00:04
とるにたらんRadioあそび
日本の片隅から中毒気味なエンタメ愛を叫ぶ番組
とるにたらんRadioあそび
通称とるたラジオへようこそ
いつでもポップとサブのカルチャーの合間をたり立っている
パーソナリティの花田花です
さあ、とるにたらんRadioあそび
2年目に突入しました!
ありがとうございます!
はい、というわけで
厳密に言えば、ぴったり2年目じゃないんだけど
という話とかも含めて
前回収録のオープニングトークでちょっとお話をしているんですけれども
去年の4月から始まったとるたラジオ
今回ね、今日の収録が4月1発目ということで
2年目に入らせていただきました
こうやってね、丸1年続けて
2年目にポッドキャストに入ることができたのも
いつも聞いてくださるリスナーの皆さん
そしてお便りをくださる皆さん
そしてね、今日初めましてなんだけど
っていうそこのあなたが聞いてくれているおかげで
今までやってこれております
この番組はね
私の好きなカルチャーやエンタメの話を中心に
エンタメのことがほとんどなんですけど
たまにカルチャーの話をしたりしながら
私自身が押せるものとか、押したいこととか
話したいこと、話したいもの中心に
大体いつも1時間くらいの尺で
1人で話をしている番組なんですけど
今年もね、そのスタンスは崩さずに
時間は前後しながら、だんだん長くなってきているの
だって初回収録とか聞いてもらうとわかるんだけど
結構短いんだよね、今に比べると
去年の後半くらいからだんだん1時間番組になってきて
ちょっとボリューミーだなって自分でも思ったりしてるんですが
それもこれも私が話したいことが多すぎてね
その辺はいろいろ自分で加減をしたり考えたりしながら
2年目もやっていきたいと思いますので
ぜひそこのあなた、今まで聞いてくれていた人も
今日初めての人も、今後ともお付き合いいただけると嬉しいです
どうぞトルタラジオを、そして花田花音を
2年目もどうぞよろしくお願いいたします
はい、というわけで
4月に入ったということで
今日が2023年4月になりますので
新年度になりましたね
皆さんは新年度いかがお過ごしでしょうか
私は個人的には
仕事上はあんまり新年度感ないんですよね
会社の小読みの問題だったりとか
あとうち新入社員が入ってこないので
特にそんなに大きく変わったなっていうところは
仕事上はないんですけど
私母親なので
03:00
だから子どもたちを見ていると
新年度感あるなっていうふうには思っています
今年度は私は高校3年生で
小学校3年生、幼稚園の年長さんのお母さんになりました
いやーなんかね
母親業も長くなってきたなって思ったりもしてるんですけど
今のラインナップで分かる通り
うち今年受験生がおりますので
あんまりね
本人は危機感を感じてきたのかなって感じなんだけど
私はそこまでまだ考えてない
母親としてどうなんだろうって思うんだけどさ
今年は息子と一緒に受験という荒波も乗り越えていかなきゃいけないなと思っているので
波乱の1年間になるんじゃないかなと思います
真ん中の子は普通に小学校進学
小学校進級したので
大学に入ってから
大学に入ってから
小学校進級したので
2年生の区区の壁を乗り越えて
3年生は割り算の壁があったりするので
勉強も一緒に頑張っていきつつ
彼は野球を頑張っているので
見守っていきたいなと思っていたりもしますし
一番下、長女なんですけど
進級してすぐ来年度の子というのはあれなんですが
彼女も来年進学ですので
小学生になるので
親的には乱活ですよね
小学生になる前といえば
年長さんの親の一大イベントですよ
だんだん毎年私立になってきている気がするんだよね
長男の時の12年前と
あと
次男の時はそこまで年が離れてないのであれなんだけど
でも3年前
特に男の子だしそこまで
ランドセルにこだわりがなかったので本人が
あまり急いで買わなかったんだよね
秋くらいに買ったと思うんだけど
肝心一番下女の子なので
本人がもうすでにランドセルに対する憧れがすごいんだよね
何色が欲しいとかどういうデザインが欲しいとか
今すでに言っていて
お財布は実家の方なので
お財布の方と相談しながら
ランドセルも夏くらいには決めとかなきゃいけないのかな
そんな土屋カバンとか
いいやつを買おうとは思ってないんだけど
イオンとかで売ってるランドセルでいいんだけど
それでも本人が納得するようなランドセルを
買うためには早めの行動が必要になってくるなと思って
最近は大型のショッピングセンターとかに行くと
ランドセルがちょこちょこ出てたりするんですよ
そういうところを眺めながら
そろそろ考えなきゃいけないのかなと思っている母でもあります
みたいな感じで
エンタメの話の前に
母親業の話を最近よく差し込んでくるのであれなんだけど
そんなご立派な母親でもないわけですよ
06:05
そんな感じで今年も
高3、小3、年長3のお母さんとして
いろいろやっていかなきゃいけないことがあったりとか
コロナが語類になって
収束というよりかは
日常にあるものとして扱われるようになってくると
PTAの活動とかも
今年は復活するよみたいなことを言っていて
戦々恐々としているわけなんですけど
そういうのも今年は出てくるのかなとか
考えたりもしてるんですが
取り気ではない母なので
私はママとも付き合いというのが苦手なんですよね
陰キャ感が出て仕方ないんだけど
そういうのも今年からは
また乗り越えていかなきゃいけない時期になっていくのかな
というふうに思っています
ただこの間ちょっと面白かったというか
多いと思ったことがあって
うちの長男が今年受験生ということもあって
最近模擬試験をめちゃくちゃ受けてるんですよ
学校で受けさせられるんですけど
その模試の内容を結構うちの子が
男の子なんだけど母親とすごい喋る子で
特に国語好きで
国語のテストの内容をよく話してくるんですよね
模試とか学校のテストとかもそうなんだけど
受けた後にこういう問題が出たよとか
現代文評論は今回こういうのだったんだけど
これ知ってるとか小説これだったんだけど
読んだことあるとかいうふうに話を振ってくる子なんだけど
この間模試が終わった後に
お母さん聞いて
僕さお母さんがオタクでよかったと思ったわ
って言われたのよ
何が起きたのって思うじゃん
何かっていうとこのトルタラジオでも
実は去年の夏ぐらいにお話ししている作品なんですが
島崎東村の破壊という作品がありますね
超有名文学作品ですけど
この破壊去年の夏に
私の推しの一人であるまみや翔太郎君が主演で
映画化してるんですね
映画自体は私一人で見に行ったんですけど
見に行った後にこれ見てきたんだよって言って
パンフレットを息子に見せたりとか原作の小説が
うちにあるからこれなんだけどみたいな感じで見せていたりとか
先日って言うほどでもないか
2月ぐらいかな今年の
にDVDが発売になって
まみや翔太郎モバイルのオフィシャルファンクラブサイトの方で
DVD買ったんですけどそれも家にあったりとかして
なので彼の目には破壊っていう作品が
去年から結構目に付くところにあったんですね
私のオタカツのおかげで
そしたら破壊が出たらしいんですよこの間
試験で
破壊の本文が出たわけではなくて
09:02
よく国語のテストでありがちな
古典文学をいくつか並べて
この作品を書いた人は誰でしょう
記号で答えなさいみたいな問題
例えばほら若輩は猫であるって作品名が書いてあって
それで選択肢で誰が書いたのか
みたいな選べみたいな
そういう問題の中に破壊があったらしいですね
見てたら
島崎東村ってお母さんに言ってたな
みたいな思ったらしくてそこ点数取れたんだよね
どうせ3点ぐらいだろうみたいな話をしたんですけど
でも帰ってきて息子がしみじみと
お母さんがオタクで助かったわーって言ってて
それどうなんだろうって思ったんだけど
そういうオタクの母親だと
そういうこともあるっていうですね
ねぇよって感じ
そういうこともありました
そんなこんなしながら今年度も頑張っていきたいと思います
何の話だ
オタクとしても母親としても楽しんで
今年度もやっていきたいと思います
というわけで今年度のトルタラジオ
ここからスタートです本編やっていきます
エンタメモリー
このコーナーでは私花田花が
エンタメ作品の記憶つまりメモリーを
深究問わず語っていきます
今回お話しするテーマはこちら
ドラマブラッシュアップライフ
4月に入ってもうそろそろ春クールのドラマの
第1話がスタートしてしまうのではないかという
このタイミングで冬クールのドラマの話をするのは
すごく迷ったんですけどやっぱりね
その春クールのドラマも今後お話をする機会が
出てくるかとは思うんですがその前に
面白かったドラマの話締めておきたいなと思って
前クールで
私すごく面白かったなと思うドラマ
たくさんあったんだけどとりあえず私が
ハマってみていたドラマ3本上げるとすると
リバーサルオーケストラと多く
とこのブラッシュアップライフなんですね
あれ推しが出ていたドラマが入ってないぞって
思ったでしょもちろん星降る夜にも面白かった
んですけどなんかそれを補ってあまりあるものが
あったというかあの忖度なしに本当に選ぶと
この3本だったなっていうのとあとはねあの
深夜ドラマ枠だったりとかそういうところで
選びたいドラマとかもたくさんあるんだけど
それをいろんなところ考慮して今回
冬クールのドラマで一番面白かったのは私は
12:01
このブラッシュアップライフだったんじゃない
かなと思ってねあの同世代となる人が
主人公のドラマだったこともあって私はすごく
感情移入してみることもできたしいろんな
考察をすることもできたし本当にねワンクール
楽しんで見させてもらったので
という感謝の気持ちも込めて今回はブラッシュ
アップライフ取り上げたいと思います
このドラマですね
2023年1月8日から3月12日まで
日本テレビ系列で日曜日の
22時30分から23時25分
俗に言う日曜ドラマと呼ばれている
枠で放送されていたドラマになります
全10話で放送されました
私すごいさ意外だったんだけど
主演がですね
安藤さくらさんでした
安藤さくらさん民放のプライムタイムの連続
ドラマ初主演だったんですよね
なんかあんまり
ここ数年までドラマだけ見ている人に
とって安藤さくらさんってそんなに身近な
存在じゃなかったのかなとか思ったりもして
ねだって先日の日本アカデミー賞でね
素敵なスピーチもされていましたけど
どっちかというと映画の人かな
放画を見ていると安藤さくらめちゃくちゃ見るじゃん
って思ってたんだけど
ここで民放のプライムタイムの連続ドラマ
初主演にして最高傑作に安藤さくら当たったなって
思わせてくれるぐらい
安藤さくらでよかったななんですよね
この作品って
主人公の浅見アーチンって呼ばれるんですが
安藤さくらさんはまってたなと思いました
そしてそんな安藤さくらさんにとっての
ドハマリ役アーチンを生み出した脚本家が
バカリズムさんですね
バカリズムさんの脚本作品に対しても語りたいこと
たくさんあるのでこの辺は講述したいと思いますが
バカリズム脚本そして安藤さくら主演
っていうところと私にとっては
同世代にあたる平成とともに生まれた人
っていうのが主人公の作品だったので
あとはモチーフとかいろんなものが
重なりあってこれは絶対見ようと思っていた作品で
見てみたらめっちゃ面白かったので
大当たりの作品だったなと思います
これ聞いてる方たちの中に
今から見ようって人あんまりいないんじゃないかなと思うんだけど
一応あらすじお話をしておきたいと思います
あらすじねこれどこを説明したら
うまくあらすじになるかなって思ったんだけど
いろいろ見た結果ブラッシュアップライフの
ドラマ公式サイトの第1話のあらすじっていうのが
一番このドラマを端的に表していて
わかりやすいと思ったのでちょっとそこを
引用して読みたいと思います
15:10
夜は幼馴染の夏希美穂の3人でご飯やカラオケをしながら
同級生の噂話で盛り上がり
このまま平凡な人生が続くと思っていたのだが
その夜トラックに跳ねられ
あっけなく死んでしまう
気がつくと朝見は真っ白な空間にいた
困惑する朝見に死後の世界の
案内人になる男が告げる
近藤朝見様ですね
33年間お疲れ様でした
これから新しい生命にご案内します
休む間もなく宣告された来世は
人間ではなく
朝見はがっかりするがもう一度近藤朝見として
同じ人生をやり直して得を積めば
人間に生まれ変わる確率が上がると聞いて
だったらそれがいいですと
人生のやり直しを選択する
各紙で朝見の人生2週目が始まった
というような
タイムリープものって言ってしまうと
東京リベンジャーズみたいになってくるんですけど
人生やり直し系のストーリーということで
割とよくある歴史改編SFものの
一種というかそういう雰囲気も感じる作品だったんですが
その中でこのブラッシュアップライフ
何が新しいというか
素敵だったなって思うかっていうと
まずですね主人公が33歳女性ということで
いわゆるアラサー女子ってやつですよね
このアラサー女子に対する
というかアラサー女子について
創作作品でドラマ含む
ドラマだったりとか映画だったりとか漫画だったりとか
小説だったりとかそういうエンタメ作品において
アラサー女子を描く時に
なんか不分立でマナー的なものとされているような
文化に対する
アンチテーゼみたいなものをこの作品からは感じました
まずアラサー女子描かれる時に
何が結構多いかっていうと
恋愛結婚っていうテーマですね
本当にクソくらいって感じなんですけど
好きにさせてくれよって思ったりしません?
同世代の人たち
アラサーの女子が
この作品でも女子会をしているわけなんですけど
幼馴染と3人で冒頭から
そういうところになるとオシャレなカフェに行って
レストランに行って最近彼氏がさぁとか
もうそろそろ結婚しようと思ってるんだけどさぁとか
子供がさぁとかそういう初対峙みたいな話というか
恋愛結婚を中心に
なぜか男が介在する会話をしなければならない
というようなこの
18:01
妙なルール的なもの
今回さぁないんですよこの作品において
なんかこう
これを排除することによって
ほとんど恋愛や結婚の話
特に本人たちにとっての恋愛や結婚に対する話って
ほとんどこのブラッシュアップライフの中では
出てこないんですよね
同級生が結婚しただの離婚しただの恋愛してるだの
そういう話の噂話っていうのは
そこかしこに出てきたりはするんですけど
女が集まったら全員が
恋話してると思うなよみたいな
そういう強さを感じたというか
例えばその学生時代の昔話だったりとか
同級生の噂話だったりとか
日常に起こるあるあるを集めて
共感を得ようとする本当に薄い
会話だったりとか
彼女たちはドラマが好きっていう共通点が
小学生の時からあって
ドラマについての感想の話をしていたりとか
本当にその辺の女子たちがやってる雑談なんですよね
その雑談みたいな
ことをすごくテンポよく話している
っていうのが素敵だなと思いました
このテンポ感のいい会話を作るっていうのは
さすがのバカリズムっていう感じがして
バカリズムさんの過去作品で
女子の日常ものといえば
格OL日記が有名だと思うんですけど
格OL日記をさらにブラッシュアップしてきたかのような
なんていうのかな
ワーって盛り上がらないの
だるい感じで喋ってたりゆるい感じで喋ってたりとか
するんだけど
女子の会話あるあるっていう感じの熱量の低さ
だけど密度は本人たちにとっては
ギュッと詰まってる感じっていうのの
本当に解像度が高いなっていう
女子の会話に対してのバカリズムさんの解像度
っていうものがものすごい高いなっていう風に
感じました
この作品ってどこに軸足だったりとか
重きを置いてるのかっていうと
女子の友情だったりとか
あと地元愛なんですよね
地元を超愛してるとかそういう感じではなくて
家族だったりとか友達がいる地元に
住む自分みたいなところを
大切にしているなみたいな
部分があったので
恋愛だったりとか結婚だったりとかに
迷って悩んで
女子会をしてわーきゃー言っている荒沢女子みたいな
既存の作品ではたくさん
あったんではないかというような概念に対して
あえて罰を投げつけて
友達最高みたいなそういう地元最高
みたいなある意味これ
21:01
なんか
マイルドヤンキー的な立場の人たちを描いたっていうのは
新しかったし
見ている側としても気持ちよかったなと思いました
恋愛結婚お腹いっぱいなんだよなっていうね
特に
今期は私が面白かったってさっき挙げた作品の中でも
リバーサルオーケストラは最後ら辺で
恋愛要素が出てきたりはするんだけど
ラスト3話ぐらいまではあんまりそういう要素も
強くはなくてどっちかっていうと
オーケストラっていうねその集団に対しての
みんなの愛っていうものが描かれた作品だったし
多くについてもそうなんですよね
多くは男女逆転ものだったので
既存の男女の恋愛とはちょっと違うような雰囲気が
描かれていたなっていうのもあるし
あとそうですね
冬クールの作品だと今夜すき焼きだよとか
既存のね
なんて言ったらいいのヘテロの恋愛に
囚われない作品だったなっていうような
感じがあってなので
BLとかゆりものとか
男女がダメなら男男女女にしとけみたいな
そういう感じの恋愛像ではなくて
果たして全てにおいて
恋愛というものが
人間を描く作品において必要なのかっていうところに
かなりのアンチテーゼを投げかけているのではないかな
というふうに勝手に思いました
これは私の本当に勝手な深読みであり
深く掘り下げすぎた解釈だったら
バカリズムさんには申し訳ないと思うんだけど
そういうところがいいなと思って私は
ブラッシュアップライフは見ていました
恋愛結婚に軸足を置いていない
重きを置いていないからこそだと思うんですけど
この作品
イケメンが出てきません
イケメンが出てこないっていうとちょっと語弊があるのかもしれません
松坂トーリ君とか出てるからね
顔面うんぬんではなくて
キャラクター的なイケメンキラキラ
みたいな人って出てこないんですよね
この作品の中で一番出てくる男性って
地元の友達のふくちゃんだと思うんですよ
染谷翔太さんが演じてるんですけど
地元の友達で夢を追いかけるミュージシャンだった
ただ夢破れて地元のカラオケ屋さんでバイトをしている
お調子者だけどなんだか憎めないみたいな
幼馴染っていう存在で出てくる
このふくちゃんが一番出てくるのかな
それ以外にもここりこの田中さんが演じている
奥さんと娘二人に頭が上がらない
ちょっと気の弱そうなお父さんみたいな感じで
かっこよくて強いお父さんではないんですよね
だけど頼りないんだけど優しそうな
いいお父さんなんだろうなって
24:01
思春期特有の父親に対するイライラ感で
ちょっと腹が立つ感じに描写をされてしまう
だったりとか
松坂トーリ君さっき名前を出しましたけど
アーチンと元彼として出てくるんですね
したらギャンブルにハマって
アーチンからお金を借りた挙句
別れてしまうみたいなちょっとだらしない男として
描かれていたりとか
中学の担任なのかな
先生でミタコングって先生が出てくるんですけど
うざい先生だったり市役所の上司だったり
野球の同僚だったり
人生を繰り返すにおいて
上司だったりとか同僚になる
いろんな職場を点々とするので
それぞれの人生においてね
そこで出会う男性とかも出てくるんですけど
誰一人としてイケメンがいないんですよね
イケメンがいない顔面じゃなくてね
人間的なイケメンがいないんですよ
この世界とかこの作品の世界における
男性たちってめっちゃ浮気するし
だらしないし痴漢したりとか
不倫したりとか
最低の男しか出てこないんですけど
男のダメさみたいなところも
割とがっつり描いているというか
ダメ男っていうものがたくさん出てくるな
っていうふうにちょっと感じました
これもなんとなく女子の友情だったり
地元愛人を軸足を置いているからこそ
女子がつるんで
女子同士で仲間になると男を敵と見なして
それとか何か悪いことをした男がいると
その男を攻撃したくなるみたいなところは
女子の友情あるあるみたいな部分も
あったりとかするんだけど
そういうところを描くための
舞台装置としてダメな男というのが
たくさん出てくるのかなと思いました
タイムリープって言ったら
作品中ではタイムリープ笑いみたいに
言われてるんですけど人生を2週目3週目
っていうのを繰り返すのがさ
もしアーチンではなくて男の人だったら
男性が主人公だったら
どうなるのかなっていうふうに考える
その
一助みたいな部分が出てくるのが
ラスト2話ぐらいで朝野忠信さんが出てくるんですよ
この作品朝野忠信さんに限らず
ちょい役で出てくる人たちも
結構豪華で
そこにめっちゃお金かけてるなって
日テレもしかしたら今年の予算全部
継ぎ込んだんじゃないかっていうふうに
まことしやかに囁かれてたりもしますけど
そんな面白いことするみたいなさ
朝野忠信さんとか出てきたりするんですが
27:02
朝野忠信さんも実は
奥さんのことを救おうと2週目の人生を
生きているっていうような
キャラクターとして出てきたんですけど
これもしブラッシュアップライフを
するのが朝野忠信さんが
主人公として描かれていたら
これは完全に奥さんのことを救おうと
タイムリープして奥さんが死なないような
運命を作るために奔走するみたいなさ
あれこれ東京リベンジャーズじゃねって
私思ったんですけど考えてて
通り目も元カノを救うために奔走する
竹道のお話だけどさ
でもなんかこのタイムリープをするっていう
タイムリープって言い方すんなよみたいな
そこも作中では笑いに
してしまったところもあり
なんか多分ブラッシュアップライフの
世界の中に東京リベンジャーズがあったとしたら
これはもう朝見たちの中では完全に
笑い者になってしまうんじゃないかなって
思ったりもするんだけど
これもし男性が主人公だったらっていうのが
アーチンの3週目の人生の時に
テレビのプロデューサーになるっていう
人生があるんですけどここでね
自分が人生を2週目3週目しているっていうのを
モチーフにして企画書を書いて
実際にブラッシュアップライフっていう
企画が通ってドラマを制作しますよっていう
ところまで行くんですよねただアーチンは
自分が本当に平凡な人生を平凡にやり直してる
だけなのでそれをモチーフに書いて
いたら結局
男性の脚本家だったりとか演出家さん
だったりとかそういう人たちからこれ地味
じゃないみたいな感じに言われてしまって
アーチンが書いた企画の時と話が壮大に
変わってしまうっていうようなこのブラッシュ
アップライフという劇中ドラマの話があったり
したんですけど男性が作ってたらもしかしたら
そうなってたのかなーなんていう風に
思ったりもしましたねこれも何かある意味
今までのドラマ作品に対するアンチテーゼな
のかなっていうのは私は感じてるんですけど
例えば
ホモソーシャル的なコミュニティ結局
男性同士の男の友情最高みたいな作品って
昔って結構ありましたよね私も大好きな
作品なんですけど池袋ウエストゲートパーク
とか
昔の駆動カンクロ作品って割とそういうの
多かったなみたいなのを思ったりもするんです
がその駆動感がどうこうではなくね駆動感も
なんか最近はそこからかなり出しているな
っていうのを私は見てて思うんですけどその
男の友情最高みたいなこうホモソーシャル
的なものが描かれていたりとかそれとかちょっと
こう男性的であるべきであるみたいな
30:02
ちょっとこうマッチョイズム的なものをね
描いた作品だったりとかそれとかあとは
みそ地にですね女性別紙みたいな感じの
描かれ方をする作品っていうのがある意味
平成まではすごい多かったんじゃないかな
っていう風に思うんですけどそこを脱した
このブラッシュアップライフ令和を代表
するドラマになってもおかしくないのでは
ないかなとそして令和のドラマはこれから
こういう風になっていくんじゃないかなっていう
ような雰囲気すら感じさせてくるなと思いました
なんかそれはそのなんていうのかな男も
女も関係なく生きたように生きていいんだ
よっていうのをなんとなくねこの作品から
感じたんですよねだから恋愛結婚の重要
性を解かないとかまあそういうところもある
んだけどいろんなところからそういうことを
感じましたでねあのアーチンたちっていうのは
平成元年生まれなんですよこの劇中で33歳
ということは平成元年生まれっていう
とさその生きていた生きてきた世界が
まあ今まで令和もちょっと入ってるけどさ
平成だわけですよ平成の世の中で
本当にめちゃくちゃ現実社会暗かった
と思うんですよねバブルが崩壊して
社会情勢的にも結構暗いことたくさん
あったし日本国内においてはかなり
大きな災害がいくつか起こったりとかも
してかなり暗いこともたくさんあったとは
思うんですがなんとこの作品ですね
時系列に沿ってちゃんとその時代背景を
描いているにも関わらずそういう現実
社会の暗さっていうものは徹底的に
描かれていないんですよねあくまでも
アーチンたちが生きている小さな世界が
舞台なんですよだから当時の日本っていう
まあなんていうのかな背景は使って
いわするけれどもそこにあったカルチャー
だったりとかエンタメだったりとか
そういうものは使って5つも暗い社会
情勢に関しては言及をしない
だからなんかこう見ててストレスが
かからないんですよね例えば東日本大
震災とかこういう時系列を追ってる系
ドラマだと出てきがちなんですけど
今回東日本大震災の日本の
なんかそうすることによってそこに
トラウマを持っていたりとか
そこに苦い思い出を持っている人たちも
暗い気持ちにならずに見ることができる
その時代になったらそれが来るんじゃないか
ってちょっとこう気持ちが暗くなって
しまうようなことがないっていうのは
すごくいいなと日曜の夜に見るドラマ
としてストレスがかからないっていうのは
すごく大事だなっていうふうに思いました
だってみんな月曜日からまた仕事を
明日から頑張ろうって思うにあたって
なんかこう暗いの見たくないじゃん
なんかそういうストレスがないのはいいな
33:02
と思ったしまたその日曜の夜に見る
ということは社会人は次の日起きたら
仕事に行かなきゃいけないわけですよね
学生は学校に行かなきゃいけないわけですよ
学生時代のシーンはそんなにね
勉強がどうのこうのみたいなあんまり
尺を使って描かれていなかったんだけど
お仕事のターンすごい濃密に
描かれているんですよね
最初の人生では市役所にいたりとか
その後薬剤師さんになったり
ドラマのプロデューサーになったり
あと研究員になったりとか
最後の人生の時は
飛行機のパイロットになったりとか
いろんな人生を歩んでるんですけど
それぞれのターンで
やってる仕事について
かなり内情をバカリズムさんが
いろんなところに取材をしたりとかして
しっかり下調べをして書いてるので
お仕事の内情を知れるのはすっごい楽しかったんですよ
例えば私はドラマ好きだから
3週目の人生の時のドラマプロデューサーの話とか
すごい面白いなと思って
裏話的な感じですごい好きだったんですよね
ただそういう面白い部分とか
ある意味トリビア的な部分っていうのは
深く描いているにも関わらず
お仕事の大変さとか
ストレスみたいな部分は
あんまり描いてないんですよね
これもストレスがかからない
見てて楽気を張らずに見られるみたいなところに関して
すごくいい作用をしていたと思っていて
めっちゃリアルで細かく描いているのに
大変さが薄いっていうのは
この作品の大きな特徴だったなと思いました
3週目のドラマPが私をすごい気に入ってるっていうのもあるんだけど
ニッテルの過去の名作っていうのが
かなりいっぱい出てくるんですね
途中でなんと家うる女が出てきます
家うる女といえば何かというと
千葉くんが出てた作品なんですよね
千葉くんの姿も形も名前も出てこないんだけど
推しが関わっていた作品が好きなドラマに出てくるっていうのは
すごくクロスオーバーというものが
好きな人間としては嬉しいなと思いました
このセットの向かい側にはもしかしたら千葉くんがいるのかもしれない
とか思うとちょっとたぎるものがありましたね
それはもうなんか私の勝手な楽しみ方だったんですけど
それもすごい見る側としては
過去の名作いろんな作品
あの花咲前が黙ってないとかも出てくるんですけど
なんかそういうのを見てて面白いなと思いました
過去の作品も見たくなるような仕掛けが
いろいろありました
なんかこの過去の作品を
過去の作品が結局このアーチンが
36:00
ドラマPになった時だけではなくて
実は小学生の時に幼馴染たちで
ドラマ好きで集まって話していた
ドラマクラブっていうものがあるんですよね
ここが結局アーチンが3回目の人生で
ドラマのプロデューサーになるっていうことの伏線になっていたりもするんですけど
そこでも結局その小学生の時に
実際に放送されていたドラマだったりとか
再放送で彼女たちが見ているドラマだったりとかの
話をしているシーンがあって
私も実際彼女たちからすると
私はもうちょっと年上にはなるんですけど
私は昭和の最後の生まれなのでちょっと年上にはなるんだけど
ほぼ似たような立場で見ていた作品っていうのが
ちょこちょこ出てきてそれもすごい楽しいなという風に
思いました
でね今さ
家売る女の話をちょっとしたんですけど
推しとこの作品の開講みたいなところでいくと
バカリズムさんが今までに手がけた作品の中で
千葉くんではないですまみやくんの方なんですけど
推しが出た作品っていうのがあるんですね
それが素敵な選択肢という過去の作品です
もう10年近く前の作品になるんですけど
これはバカリズムさんが脚本を書いた作品で
人生の選択の失敗に苦しむ人をやり直したい
過去に連れて行くタクシーが存在するっていう
これも歴史改編SFものの一種なんですよね
まみやくんがこの素敵な選択肢第2話に
ゲストで出演をしていて
まみやくんが出るとこだけ見たらすごい面白くて
私前話通して何回か見てるんですけど
今回のブラッシュアップライフがそういう人生の
やり直しものっていうことを知った時に
バカリズムそういえば素敵な選択肢もやってたねって
まず思ったんですよね
その後第1話を見た時に思い出したのが
バカリズムさんが書く女子の日常物っていうところで
書くOL日記を思い出したわけですよ
なので最初は素敵な選択肢と書くOL日記の
掛け合わせものみたいな感じなのかな
ばかりどっちも書いてるしねみたいな感じで
思ってたんですけど
それがさらに組み合わさってブラッシュアップされる
さらに組み合わさってブラッシュアップされたものが
今回のブラッシュアップライフだったなって
いうふうに思いました
ただの掛け合わせって舐めちゃいけなかったんですよ
だってバカリズムさんってさまだ40代なんですよね
なのにもう
続きものとか単発ものとかも含めると
30作書いてるんですよね
今までドラマの脚本っていうものを
40代で30作書いてたら
他の作家さんでもすごい多作の人なんですよ
だからそれだけ作品を生み出す力がある人だ
っていうことを思えば舐めててすいません
っていうふうに思っちゃいました
今までの作品の中で女子の会話劇
っていうのが書くOL日記に限らずちょこちょこ
あるんですよねなので自然な女子感
39:02
っていうのが描き出すのが
彼は得意としている部分だと思うんですが
びっくりしたのが今回のこのブラッシュアップライフの
自然なセリフの応集っていうものを
実際に同世代の女性たちが演じているので
いくらかアドリブがあるんだろうなって思っていたら
実はセリフは全部台本だったらしいんですよね
バカリズムすごくないかって思ったんですけど
台本通り喋ることであれだけ自然な
言葉の応集ができるっていうのは
バカリズムさんの完全な才能
でしかないですよね
ただこれにさらに自然な
女子感をアップさせるための手段が
もう一つあったんですそれが何かっていうと
と書きですね動作の部分
役者がセリフを喋りながらどう動くか
っていう部分が俳優さんの方の
付け足しだったそうなんですなので
台本通りのセリフと台本にない部分の
俳優陣が作ったと書きの部分
この脚本と役者の科学反応で生まれた
リアリティっていうのがさらに自然な
女子感というものをこの作品の中で
アップしていたんだなというふうに思いました
例えば本当に細かい仕草なんですけど
喋りながらハンドクリームを塗り直すとか
友達みんなで車に乗っていて
後ろから乗り出す時の女の子の仕草って
すごい自然だったりとかしたんですよ
それとかプリクラをプリクラ機の外で
ハサミで切っている時の立ち位置だったり
とかねこういうのって多分本当に
それを経験した女性じゃないとわからない
部分とかたくさんあると思うんですけど
そういうところを自然にと書きの部分に
挿入していた役者陣というのはすごいな
というふうに思いました
この作品特筆すべきはやっぱり
同世代だから刺さるものっていうのが本当にあると思っていて
なのでアラサーからアラフォーぐらいの人って
ものすごいハマったと思うんですよ今回
平成初期生まれとあと
昭和後半生まれ
昭和55年
60年前後ぐらい生まれぐらいから
平成の一桁前半ぐらい生まれ
ぐらいまでの間の人にはめちゃくちゃハマったと思っていて
これねいろんな要素があると思うんですよ
例えば細かいとこ言うと
イオンがジャスコとして出てきたりとか
それが伏線になっていたりとかするシーンもあるんですけど
昔ジャスコだったなって思えるのは多分ね
平成初期に小学生時代とかを
生きていた人だと思うんですけど
そこでジャスコでプリクラ取ってさ
そういう話をするとか地元にラウンド1できたよねとか
そういう話ができるのって
やっぱり朝見たちと同世代の人間だと思うんですけど
今回この作品の中で
42:02
一番同世代に刺さったのは
何と言っても音楽だったんじゃないかなと思います
音楽の効果すごいと思うんですよ
挿入歌として
そしてエンディング曲として
平成の名曲が使われているんですが
ちょっと古い曲もあったりとかするんですよね
私があんまりピンとこなかったのは
第1話のポケベルが鳴らなくてと
第2話の僕が一番欲しかったもの
カラオケで歌うかって言われたら歌わないなって思うんだけど
その後ですよ3話が中島みゆきさんのファイトでしょ
で斉藤和哉さんの優しくなりたい
でマキシマムガホルモンの恋の目がらば
マキシマムガホルモンのシークレットベース君がくれたもの
ウルフルズの笑えればキロロのベストフレンド
マイリトルラバーのハローアゲイン昔からある場所
同世代で刺さらんやつおるかっていうラインナップなんですよね
このちょっと古い曲もあるんだけど
それこそ
アーチンたちが小学生の頃にやってる
ドラマクラブで出てくる作品の主題歌
とかねそういうのを考えると
あーリアルタイムでは見てないけど
再放送で見たことあるから知ってるなみたいな
それぐらいのレベルだったりとか
あと昔ってさ
私たち世代が中学生高校生ぐらいの時
ぐらいまで遡って考えると
過去のなんていうのかな
ヒット曲を今日は
1980年代のヒット曲を
メドレーでお送りしますみたいな音楽番組があったり
ザ・夜も引っ張れとかそういう番組
とかで聞いたことあるみたいな
そういう曲が
アーチンたちの青春時代の中にあるっていうのは
ある意味すごくリアルだなというふうに
思ったりもしました
何回も出てくる成人式の
カラオケのシーンで出てくる
あと粉雪ね
その辺聞くと本当にガチで同世代なので
絶対カラオケ行ったら歌う奴いるじゃんみたいな
そういう上手い選曲なんですよね
それを思うだけで笑えてくるし刺さるし
本当にすごい面白いなっていうふうに
思ったりしていました
この番組って日本テレビ系列日曜の22時30分から
日曜ドラマっていう枠なんですけど
この枠って本当にこのブラッシュアップライフ
ある意味ちょっと異質だったなっていうふうに
思ったりするんですよね
例えばバズったドラマだと
あなたの番ですとか3年A組とか
あと最近のやつだと
真犯人フラグとか近代一少年の事件簿とか
あと僕の殺意が恋をしたとか
映画になるネメシスだったりとか
45:02
そういう感じでちょっとサスペンスものとか
謎解きものみたいなのが多い枠なんですよね
ハラハラドキドキがすごい多い枠なんですけど
いい意味でこのブラッシュアップライフ
日曜ドラマ枠感なかったなっていうふうに
思いました
なんだけどこの日曜ドラマの枠が連綿と
引き継いでいる考察したくなるドラマっていう
そういう枠組みには
うまいことハマっていたなっていうね
2週目3週目する時のアーチンたちの服の色だったりとか
初回放送の時に出てきた
4話の鳩だったりとか
そういうところで
考察欲をかきたてられたりとか
途中でちょっと名前を出した
朝野忠信さんだったりとか
野間口さんとかがちょい役で出てくるんですけど
そういう人たちを見ながら
何かしでかさないかとハラハラドキドキして
見てしまうっていうところがあったりね
伏線がかなり散りばめられているので
見返したくなるドラマとしてもとても優秀だったなって
いうふうに思ったりもしましたね
3ヶ月間楽しませてもらったドラマでした
本当に面白かったです
ありがとうございました
日曜の夜に気を張らずに見られる作品があるっていうのは
すごく素敵なことだなと思うので
日曜ドラマ枠
次もすごく楽しみなんですよ
今度はキング&プリンスの高橋海人くんと
ストーンズの森本慎太郎くんがやる
だが情熱はあるっていうドラマがこの枠で始まります
これですね
オードリーの若林さんと南海キャンディーズの
山ちゃんの繁盛を描く
半分ドキュメンタリーっていうか
リアルなドラマになるらしくて
それをジャニーズの子たちが演じるっていうのはすごい楽しみだなと思っていて
またちょっとサスペンスとは違う枠組みにはなるんですが
ハラハラドキドキとかいろんなものを楽しませてくれる
枠になりそうなので
ここもすごく楽しみにしています
というわけで
次のドラマでは一番楽しんだドラマ
ブラッシュアップライフのお話でした
見たことがないとか見返したいという方
huluで今全部見れます
今というか放送中からhuluで全部見れたんですよね
huluで全話配信されているほか
実はhuluにはスピンオフも存在します
そんなに密度の濃いスピンオフではないんですが
本編を見てからスピンオフを見るとすごく感慨深いものなので
ぜひhuluで本編スピンオフ含めて
全部また見返してみてはいかがでしょうか
というわけで今回はドラマブラッシュアップライフについて
お話ししました
48:02
花が花の今週の一冊
最近読書が習慣化している私が
今週読んで面白かった本をご紹介するこのコーナー
今週ご紹介するのは辻ひとなりさんの
パリの空の下で息子と僕の3000日です
作家でミュージシャンで映画監督で
演出家でそしてなぜか
芸能事務所の爆笑問題さんが所属している
タイタンに所属をしている辻ひとなりさん
冷静と情熱の間という
ドラマにもなった小説だったりとか
音楽活動ではエコーズというバンドをしていて
ズーという曲がとても有名な方なんですが
この方3度の結婚と離婚を繰り返して
いらっしゃるんですよね
現在は3番目の奥さんだった
女優の中山美穂さんとの間に生まれた
息子さんと一緒にフランス
パリを拠点に生活をしていらっしゃいます
中山美穂さんと辻ひとなりさんが離婚されたのが
息子さんが10歳の時だったそうです
父親の前では絶対に
泣かなかった息子さんなんだそうですが
息子さんのぬいぐるみがある日
寝室でびしょびしょに濡れていることに辻ひとなりさん
気づいたんですね
寝ている息子さんの顔を見ると泣いた跡が残っていて
そうやってひっそりと
泣いていた息子さんを見た時に
辻さんは父であり母であり
そして彼と共に生きる決意というものを
新たにしたということなんだそうです
この今回ご紹介する
パリの空の下で息子と僕の3000日という本は
息子さんが14歳の頃の
2018年の様子から綴られていますが
話が前後したりもするので
息子さんが10歳だった離婚当時のことを
遡ることもあります
小学生だった息子さんが大学に合格するまでの間の
不死の心の旅というものが
3000日という長い期間をかけて記録されています
シングルファザーで
しかもパリというね
フランスパリという異国の地にあって
息子さんと2人暮らしをされている
この事実を並べるだけでも
親として私は辻ひとなりさんすごいだって
思ったんですよ
まずシングルっていうだけでも日本国内にいても
外国で
言葉がしっかり通じる場所だったらいいんだけど
辻ひとなりさんご本人は
あんまりフランス語が上手じゃないそうなんですよね
なのにもう10年くらいフランスに住んでるんですけど
それもすごいなという話なんですけど
そんな場所で一生懸命
息子さんと2人で生きていっている
51:00
そういう毎日が日記として
書かれていたりするんですが
日記として書かれていないその日記と日記の
間の日々の暮らしっていうものもたくさんあったと思うんですよ
ただその日々の暮らしの中にも
息子さんと辻ひとなりさんお父さんとの
間のたくさんのことっていうのが
あったんだろうなって思うと
やっぱり思春期を経たりしているので
男同士とはいえね壁にぶち当たったりすることもたくさんあった
と思います実際に
この本の中に書かれていることって結構
口当たりのいいことが書かれていたりとかもするので
息子さんめちゃめちゃいい子やんって思うんですけど
同世代の子供を育てている私としてはこんな育てやすい子供
いるかって思ったりもするんだけど
実際はそれ以外にもたくさんのことあったと思うし
もっと文章にできないぶつかることみたいなのも
あったんだろうなとは思うんですが
そんなことがありながらも立派に息子さんを
フランスでね成人年齢今の日本と同じ
18歳らしいんですが成人年齢にあたる
18歳まで立派に育て上げた辻さん
そしてお父さん
だけじゃなくて10歳から
18歳までの間っていう
多感な時期をお母さん
なしで父親と一緒に成長してきた
息子さんっていうのもすごいなと思って
だからお父さんも息子さんも
よく頑張ったねって文章を読んでるだけなのに
抱きしめてあげたくなるような
すごい愛おしい気持ちを持たせてもらえる
本だなというふうに思いました
この本の中でやっぱり親子で過ごした時間
だったりとか会話だったりとか
とても大切なんだろうなって思ったんですけど
そんな日常の生活の中でも
もっと大切にしてるんだろうなって
特別にしてるんだろうなっていうのがすごく伝わってきたのが
食事のシーンでした
離婚当初辻人成さんもすごく痩せられたらしくて
ご飯が食べれなかったらしいんですね
一緒にご飯を食べるっていうことがとても大事だ
っていうことに気づいて2人での食事の時間
そして食事をしながらの会話の時間
すごく大事にされてるんですが
そういうシーンも積み重ねてすごく大事だなって思いました
一つ一つがまるで実るように積み重なっていく
そんな様子っていうのは
子育ては子育てなんですけど
子育てって親育てでもあって
自分が子育てしている中でも自分も育ててもらってるなっていう
感情を抱くことがとてもあるんですけど
この本を読んでいてもやっぱり辻人成さんも
子育てをしているだけではなくて
育ててもらってるというよりは
この親子の関係性って
お互い育ち合っているっていう言葉が
なんとなくしっくりくるのかなっていうような
54:00
関係性だなというふうに思いました
私この本の中で一番好きなエピソードが
息子さんが10歳の時にお父さんに言われた
ある言葉があるんですけど
これをずっと大切にしている
このある言葉っていうのが友達は財産だよみたいな感じの
意味の言葉なんですけど
この言葉をずっと大切にしてきていて
17歳18歳になった時に
やっぱり日本人なんですよね
日本語はあんまり得意ではないし
母語がフランス語の息子くんなんですけど
この息子さんが外国人である日本人である
友達場でありながらも現地のお友達との
関わりっていうのをずっと大切に持ち続けてきていて
すごい友達に恵まれてるんですよね
そういう友達との関わりを大切にして
18歳になるまで生き続けているっていう
息子さんのエピソードこれがとっても素敵だったんですよ
息子さんの
彼女ができたりとかそれとか遠くに
インターネットを介してお友達ができたりとか
そういう一つ一つの
友達だったり彼女だったり
リアルの友達ではないお友達だったり
息子さんに関わる人間が出てきた時の
お父さんの対処法っていうのもすごく
日本人的なんだけど
根底はすごく日本人的なんですよ
日本人的なんだけど
フランスの風土に合わせた
日本人的でもフランス人的でもなくて
続けてきって言ったらいいのかな
2人の約束で決まっている
関係性を保つために大事にしていること
そういうのをきちんと
2人で話し合って決めているっていうのも
すごく素敵だなと思いました
友達を大事にしなければならない
っていう価値観を2人とも持っているからこそ
息子さん自身もすごく友達に恵まれているな
っていうふうに思うし
フランス語があんまり得意ではないはずの辻ひとなりさんも
パパ友とかママ友にものすごい恵まれているんですよ
それはね
自分と関わる人間っていうのを
しっかり財産だと感じて接してきているからじゃないかな
と思いました
私はあんまりママ友とかいない人間なので
っていうふうに思ったりもしました
この本の一番最初に書いてある言葉なんですけど
すごく素敵だったのでここだけご紹介させてください
幸せというのは欲張らない時にすっとやってきて
寄り添う優しい光のようなものじゃないか
素敵な言葉ですよね
そんな素敵な言葉を胸に今まで息子さんと一緒に
過ごしてきた辻ひとなりさん
この3000日を経て今度は息子さんが大学生になって
別々の生活が始まるんですが
ここまでを積み重ねてきた2人だったら
57:00
これから先の人生うまくやっていけるんじゃないかな
っていうふうに思ったりもします
素敵な本を読ませてもらいました
というわけで今回はパリの空の下で息子と僕の3000日について
お話ししました
エンディングです
さて2年目1発目いかがでしたでしょうか
通常運転でしたか
2年目もこんな感じでゆるくやっていきたいなと
ゆるくなんかゆるくないんだけどね
私の話って熱量がうわーってなっちゃうので
いろいろ自分らしくやっていけたらいいなと思っています
実はですね
この収録の前の日
この配信の前の日に
映画東京リベンジャーズ2のレッドカーペットイベントがありまして
それについてもすごく話したいことがたくさんあるんですが
エンディングでしゃべっちゃうとまた長くなっちゃうので
これはまた来週に撮っておこうかな
なんていうふうに思ってます
来週覚えてたら話そうかな
でも東京リベンジャーズ2も公開を控えていますので
もうすぐだからね
すごいワクワクしてるんですけど2部作
原作ファンでも私ありますし
キャストのファンでもありますし
主題歌を歌っているスーパービーバーのファンでもあるんですよ
私は今回の東京リベンジャーズが
映画が公開された
次の日かな
4月21日が全編公開日なんですが
23日の日に
スーパービーバーのライブに行ってくることになっていて
映画見に行けないので
東京リベンジャーズ見る前に
主題歌を生で聞けるんじゃないかなと
ワクワクしています
今後もエンタメの楽しみがたくさんあるし
4月からのドラマも楽しみにしているものがたくさんあるので
その辺のお話も来週以降できればいいなと思っています
お便りいただいているものがありまして
それについても来週か再来週かお話をしたいと思います
2年目もぜひ今後ともお付き合いいただければと思います
とりあえず今週はこの辺でお別れしたいと思います
また来週も金曜日の夕方5時にお会いしましょう
トルに足らんラジオ遊びは
地方在住、映像権エンタメ、カルチャー好きのY世代が
ハット域を取り組んでいます
トルに足らんラジオ遊びは
地方在住、映像権エンタメ、カルチャー好きのY世代が
ハット域を取り組んでいます
トルに足らんラジオ遊びは
地方在住、映像権エンタメ、カルチャー好きのY世代が
1:00:02
ハット域を止めたよもやま話を好き勝手に一人語る番組です
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では今週はここまで
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両方要領を守って正しくお楽しみください
お相手は花田花でした
2年目もよろしく、またね