモンドとか、ルドガー・ブレグマンとか、
ハンズ・ロジリングとかですね、
人類って何なのっていうことを真正面から考えたい人に、
これはもうウルトラ超特急のすごいやつです。
あととにかく西洋人が中心に考えてきた、
この人類史観、歴史観っていうものを全く覆してしまうのが、
すごいところだと思いますね。
あとはレビストロースみたいな人類学の視点というのが、
すごく持ち込まれているのもポイントですね。
だから人類学と歴史学、考古学、そういう分野の大名著ということになります。
これもちょっと熱いんですよ、確か。
なので読むとすると覚悟して読んでください、
そういう本です。気軽に読む本ではありません。
以上3冊ですね。
はい、ありがとうございました。
じゃあ私からも3冊紹介していきます。
1冊目はですね、ブレイディ・ミカコさんの
僕はイエローでホワイトでちょっとブルーというメジャーな本ですね。
これ中学生のうちの息子の夏休みの課題図書の候補の1冊で、
ちょっと僕も読んでみようと読んでみました。
これ想定とかデザインとか課題図書になっているとか、
そういうような状況から見ると子ども向けの本かなって思ってて、
昔からそう思っててあまり手に取ることなかったんですけど、
これは結構ね、面白いというか、いつものブレイディ・ミカコ節で、
普通に大人が読むに耐えうる面白エッセイでした。
子ども向けではないです。
ブレイディ・ミカコさんご存知の方多いと思いますけど、
もともと低所得者向けの保育所の保育士をイギリスでやっていたそうで、
そういう視点での指摘ね、子どものそういう劣圧な環境だったりとか、
そういう話題の救い上げもしっかりしててよいし、
その英国の教育現場的なものの地に足のついた情報とかが分かると、
この国も綺麗事じゃないねっていうのが分かったりとかするような感じになってます。
そのマイノリティの話とか差別の話とかシングルマダーの話とか、
貧富の格差だとかね、そういういろんな話題が詰まっていて、
その息子のマイトニッシンの友達がいるんだけど、
2人いるんだけど、その2人はそれぞれマイノリティなんだけど、
お互い差別的に避難し合って、なかなか仲良くならないから仲良くさせるために苦労したとか、
水泳大会でプールの両側で学校が違うんだけど、向こうは金持ち学校で、
こっちはすごい貧乏学校で、プールの両側で格差社会が見えてくるとか、
そういうような普段の学校生活プラスそこに親が関わった時の視点ということで、
いろいろ社会を見据えて書いてるみたいな、そんな感じになっています。
もちろん中学生が読むような課題図書になってるくらいなので、
フレディ・ミカコさんのエッセイの中では、誰にでも勧められるキャッチーさがあります。
水商売的な話とかそういうのはあんまり出てこないみたいな感じになってる。
そんな感じの子どもも読めるけど、我々が読んでも全然面白いエッセイで、
これなんとなく経験してした人にこそぜひ読んでもらいたいなと思います。
お墨付き面白エッセイ。そんな感じです。
2冊目がですね、その後の隣の億万長者。
全米調査からわかった日本人にもできるミリオネアへの道という本なんですけど、
これはですね、今から約20年くらい前にですね、
僕、なぜこの人たちは金持ちになったのかっていう本があって、
それを読んですごく感銘を受けたんですね。
これはその億万長者の実態をレポートした本で、
基本的に億万長者というのは地味に生活していて、買い物にクーポンを利用するんだけど、
それはお金を節約するというよりも、買い物プランを立てて、
てきわよくきっちりと物事を処理する様子を子どもに見せて、
自らが模範となると教育するのだ、みたいな。
そんな会員が思っているみたいな、そんな話だったりとか、
結構印象的な話が多くて、なかなか名調だなと思ったんですけれども、
そのなぜこの人たちは金持ちになったのかって本が、
何年かした後に解題されて、文庫化の時なのかな、わからないけど、
その時のタイトルが隣の億万長者っていう本なんですね。
今回のその後の隣の億万長者っていうのは、
なぜこの人たちは金持ちになったのか、
解題して隣の億万長者って本の続編みたいな感じなんですけど、
続編というか、これは全くの新バージョンな本だと言えるかなというところで、
この著者のトマス・J・スタンリーさんという方は、2015年に亡くなられてるんですね。
今、教長で入っている娘のサラさんが引き継いでまとめて、
その後の隣の億万長者って形で、やっと外に出せるって形にしたっていうのが経緯だそうです。
その元祖本と今回のその後の本で、20年間の間の変化とか、
金持ちその後どうなったとかそういうのもあるんだけれども、
内容はやっぱり普遍的で、前作のバージョンアップ版として捉えて全然OKで、
その前作を読む必要は全然なくて、これを読めば、
その億万長者と呼ばれる人たちの生活実態とかどういう考え方を持っているのかとか、
そういうのが一通り分かると。
これを読めば、今現在お金持ちの理解ができて、
読んだ我々としては億万長者になれなくても、破滅の道は歩まずに済むかなという感じです。
だから20年経っても普遍的なそういう面白さというか、得るところがあるということで取り上げさせていただきました。
3冊目が地球の歩き方なんですけど、地球の歩き方東京23区。
2024から2025と普通の地球の歩き方なんですけれども、東京の23区。
東京の23区ってあまり観光というイメージはない。
海外から来る方とかはそういうのがあるかもしれないんですけど、
僕とか近隣に住んでいる人とかだと観光な感じではないから、
実はあまり観光的なポイントが分からなかったりするんですよね。
渋谷に行こうとか新宿に行こうとか、意外とでもこんなところに面白い神社があったり、
こんなところに面白そうな美術館があったりするっていうところが分からないかったりするので、
こういうのを読んできっちりと洗いざらい見てみようかなと思いました。
これ結構分厚いんですよ。分厚くて重くて。
Googleマップとか眺めるのは好きなんですけど、
そうすると地形とか表層的なランドマークのメジャーなものしか入ってこない。
勝手で目的地が分かってたらそこをネットで深掘りとかできるんだけど、
その中間的な、ぼーっと表層を眺めるのと深掘りするのの中間的な情報っていうと、
やっぱりこういう地域の情報がほどほどの広さでまとまったガイドブックっていうのが一番できてるかな。
これをパラパラ見ることによって、東京の中身みたいなのももう1回理解できるかなと思っています。
東京図鑑みたいな感じなんですよね。
結構前半の3分の2くらいはそれぞれの地域のところに関して深掘りがあるんですけども、
残りは江戸の文化と歴史とそれに関するこういうスポットがみたいな話とか、
あとはグルメですね。グルメも江戸の食文化に特化したような話とかね。
有名フレンチとかじゃなくて、なんかそういう文座焼きとかそういうところの歴史とかこういうところがっていう話とか、
いろいろ載っていたりしています。内容は皆さんが思い描く地球の歩き方には似ているんですけれども、
普通の観光地と違って東京ならではの掘り方みたいので結構編集してあって、意外と面白いなと思いました。
ちょっとこれをね、秋になって涼しくなってきたので、これをちょっと持ちながら東京あちこちウォーキングしていきたいなっていうこともあって、
ちょっと今回1冊、ちょっと変化球的なものなんですけど、選ばせていただきました。
はい、私からは以上3冊です。
はい。
はい。さて、じゃあ皆さん、それぞれ1位と2位を選んでいっていただきたいと思います。
難しいな。
今回もまたちょっと急が、難しいところですね。
難しいですね、今回もね。
2冊ですよね。
2冊です。1位と2位を。
改めまして2冊です。
はい。
じゃあ順番にいっていきましょう。じゃあ石谷さんからお願いします。
石谷さんのおすすめ本
はい。1冊目は僕はイエローでホワイトでちょっとブルー。
単純に読んだことがない。
あの、著者の方はもちろん知っているんですけど、ちゃんと読んだことがないので、
で、そのね、割と偏見がないというか、そのプレーンに読める内容だという話だったので、
一度読んでいいかなというところの1位です。
で、2位がもう死ぬほど悩んでるんですが、まあでもしょうがないかな。
万物の霊明、人類史を根本から覆す。
この系は好きな本なので、やむを得ないですね。
という感じです。
はい、ありがとうございます。じゃあ、セイコーさんお願いします。
はい。1位はですね、いやまあ悩んだんですね、今回本当に。
いや、今回2冊じゃなく4冊を選んでくださいと悩みそうですけど。
かなりジャンルがね、いろいろ違いすぎるというかね、
本当バラエティーに富んでるんで。
1位がね、でもやっぱり個人的に好きなものを選ぼうということで、
新幹線全史、政治と地形で解き明かすという本が、やっぱり僕新幹線というか鉄道好きなんで。
ちょっとで、最近ですね、東北新幹線、東海道新幹線あたりまでは普通に好きだったんですけど、
北陸新幹線とか九州あたりになったけれど、だんだん追えなくなってきて、
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なのでちょっとその辺も網羅しているんだろうということで、ちょっと知識をアップデートしたいなということで、
読んでみたいと思いました。
2位もですね、悩んだんですよね。
クジラ飛行机さんもいいですけどね、万物の霊明もね。
でもね、地球の歩き方も悩んだんですけど、でも好きというか読みたいというので、
その後の隣のオクマン庁舎、私もこの前作、隣のオクマン庁舎やった質素契約に勝るものはないっていうか、
韓国人のクリーニング屋が一番金持ちになれるっていうのを見て、
そんなわけはないだろうみたいに思った思い出があるんで、
夫婦でやってる韓国人のクリーニング屋さん、アメリカの事例ですけどね、
それが一番実は持ってるみたいな話を今でも覚えてるんで、
これも知識をアップデートしたいと思いましたんで、ちょっとこれにします。
2位はこれです。隣のオクマン庁舎です、その後の。
ありがとうございます。じゃあダイヤさんお願いします。
1位はですね、地球の歩き方、東京23区ですね。
なんかこれ最近、コロナの時代にあんまり東京をうろうろしなかったために、
最近東京を知らないことが増えてきていて、
この前も渋谷の駅から出られないっていうか、あれ毎度違う。
渋谷は私住んでた時期もあったのに、渋谷駅周辺が変わってしまって、
渋谷はしょうがないです。
驚きを感じているわけですよ。
あと高輪ゲートウェイとかもまだ降りたことないし、
すごいいろんなビルがいろんな街にできていて、
そろそろコロナ終わったからまた知りたいな、東京ということなんですね。
なのでこれが1位です。
2位は迷ったんですけど、日経業界地図、2024年度版。
買ったことがない本なんですよね。
日本の企業の話だけなのかと思っていたら、意外にそうでもないと。
世界のことも書いてあると。
あとAmazon見たら生成AIの特集もあるらしいということで、
こういう本、東洋経済のやつもそうだけど、
一度も読んだことがないので、
とりあえず社会人としては一度は読んでおくべきかと、
これを機会に。
と思ったっていうので、これにしました。
私はですね、タツオです。
私はですね、1位は万物の黎明ですね。
これ系は好きな上に、
このちょっと前にブルシッド・ジョブのガーナケルの本を紹介したんですけど、
それの著者、李作であるってことなので、
ちょっとこれ読んでみたいなということで選びました。
2位はですね、世界はなぜ地獄になるのかね。
橘明さん。
最近、オーディオブックで橘明本を古いものから最近のものまでもガンガン聞いていて、
橘明だったら何でも読みたい聞きたいみたいな状況になっているんです。
ただまだこれはね、この本はオーディオブックで出るかなと思って、
ちょっと待ちな感じだったんですけど、
こういうタイミングがあれば是非と思いました。
はい、以上です。
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ということで、
すごいばらけましたね。
超ばらけたんですよね。
ばらけて、結局万物ですね。
李作2人が挙げた本は万物しかない。
ここまで別れるんですよね。
すごい別れようです。
ということで、万物の黎明。
人類史を古い本から覆す。
古い本になりますが、それを読んでいきましょう。
そういうことで、今回はここまでにします。
皆さんありがとうございました。
ありがとうございました。
46:24

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