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2023-11-02 13:10

いよいよスレッズでも、外部APIの提供が検討されてるようで期待大 #527

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いよいよスレッズでも、過去のツイッターのような外部APIの提供が検討されてるようで期待大|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/n12f93b170ebb
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サマリー

スレッズがAPIを公開していると報道されています。モセリさんは外部サービスのAPIを提供しています。モセリさんはスレッズのキーマンであり、スレッズの今後の方向性を占めている重要な存在です。スレッツのリリースの際には、アーティストやスポーツ選手などをインフルエンサーマーケティング的に巻き込んで話題にし、最初のブーストを行いました。また、初リリース時には公開する時間帯や方法にかなり悩みました。この情報は技術ブログでアダム・モセリさんが公開しました。

スレッズのAPI公開
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、スレッズがいよいよAPIを公開するということで、ちょっと個人的に勝手に興奮しておりますので、ご紹介したいと思います。
APIって言われても、一般の方からすると、よくわからんよっていう話になっちゃうと思うんですけど、個人的にはね、これ結構スレッズの今後の方向性を占めててめちゃめちゃ重要だと思ってたんですよね。
API、何の略だったかな。アプリケーションなんとかインターフェースとかそういう感じのやつなんですけど。
アダム・モセリさん、インスタグラムの責任者がスレッズの責任者を兼務してる感じなんですけど、そのアダム・モセリさんが外部サービスのAPIを提供しますよっていうのは、これは元ネタはテクノエッジですけれども、発言してます。
アダム・モセリさんがやるって言ったよっていうのも、実はスレッズの中の発言が引用されて、世界中で報道されているっていう。こういう時代ですよね。公式発表じゃなくても公式扱いとして報道されちゃって。
しかも今回の面白いのは、クランブラーっていう人が何かの会話の過程でAPIがないからねみたいな会話をしているところにモセリさんが話しかけるんですよね。私たちは今それ開発してますと。
これによってパブリッシャーのコンテンツがめちゃめちゃ増えることになって、クリエイターのコンテンツよりもパブリッシャーのコンテンツが増えることをちょっと懸念してるんだけれども、やらなくちゃいけないと思ってるみたいなのを、他のユーザーのコメントに対して返信したら、それが上げ足を取られたというか現地を取られた状態で、こうやって日本のメディアも含めて世界中で報道されているという状態ですね。
なので、公式発表じゃないんですけど、やっぱり責任者がここまで言うからきっとやるんだろうっていうのが今のメディアの報道のスタンスですね。
一応ブロガーの方の記事とかを見ると、外部APIが提供されるからTwitterの時みたいに外部アプリがいろいろ出てくるんじゃないかみたいな記事があったんですけど、それは多分ないと思います。
やっぱりメタグループはAPIを公開しても、Instagram、Facebook、アプリ自体は自社で独占というか占有して、他のところをAPIで提供するというのが基本だと思うんですよね。
Twitterは投稿画面すらAPIで作れちゃうというのが非常に特徴的なアプリですけど、Twitterもやっぱり結局広告収入がメインなんで、外部アプリで使えちゃうと広告表示できないですからね。
それによって結局上場後に外部アプリは全部遮断して、公式アプリしか使えないようになってきましたから、それを考えるとスレッツが外部APIも使えるようなアプリ、ブルースカイとかライバル企業はそういうの提供してますけど、スレッツはそれをやらないということですね。
APIでこれが一番重要だと思っているのが、自動投稿できるAPIですね。結局Twitterの何が便利だったかというと、自動で投稿できるところにあるんですよね。
これが結果的にはBotを増やすことにもなってるんで、今Elon MuskさんはXからBotを撲滅すべく、自動投稿禁止にはしないんだけど、投稿できるだけ有料が必要な状態で、Bot自体もできるだけブロックするようにしてますけど、スレッツも当然そのAPIを公開するとそういうBotが増えるリスクがあるので、それを懸念しつついろいろ模索してるんだと思いますけど、
大競利さんの発言を見てみると、もう一つスレッツで重視されてるのは、クリエイターの投稿重視ってことみたいですね。
APIの利用と懸念
パブリッシャー、要は出版社の投稿よりもクリエイターの投稿が増えるのはあんまり良いと思ってない。
2週間前にも大競利さんがスレッツに似たような趣旨の投稿をしていて、私たちはアンチニュースじゃありませんと。
ニュースを完全に否定してるわけじゃないし、スレッツ上にも今ニュースがあるんだけれども、そういうニュースだけが拡散されるような状態になるのはあんまり好ましいと思ってないみたいなことを投稿してるんですよね。
これはメタグループの過去が結構大きく影響してると思ってですね。
メタグループは過去に、Facebookが実は特にアメリカのニュースメディアによってめちゃめちゃ重要な流入源になったことがあるんですよね、トラフィック。
Googleの検索よりも、これからはソーシャルメディアオプティマイゼーション、検索エンジン、SEOよりもSMOの方が重要だって言われた時期がありまして。
それは何かというと、その検索経営のアクセスよりも、FacebookとかTwitter経営のアクセスの方がメディアで多くなった時代があるんですよ。
ただ、それがあまりに加速した結果、トランプ大統領が当選した時の大統領選挙で、いわゆるフィルターバブルの問題が注目されたんですよね。
結局そのFacebookが、エッジランクによってメディアの記事で、その人が好きな記事がより表示されるようなロジックにした結果、
フェイクニュースで嘘なんだけれども、その人が信じたいニュースがFacebook上でめちゃめちゃ増えてしまって、
その結果、Facebook広告を組み合わせたトランプ陣営がフェイクで投票者をある意味誘導したことによってトランプが当選してしまった。
それによってFacebookが相当批判された歴史があるんですよね。
その結果Facebookがどうしたかというと、もうじゃあメディアへの誘導をやめますとばかり、個人の投稿の方を重視しますということで、
個人の写真とか動画を重視するロジックに変えて、いわゆるFacebookのリンク付き投稿がほとんどタイムラインでニュースフィードで表示されなくなっちゃった。
今ね、Facebook投稿する人はわざわざ投稿は写真でして、コメント欄にリンク入れたりみたいなことをしてますけれども、
あれをしなくちゃいけなくなっちゃったのはそういう経緯があるんですよね。
なので、当然セリシもスレッツがまたそのトラフィックをたくさん生み出すプロトーンになっちゃうと、
そうやってメディアから散々批判されることになると見えてるので、そういうこと避けようとしてるんじゃないかなと。
モセリさんの重要性
当然その個人投稿の方を重視してるっていうのはあるんですけど、
メディアのトラフィックを重視してしまうと、そういういろんなことに巻き込まれちゃうっていう面があるんですよね。
今もXがイスラエルとパレスチナ、ガザーのバトルにおけるフェイクの本性みたいになっちゃってますけど、
そういうものになるとやっぱり特にメタグループは上々企業ですから、そういうのに巻き込まれたくないっていうのが本音としてはあるんじゃないかなっていう。
でもやっぱりAPIいると思うのでやりますっていうのをちゃんとおっしゃってるんですね。
やっぱモセリさんのすごい面白いなと思うのは、自分のスレッツでも質問に対して公開動画回答とかやってるんですよね。
スレッツの成功の定義をどう考えてますか?とか、ハッシュタグはスレッツにとれてどれくらい重要だと思ってますか?みたいな対して、めちゃめちゃ真摯に回答してます。
すごい面白いです。こんな人メタグループにいたんだっていう。
多分有名な人なんだと思うんですけどね。ユーリストメディアとか結構記事出たんですけど、日本のメディアであんまりこのモセリさんの名前見たことなかったんですけど、
この人多分めちゃめちゃキーマンだったんですね。
当然メタグループの一番のキーマンはザッカーバーグなんですけど、ザッカーバーグさんはやっぱりどっちかというとメタバースの方にやっぱり重心が寄ってるんで、
どっちかというとスレッツのキーマンはこのアダム・モセリさんなんだと思いますね。
結構いろんなところで実はモセリさん喋ってました。
インフルエンサーマーケティング的に巻き込んだブースト
僕のアンテナが低かったんで気づいてなかっただけなんですけど、スレッツのリリースの直後とか8月とかに、
イギリスのVC系のメディアだと思うんですけど、アダム・モセリさんどうもイギリス出身の方みたいですね。
だからイギリスのそんなに影響力なさそうなYouTube番組に出てて、めちゃめちゃ素直にいろんなこと喋ってます。
いかにスレッツのリリースの時にアーティストとかスポーツ選手とかをインフルエンサーマーケティング的に巻き込んで、
ノーギャラで巻き込んで話題にする最初のブーストをやったかとか、最初のリリースの時にどの時間帯にどういうふうに公開するかをかなり悩んで、
当初の計画からいろいろ変えて変更することになったんだみたいな話とか、結構真摯に20分くらいですね。
広報なしでもガチで差しで質問を受けてそのまま配信してるっぽいですからね。
ネタグループでこれできるのすげえなと思うんですけどね。
一気にザッカーバーグさんがスポーツパーソンであんまりその以外の人は喋らないっていうのがネタグループのカルチャーなのかなと思い込んでたんですけど違いましたね。
すごいインスタとかスレッツの未来について自分の言葉ではっきり喋ってる方ですね。
インタビューの中でもスレッツ言論プラットフォームを目指してるんだけれども、いかに怒りのエネルギーに寄らないかを気をつけてるみたいな発言をしてて、ちょっと個人的にめちゃめちゃ好印象です。
ネタグループはどっちかっていうとインスタとかフェイスブック見られるようにAPIはあんまり外に開放せずに自分たちの広告収入を最大化する方に寄ってる印象は強いんですけれども、
多分このアダム・モセリさんがスレッツに関してはリードしてるから、アクティビティパブ、分散型プラットフォームの方にもコミットするっていう判断をしているし、
いわゆるスレッツを安全なパブリックの空間にするっていうのはそこら中でよく研究されてるんですけれども、
そういうふうにしようとしてるっていうのがそこかしこの研究で見えてくるのですごいいいなと思いました。
スレッツの今後の成功をどう定義するのかみたいな質問に対しても、短期的には配布的な盛り上がりもあるかもしれないけれども、
長い間で見てパブリック言論空間みたいなものを目指すので、当然Twitterとかエックスに対してまだ自分たちはまだまだだから、これからしっかり頑張りますみたいなことを言ってるんですけど、
明らかにね、ある意味最初15人で始まった小規模プロジェクトではあるんですけど、
インスタのトップ開発者がコミットしていて今50人の開発チームになってるみたいですから、これはねちょっと楽しみになってきましたね。
個人的にはザッカーバーグさんがそのマスクに対してスレッツが始めたばっかりの時にスパイダーマンのMemeを投稿してお互いお前は偽物だっていう状態を作ったのがすごい印象的だったんですけど、
今ね、エックスはもう明確にそのイーロン・マスクさんの方針によって、いわゆる公社のためのプラットフォームになってますよね、発言強い人、収入を上げたい人、いわゆるインフルエンサー向けプラットフォームになっていて、
お金を払えば拡散するし、その言論の自由の下にある意味ちょっと激しい発言も全部放置されるプラットフォームになって、心が強い人、自分の発言を拡散して少々炎上してもいいから強めの発言をしたい人にはすごいメリットのある面がどんどん増えているプラットフォームになってるんですけど、
ロングテーブル側の我々にとってはちょっとやっぱりどんどん空気感が使いにくくなっている面もあると思うんですよね。
そういう意味では、実はジャック・ドーシーが理想としているような言論空間のほうのビジョンに近いのは、実は案外メタ社のこのスレッツなんじゃないかっていう感じがちょっとしてきました。
ちょっとわかんないですけどね、当然10億見えるまでは広告入れないって言ってるんで、その間はある意味広告がないツイッターとして展開していく感じになると思うんで、ある意味最も使いやすいクリーンなプラットフォームになっている可能性はありますけど、
それが最終的に衆議権になるとやっぱり今のFacebookが問題視されてるみたいな、広告は多いわ、怪しい広告が多いわみたいになってしまうリスクもあるんですけど、どうなんだろうな。
こういうアダム・モセルさんみたいな人がリーダーをしてるっていうのはちょっといい意味でのサプライズだったなと思ったのでご紹介です。
日本はね、ツイッターが本当に強いのでいきなりスレッツに重心が移ることないと思いますけど、結構ねグローバルだとこれはわからんなっていう感じがしてきました。
企業担当者の人はスレッツもちょっと両面睨みで見といても多いんじゃないかなと思ったりします。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら是非コメントやツイートで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。
13:10

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