1. 理系とーくラボラジオ部『とくおのおと』
  2. #15 ようこそ細胞凍結の世界へ..
2023-03-16 43:36

#15 ようこそ細胞凍結の世界へ(留学準備編)

今回は大学院生ゲスト企画!細胞の凍結に関するご研究をされている、博士課程2年のわたべさん@cryo_knmにお話を伺いました。

細胞凍結とはどんな世界の話なのでしょうか?

またこれから留学もされるということで、どんなビジョンを抱かれているのかも伺っています。

世界を股にかけ、研究に真摯に取り組む大学院生さんの想いを一緒に受け止めてください!

【HP】 https://carnelian-jellyfish-c1b.notion.site/e23df6041eaa4bc1bca0e8c497374bf4

【Twitter】 https://twitter.com/tokuo_no_oto

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【音楽】

追いかけっこキャッハー 今川彰人オーケストラ様

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Primrose shimtone様

https://dova-s.jp/bgm/play17755.html

#科学系ポッドキャスト

#とくおと

#細胞凍結

#大学院生の留学

00:01
理系とーくラボラジオ部 『とくおのおと』
みなさん、こんにちは。理系とーくラボラジオ部 『とくおのおと』
通称『とくおと』をお届けします。
うまい棒のチキンカレー味って何だろう?って思ってるちょーです。
チキンカレー味は食べたことないな。
あるんすかね。珍しいんすけどね。
えー、マジですか。僕、チーズとかサラダとかしか知らないですね。
ね。なんでしょうね。なんかラジオを聞いてたら、チキンカレー味があるって話を聞いて。
え、でもめっちゃうまそう。
あ、でももう今、終売してるらしいですね。
あ、残念。
昔あったそうです。
はい、えーと、ちょっと花粉症で体がボロボロのかずねです。
なんか今年、日本は十何倍?
まあ、毎年なんかよく言ってる気がしますけど。
なんか今年もすごいんですよね、花粉が。
毎年去年の何倍とかいう形でどんどんインフレしてる感じがあって。
なんか少ない年ってあんまないっすよね。
あんまないっすよね。そう、なんかボジョレヌーボーみたいなね。
花粉ボジョレヌーボーみたいな。今年は去年を上回る花粉量。
去年の2倍。
言ってる、ボジョレヌーボーも。
過去に類を見ない敵みたいな。
そうそうそうそう。
やや花粉のボジョレヌーボーは。
何年の芳醇さを彷彿とさせる敵みたいなね。
ひどい。
毎年毎年なんか花粉量増えてて、これいずれ爆発するんじゃないかと。
ほんとね、なんか雪とか火山灰みたいに堆積するんじゃないかっていう。
いやほんとにね、いやもうマジでやめてほしいですね。
僕の住んでる町はあんまり木がない都会なので、
今のところ僕も花粉症大丈夫で。
ほんとですか?てか、茶さんは花粉症ですか?
そうなんですよ。僕花粉症で、日本いるとこの季節寝れないぐらい。
花粉症って鼻の粘膜が腫れたりすること多いと思うんですけど、
なんか鼻の粘膜が鏡で見てもなんか塞がってるぐらい。
ビターって。
それ。
補給ができなくなって。
それですね。
そして昔ストローを鼻に突っ込んで寝ようとしたらすごい痛くて無理でした。
いや分かりますよ。
物理ダメなんだって。
そうそうそう。
なんか何もしてなくても鼻水が垂れてくるじゃないですか。
垂れてきますよね、あれ。
だから鼻血出てないけど鼻にティッシュ詰めてる時とかありますね。
あるあるある。
あれはもうほんとに地獄のような苦しみで。
あれが石油だったら売れるのになって思いながら。
間違いないですね。
というわけで日本にお住まいの皆さん、花粉症頑張ってください。
是非薬飲んでください、無理せず。
03:02
僕もゆゆぶってるけど、今年だけかもしれない。
来年には発症してるかもしれない。
アメリカの花粉に。
さあ、このラジオはオンラインコミュニティリケートクラブに所属する研究員たちが
ワクワクするような科学トピックや
科学を楽しんでる人のお話をお届けする番組です。
はい、今日も頑張って張り切っていきましょう。
業務連絡というか、あれなんですけど、ここ1ヶ月ぐらい
YouTubeだったり、いろいろ配信してますけど
いろんなところにコメントいただいたりしていて
本当に皆さんのコメント読ませていただいて
ありがたいなと思って、私たちの励みになってますけど
ちょっとコメントに対して解説なかったりとか
あまり触れられてなかったりで
次の回あたりにまとめて触れられたらいいなと思ってます。
YouTubeもね、毎回コメントいろいろいただいてたりとか
Twitterも返信、リプライ飛ばしてくれたりとかして
結構ありがたいですよね。
本当にありがとうございます、皆さん。
そんな中で、Twitterでずっと募集してた
ラジオのゲストをしませんか?みたいな
報告をずっと出してたんですけど
今回、ゲストの方が1人で
その時に募集していたゲストの案内的に
もう締め切りは一応2月末だったんですけど
全然随時、DMとかいただいたら対応しますので
DMとかいただいたら対応しますので
DMとかいただいたら対応しますので
DMとかいただいたら対応しますので
DMとかいただいたら対応しますので
DMとかいただいたら対応しますので
ぜひ皆さんもよろしくお願いします。
何卒。
やっぱり本当に、このところゲスト会続いてまして
本当にいろんな分野からいろんなお話聞けるじゃないですか。
地震の話だったり、ニワトリの話だったり
こないだは表面系の話だったり
急に世界が広がった感がありますよね。
ある。
大学の講義をで教養を受けているような
基礎教養科目をいっぱい受けている感覚。
あの頃は面倒くさいなって思ったけど
今になってみると
そのありがたみとか面白みがすごいわかりますよね。
そうなんですよね。
今になっていろいろ学び直せている感覚が嬉しいですよね。
嬉しいですよね。
しかも今日お越しいただいている方は
その優秀さでこれから世界をまたにかけて
研究していこうという
そんな勢いを持つ大学院生の方が来ていただいています。
最高じゃないですか。
そうなんですよ。
僕らみたいに干からびたジジイに
ちょっと気分だけで
水を分けてもらいましょう。
06:00
というわけで、それではお呼びしましょう。
渡辺さんです。よろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。こんにちは。渡辺です。
お願いします。パチパチパチと。
パチパチパチパチパチ。
渡辺と申します。今、地方大学ですね。
輸入駅弁大学と言われるかもしれないですけど
ドクターの2年をしています。
今度D3になります。
また後ほどちょっと紹介するかもしれないんですけど
機械系の学科、研究科なんですけど
メインはバイオエンジニアリングで
特に細胞凍結の研究をしております。
細胞凍結。
細胞凍結。
はい、細胞凍結。
先ほどボジョレの話が出てましたけど
実はワインバーでバイトをして
後は飲み屋巡りをよくしております。
いい趣味。
好奇な感じが伝わってきました。
はい、そんな感じです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、今ちょっと自己紹介で気になってたんですけど
細胞凍結って具体的にどういう技術なんですか?
そうですね。細胞を多分扱った方っていうのは結構
研究界隈では多いかもしれないですけど
一般的にはあんまりいないと思うんですけど
実はお皿で細胞を1個1個育てることができるんですよ。
細胞って1個から2個に2個から4個に増えていくんですけど
それをやっぱり数十年数百年続けていくって
なかなか大変なんですよね。増えすぎちゃったりとかね。
っていうので多分ご存知かもしれないんですけど
よくニュースで精子凍結とか卵子凍結とか
入ったものと同じように
いろんなマウスだったりとか人だったり
そんな細胞凍結保存ができるんですよね。
細胞1個単位であれば。
そういう技術なんですけど
皆さん腕を冷凍庫に入れたら糖症になって
餌しちゃうっていうのは多分感覚的に分かると思うんですけど
細胞もそのまんま冷凍庫に入れたら死んじゃうんですよね。
そのためにいろいろ添加物を入れてるんですけど
それが結構細胞に毒があるっていうので
それをなくそうっていう研究を私は特にしております。
なるほど。
細胞を長いこと保存させようっていう研究なんですね。
そうですね。
分野的にはこんな感じで
私がやってるのはその時に何も無添加で凍結保存できたらいいよね
っていう研究をしております。
確かにな。
僕も研究生時代に細胞株をいろいろ使ってて
液体窒素で最後凍結させて
また未来の研究生に託すみたいなことをやってたんですけど
言い方がそうだね。
09:02
課題を掘った話か。
先延ばしにしてただけなんですけどね。
でも結構やっぱり僕も凍結から元に戻す時に
結構細胞死んじゃうっていうことが多くて
やっぱり何個も凍結させてるものを何個か統合して
やっと細胞株、培養としてできるぐらいの生存率だったんで
やっぱり細胞凍結させるにあたって
どれだけ長持ちさせれるかって結構興味あるなと思います。
生物系の研究界隈ではあるあるな話ですよね。
あとはよく聞くのが10年ぐらい前に言った
〇〇さんのロットこれは伝説のロットだみたいな話だけど
それこそボジョレみたいだね。
この都市論が伝説の。
生存率高いっていう。
あるんですよね。
無添加で細胞凍結させるって答えられる範囲でかもしれないんですけど
どういうやり方をされてるんですか。
結論から私がやってるのは超瞬間的に凍結をするっていう方法でやってまして
物理科学的に
簡単な話、水ってゆらゆらみたいなイメージあるじゃないですか。
氷になるとガチッてするイメージあるじゃないですか。
実は水のゆらゆらっていう状態から
瞬間的に凍らせて-137℃以下にすると
ゆらゆらっていう状態のまま動きが止まるっていう
アモルファス状態とかって言うんですけど
多分中学校の理科で液体から個体になるとき
分子の配列は綺麗に並びますみたいな話があると思うんですけど
それが並ぶ前に動けなくなっちゃうみたいな
なるほどな。
じゃあ氷の結晶ができない感じですね。
そうですね。そのぐらいの速度で凍結して
うちではやってます。
へー。そんなことできるんだ。
世界で結構いろんな添加物をなくすとか
毒性を減らすとかいろんなアプローチがされてるんですけど
その中でうちは機械的に
本当に瞬間的に凍結させて
無添加でできましたみたいな話をしております。
今、医療の現場でも細胞移用とかって結構流行り始めたり
あと、IPSのバンクができたりとかって感じで
やっぱり社会的な細胞の生剤とかの需要も高まってますしね
そういう技術あったらいいですよね。
そうですね。本当にIPSとか
よくMSCっていう環溶系幹細胞とかっていうのがあるんですけど
12:03
あれ凍結の時にギムソージメチルスルオキシドっていうのを
凍結保護剤として入れて
患者の真横で解凍してすぐ輸出するっていうのがあるんですけど
なんでこのジメチルスルオキシドっていうのを
体内に結局ぶち込んじゃってるんですよね。
これ本当かどうかわかんないですけど
ある患者さんが言うには
口が臭くなると
なんでかっていうと医用が入ってるんですね
やっぱりジメチルスルオキシドって
口がニンニク医用っぽい香りになるみたいな
弊害があったりっていう
ちょっと本当かどうかわからないですけど
やっぱりそういうのをなくせたらいいなっていう風には思ってますね
決して体内に有益なものでもないですしね
そうですね
一応薬事法でも
このくらいの量までっていう風には定められてるんですけど
それ以下であれば
バシバシ入れちゃうみたいなのが現状なので
ちょっとそれもなくしたいなという風に
何十年後になるかわかんないですけど
考えてはいます
この技術確かに医療とかにもそうですけど
食品の瞬間冷凍とかにも使えそうなイメージはありますね
野菜を瞬間的に凍結させて
美味しさそのままお届けしますみたいな
本当におっしゃる通りで
よくそういう風に結構お言葉をいただいて
やりたいなと思うんですけど
ちょっと1個だけうちの技術
私がやってる技術にネックなところがありまして
瞬間的に凍結っていっても
瞬間的にどのくらい早いかっていうと
1秒間に1万度以上のかなり早い速度で凍結しなきゃいけないんですよ
1秒間に1万度
1万度
想像がつかない
想像がつかない
100分の1秒ぐらいでもうマイナス190度になるみたいな
なるほど
えぐいなそういうことか
ってなると野菜みたいな大きいものって
どうしてもそれだけ熱より大きさがあるので
凍結速度が稼げないんですよね
うちではそれを稼ぐために
とにかくちゃくちゃくちゃくっていうので
ピッコリットルサイズにして凍結してるんですよね
ピッコリットル
目では見えないぐらいちっちゃい
そうですねほとんど見えないですね
リットルの下がミリリットルマイクロリットルナノリットルピコリットルなので
相当ちっちゃい
相当ちっちゃいですね
その中に含まれる細胞も本当に少ないですよね
そうです大体1滴から5滴に1細胞ぐらいですね
なのでよくやっぱりお医者さんとかに言われるのはその数が足りないよねみたいな話は
15:02
言われてボディーブローのごとく学会発表で毎回
それぐらいの瞬間本当に瞬間冷凍なんですね
そうですね
なるほどなるほど
すごい技術だな
この技術というか研究分野に興味を持ったきっかけってどういうものがあるんですか
そうですねきっかけは本当に小さい頃から生き物と機械を組み合わせたのがすごい好きで
純粋な機械じゃないんですよねガンダムとかあんまり好きじゃなくて
そっちじゃないんだ
好きっちゃ好きなんですけどどちらかというともっと生物と一緒にやってるみたいな感じのが好きで
そのもっとベースを遡ると小さい頃はもやし物がすごい好きだったんですよね
なるほど
微生物のもやし物ね
微生物のあれこそまず生き物の発酵とかありますけどっていうのと同時に
当時からも結構物作りが好きだったんで
でこの菌がシャーレとかディッシュの中で増えていくところももちろん好きなんですけど
どちらかというとシャーレの形状とかシャーレの形変えたらどうなんだろうみたいなところとか
そっちに興味がだんだんいって最終的に機械と生物っていうのがモットーというか
それを研究したいなっていう風になっていきました
すごいそこ2つの生物学的な進化と機械でそれを最適化するような分野に興味を持たれていくんですね
そうですねもうとにかくそこを合わせたいみたいな
逆に生物だけだと嫌です機械だけだと嫌ですみたいな感じですね
へーなるほど
熱いですね
今のところでもじゃあ結構機械のことを触られるんですか
もううちのラボはほとんど機械を立ち上げるっていう感じですね
機械を組んで装置を立ち上げてそれのアプリケーションとして細胞を使うみたいな感じですね
この先ほど言った瞬間凍結も装置を自分で組んで細胞を使ってやってみたいな感じですね
へー自分で組めるんだそんなの
いやそこびっくりですね
想像がつかない
基本的に既存のものじゃどうしてもそんなピコリットルのサイズにできないですし
そういう機械を作っている中でどういうところで苦労するとことかってあるんですか
苦労するとこ本当に毎日苦労はあるんですけど
18:00
設計図とかないですよねご自身で組み立てるってことは
そうですねないんで本当にもう電気の知識も片っ端から勉強して
こういう機構があるからこれを使って
工学的にボールを組んで
自分の場合液体窒素とか使うので液体窒素とかでも駆動できるように
3Dプリンターで造形したりとかアルミ削ったりとか
材料面とかそういうとこもあるんだ
そうですね結構液体窒素に言うと大体の3Dプリンターで作ったものって割れちゃうんですよね
樹脂とかだと耐えれないですね
そうですね耐えれないですね
とかそういう一つのことを掘り下げるのができないっていうのがちょっと苦労するとこですね
とにかく幅広く端から端まである程度知ってないといけないっていうのがすごい苦労しますね
それに加えて生物学の知識も必要ですね
そうですねある意味言ってしまえばちょっと本当おいしいところ取りをしまくってる人っていう感じではあるんですけど
逆によく言えばなんかいろんな学会に行ってもちょっとわかるみたいな感じのところではありますね
そっかでも確かにそれはしんどいですよね
3Dプリンターの方もだから自分でソフト使ってデザインとかしてやらなくちゃいけないですもんね
そうですね本当にキャドーは必須ですし
あとはアルミとか削るときはGコードって言って
ドリルをどういう風に動かすかみたいなのコードを書いたりですとか
そういったのも必要になってくるますね
一からそれをやろうとすると結構大変な研究ですよね
そうですね逆に恥ずかしい話なんですけど本当自分まだ未熟なんですけど
ボスはもうそれをほとんど全部過去にこうすればいいんじゃないみたいな風に全部知ってるんで
この人には構わないなっていう風に毎日泣きそうになってますね
今の研究室で選ばれたのもそういう先生がすごい尊敬できる方だったからっていうのもあるんですか
そうですね本当に普通そんなことやらんだろうみたいな風に思って逆に面白そうだなと思って選びました
そういう先生ってすごい憧れますけどついてくるのも大変なんじゃないですか
そうですね実際自分が死亡した時って地方大学っていうのもあって人気最下位だったんですよね
先生が一人で突っ走っちゃって
周りがなかなか追いつかない
学生が別のラボに帰ったりとかっていう経緯があったラボだったんで
21:04
そんな中でも面白そうだしいろいろ技術を身につけれるからってことで
そうですねそれで選んだって感じですね
すごいな
これは生物工学っていう分野になるんですかねジャンルであえて分けるとすると
生物工学ですと多分あのもっと生物屋さん的な感じになるんで
どうでしょう生命工学とか
生命工学か
一応学科の名前が生命工学がついてたりとかするんで
そうですねあとはバイオエンジニアリングになりますかね
バイオエンジニアリング
かっこいい
横文字横文字
結構なんですかねその界隈は盛り上がったりするんですかバイオエンジニアリング学会とかってあったりするんですか
結構ありますね
機械日本機械学会の中でそういう部門があったりですとか逆に
それは機械屋さんがアプローチしている部門なんですけど逆に生物工学会とかの中にもバイオエンジニアリングの部門があったりするんですよね
なのでやっぱり間の学問なんでいる先生方も結構どっちにもいるんですけど
両方の学会の間のニッチの部分みたいな感じですね
分野横断感が強いというかなんか両方結びつける感じがイメージが強いですねそれは
そうですね本当に
やっぱりでも実験しててやっぱり思うのは
細胞とかを解析とか分析するためのエンジニアリングってめちゃくちゃ重要ですよね
そうですね
例えば精子判定とかそういう感じですか
それもそうだしあと細胞とか遺伝子の発現とか
ちょっと専門的な話なんですけどフローサイトメーターっていう
細胞の表面に何が遺伝子がたんぱく質が出ててそれをどう見分けるかみたいな
エンジニアリングがあるんですけど
そういうのって当たり前のように使ってるけど
渡辺さんみたいに誰かが作ってその技術をしてってやっていらっしゃった人がいて初めてできることなんで
確かに恩恵受けてるなって感じしますね
確かに今おっしゃっていただいてフローサイトメーターとかが結構近いですね本当に
それを開発するみたいなイメージだとあるかもしれません
あれも内部に細い流路があって上で確かピエゾだったかなんかで振振動させて一滴一滴に出るんで
やっぱりそういった機械的な部分があって細胞を一個一個あそこまでの高い処理速度で判別できてるんで
24:05
最近だったらフローサイトメーターもそうですけどシングルセルRNAセックみたいな
とかでも細胞を一個一個にバラして液法に液的に入れていくっていうのとかも最近はよくありますよね
そうですね本当に自分がよく行く学会とか分野横断的にやってる人の中ではそういう研究をベースでやってる方もいますし
液的とか話ありますけどそういうのをずっとやってらっしゃる先生方もいらっしゃいます
そういう意味で結構盛り上がってるイケイケな分野のイメージがすごいあります
そうですね結構やっぱりいろんな分野にまたがってるんで
ベースが機関屋さんなのかベースが生物屋さんなのかベースが化学屋さんなのかっていうので
すごいこっちが分からないよう思いつかなかったようなアイディアとかよく学会行くといただけたりするんで
なんか共同研究とかも広がりそう
そうですね本当に全然関係ない学部の先生と共同研究したいですとか結構ありますね
あとはあんまり確かに言われてみれば特殊だなと思ったのは学会が全く関係ない学会の合同開催みたいなのが結構多いんですよ
全く関係ない学会との合同開催
例えばこの間あった徳島でフューチャーテックっていう学会があったんですけど
数百人行ったんですけど電気学会っていうのとケミナスという化学系の学会と
一応ベースは機械学会のマイクロナノ部門みたいなところが
その3つが合同でやるみたいな
その1つの会場でやるみたいな感じのことで
フューチャーのことなら全部っていう感じなんですね
そうですね
フューチャーテックっていう
フューチャーのことならお任せっていう
抽象的すぎる
学会単位でもそういう動きがあるような分野なんですね
そうですね本当に数年前から始まった感じなので
確かに言われてみればホットな感じではありますね
なるほど
それだけ複数の分野をちゃんとできるようになった方ができることが広がるってことは認知されて
みんなそういう課題やりたいって思ってるんでしょうね
そうですね本当にそういう課題が未開拓だったっていうのもありますし
27:05
あとはどうしても1つの分野だけじゃ探索しきれない部分っていうのはどうしても出てくると思うんですよ
例えばクリスパーキャス9の話もそうですけど
あれもどんどんどんどん突き詰めていったら
それをちゃんと制御する機構系とかがないといけないわけで
あとは培養を安定して培養し続ける方法ですとか
あとはin vivoにするんだったら官僚培養とか流れている条件下での培養がどうなのかみたいな
そういった芸術も必要になってくるので
確かにそう思うといろんな分野を制御できるようにしないと
そういう発見はできないそうですね
そういうアプローチがそもそもできない
いろんなイノベーションとか新発見が生まれてきそうですよね
確かに例えばネイチャーメソッドみたいな
新しい実験方法を開発しようみたいな論文が載るような学術誌とか見てても
なんじゃこれって見たことない機械とかよく出てくるんで
見たことないグラフとか図とかいっぱい出てきますよね
そうなにこれみたいな
これは何を意識しているのって
どうやって見ればいいんだろうみたいな
設計図出されてもって思いながら
そういう意味でもそういう動きは流行りなのかもしれないし
これからそういうのができないといけないのかもしれないですね
そうですね
自分はそういう分野にいるので
それが必須だというふうに思ってはいますけど
その一方で日本でこういう分野をやっている方っていうのは
世界に比べて少ないのが実情なので
これからどんどん増えていってくれると
嬉しいなというふうに思いますね
将来的に渡辺さんが大学の教授とかになったりしていくんですか
どうなんでしょうか
更新を育てていくみたいなことも
実は私中高の教員免許持ってたりとかして
教えるのとか人の成長を支えたりとか見るのとか好きなので
本当は大学教員とかやりたいなって思うっていう気持ちはあるんですけど
その一方で自分のボスとか周りのボスに出ても
かなりの重労働
ポストがどんどん先細りになってるっていうのはまた
怖いところだなっていう感じですね今は
日本の学術界の問題はちょっとまだまだ尽きないというか
いっぱいあるんですけどね
本当にそうですね
ただその一方で自分も今そうですけど
結構国から支援いただいてるっていうのもありますし
その支援枠が増えてるっていう流れもあるので
これからどんどん明るくなってくれると嬉しいなっていうふうに思います
30:03
そうですね
博士の学生さんにとってはここ5年ぐらいですかね
だいぶ拡充されましたよね
そうですね本当に昔は
私一応DC1いただいてるんですけど
昔はバイトもダメ
本当に朝から夜まで寝る以外は研究しろみたいな感じだったのが
副業禁止でしたからね
副業禁止でしたね
それが自分が採用される
1年前ですかね
からバイトが解禁になって
おかげでワインバーでバイトしてボジョレを飲めてるっていうのが
素晴らしい
DC1っていう日本学術振興会が主催する小学金みたいなもんですよね
そうですね
ざっくり言うと
ざっくり言うと
多めにもらえる税金のかかる小学金ですね
そうそう
僕の頃は先輩とかもバイト禁止だったんで
それ取ったからバイト辞めなきゃいけないって言って
塾公を辞めてる先輩とかいましたね
逆に言うと辞めれるのはすごい羨ましかったですけどね
僕にとっては
それはある
正直それはある
僕は絵がなかったんで
海外の方が結構盛んっていう話されましたけど
今度渡部さんは留学されるということで
今準備真っ最中っていう感じなんですか
そうですね
本当に今年の次の6月から
カナダの方に留学が決まってまして
カナダ
調査後すぐじゃないですか
アメリカからは
そうですね
行ける距離ではあるんですけど
行ける距離です
本当に自分の周りで
海外ドクターで海外行くっていう人もいないですし
そもそもドクターも
社会人ドクターを除いたら
私ともう一人だけみたいな
それもラボの中ではなくて
学科で自分ともう一人だけ
それは少ないな
しかも同級生じゃなくて1個下なんですよね
本当手探りで
いろいろ調べて
ビザ取ったり航空券取ったりとか
宿探したりとか
最初に
リケートクラブで
貯算しっかり
いろんな先輩方が海外に行かれてるんで
助けてください
その説はありがとうございました
大したことは言えないんですけども
っていう感じで準備をしてますね
どれぐらいの期間行かれるんでしたっけ
4ヶ月ですね
本当はもうちょっと長くいたかったんですけど
やっぱりD3で
理論がその後に控えてるんで
33:00
そうですね
年内にはさすがに帰ってきて
理論のテストとかもありますもんね
そうですね
帰ってくるのが10月の頭なので
そこから
死ぬ気でやって何とか
実験にもオチをつけないといけないし
そうですね
行く前までに本当に実験に肩をつけて
かつ先ほど言った凍結の研究で海外
カナダに行くので
その準備もしつつっていう感じですね
もうどういうプランで研究
留学先で研究されるかっていうのも
結構詰まってきてる感じなんですか
そうですね
何回か面談をして
っていう感じですね
こういうことあるかも
いよいよどんどん試してみようみたいな感じで
いい感じ
ありがとうございますみたいな
いい感じすごい
その留学先の先生とはどういう経緯で出会われたんでしたっけ
それが結構自分特殊で
よくボスのつながりとかあるかもしれないんですけど
よくある
実はボスが元は機械系なので
機械系だと何人かいたんですけど
どちらかというと生物寄りのことをしたいなと思って
ただ待つ手がないということで
去年の7月にコロナ明け初の凍結系の学会に参加したんですよね
現地開催
アイルランドはダブリンに開催された
国際学会
国際学会に
それもちょっとボスに投げ飛ばされた記憶がありますね
言い方が悪すぎる
何だろう
行ってみないって誘われたんですよね
自分から行きたいっていう風に言って
さすがに初の現地だから一緒に行くんだろうなとか思っていたんですよ
そしたら
僕忙しいから無理だよっていう風な話になり
あれ
誰一人知り合いのいない凍結系の学会に参加しまして
ぼっちだ
ぼっちですね
結局言うとそこで知り合った先生に頼み込んで
行かせてもらうっていう感じのラボなんですけど
やっぱりぼっちだったんで
本当に最初同じぼっち仲間を探すってところから始めて
ぼっち仲間やっぱりぼっちで参加してる
みんなぼっちの顔してるんで
あの人ぼっちっぽいと思って
なんすかそのセンサー
ぼっちセンサーが
目が泳ぐっていうか
あの人ぼっちだと思って
共同不審なやつはぼっち
そんな積極的なぼっちの人やや
36:02
怖いわ
結局全然ぼっちじゃない
すごいイケイケな世にいる陽気屋みたいな
人が発表していて
その人の研究がちょっと自分のテーマに近かったんですよね
すごい気になると思って
終わった後に勇気を振り絞って
陽気屋さんに話を掛けたんですけど
さっそく陽気屋さん
がそこへいろいろディスカッションしてくれて
そしたらうちのボス紹介するよっていう話になって
ボスと3人で
向こう側のボスと3人で
1時間ぐらいディスカッションしてっていう感じですね
そういう慣れそめで
すごい
なんか理想的な学会で出会うパターン
単身学会に乗り込んでそれができる
ポテンシャルがすごいですけどね
しかも国際学会でね
そうそうそう
本当に多分向こう側すれば
こいつ何言ってんだみたいな風に多分思われてたんですけど
本当もう身振り身振り手振り
パソコンを見せつつみたいな感じで
これこれこれみたいな感じで何とか乗り切った感じですね
乗り切れちゃうからすごいな
理想ですね
そういうのに決まるってなんかすごいいいですね
本当に
結局
帰りでコロナにかかって
痛いお土産ももらったんですけど
逆にいいお土産でそういう留学が決まるっていうのがあったんで
結果的にはプラスだったかなって感じ
そうですね
海外日本に比べてやっぱり緩い
日本はもうすぐマスク外れると思いますけど
海外やっぱり緩いんで
多分カナダ行かれてからもちょっと
少し気をつけた方がいい場合もあるかもしれないですね
そうですね
行く前に
行く前にもう一回かかってから行きたいくらいですね
日本にいるうちにね
うちに
この後本当に楽しみですね6月が
そうですね
楽しみ半分不安半分
そうですよね
4ヶ月も知らない土地で生活すると思うと
そうですね
ちょっと不安な部分
本当に
ダブルに行ったっていうのが
一人で海外行くの初めてだったんで
次いざ今度
次は一人で住むのかっていうのが
英語も本当に
出川イングリッシュ張りのノリでやってるんで
乗り切れるか本当に不安ですね
まあまあでもジェッシャーで全然
僕も英語あんまりできないんですけど
なんとかなってるんで
39:01
そうですね家探したりとかいろいろ
これからあると思いますけど
何でもできるようになりますよね
それができたら
せっかくの人生経験として
いっぱい苦労して
話のネタになったらいいんじゃないですかね
そうですね本当にそれ思います
帰ってきて本当に笑っていただけるのは
ダブリンの時の帰りに
つまらないものですって
現地の人に言われて
お土産もらったんですよ
何だと思いますか
コロナなんですよ
って言うと大体
皆さん笑ってくれるので
そういう話のネタが増やせればいいな
っていうふうに思ってます
素敵です
留学当時で
これはやっときたいなみたいな
これはできれば
留学はもう
締めたもんだなみたいな
目標みたいなのって
あったりします?
それは
研究ですかね
それとも研究以外ですかね
いやもう全部です
両方
人間的にっていうのもあるし
研究面でっていうのもあるし
まず
そうですね一番の目標は
研究にちょっと遅れちゃうんですけど
本当に
8割ぐらいは
スムーズに
ディスカッションできるようになりたいな
っていうのがありますね
大事
英語で
大事
それが本当一番の目標ではありますね
でやっぱその
過程で
そのトレーニングとして
日々のこう
研究をやりたいなっていうのがあるので
で向こうでしか
使えない細胞とか
使えない機器とかあるんで
それをしっかり
身につけていきたいと思います
あとは
私生活では
美味しいお酒を飲みたいなっていうのが
いっぱいありそう
カナダの
キフワインとかで
美味しそうですよね
そうですね
本当ワインもいろいろ飲みたいですし
ビールが結構多いみたいな話なんで
見てみたいなっていうのが
確かに
ビールも
あとカナディアウイスキーとかもあるかも
カナディアウイスキーね
酒の話ばっかりですね
大丈夫ですか
視聴者は20歳以上なんですかね
結構ね
ひろびろなんで
全然大丈夫です
またじゃあ
お土産話をね
聞かせていただければと思いますよね
やっぱりこの回で
行く前と行った後の
ビフォーアフター
ビフォーアフターで
こういう楽しいお話ありますとか
こういう思い出ができましたみたいな
お土産話会
お土産話会
お土産話会を
文字通り
今度はコロナみたいな
2週間縛られない
いいものを持ち帰れるように
そうですね
楽しいお土産を
期待してます
頑張ります
というわけで渡辺さんに
42:01
いろいろお話を伺ってきました
かぜさんすごかったですね
生物とはいえ
いろんな分野があるんだなと
本当に今
改めて知りましたね
そんなわけで
順番前後してしまったんですけど
渡辺さんありがとうございました
ありがとうございました
本当に自分で
テストなんて
恐縮ですって感じですけど
本当に壮大な話を聞かせていただいて
分野的にもすごい面白かったですし
やっぱりこれから留学して
いろいろ身につけていこうっていう勢いを
すごい感じれて
これから留学しようかなって
ぼんやり考えてる人の
圧倒心もできたら
このラジオでできたらいいですよね
そういう手助けができるといいですよね
あとは帰ってきて
お土産話もして
ビフォーアフターこんなに
行きたくなるような話をね
話ができれば
ぜひぜひ
そんなわけで
渡辺さん本当に今日はありがとうございました
ありがとうございました
この番組では
皆様からのお便りを募集しています
Twitterの番組アカウントや
概要欄にありますGoogleフォームより
ぜひお寄せください
それでは
今日は壮大な渡辺さんの
お話を聞いてくださり
ありがとうございました
ここまでのお相手は
リケートコラボラジオ部の
チョト
カズネと
渡辺でした
バイバーイ
43:36

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