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はるか
ひとしさ、最近、めっちゃ散歩しとるらしいね。
ひとし
ね。
はるか
前までそんな散歩してたっけ?
ひとし
そんなしてなかった。でも、もう、1日2時間とかね、苦じゃないね。
はるか
いや、そうよね。そうなるよね。
ひとし
うん。
はるか
散歩大好きの俺としては、めちゃくちゃ嬉しいよ。
ひとし
あ、そうな。
はるか
ひとしもそうなってくれて。
ひとし
そうなってきたね。
はるか
なんか、きっかけとかある?
ひとし
これね、あるんよ。
はるか
ほうほうほう。
ひとし
いや、これ長くなるな、話したら。
はるか
じゃあ、キュッと収めて。
ひとし
じゃあ、めっちゃ早口でしゃべっていい?
はるか
うん。
ひとし
20秒で挑戦するわ。
はるか
はい。
ひとし
えー。
散歩を何かの目的のための時間と思ってやるんじゃなくて、散歩している今を楽しむということをどうやって作り出すかということで、Audible(オーディブル)を聞きながら散歩することにしたらすごく楽しくなった。
はるか
あー。
ひとし
あー。
はるか
すごいね。
ひとし
伝わった?
はるか
でもなんか、俺は散歩をここ4,5年ずっと長時間してるから、20秒でマジで正直全部伝わった。
正直言いたいことが全て伝わったんだよ。
ひとし
マジか。
はるか
4年間続けてるからね。
ひとし
そうよね。
はるか
その思考プロセスはやっぱりあった。
ひとし
そっかそっか。
じゃあ、いきますか。
はるか
はい、いきますか。はい。
ひとし
始まりました。
ティーチャーティーチャー。
はるか
よっ。
ひとし
ひとしです。
はるか
はるかです。
ひとし
この番組は、世界中を回る先生のはるかと、ポッドキャスト番組のプロデューサーのひとしの2人で、子育てのお悩みを納得するまで考えていくポッドキャスト番組です。
はるか
よろしくお願いします。
ひとし
よろしくお願いします。
はるか
いやいやいや、冒頭いっぱい喋ったね。
ひとし
冒頭今15分喋ってるんですが、どこを使うのかを選別が。
はるか
楽しみやな。これをいつもひとしがキュッとびっくりするぐらい綺麗にまとめてくれるから。
ひとし
どこを使うか。
はるか
ありがたいでございます、いつも。
ひとし
はい。
はるか
今日はね、結構ギュッと詰まったテーマで、しかも考えさせられるテーマなので。
ひとし
あれか、2週間前に告知したよね、確か。
はるか
うんうんうん。
そう、厳しさって大事なんですか?みたいなお悩みが来て。
ひとし
そうか。
はるか
これは一緒に考えるきっかけになったらなと思って。
ひとし
うん。
はるか
今日紹介する本がね、もう衝撃的すぎていろいろと。
ひとし
へえ。
はるか
そうそう。ぜひ皆さんにもご感想をいただければと思ってるんだけど。
ひとし
はい。
はるか
厳しさ必要ですよ、みたいな話を今日実際、結論からするとするんだけど。
ひとし
うん。
はるか
そこを学ぶというよりは、今目の前で短期的に子どもとうまくいってない方々が、
この長期視点を得たら相当心軽くなったわって思ってくれたら、
もう今日は本当に意味のある回かなって思ったわけだよね。
ひとし
長期視点を持てるってところが面白いポイント。
はるか
そうそうそうそう。
ひとし
へえ。
はるか
目の前でね、うまくいかんと結構絶望的になるよ。
ひとし
うん。
はるか
だって、いっぱい事例があるわけじゃないし、親御さんって。
ひとし
うん。
はるか
だけど、今日の眼鏡を手に入れると、そこが俯瞰して捉えられるのかなって思っているね。
ひとし
うん。
はるか
だけど前提としてね、厳しさの話、今日するんだけど、
これを話してね、やっぱ厳しさ必要なんだね、もっと厳しくしようみたいな感じになると怖いなと思って。
ひとし
はいはいはい。
はるか
もう既に厳しいとか、自分容赦ないっすみたいな人は、むしろ良い出しとかコンプリメントの回を聞いてバランスとってほしいなっていうのは、
そこももちろん大事にしながらっていうところですね。
ひとし
うん。いきましょう。
はるか
はい。
ひとし
今回のお悩みです。
はるか
はい。
ひとし
毎回出勤中にポッドキャストを楽しく拝聴しています。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます。4歳の息子がいて、毎日可愛くて、ついつい夫も私も甘やかしてしまっています。
最近両親から、そろそろ厳しく育てないと、後から息子が困ることになるよと言われます。
自分とお友達が傷つくことはダメといつも言っていますが、
はるか
大事ですね。
ひとし
大きな声で怒ってもあまり意味がないと思うのと、息子は怒ってもおどけてあまり効果を感じません。
はるか
ああ、そっかそっか。
ひとし
両親は人生の先輩で、厳しくすることは大事だと思っているかもしれませんが、そんなに大事なのか疑問です。
はるか
はいはいはいはい。
ありがとうございます。大事な問いだね、これは。
ひとし
気になるね。
はるか
今読みながら思ったのが、大きな声を出すっていうのが厳しいみたいな捉えになっているのかなって感じたので、
厳しさって何なのかみたいな前提はちょっと先に話そうかな。
ひとし
確かに。まず厳しいとは何なのか。
はるか
大きな声で怖がらせたりみたいなものを厳しいとして捉えて、今日「厳しさ大事ですよ」とかいう話ではなくて、
もちろん叱ったり怒ったりとか全然あるし、必要な場面もあると思うんだけど、
今日言う厳しさっていうのは、今日紹介する本の中で言うと、思い通りにならない経験を。
ひとし
思い通りにならない経験を子供が経験するということ。
なるほど、子供が経験することか。
はるか
そうそうそう。ことが大事なのかなっていうふうに、この本を読んで改めて感じて、
そうそう、だから厳しさっていうのがこっちから介入的に何かするというよりは、
子供が思い通りにならないという経験をすることという意味で、
ひとし
なるほどね、それが大事であると。
はるか
大事であるというふうに考えている。
っていうのをちょっと今から深掘っていければというふうに思うんだけど、
大事な考え方として、よく自己肯定感みたいな話があるけど、
この本を読んでね、自己肯定感というのは子供を肯定するだけでは、
本当の意味での自己肯定感というのは生まれなくて、
むしろネガティブな側面というものが出たりとか、
うまくいかない場面に出会ったときこそ、
自己肯定感を育むチャンスなんだなっていうふうな捉え方をこの本で手に入れたんだよね。
ひとし
褒めるだけじゃ自己肯定感は生まれないみたいなことに捉えたけど、そうなのか?
はるか
おっしゃる通りでございます。
ひとし
でもあんなにはるか先生ヨイ出しとかコンプリメントとか言ってきたじゃないですか。
はるか
なんか当たり強いね。厳しさ意識してる?
ひとし
これが厳しさなのか?
はるか
そういうわけだな。すみません、失礼しました。
それは本当大前提として大事です。
今コンコンでも支援してっていうのが、こういう「厳しさも大事です」っていう話をする一方で、
この厳しさっていうものがアドラー心理学のヨイ出しとか森田直樹先生のコンプリメントとかっていうのを前提に土台がないと、
そもそもこの厳しさが通用せんことが多くて、
なので信頼関係を構築するっていう意味でヨイ出しコンプリメントはもう間違いなく重要だっていうのは強く思っている、俺がね。
で、今日紹介する本は藪下 遊さんって方と髙坂 康雅さんっていう方の本で、
カウンセラーの方なんだけど、「叱らないが子供を苦しめる」という本。
ひとし
気になる。 気になるよね。
ティーチャーティーチャー村のDiscordでも盛り上がってたよね。
はるか
そうそう、紹介させていただいて。で、なんで紹介したかっていうと、
俺ががっつり提案していた失敗を星にして宝にしようっていう提案がまっすぐ否定されてたんよ、この本で。
逆の考えは紹介したいじゃん。そうせっかくあったから。っていうのもあって、村の方々に紹介させていただいたんだけど。
ひとし
どこから話していこうかね。
はるか
最初の主張ね、はじめにのところで言っていたことが、褒めるっていうアプローチは大切なんだけど万能じゃないんですよっていう話をしていた。
はるか
捉え直しをする力をつけたいという意味で俺は言っていて。
間違いをごまかしてるわけじゃないからここはちょっとね、意図が違うと変わるのかなと。
ひとし
イメージは間違ったけど、間違ってもいいよ、っていうようなのはここで言っている間違いを受け入れられなくなるかもしれない振る舞い。
はるか
という主張があったと。
だから俺も気をつけようと思った。
そういうふうに失敗は宝だ って言って、この言葉だけ聞くと×イコール嬉しいっていうふうに子供をさせちゃうんだとしたら、危険もあるんだなという学びがあって。
だけど真意は、失敗っていうのは自分の成長するところのポイントだから、そこを直すことによって成長するというこの説明は必ずこれからもセットにしようっ ていうのは感じたことだったね。
ひとし
なるほど。
はるか
でね、もう一個ね言ってたのが、この著者はね、褒めるだけでなくて世界からの押し返しって言葉使って。
押し返しが必要なんだっていうふうに言っていたんだよね。
ひとし
世界からの押し返し。
はるか
押し返し。めちゃくちゃ単純な例で言うと赤ちゃんって自分で動けるようになったら動き出すやん。
だけど、危険なこといっぱいするから 親御さんがこうやって、そっちダメよっていうふうに行動を押し返していくやん。
こういうのが子供が自分の思い通りにならないことを経験していく上で、押し返しの例として挙げられていて。
これ赤ちゃんだけでなくて、子供にとって必要なんですよっていうふうな話をしていて。
で、その中で一個の定義として世界からの押し返しっていうのは、これめちゃくちゃ重要だと思ったのが、「現実の自分よりもちょっと高い理想像を提示される経験のこと」っていうふうに言ってて。
ひとし
ちょっと待ってよ待ってよ。世界からの押し返しが大事なのは子供の成長にとって。
はるか
そうそうネガティブな側面を子供が受け入れるっていう経験をするために、押し返しが重要であると。
ひとし
で、それが「ちょっと高い理想像を世界から提示されること」ってことか。
はるか
つまり、自分は完璧ではないということがわかるということ。
ひとし
これ難しいね。ちょっと高い。ちょっとって何だろうね。
はるか
でもねひとしはもう特訓済みだよこれ。
ひとし
そうなの?
はるか
だっていつもヨイ出しの特訓の時覚えてる?
ヨイ出しだけで終わってたっけ。
ひとし
あースモールステップのネクストアクション。
はるか
そうなんよ。ネクストアクションまで必ずセットで言ってたよ。
子供が自信ついたな満足してるなと思った時にできるようになったねって。
じゃあ、次はこの次のステップとして、こうするのはどう?って提案したりとか。
まだ先があるよっていうのを、たまに提示することはすごく重要だと思っていて。
だからヨイ出し特訓の時に必ずその次のステップを提示するように言ってたんよね。
これはアドラー心理学で学んだというよりは
教育経済学の中室牧子さんって方が、褒めるだけの子供たちよりも
褒める+次のステップを提案した子供たちの方が伸びが良かったっていうのが
研究としてあったという話があって。
それ以降は俺も次のステップでの意識を必ずするようにしていた。
だから、ちゃんとヨイ出し特訓を聞いてくださってる方は、そこもあるのかなっていう風に思ったのよね。
なので、こんな風にネガティブな自分を受け入れられない苦しみっていうのが
1つ褒めるだけによってあるということが主張としてあった。
これが褒めるだけで苦しむ仕組みの1個目。
ひとし
そうかそうか。これが1つ目か。
はるか
2つ目が自分をずっと認められ続ける。褒められ続けると
自分の思い通りにならないことによる欲求不満に耐える力がつかないと。
耐える力、我慢する力がつかなくなっちゃうんだと。
ひとし
我慢する力か。
はるか
そうそうそうそう。
ひとし
これもどっちの意見もありそうやね。
はるか
どっちの意見もある。ただこれは1つめちゃくちゃ重要な視点として
我慢する力っていうのは、筋肉と同じように鍛わるっていう考え方ね。
ひとし
今、何の話をしてたかというと
褒めるということだけを行ったときに おきる苦しみの仕組み
1つ目がネガティブな自分を受け入れられなくなるっていう苦しみ
もう1個が今言った、自分の思い通りにならないことに
我慢する力がつかないっていう苦しみ
はるか
はい、ということ。
3つ目がギャップよね。
ひとし
ギャップ?
はるか
はい。
ひとし
何と何だ?
はるか
例えば、お家の中でもすごく知的で穏やかで
優しい雰囲気に育てられてきましたと。
で、近年そういう知的で優しくて
穏やかな子育てをする家庭ってめちゃくちゃ増えていて
褒めるだけとかね。
だけど、一方でそうじゃないご家庭の方が多い。
で、そういう集団に行ったときにめちゃくちゃギャップがあると。
ひとし
これが一番リアルかも。
俺からしたら。
はるか
苦しいのよ。
ひとし
家と学校のギャップもやし
社会に出たときに、こんなに社会はやわじゃないから厳しくしなきゃって思う感情になりそうだなって思う。
はるか
ああ、そうね。
大丈夫かなってお家の方が心配するのはここが大きいかもしれないね。
社会でこのまま本当にやっていけるのかなっていうのがあると。
ひとし
そうね。これは苦しむポイントだと確かに思うわ。
はるか
そうそうそう。
で、そんな風に家ではめちゃくちゃ知的で穏やかなんだけど
学校とかでは乱暴なやりとりがめちゃくちゃあると。
だから、そのギャップに常に葛藤と緊張が生まれちゃうんだ。
ひとし
葛藤と緊張が生まれる。
はるか
例えば、自分は褒められてしかいなかったものが隣の人が怒られていたりとか
あるいはその喧嘩とか全然してこなかったのに横ではすごく対立が行われているとか
否定し合っているとかっていうのを見るとあれ?と。こんなはずじゃなかったと。
ひとし
そうよね。この振る舞いダメだったってなるよね。
はるか
そうそうそう。
ひとし
ちょっと待って、これらに対してはるかが褒めるだけじゃない改善案があるっていうことなのか。
はるか
もちろんもちろん。だからどうするのっていう話をこれからしていくということで。
今の話を先にしておくと、俺だからいろんな大人が関わるべきだと思ってるんよ。子育てには。
ひとし
いろんな人の基準で接してもらうっていう感じ?
はるか
そうそうそうそう。こんな大人おるんやとかこんな子供の友達いるんだっていうのを先に触れて
ある程度の自分の中で心の折り合いをつけておくっていうのはちょっとずつ小っちゃい頃から経験しておく必要があるなと思って。
だから、いつもコンコンでもいろんな大人と関わってほしいっていうのはずっとこれは確固してあるということですね。
じゃあどうしたらいいのっていう話よね。
ひとし
そうよ。もう厳しくした方がいい風になってしまいそうよ今。
明日から厳しくなってしまいそう。
はるか
ちょっと待ってちょっと待って。厳しさね。思い通りにならないという経験も。
ひとし
そうだ。大事なのは俺が厳しく叱るとかそういうことじゃなくて、相手にとって子供にとって思い通りにならない環境も大事だということね。
はるか
そうそうそうそう。今日から怒鳴ってくださいとか今日から否定してくださいとかいう話ではない。
ひとし
はいはいはい。
はるか
じゃあ具体的にどうすればいいのかっていう話を1つ1つしていきたくて。
4つポイントあります。1個目が外との関わりを通して成長していきましょうと。
本当にいろんな外の世界に行きましょうと。
なぜかというと、学校生活とか集団の生活って送っていたらルールとぶつかったりとか自分の実力に直面したりとかして
思い通りにならないという経験をするやん。
その時に思い通りにならないだけで終わっちゃうと自信を失うだけになっちゃうんだけど
それプラス家庭で子供を支えることで外の経験で傷ついたりとか自信を失ったプラスご家庭でこうやって乗り越えていこうとかっていうふうに支えていく。
このワンセットの関係を生じやすい状況を維持しておくことが大事と。
ひとし
そういうことか。
はるか
ここで思ったのは不快なことに対して回避、逃げるっていう支え方ではなくて対処法。
どう乗り越えるかっていうのを身につけていくっていうことが、ここでは重要なんじゃないかなっていうふうに思った。
ひとし
なるほど。だから子供が野球のスポーツチームで自分結構上手いと思ってるのに、スタメンじゃなかった。
ベンチだったっていう時に野球を辞めるじゃなくて、自分の葛藤をどうやって乗り越えるかっていう対処法を家では探す。
はるか
自分の強みとかどこだろうって、別のポジションはないのかとか、どうやって練習したらその子に勝ってるのかとかっていうふうに。
そんな形でナンバーワンじゃないから辞めるとかじゃなくて、自分がどう活躍できるとかどう努力したら乗り越えられるかっていうのを支えていくっていうのがすごく重要になるんじゃないかと。
つまり、子供っていうのは外の世界と自分の思いがずれた時に不満を抱く。なんでうまくいかないじゃんって。
それを回避しようとするんだけど、その不満を抱くっていう経験をして傷つくかもしれないけど、それを家庭で支えていくっていうプロセスを経験することがやっぱり重要なんだということを話していたね。
ひとし
なるほどね。
はるか
で、もう一個のポイントとして子供の不穏感情とごちゃごちゃすることって書いてあったよ。
ひとし
どういうことだ。
はるか
これどういうことかと思ったんだけど、子供と大人ってごちゃごちゃするのよ。
ひとし
ごちゃごちゃ。
はるか
特に親と子供って。
ひとし
ごちゃごちゃよね。
はるか
前提として、この本の中で不快な感情とか不安とかを一つの関係性の中で収めていく経験が大事だっていう話もあるよね。
例えば親と子供が対立しました。
でも結局、その後に話し合って解決したりとか励まされたりとか仲良く戻ったりとかすること。
この一つの関係性の中で対立とか、このごちゃごちゃを収めていくことがすごく重要なんだって。
なぜかというと、自分はネガティブな側面を出してもネガティブな部分があったとしても、お父さんとお母さんは自分のことを見捨てないんだ。
自分のことを大事に思ってくれるのは変わらずって思えることがすごく重要だって話をしている。
ひとし
なるほどね。
はるか
で、一つの関係性の中で収めていくことがすごく重要だからもうごちゃごちゃしてくださいと親子関係で。
ごちゃごちゃすればするほど、自分がネガティブな側面を出そうがこの親は認めてくれるんだっていう風に本当の意味の信頼とか真の自己肯定感みたいなものが生まれる。
ひとし
ごちゃごちゃが起きた後も認められてはいる。
はるか
ごちゃごちゃが起きたとしてもあなたを見捨てないよっていう姿勢が、子供が感じることができることがすごく重要。
その時にこの著者の方が主張してたのが、子供がその時不穏感情を出してないと、今言ったようなことって起きないよねって。
ひとし
えーっと子供が
はるか
例えば、嫌だとかそれは違うでしょとかって、いわゆる反抗の気持ちを出していないと、ごちゃごちゃを乗り越えるって経験できないよねって。
だから、厳しいっていうのを高圧的な態度と捉えて子供が何も言えない状態を作っちゃうと、このごちゃごちゃを乗り越えるみたいなことができない。
だから、ごちゃごちゃ乗り越えてくださいって言ってる。
これで思ったのが親子関係で言い合ってる場面ってよく見るよ。
でも、それを見て親は口出しせずに見守りましょうとかっていうのもあるけど、
俺は結構そうやって言い合ってる姿って暴言とかひどい言葉じゃなければ、すごい健全だなって思ってたんよ。
なんでそれを健全だと思ったのかっていうのがここにあって。
ごちゃごちゃ乗り越えても愛されるっていう経験を今してるんだなと思って。
だから、真の自己肯定感っていうのはごちゃごちゃをいかに乗り越えたかっていうのが重要なんだなと思って。
冒頭に話した今短期的にうまくいかなくてごちゃごちゃやりとりしていたとしても、
それは乗り越えることで本当にどんな自分でも見捨てられないんだなっていう真の自己肯定感が生まれるのかなということで。
ネガティブな側面を持とうが見捨てませんと。
そんなあなたと生きていく覚悟がありますよというメッセージをずっと強く言い続ける。
それは俺の母ちゃんが言いよったなと思って。
兄とか自分に結構やんちゃとかしてた時も、「親だから最後まで一緒に生きていく覚悟があるとよ」っていう風に。
「だから、ここまで言うんだよ」っていう風に言ってたなと思って。
ひとし
偉大やね、はるかのお母さん。
はるか
いやいや。
ひとし
もう母の日プレゼント送ってしまったもんね。
はるか
俺の母ちゃんびっくりしちゃったよ。
ひとしくんからプレゼント来てるんやけどって言って。
ひとし
偉大と思って。
はるか
だから、今日もぶつかっちゃったんですとかってコンコンでも保護者の方から言われることあるんだけど、
「大丈夫です」って「それを一緒に乗り越えていきましょう」っていう風に言うのはこういうごちゃごちゃがあったとしても一緒に乗り越えるということをしていければと。
ひとし
今ポイントが4つのうち2つ出てきたかな。
外との関わりを通して成長していくことは大事ですと。
外で何か不快なことがあっても家庭では対処法を一緒に考えていくのがいいよねって話。
もう一個が子どもとごちゃごちゃするのも大事だと。
そこで、親と子どもでごちゃごちゃがあってもあなたを認めているというメッセージを伝え続けることが良いのではないか。
あと2つ。
はるか
でもちょっと補足入れたくなった。
さっきね対処法を身につけるけどこれはまずいと思った時は、回避させないけんってのはそれはもうもちろんのことね。
子どもの表情を見てこれはどうしてもまずいと思った時は回避することももちろん大事な一つの選択肢だから。
回避も大事だけど基本的なスタンスとして対処法を一緒に身につけていきましょうという話でした。
ここからさらっといくね。
今みたいなようなことがあった時に3つ目。
おりに触れて「思い通りにならないこともあるよね」というメッセージも伝えていく。
ひとし
ありながらがじゃあ大事だと。
はるか
そうそうありながらと。
まさにそれでございます。
なんかねすごい辛いことがあっても思い通りにならないことがあっても、そんなこともありながらよねって。
じゃあどうしようかっていう風に前向きにね、メッセージを伝えていくことが重要ですと。
ということで最後です。
今言ったのを聞いてよっしゃ明日から厳しくしてやるぜと全部マックスで縛り付けてやるぞと思わないでくださいと。
ひとし
いやもう思ってはないんじゃない?
はるか
そっかもうそこ配慮してたもんね。
ひとし
もう大丈夫とは思うけど。
はるか
筋トレと同じです。いきなり100キロのダンベル渡さないでくださいと。
全部変えてしまおうとするんじゃなくて今の対応からこの辺ならちょっと変えていけるかもというポイントを見つけて少しずつ試していくことが大切ですよという話をしてありました。
ひとし
それもポイントなんよね。
はるか
はいポイントです。書いてくださっているので。
で、なんかどうしても理想の状態なんでも自制コントロールできてとか完璧にできる子をイメージしながら言うとダメ出しとかばっかりになっちゃうけど
その子自身を見てくださいって前も言ったよね。
だからその子自身の姿からじゃあここをちょっと次はこうできるんじゃないのとか。
ちょっとのステップアップね。ちょっとずつのステップアップをしていきましょうというが大事ということだよね。
ひとし
なるほど。わー、ちょっと盛りだくさんやったけん、もうめっちゃ端的に言ってみるね。
はるか
はいお願いします。
ひとし
両親からもうそろそろ厳しくしないとダメだよって言われたりする。
こういう時に何て捉えればいいかというと今の話を踏まえるともちろん自分は厳しさって大事だと思ってますと。
厳しさっていうのは子供が自分の思い通りにならないという経験をするということなのでそういう意味で厳しさを自分は大事にしたいと思ってます。
っていうのが端的に言うとそうで。
はるか
あーすごいね。ありがとう端的にまとめてくださいまして。
ひとし
いろいろ話はありましたが、褒めるだけだとこういうネガティブな側面あるよねとかいう話もありましたが、
その中で具体的に厳しさを大事にしようと思った時に気をつけていることがあって、
ひとし
それは子供が外の環境でいろんな失敗とか思い通りにいかないことを経験してくるっていうのをいいことだと思ってる。
で、その不快感を家に持って帰ってきた時には一緒に対処を考えるようにしてるっていうこと。
もう一個が子供とぶつかることは結構あるけどこれも悪いことだとは捉えてなくて、
子供と言い合った時も存在を認めているというメッセージを言うのは大事にしてますと。
はるか
そうね、ごちゃごちゃだけで終わるんじゃなくてそこ大事。「そんなあなたと生きていく覚悟があるよ」というメッセージ。
ひとし
そうだね。あとは思い通りにならないこともあるっていうことはいつも言っていると。
はるか
おりに触れてね。
ひとし
うん、かな。
はるか
はい、ありがとう。補足が入りすぎて今の話聞いた中でもさ、多分思うことある人いっぱいいると思うよ。
ひとし
そうなんよね。
はるか
だけど、ご自身なりに今の話を咀嚼して取り入れてくださればって思うよね。
ひとし
これは相当咀嚼必要かもね。
はるか
かなり咀嚼したつもりだったけど、もうぜひ読んでいただければなとは思います。
ひとし
そうね。
はるか
読んでも多分、腑に落ちない部分もたくさんあると思うんだけど、それも含めてね、メッセージとして大事な部分を自分のお子様にあった形で取り入れていただければなというふうに思いましたね。
ひとし
でもだいぶ俺は人と接するときになんか新しい視点は持てた感じはあるよ。
はるか
うんうんうんうん。
そうよね。
ひとし
そうか厳しさって思い通りにならないってことかっていう、そこの前提から考えれた気がするので。
はるか
そうね。
はい、ありがとうございました。
ひとし
あと一個だけさ、ちょっと面白いかもって視点があったのだけ紹介していい?
はるか
うん。
ひとし
これは何かサービスを作り出すとか起業するみたいな視点になるとさ、いかに社会に対して不満を持ってるかサービスを考えるきっかけになったりするやん。
はるか
まさにひとしが、そうだね。
ひとし
それは我慢できないからっていうこともあると思ったよね。
はるか
あーなるほどね。
ひとし
我慢する力が弱いから生み出されるものって結構あるなって思って。
はるか
あーそうか。
ひとし
そう、その視点は面白いなって思った。
はるか
そうね。
ひとし
逆に社会に出たときのギャップによってこれは変えなきゃっていうエネルギーが生まれるみたいなのもね、ある。
はるか
確かにね。
ひとし
面白いよね。
はるか
そうね。
ひとし
正解はないということですよね。
はるか
いやマジそうだね。
今日言ったやつが正解だから子育てしてくださいよっていう話じゃなくて、今回はこういう苦しみが起きますよという説明があったんだと思う。
ひとし
そうやね。
それを解消するには4つのポイントがありましたよという話でした。
はるか
ありましたよという話やね、確かにね。
ひとし
はい、じゃあ感想を読ませていただきます。
はるか
はい、ありがとうございます。お願いします。
ひとし
これはお便りでしょうか。
はるか
はい。
ひとし
はるか先生ひとしさん、いつも温かいポッドキャストを配信してくださってありがとうございます。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます。
そして大賞受賞もおめでとうございました。
はるか
嬉しい。
ひとし
お二人の顔を拝見させていただき、安堵したような照れくさいような。
そっか。
はるか
あの時にね、顔出たのか。
ひとし
そっか。
最初は違う方たちだと思って記事の写真を見ていました。
はるか
はいはい。
どなただろう。
ひとし
私と想像と180度違った雰囲気でびっくりしたんですが、そのお隣の方がはるか先生とひとし君だと分かって平穏を取り戻しました。
はるか
誰なんだ。
ひとし
今回の存在価値のお話、とても心が平和になりました。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
はいはい、存在価値回のながらの回ね。
また明日から子供たちの良いところを見つけて、たまには叱ってしまうこともありながら。
はるか
ありながらですね。
ひとし
過ごそうという勇気をいただけました。
はるか先生とひとしさんが、いろんな感情を持っていてもいいのだと伝えてくださって、母親として心穏やかに子供たちに接していけそうです。
はるか
うわーよかった。
ひとし
現在高校1年生の息子が中3の頃、受験のプレッシャーや友人関係の悩みなどもあり、吐いてしまうことが続いていました。
息子の悩みを聞き、病院も受診しましたがすぐには治りませんでした。
けれど、ティーチャーティーチャーを聞いてコンプリメントしたり、好きな夕食を作ったり見守ることに徹底しました。
春から高校生になり、口下手な息子はほとんど友達のいない高校へ進学しましたが、新年度当初は毎日勇気を持って新しい友達に話しかけていると話してくれました。
はるか
すごい、関係がいいね。
ひとし
現在は陸上部へ所属し、勉強にも励んでいるようです。
小さくていつも私のお膝か背中にいた可愛い息子は私の手を離れましたが、大きくなっていろんな経験をして乗り越えてくれると信じています。
はるか
ちょっと待ってなんか涙出るねこれ。
ひとし
いつか心から笑い合えるはるか先生やひとしさんのような友情が生まれることを願って、母である私はただひたすらに好きなご飯を作って見守ろうと思います。
ありがとうございました。
はるか
ありがとうございました。いや素敵なメッセージやね。
ひとし
素敵。
はるか
ごめん、また補足したいこと出てきた。
ひとし
何?
はるか
この本の中でも書いてあるんだけど、見守るって書いてくださってたやん。
この見守るっていう手段が有効な場合があると。