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2023-10-13 08:23

ハリウッドのストライキは、脚本家のAIに対する危機意識が原因? #514

ハリウッドのストライキは、脚本家の生成AIに対する危機意識が原因だった?|徳力基彦(tokuriki) https://note.com/tokuriki/n/nc196d2a16b30
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サマリー

ハリウッドの脚本家のストライキは、5月2日から9月27日まで行われていました。この期間中、脚本家組合と製作者協会との間で、権利や報酬に関する合意がなされていました。また、AIによる脚本の代替はしないという合意も達成され、ストライキは終結しました。

ハリウッドのストライキ
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ハリウッドで長らく脚本家のストライキがされてたんですけど、ちょっと今更ながらいろいろ調べてみたら、ちょっと面白かったのでご紹介したいと思います。
ストライキのイメージって、やっぱり日本人からするとちょっと良くないですよね。良くないっていうのもあるんですけど、ストライキって面倒だな、なんでやるのかな、みたいなイメージが正直僕もあるんですけど、それこそフランスに旅行しに行ったときにベルサイユ宮殿に行ったら、ベルサイユ宮殿のスタッフがストライキで入れなかったってあるんですよね。
日本からフランスに旅行してるのに、あれきつかったですね。でもだからもう本当に欧米ってこのストライキ普通にあるんですよね。だからそれがやっぱり労働者の当然権利の一つでもあり、
労使交渉、ちゃんと働く人の環境を良くしたり権利を守ったりするための活動ということで実施されてるんですけど、今回のだからハリウッドの脚本家のストって148日間ですね、5月2日から9月27日まで先日合意して終わって、
今回お祝い的な動画もYouTubeに上がってたりするんですけど、日本のストって、それこそこの間百貨店池袋のやつが日本でもストライキやってましたけど、どっちかというとお客さんが迷惑してますみたいな感じで報道されて、
どちらかというと従業員の方々もどっちかというと、ちょっと言い方悪いですけど、悲壮感が漂う感じのストのパターンが多いと思うんですけど、これ本当は脚本家組合なのかな?WGA?なんの部屋だったっけな?
なんとか、ライターズギルドナンバーですかね、アソシエーションかな?YouTubeの動画は終わってるんですけど、なんか向こうのストライキってちょっと楽しそうですよね。楽しそうっていうのもあるんですけど、なんかお祭り感覚なんですかね、この辺はやっぱり文化がかなり違うんだろうなと思いますけど、なんか本当あのちょっとね、お祭りっぽいんですよね。
写真もみんな笑顔で写ってるし、なんかちょっとこう日本の悲壮感漂う、私たち苦しいんです助けてください的になりがちなストとはちょっと違うなっていう。ただ当然、苦しいからやるっていうか、交渉応答だから主張するべきは主張して、ちゃんと権利を勝ち取って。
今回もだから、最低賃金引上げ、製作者協会が負担する年金と保険料の引上げ、最低雇用期間の確保、ストリーミングサービス配信される額についての新たなボーナスの基準を設けるとか。結構、ある意味勝利だと思うんですね。客本家組合と。
本当この。やっぱね、しかもこのやっぱり生成が今回のメインテーマだったみたいで。
日本だとまだなんか生成愛イラストレーターの方かなり聞きし持ってる発言も見ますけど、まだやっぱり生成愛で自分たちの仕事が奪われるってピンときてない方多いと思うんですけど。
結構ね、中国だと普通に仕事なくなったみたいな制作現場でみたいな話もありますし、日本でもサイバーエージェントさんから広報現場のなんかあのディレクターがAIに置き換わって全員人事業みたいなのがニュースになってましたけど。
あの辺もちょっとリリースするためにちょっと派手にやってんじゃないのってちょっと見られがちですけど。
アメリカとか極反の方々本当に真剣にこれやっぱりAIを大手が使ってリストラするのに対するやっぱり懸念みたいな大きかったっぽいですね。
脚本家組合と製作者協会の交渉
今回の合意でも脚本家の報酬を減額させたりなくしたりすることにつながる形でAIはしないという合意に至り、一つの作品のライター室における脚本家の最低雇用ニーズの確保でも合意した。
AIで全部脚本家雇わないっていうことはしないってちゃんと人間の脚本家も雇うっていう。
この辺ね、本当はストーンのやり方自体も違うんでしょうね。
YouTubeに大量に動画が上がってて、交渉のミーティングの動画とかも上がってるんですよね。
で、すげえなと思ったのが半年近く前にその交渉が始まったばっかりのタイミングで、なぜこの交渉が必要なのかっていうのをめちゃめちゃロジカルに説明してる動画があるんですよね。
映像産業はすぐに脚本家とか俳優の給料の高騰によって利益率が圧迫されてるからみたいな言い訳をするんだけども、そんなことはないと。
エンターテイメントの売り上げ、業界の売り上げというのはこの数年右肩上がりだし、実は利益に至ってはこの20年でめちゃめちゃ増えた。
で、コロナ禍で去年ちょっと下がったから苦しいとか言ってるけども、全然その高い水準を維持できてるんだみたいなのをめちゃめちゃロジカルに説明していて、
その一方でこんなに業界全体の収益曲がってるし、ストリーミング業界のコンテンツ制作の費用も増えてるのに、実はライターの予算とか給料は下がってるみたいな話が結構ですね。
生々しくロジカルに数字でちゃんと語られてる動画とかもあるんですよね。
これ見ると僕みたいな素人ですら、これは確かにちょっとなんかこの配信側とかコンテンツ制作が利益貪りすぎなんじゃねえのって思っちゃう。
この辺がやっぱり交渉でも多分ちゃんと聞いて、まあこんだけ本気で5ヶ月ですからね。
5ヶ月としたら5ヶ月牛乳入らないってことですよね。
これ日本的感覚だとこれ耐えられないと思うんですけど、ちゃんとねみんなで団結してこれをやって勝ち取るっていうのはやっぱりすげえなっていうのをちょっと思った感じですね。
ひるがやって日本の政策環境を考えると、やっぱり日本ってどちらかと言うと会社ごとにいわゆるブラック職場と言われがちですけど、
労働者が分断して会社と交渉することになると結局その数人が文句を言ったところで、じゃあ他の人やと今切られちゃうみたいなイメージがあります。
この業界の横の団結大事だなんて、ちょっと日本も長い目で考えていくとこういうことちゃんとやっていかないんじゃないかなみたいなのは、
先日ネットリックさんの話とかも聞いて、やっぱりこのコンテンツが大事だからこそその政策環境をちゃんと良くするみたいなのは、
日本も本当その脚本家だけじゃなくて実写ドラマ、アニメ、漫画含めてこれから大事なのかなってちょっと改めて思ったりしましたね。
一方で俳優協会はまだ続くらしいんでどうなるかわからないですけど、これによってハリウッドの作品の制作もいろんなものを再開し出すみたいなので、
ミッションインポッシブルとかストレンジャーシングスも続編待ち望んでるやついっぱいありますからね。
その辺が動き出すのを楽しみにしたいと思います。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら是非コメントやツイートで教えていただけると幸いです。
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08:23

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