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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ハリウッドのテレビドラマのティークTV、黄金期は終わったっていうのが、前記事でも紹介したんですけど、
米国において、テレビドラマの黄金時代が実はこの数年続いていたのが、いよいよ終わったよっていう報道がされていたのが、ルミネントという会社のリサーチレポートに結構如実に現れていたのでご紹介したいと思います。
これあれですね、ドラマの本数になるのかな、いわゆる配信とテレビとケーブルテレビのドラマの配信本数をルミネントがグラフ化してくれてまして、2021年、22年が急増してるんですよね。
これが2023年にはガコンと減って、2019年、20年の水準まで戻ってるっていうグラフがあります。これ合わせて2000本去年超えてたのかな、それがだから、2022年が2000本超えてたのが、2023年は1600本ぐらいですかね。
2割減ってかなりな数ですよね。これは制作現場の落ちるお金が急減してるって話だと思うんですけど、これがいわゆる地上波ケーブル配信の分類のグラフもありまして、海外、アメリカは特に地上波の存在感ってだんだんなくなってて、もともとそのドラマの本数ってケーブルのほうが多いんですよね。
それこそ多分HBOとかFXとかあの辺ケーブルテレビネットワークだと思うんですけど、ケーブルテレビも824作から706作に120作近く減ってるし、配信SVODに至っては995本が784本に200本以上減ってる。
だからコロナ禍で多分逆にバブっちゃったんでしょうね。やっぱりみんな外に出なくなって、家でドラマばっかり見るようになったんで、21年、22年制作本数めちゃめちゃ増えたんですけど、23年は多分ストライクの影響もあるんですけど、急減している。
いわゆるネット配信がこのドラマの急増をリードしていると言われてたんですよね。もともとケーブルテレビが2002年ぐらいから見るとめちゃめちゃ増えてますからね。2002年頃ってやっぱり地上波とケーブルが同じぐらいで。
これ何本ぐらいだろうね。100本ぐらいしかないのかな。それが今2000本とかに毎年なっている。これはもう本当ケーブルテレビと配信の影響なんですけども、特にSVODは成長産業だったんで、2021年、22年までは一本上司に右肩上がりだったのが、ここに来て急減するっていう。
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毎年100本単位で製作が増えていたのが、2021年が明らかにバブルですよね。いきなり289本増えていて、2022年が100本増加で、2023年はマイナス222本。ずっと成長産業だったのが、ついにここに一ドリバーを迎えた。ネットフリックスとかディズニープラスとかですね。
一方で、日本にとっていいニュースだなと思うのが、2023年は本数が激減しているんですけど、その中でノンイングリッシュランゲージシェア、いわゆる非英語のタイトルのシェアっていうのは33%に3分の1に上がってるんですよね。
2022年が24%だったのに33%に上がってるんで、4分の1を3分の1になってるんですけど、これだから本数が200本減っている中で増えてるんで、感覚的にはさらに増えてる感じだと思いますね。業界の中での存在感。
なんといってもね、2021年にイカゲームがヒットして、2022年、2023年と、多分そのいわゆる非英語の字幕の作品を見るっていう習慣がネットフリックスのような配信とか、映画もありますけれども、
米国を中心に字幕でいろんな言語の作品を見るっていう文化が増えた結果、たぶんこの2023年は3分の1が非英語になっている。当然ね、言語の比率で言ったら英語を喋れない国の方が世界的に多いんで、そういう国のドラマでも面白ければ、ちゃんとネットフリックスとか経由で見られるよっていう時代になったので、ある意味英語が今まで多すぎたって話かもしれないですよね。
グローバルに売って出るんだったら英語っていう時代が実はおろうとしてるんじゃないかと。興味深いですよね。ちなみにイルミネートのレポートにはここにもいろんな面白いグラフがあってですね、もう1個面白かったのが、SVODにおける年間のサービスごとのドラマの本数ですね、会員数じゃなくて。
ネットフリックスすごいんですよね。ネットフリックスが2014年ぐらいからもうSVODにおける作品数の半分以上をずっと占めてます。ただ2019年の約7割近いところピークにそれ以外が増えていて、ネットフリックスがある意味オリジナル作品でシェアをめちゃめちゃ伸ばしたんだけれども、
前19年あたりから他社もオリジナル作品に手を入れるようになって、ネットフリックスの半分近い状況は変わってないですけど、今45%ぐらいですかね。それ以外にもプライムビデオ、HBO、ピーコックフール、アップルTV、ディズニー、CBSあたりがそれぞれこれ5%から10%ぐらいの作品を作っているっていう。
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おかげで海外ドラマを全部見ようと思ったら、いろんな有料サービスを契約しなくちゃいけないっていう、異常にちょっと難しい時代になりましたけど、一方で多分このオリジナル作品を作ってほしいってお財布もたくさんあるってことだと思うんで、これは日本の映像制作会社の方々にとってはチャンスですし、上手くここの競争を使って自分たちの作品を上手く高く。
これイカゲームの後に今の国のアリスもヒットしたみたいなのがありますけど、アメリカのドラマの黄金時代は終わってるけどアジアにとっては実はチャンスなんじゃないかなっていうちょっとレポートでした。
これはルミネートのサイトに行って個人情報を入れるとフルで誰でも見れますので、ぜひ興味がある方はご覧になってください。
はい、こちらのチャンネルでは日本年度も急がに応援したいと思っていますので、他にもこんな話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
では、おねがいします。