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こんにちは、徳力です。今日は珍しい観光ネタですが、ニューヨークタイムズの2024年に行くべき52カ所という特集に、山口市が3番目に選出されたということで、
山口市が何かの調査で、日本の調査ですら多分3位とか、ないって言い切っちゃうとちょっと山口の人が怒られて炎上しちゃうかもしれないですけど、
ないと思うんですよね。僕も小学校3年から高校3年まで山口にいた人間なんですけど、山口市って言うと多分ほとんどの人は何もないって言うと思うんですよね、いる人いない人に関わらず。
それがニューヨークタイムズの52カ所の中で3位。そもそも52カ所に選ばれただけでもすごい話だと思うんですけど、それの3番目に掲載されているというので、ちょっと僕も無理やりYahoo!に検証してみました。
Yahoo!には世界3位に選ばれた山口市に学ぶ日本人が忘れがちの日本の魅力の伝え方っていう、ちょっと自分の領域の記事に無理やり仕立てて書いてみたんですけど、
前は山口市が選ばれて嬉しかったよっていう話なんですけど、結構選ばれるプロセスを調べてみると結構ね、面白いなって今時だなと思ったんでちょっと紹介したいんですよね。
ニューヨークタイムズのこの52プレイストゥゴーだったかな。この特集は毎年されてて、ライターの人とかに方法を募って、推薦ポイントとかを文章でしたためてもらって、それを編集部が順番に紹介するっていうものみたいですね。
なので、52個のリストは基本フラットで、順位はつけてるわけじゃないんだけど、紹介する順番には一応編集部側の思いがあるっていうことで、本当は世界52のリストの中の3番目っていうのが正しい要件なんですけど、3番目に表示されてるっていう意味で3位っていうことで、記事のタイトルも無理やり3位に書きましたけど。
3位っていうと投票企画とかなんかのランキングで、数字の元に3位っていうイメージが強いと思うんですけど、このリストはそういうことではないですね。あくまで推薦された場所の中で、編集部がいいなと思った順番に並べていて、それが3位だというものですね。
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でもね、1位が北米全般みたいな感じで、2位が今年はパリオリンピックがあるからフランスのパリ。で、その3位に山口氏が。すごいですね。黒いですけど、多分山口にいる人ほど山口氏を3位に選ぶこともないと。
山口県って言えば、そもそもその都道府県魅力ランキングみたいなやつで、最下位じゃないから話題にならないんですけど、実はそのほぼ最下位争いグループですね。
だいたい42位とか43位とかを争っている感じの、都道府県魅力ランキング的な調査で言うと、日本人にとって魅力がない県の方、下から数えて5番目とかに入る県で、しかも山口氏って言ったら、山口県の人からすると、その
山口県の中でも山口って影薄いと思うんですよね。それ言うとまた怒られちゃうかもしれないですけど、奥側にいた時は県庁所在地の人口で全国最下位だったんですね。なんかいろいろ、奥利とか独自とかと合併して人口多くなったんで、今3番目として、まだ数えて3番目とかなのかな。
でもテレビ番組でも今回の海峡が報じられてて、結構街の人へのインタビューなんかされてましたけど、山口市の人が山口市の魅力の場所ってどこですか?みたいなのを聞かれて、知らないです、みたいな答えるシーンがあるんですけど、多分別にわからないです。ちょっとわからないですって言ったんですよね。
これ別に別らしい話じゃないと思っていて、多分山口市っていわゆるその世界遺産的な観光スポットってほぼないと思うんですよね。まあここのその瑠璃高地っていう高地の塔があるのがあるんですけど、いわゆるガイドブック的な観光のおすすめで言うと、多分屋内でも、
多分ね、ルルブとか山口だけである?一応あるのかな?ちょっとわかんないです。多分普通は広島とか大川とかがメインの旅行地で、山口は多分通過されることが多いと思うんですよね。山口に行く場合でも下関とか萩とか、萩、松下村塾とかね、明治新月は好きだと思うんですし、
あと多分有名なスポットで言うと近泰郷岩国ですし、多分昭雄師大、宗宝堂、カルソ大地みたいなやつは峰市っていう。山口市実は何にもないって言われがちなんですね。しかも今回瑠璃高地がメインで紹介されてるのに、瑠璃高地は実は今年から改修中らしくて、2024年に行くべきじゃないんじゃないかみたいなコメントが出てましたけど。
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実はこれはクレイム・モノさんっていうライターで写真家の方が推薦されたみたいですよね。それにその方が、そもそも徒歩の旅行をメインでされてる方みたいで、いろんな土地を回って、それのレポートを多分ニューヨークタイムズの方に寄稿されている方で、今回編集部から毎年のその募集が来たときに今年は山口を推薦。
実はこのクレイム・モノさんが去年は森岡を推薦されていて、森岡2位に入ったんですよね。あるいは2番目なんですけど。これで森岡にはお客さんが去年すごい増えたらしいので、今年山口も期待できちゃうと思うんですけど、その時の経緯を岩手県のサイトにめちゃめちゃ詳細に記事を載ってます。
なぜそれが選ばれて、なぜ2番目に選ばれたのかみたいなクレイム・モノさんの詳細の話が紹介されていて、本当にその何かのライキングでデータを取って2番3番になったとかじゃなくて、クレイム・モノさんが推薦したやつの推薦の仕方がうまかったから、編集部が森岡を2番目に並べたり山口を3番目に並べたっていうことみたいですね。
これが僕個人的には今どきだなと思って、従来の観光とか魅力堂みたいな文脈で言うと、マスメディアの時代ってやっぱり人気の都市でなんぼみたいな話がするんですよね。
当然その人口が多い、日本の観光地って言ったらまず東京、京都みたいな感じで、世界遺産がたくさんあるとか人口が多いで有名な街だからっていうのが多分従来の観光地だったと思うんですよね。
ちょうど飛んで埼玉、今回も2がありましたけど、東京が頂点にいて地方都市の方がリスられる対象であるっていう、これが基本的な日本においても東京魅力堂ランキングみたいなのが象徴的ですよね。
西の京都って言うんだけど、京都みたいなオーバーツーリズムになってないから、本当の日本の昔の街並みみたいなものを堪能できますよ、みたいな紹介のされ方をしていて、嬉しいですね。
やっぱりテレビ番組のランキング、日本はランキング系が好きなんで、当然魅力のランキングって言ったら有名な世界遺産とか、観光客が今すでに多いところが出てくるんですけど、そうすると結局そのガイドブックとか、
そういうところの本しか売れないし、当然地方は情報もないし旅行に行けないっていうのがインターネット以前だったと思うんですけど、インターネットのおかげでこういうクレイグさんみたいな人が細かくこうやって紹介すると、ネットで一生懸命検索すればその情報を求めることができるんですね。
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これは本当、ニューヨークタイムズも多分そういう10年以上やっていて、毎年日本は当然52箇所選んでるから、毎年のように日本の都市を選ばれてるリストではあるみたいなんですけど、どんどんそういう従来の観光客が増えていくようになってきて、
日本は当然52箇所選んでるから、毎年のように日本の都市を選ばれてるリストではあるみたいなんですけど、どんどんそういう従来の観光の選択肢に入らないようなところをあえて紹介するっていう文脈でニューヨークタイムズもやってるんだと思うんですね。
個人的にもう一つ面白いなと思ったのが、クレーグさんがなんで森とか山口とか、いわゆる海外の旅行客からするとマイナーな市にこうやって丁寧に深掘りできてるのかっていうと、
クレーグモードさんのクレーグモード.コムっていうサイトがあるんですけど、そこの今回山口を選んだ理由とかもすごい丁寧に記事で書かれていて、あの喫茶店の人たちとかの写真とかも上がってるから、多分本当にお店でお店の人とかとも会話をしたり、
そこの人たちの写真撮らせてもらったりっていう、本当にその足で回る旅行をされてるんだと思うんですよね。その萩王冠っていう、僕からすると小学校の時に歩いた道を歩いたみたいなくだりも出てくるんで、本当に多分いわゆる一週間でちらっと両面だけ日本を見て回るみたいな旅行じゃなくて、本当に足でいろんなところ見て回ってるんだと思うんですけど、
なんでこれができるかっていうのが、実はクレーグさんはスペシャルプロジェクツっていうメンバーシップをされてるんですよね。メンバーシップってことは日本でも今の音とかYouTubeとかLINEとかからメンバーシップって始めてますけど、要はサブスクですね。
ファンのサブスクで月10ドルとかかな。これが1000人以上いるらしいんですよね。だからこれ本当象徴的だなと思ったんですけど、いわゆるクリエイターエコノミーでその1000人の真のファンが大事だみたいなくだりがあって、従来だとYouTuberといえば数十万人とか100万人とかチャンネル登録者集めて、
その月の報告収入がようやく年収になるみたいなのがあったと思うんですけど、数十万人とかね、一般人が集めるの現実的じゃないじゃないですか。でも実はクリエイターエコノミーにおいては1000人本当に真のファンがいれば成形立つよねっていうロジックがあるんですよね。
要は1人1000円かな。月1000円のサブスクを1000人でやれれば月100万ですかね。年収1200万とかなんですよね。だからもう10ドルだとね、もっとそれ以上ですから、実はその1000人の真のファンがいれば100万人とかにアピールするような炎上動画とか作んなくてもいいよねみたいなのが、このクリエイターエコノミー的考えだったんですけど。
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実はクリエイターさんはこのクリエイターエコノミーの申し子みたいな方なんですよ。実はこのスペシャルプロジェクトというメンバーシップによって、1000人以上のサブスクのファンを集めていて、そこの人たちに旅行した先の動画を見せたり、どんなところに行ってほしいって聞いたり、一緒に本作ったりとかしてるんだよね。
本もそのサイトで販売されていて、本当に1000人の真のファンがいるから、もうその旅行だけをずっとするのを多分お仕事されていて、だからニューヨークタイムズもその推薦者として重視しているから、森岡が2位になったり山口が3位になったりするっていうことみたいですね。
これ本当、従来のインバウンドとか観光客増やそうっていうと、つい地方は広告を海外にバンバン売ったり、新しい建物を作ってそれを魅力にしようっていう、したりしがちだと思う。それは大事だと思うんですけど、アニメのスイッチにしたりとかですね。
実は山口何にもないんだけど、でもクレーグさんの記憶に残るような体験はいっぱいあったし、たぶんそこで出会った人たちがクレーグさんの印象に残る会話をしたり経験をさせてあっていうことだと思うんですね。
それによって一人の人が満足をすると、実はこうやってその人のファン1000人に進めたりすることを、またメディアがこうやってピックアップする時代だっていう、すごい象徴的な企画だなと思いましたね。
ついついやっぱり日本人はどちらかが近代的な指標で、観光地といえば世界遺産とか東京みたいな何でもあるみたいなのを重視して、海外の人にもなんでこんな何もないところに来たんですかってたぶん聞いちゃうと思うんですけど、実は何もないからこそ日本らしくて海外の人には魅力があると考えると、山口が選ばれてるんですからね。
山口以外の地方都市も多分自分たちの魅力のアピールの仕方っていっぱいあると思うんで、これはね、観光だけじゃなくてコンテンツとかいろんなものに当てはまる気がしますね。
ガラパゴスっていうのがネガティブな意味じゃなくて、ガラパゴス的にも海外には全然ないような特徴がある国だからこそ、日本人からすると平凡なんだけど、海外の人からすると魅力に移るっていうのは、単純に山口出身者として選ばれたのが嬉しいだけだったんですけど、皆さんの参考にもなんかなるんじゃないかなと思ってご紹介です。
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はい、こちらのチャンネルでは日本の絵のための未来を密かに応援したいなと思っておりますので、他にもこんな話を知ってますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
では、ありがとうございます。