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ひとし
2つ目が、ちょっと前にも一度告知させてもらったんですけど、『ハートグローバル』さんというね、子どもたちとダンスとか歌をやることで、みんながすごい元気になるイベントの招待をいただきましたので。
はるか
そうですね。世界の20カ国近くのいろんな国の方々、キャストと呼ばれている方々が、ダンスも歌もすごくプロフェッショナルの方々が集まってきて、子どもたちと3日間ワークショップをしてくれて、
映像のリンクを見ていただければと思うんですけど、海外の方とかと楽しく歌ったり踊ったりしてたら、気づいたらみんながステージでショーできる状態になっているっていう。
ひとし
あれすごいよね。
はるか
僕とひとしも観に行ったんですけど、本当に心震えるというか、こんなに子どもたちが3日間でできるんだっていうところはすごかったし、
あの自分を解放できる体験を子どものうちからできるとか、あと海外の方と思いっきり音楽とダンスとかでつながれる経験を持つっていうのは、本当に人生においてとてつもなく重要で、
もしかしたら人生本当に変えるんじゃないかなって思えるぐらいの経験だと確信しています。
そのイベントを、通常は参加費2万円。3日間キャストの方がみっちり教えてくれるんで2万円かかるところを、困っている方、
例えば行きしぶりであったりとか、学校に行ってない不登校であったりとか、フリースクールに通っているとかっていう子たちに何とかして力になりたいということで、
もう無料にしてくれているんですよね。
ひとし
そうなんですよ。
はるか
これは、ダンス嫌いとか歌嫌いとかっていうのはあるかもしれないんですけど、たぶん見たら、これを目の前で目にするだけでかなり人生に対してインパクトを与えるなっていうのを僕たちは感じているので、
スポンサーであるわけでもなんでもないんですけど、
本当にただただ、これに飛び込んだらいいことあるなと思ってお話しさせてもらっているので、
ぜひ興味ある方は、映像を見るのとチラシの方を見ていただいて応募していただけたらと思います。
ひとし
実際、今回招待いただいたのが1月31日からの3日間なので、配信日でいうと今週末とかになるのかな?
はるか
なのでもう、明日までが締め切りになるということなんで。
ひとし
そうだ、水曜日中に連絡くださいということでしたので、見学だけでもOKということなんで。
はるか
ワークショップの見学をしますっていう旨を、何かメモで書いて送信していただけたらと思います。
完全におせっかいだけど、ただただ見てほしいっていう、ひと目見てほしいっていうのがあって、
今回は代々木のお話をしているんですけども、全国で開催されているので。
ひとし
今回は代々木の『東京都国立オリンピック記念青少年総合センター』という場所の開催が、1月31日から3日間なんで。
それ以外の場所でもまたあると思うので、多分それはサイトとか見ていただけたらあるのかな?
はるか
本当に上手に子どもたちに向き合ってくれるので、
衝撃的だったのが、ステージの真ん中でソロで歌ってる子が、最初は絶対に参加したくないって言ったりとか、
自信ないよって言ったりとかしてる学校に行ってない子だったっていうのを聞いて、
はるか
こんなにも変わるんだっていうのを本当に実感したので、見学だけでも飛び込んでみるのはいいのかなと思っています。
ひとし
自分を表現するのが当たり前みたいな空間をめっちゃ作ってくれるけん。
はるか
そう。
ひとし
あれは変わるよなっていう感じがしたね。
はるか
そう。チャレンジすることこそに価値があるっていう、この価値観を創設してくれる。
ひとし
ずっとね、3日間ずっと創設するからね。
はるか
上手い下手いじゃないのよ。チャレンジするかどうか。で、チャレンジしたら全力でみんなが喜んでくれるっていう、この空間を作れてるのは、
すごい。
ひとし
すごい。
はるか
僕たちができないからこそ行ってほしいって思ってます。僕には絶対できない。
あ、僕に絶対できないとか言ったら怒られそう。
ハートグローバル。
ひとし
そう、チャレンジすることが大事なんですから。
はるか
そうそう、チャレンジしてみたいと思いますので、ぜひ一緒にチャレンジしましょう。
ひとし
はい。では、告知が長くなりましたが、
ボーダレスさんのオンラインのセミナーと、ハートグローバルさんのワークショップのお誘いでした。
はるか
はい。
ひとし
こちらもURLを概要欄に載せておきますので、チェックしてください。
はるか
はい。
ひとし
それでは、本編をお聴きください。
はるか
どうぞ。
体調大丈夫?
ひとし
体調ね。
はるか
そう。
ひとし
あの、年明けすぐにね、体調壊しまして。
はるか
壊しまして。
ひとし
たぶん原因はわかるんよね。
はるか
うん。
ひとし
24時間くらい熱が出たりしてたんやけど。
はるか
うんうん。
ひとし
原因は多分ね、マグロの食中毒じゃないかなと。
はるか
きつい。食中毒。
ひとし
マグロがね、アレルギーなんよ。
はるか
あー、アレルギーなの?
ひとし
でも、あんま関係なく食べるんやん。
はるか
なるほどね。明確やね。それは。
ひとし
それかなーとか思うけど。
はるか
アレルギーのものを食べたからという明確な原因があるね。
ひとし
かもしれない。
はるか
そっかそっか。やっぱアレルギーって食べちゃいかんのやね。
ひとし
ね。
はるか
これは学びですな。
ひとし
うん。でも本当にそのアレルギー反応か、わからんけんさ。
はるか
うんうんうん。
ひとし
もう一回チャレンジしてみらんななって。
はるか
あー、そっかそっか。再現性を担保しとかないかんけね。
ひとし
そうそうそう。
はるか
うん。
危ないですね、あなた。
アレルギーのものはやめましょう。
ひとし
やめましょう。
はるか
極力、控えましょうということで。
ひとし
ということでいきましょう。
始まりました。ティーチャーティーチャー。
はるか
よっ。
ひとし
ひとしです。
はるか
はるかです。
ひとし
えー、この番組は世界中を回った先生のはるかと
ポッドキャスト番組のプロデューサーのひとしの2人で
子育ての悩みを納得するまで考えていくポッドキャスト番組です。
はるか
はい、よろしくお願いします。
ひとし
もう、そろそろ話すこと尽きてきたんじゃない?
はるか
いやいやいや。全然追いついてません。
ひとし
あー、マジか。
はるか
追いついてません。収録のペースと、話したいことの溢れ。
ひとし
いや、毎回収録日決めてさ、「ここまでに台本3つ作るわ」みたいな。
はるか
うんうん。
ひとし
はるか、言うけどさ。
もう答えることないんじゃない?って思ってしまう。
はるか
いや、全然追いついてないんよ。
あの、いただくお便りに対して。
ひとし
あるんやね。
はるか
そうそうそう。だからいっぱいコツコツ返していきたいなと思いながらですね。
ひとし
ながらですが。
今日はどういうものを。
はるか
今日は、子どもへの怒りが爆発していますと。
ひとし
あー、子どもへの怒りね。
はるか
メラメラ、イライラ、爆発してしまいますと、いうところであります。
ひとし
いきますか。
はるか
はい。
ひとし
ラジオネーム『ちょもん』さんからですね。
はるか
はい、ちょもんさんありがとうございます。
ひとし
「わたしは1歳4歳の母親です。
余裕がないと声を荒げたり物に当たったりしてしまうので、その行動をなくしたいです。
はるかさんは先生の頃どうしようもないイライラを感じたことはありませんか?」
はるか
うん、あります。
ひとし
あるんですね。
「そんな時はどのように自分の気持ちをコントロールしていましたか?」
はるか
はい、できていませんでした。
ひとし
「特に上の子、4歳の子は赤ちゃんの頃から夜泣きがひどくて、育てにくさを感じていました。
今も保育園の行きしぶりや癇癪、夜は毎日寝かしつけに1時間以上かかります。」
はるか
大変だ。
ひとし
「そんな時、子どもが2人同時に機嫌が悪くなったりわがままを言ったりすると、『うるさい!』と怒鳴ったり、物に当たって威圧的な態度をとったりしてしまいます。
深呼吸をしてクールダウンしようとしますが、子どもは追いかけてくる。
そんな時は触れられたくないとさえ思ってしまい、さらに爆発してしまうのです。
どうしたらいいでしょうか?」
ということですね。
はるか
いやー、もう、ほんと、絵が浮かぶよね。
1歳と4歳のお子さんがいる中で毎日ね、精一杯頑張っている姿が目に浮かぶし、その大変さも浮かぶしで。
自分が想像したらね、年末ね、実家に帰ったりとかした時に兄の子どもたちがいるわけ。
ちょうどね、1歳と8歳、2歳と8歳かな、いるんだけど、大変。
ひとし
いや、俺もね、甥っ子が5歳と0歳なのよ。
はるか
はいはいはい、似てるな、状況が。
はるか
そう、質問に戻ると、「はるかさんは先生の頃、どうしようもないイライラを感じたことありませんか?」っていうふうに質問してくれてるけど、
めちゃめちゃしてた。
とくに一年目、二年目とか、めちゃめちゃしてたし。
ひとし
どんなことで?
はるか
全然、それこそうまく、子どもたちが言っても聞かないとかは全然あるし、
今やめてって言ったことをするとかも全然あるし、
怒鳴ることもあったし、物に当たったこともあったし、怖がらせて止めたこともあったしね。
そのたびに、何とも言えない悔しさ、虚しさ、後悔、みたいなことをずっと繰り返して今に至るんだけど。
そうそう、絶対に変わりたいみたいな、こういうふうに怒ったりとかイライラせずに過ごしたいなと思って、
学び続けてきた教師生活だったなとは思うね。
ひとし
これはもう、自分の気持ちへの向き合い方を変えていく必要があるん?
はるか
そこを一緒に考えたくて、怒りを爆発させない、『平熱』さんの『発達が気になる子の育て方』っていう本でもあったけど、
怒ることはもう抑えられないというかね、止めることはできないけど、
怒りを爆発させないことが大事だっていう話があったりとかして、
本当に俺もそうだと思って、怒りを爆発させないために工夫っていうのはできるのかなと思うから、
そこをひとしと一緒に考えたいなと思っているんよね。
で、まずマインドとか怒りへの耐性みたいなものは、ひとしの方がむしろ強い気はしてて、
だからまず、ひとしはどうやって怒り爆発させないんだろうみたいなのも聞いてみたいなと思って。
ひとし
なるほどね。
はるか
どうしてる?俺、怒ってるとこ見たことないんだけど。
ひとし
基本的に目の前の人には、あんま怒らんのよね。
目の前の人にイライラしてしまったら、そうしてしまった自分に対して怒るみたいな感じになってしまうけん。
基本的に人に出すことはあんまないんよ。
はるか
出ないんやね。
ひとし
でも危険よ。それでメンタルが落ち込んだりしてしまうけん。
はるか
そっか、全部自分に矢印が向くっていう感じなんか。
ひとし
自分か社会やね。こういうふうな考えの人が、なんで生まれたのかみたいなのを考えてしまう。
たとえば、『めいめい』っていう番組がありまして、
村にいる『kanta』さんと『上水』さんという方がやってる番組なんやけど、
いろんな現象に名前をつけていこうという番組で、
その中で、田舎に行くとけっこういろんな差別発言、当たり前にあるみたいな。
はるか
ルッキズムとかね。
ひとし
あるやん、それ。
はるか
面白かった、あの回は。
ひとし
そう、この現象に名前をつけようっていう回があって、
それをお二人が命名していくんやけど、
この時に思ったのが、自分はその状況になったら、
差別発言をしているその人にイライラするっていうよりは、
そういうなふう、この人には今の社会で、
差別と言われてるような情報が入ってきづらいことになってるんだな、みたいなことを
頑張って理解しに行く感じになる。
で、それでも納得できん怒りは、自分がそれにイライラしてるんだなっていうのを感じる。
感じるだけ。
はるか
なるほど。
一個面白いのがそのね、環境に対して、というか社会に対して、
怒りを向けると工夫はできるっていう感覚、それは。
改善しようとしていけるっていう感覚なのかな。
ひとし
まあ、目の前の人との関係性が悪くはならんよね。
はるか
うんうんうん。
ひとし
でも、精神的に負荷はかかってるままなのかもしれん。
け、あんまお勧めはできない。
はるか
あー、なるほどね。
なんかこの方の状況でいくと、夜寝かしつけを1時間以上かかっていて、
2人同時に機嫌が悪くなる、みたいな。
この状況、なんで起きてるんやっていうふうな。
ひとし
そうね。
いや、これはもう子どもの話だともう全然変わってくるね。
はるか
うん。
ひとし
あ、じゃあ、完全な妄想です。絶対、当事者になったら、
僕ももう、たぶんイライラすると思うって前提で
どう思うパターンがありそうかっていうと、
子ども2人抱えてて子育てするのがこんな難しいのに、
こういう制度なんでないんだろう、みたいな。
はるか
あー、制度。
ひとし
こういうサービスないんかな、とかを考えて。
はるか
制度を探すとかっていうアクションを取るのかもしれない。
ひとし
うん。
まあ、わからんけどね。
はるか
でも本当にせんもんんね、ひとしは。
俺はけっこう当たっちゃう、っていうか態度に出ちゃうことあるけど、
ひとしはマジでないからそう思ってるんだと思ったら、
目の前の人との関係は崩れないっていうメリットはありそう。
ひとし
メリットはある。
はるか
だけど自分が落ち込む。
ひとし
結局自分が悪いとかって、自分の認識を頑張って変えようとするのは大変。
はるか
うんうんうん。
なんか自分が悪いんだって思えば思うほど、
もっとうわーってイライラなりそうな気もするけど、どう?
ひとし
いや、ひとりの時はなるよ。
はるか
やっぱそうか。
ひとし
ひとりの時はなるけど。
はるか
そっかそっか。
ひとし
まあ人がおったら表に出ることは、ほぼないね。
はるか
今日は一緒に考えたくて。どうやったら自分も周りもね、
なるべくハッピーに怒りを爆発させないようにできるかっていうのを考えたくて、
まあでもちょっと今日、紹介するのは、
アンガーマネジメント的な話もあって、
とはいえどうなのっていうところがあると思うから、
そこを一緒に深掘っていけたらと思っています。
まず提案としては2つあって、
1個目が『『『一次感情と二次感情というメガネをかけましょう』ということです。
ひとし
一次感情と二次感情。
はるか
聞いたことあるかな?
ひとし
わからんけど一次感情は、なんだ。
子どものその行動を見てイラッとするみたいなこと?
はるか
うんうんうん。
ひとし
二次感情はどうなんだ?
はるか
これアンガーマネジメントとかアドラー心理学とかを触れる方は耳にすることあるのかなと思うんだけど、
怒りだと思った感情はもともとは怒りじゃなくて、
悲しさであったりとか寂しさであったりとか、
虚しさ苦しみ心配とかっていうふうに、
なんかもともと別の感情があったはずなのが、
それが大きくなると怒りとして現れるみたいな考え方があるんよね。
ひとし
なるほどね。
はるか
だから怒りとして爆発する前に、
そのちっちゃな感情を表出したりとか処理していくことが大事だっていう話があって、
これも自分の経験上すごく納得したのが、
教員生活1年目2年目は絶対に怒らないぞ、みたいなスタンスで構えとったんよね。
子どもに対して。
他の先生が怒ってるのを見て、
すごいああいうふうなのは良くないんじゃないかな、みたいなのがあって、
絶対に怒らない先生になろうって決めてた時期があって、
それを意識して我慢すればするほど、
なんかもう大きく怒りが現れちゃうみたいなことがあったんよね。
例えば、ずっと授業中うるさい子たちがいた時に、
優しくね、「静かにしようね」って言ったりとか、
「いまは集中する時間だよ」とか言ってたけど、
全く聞かない時に急にキレるみたいな。
はるか先生、急にキレるみたいな。
ひとし
びっくり。
はるか
「静かにしなさい!!」みたいな。
なんか急にキレてびっくりみたいな感じなのがあって、
やっぱ我慢すればするほど、
キレるみたいな状態ができちゃうってことを学んだよね。
その時にも師匠がいたんだけど、
師匠に「突然怒っちゃうんですよね。
どうしたらいいですかね」とかって話をしたら、
「そんなに怒るのはやっぱ我慢するからじゃないの?」っていうふうに言われて、
師匠が言うには、
「わたしは思った感情は、
まず怒りのないうちに小さく吐き出すのが大事だと思ってるよ」っていうふうに言ってくれて、
これがたぶん、Iメッセージとかの話につながってくるんだけど、
ひとし
「俺はこういうの嫌だと思ったよ」みたいな。
はるか
そうそうそう、「そういうのしたら心配なんよね」とか、「寂しいんよ」とか、
「悲しいっちゃん」とかってこの負の感情も小っちゃいうちに伝えるようになったらね、
ぜんぜん変わってきたんよね。
ひとし
なるほどね。
はるか
で、さっきの一次感情、二次感情の例としては、
例えば子どもが夜遅くなって帰ってきて、ぜんぜん帰ってこないみたいな時ってさ、
最初に出てくる感情としては、
心配やな、大丈夫かな、っていう感情やん。
それがだんだんだんだん心配が大きくなってきて子どもが帰ってきたら、
すごい怒りに変わってるみたいな状態ってあると思ってて、
だからその寂しいっていう感情が怒りに変わっていくみたいなのは、
この例からちょっと理解できるのかなっていうふうに思ったんだけど、
そんなふうにこの、最初の一次感情の時点で伝えていくっていうのはすごく重要なのかなっていうのは、
ひとつ思った。
これはなんか自分の中ですぐできたし、
これで反応もだいぶ変わったっていうのが実感としてある。
ひとし
なるほどね。
はるか
我慢して我慢して我慢して爆発じゃなくて、
小出しにしておくことで、その爆発するリスクをこっちが分散していくというか、
リスクをちっちゃくしていくっていうのはひとつあった。
ひとし
確かに。
はるか
で、もう1個、俺が教員時代にすごく大事にしていたのが、
これもテクニックなんだけど、
『予告する』
もう、怒ることを。
で、もうこれは怒ることはしょうがないという前提の話ね。
中にはね、怒るのはやめましょうとか叱るのは意味ないとかっていう方もたくさんいる中で、
俺らもどうしても怒ってしまう人がいるんだっていうのはもう、思っていることなんよね。
怒ることは叱ることは場合によってはもうしょうがない。
みんなしたくてやってるわけじゃないからね。
怖がらせてやるぜって思って怒ってる人は、
ぜひそれはやめてもらいたいんだけど、
仕方なく出てくる怒るっていうのは、子どもと関わってる中である。
しかもそれが人に迷惑かけてしまったりとか、傷つけたりとかっていうのもあるからね。
そんな中では、予告するっていうのはすごく重要にしてて。
1回目は授業中に何かお話をしてる時に、
「あ、ごめん。いま周りの人が一生懸命勉強してるから静かにしてくれない?」っていうふうに優しく言う。
で、「あと2回言ったら、たぶん優しく言えないかもしれない」ってことを先に言っておくと、
2回目3回目みたいな時に怒っても、
これは理不尽に感じないわけなんよ。
ひとし
なるほどね。
はるか
これ重要なんよね。
なぜかっていうと、さっきの俺のやつは急にキレてくるから、
子どもからしたら意味わからんしってなるわけ。
ひとし
そうよね。
はるか
さっきまで優しくしとったのに、
なんで急にこの人キレるんっていうふうになるわけで、
理不尽さが異常に増すわけだよね。
だけどこっちが怒ってない状態で、
たぶんあと2回言っても直らんかったら優しく言えないからねって、
これを了承しておいてねっていうふうに言うと、
3回目で怒られたとしても子どもは、
3回もやったしねっていうふうに学習はやっぱりできるから、
理不尽さは減るのかなっていうのはある。
ひとし
大事やね。
はるか
予告するということ。
ひとし
そういうふうに言われた記憶、一切ないな。
はるか
予告されたこと?
ひとし
あるのかな。予告されて怒られるみたいな。
はるか
ほぼ予告した時点でなくなるからね。
ひとし
予告したらもう、そっか制御するから怒られた記憶じゃないのか。
はるか
そうね。いまの話って何かこう、
たぶん皆さん子どもと関わってる方がいっぱいいると思うから分かると思うんやけど、
興奮状態とかで全く収集つかん状態ってあるわけなんよ。この言葉だけじゃ。
その時に親御さんとか大きな声出したりする時もあると思うんだけど、
それを予告しておくことで、
理不尽に感じる気持ちを減らすっていうのが、ひとつできることであるかなとは思ったことであるよね。
もちろん大きな声出さない方がいいし、
怒りで何かコントロールするっていうのは、
なしの方がもちろんいいんだけど、
たぶんそんなこと言ってられねえよって状況の方もたくさんいると思うんよ。
環境上もっとパートナーの人に協力してもらってほしいし、この方も。
いろんな大人頼ってほしいしっていうのがある中でも、
この二人がいる状況の中で、難しい状況の中ではこういうことも
テクニックとしてあるのかなというふうに思った。
ひとし
じゃあいま、出てきたのが、
一次感情で小出しにするっていうのと、
予告するってことか。
はるか
うんうんうん。
で、三つ目は、
もう『その場から立ち去る』
ひとし
ああ。
まあ距離を取る、距離を取れる環境であるならね、
距離を取れたらいいよね。
はるか
そうね。
やけん、もうこればっかりは1歳と4歳だから難しいって思うかもしれんけど、
やっぱりヘルプを出すことも勇気だなと思って、
1歳の子を置いて、たぶん外に出ることは難しいっていうのはもうしょうがないと思うんだけど、
いまの状況だとだいぶ自分の中でも黄色信号が出てて危ないっていうのをやっぱり周りの方に伝えて、
親御さんが一人の時間を取れるようにするっていうのは、
お互いのためにいいんじゃないかなとは思っているんよね。
ひとし
確かに。
はるか
コンコンの親御さんも「親子でぶつかり合うことがあります」って、
「何言っても聞いてくれなくて、むしろ暴れちゃうんです」とかっていうときはもう、一旦距離を取りましょうって話をよくしてて。
ムカつけばムカつくほど、一旦距離を取りましょうって。
距離取ってリラックスして戻ってきたら、
わりとちゃんとIメッセージで理性的に伝えることができるから。
ひとし
なんか俺が将来これやってみたいなと思ってることがあって、
それの良し悪しを判断してほしいんやけどさ。
はるか
一緒に考えよう。
ひとし
イラッとしたときに、家庭の中でね、感情的になるときに、
『自分感情的になってます帽子』みたいなのをかぶるっていう。
はるか
はいはいはいはいはい。
ひとし
それを被っとけばちょっと外に怒りを出したりしても、
「まあお父さん、この帽子かぶっとうけんね」みたいな感じになって。
はるか
周りもね、周りも距離を取れるもんね。
ひとし
そのイライラが収まったら、脱いでちゃんと話すっていう。
そこの人格をあえて帽子というもので、
みんなに切り分けて考えてもらうっていう仕組みを考えたんですが、どうですか?
はるか
いや、さすがですね。やっぱ仕組みを変えようということで。
ひとし
どうなんだろう。でも、かぶる余裕とかないか。
はるか
まあムカついてるときに、それができるほどの理性があればね。
ひとし
確かに。むずいよね。
はるか
いやでも本当、環境ね。帽子があったらそれ見てパッと。
それが抑止力にもなるかもしれんね。いま感情的になってるわって。
ひとし
なんかそれさ、慣れてなかったらバカバカしいって思うかもしれんけど、
そのルールが当たり前になってる状態を作れたらすごいよね。
なんかイライラしたら当たり前にその帽子取ってかぶる、みたいなのが。
習慣にできたらすごいけどねっていうちょっと妄想をしましたと。
はるか
いや、その周りも気を使えるのはいいかもしれないね。
いま、そういうタイミングなんだなってことが分かると。
お互いにね、傷つきたくないしね。
その仕掛けができてるのはいいよね。帽子もいいね。
でもなんかそれで今、すっごい嫌な思い出というかエピソード思い出して。
なんかうちの母か父か、なんかどっかで聞いたエピソードなんだけど、
すごい怖い先生がいて、いつも自分の機嫌がなんか、
いま俺の機嫌は悪いみたいな状態を知らせる先生だったらしくて。
ひとし
なんか聞いたことあるかもな。
はるか
なんか何やったかな、なんかのテレビで見たのかな。
ひとし
わたしの機嫌、いま悪いです、良いですみたいな。
はるか
そう、悪いからね。
ひとし
話しかけるな、みたいな感じか。
はるか
触れないでねみたいな。この、女王とか帝王感出たら。
ひとし
確かにね。
はるか
ちょっと危ない家庭になるのかなと思ったけど、使い方次第ではあるのかな。
ひとし
そう、子どもも使えるからその帽子は。
はるか
あ、子どももね。そっかそっか。
ひとし
そうそうそうそう。
はるか
冷静に話そうねという、その先のゴールが見えてあればいいよね。
いまイライラ時期だから、これが終わった後にちゃんと気持ちも話すし、
解決策を話し合おうというゴールがあるんだったらよさそうやね、めっちゃ。
ひとし
いいね。
僕の意見は何も根拠ないので、話半分でお願いします。
はるか
いやいやいや、大事やね?根拠なくても。
ひとし
やってみたいというやつ。
はるか
やってみよう、楽しみ。
ひとし
という感じですかね。
はるか
はい。いやこれはちょっと一緒に考えたいけどやっぱり、
なんか今日はテクニック的なというか話だったけど、
本当になんかひとしが最初に言ったように、
なんでこの環境が起きてるんだろうっていうのはひとつ考えるポイントかなと思って、
この文章を見る限りはね、母親ですって言ってくれてるけど、
お母さんがもしかしたら一人で悩んでるのかもしれないなと思ったから、
周りの友人であったりとかパートナーであったりとか、
ご両親であったりとかを、いま行政もあるしね、
頼るとかっていうこともひとつ、勇気ある行動なのかなと思ったので。
ひとし
そうね、ということでまとめると、
怒りを爆発させないために、
一次感情を早めに出すということだったり、
子どもにね、あと2回やったらたぶん怒っちゃうかもって予告をするとか、
あと周りにヘルプを求めるとかが良いんじゃないかという話でした。
もし家庭内の赤色の帽子施策がうまくいったら教えてください。
はるか
聞きたいそれは。実践してほしいね。
いま赤色だよーって。パパ赤色だよ、いま。
ひとし
怖いか。いや怖いかな。ちょっと、わからん。
はるか
いやわからん。でもひとしがやったら怖くないもん。
人によるんじゃない?威圧的なのを普段からやってて…
いやでも、そのパパかママかがそれをつけて、
収まった後にゆっくり話ができるっていう、
共通認識があれば怖くないと思う。
ひとし
なるほどね。ちょっとごめん、いまやめてねっていう感じ。
はるか
いいね。ちょっとごめん。後で話せるから。
分かりやすい。そっちの方が。視覚支援だね、子どもにとっては。
ひとし
いいかもしれん。ということでした。
はい。ということで最後、お便りを読ませて頂きます。
ラジオネーム『チョコレート』さんからね。チョコレートさん。
うわー。「いつも心温まるラジオ。素敵な贈り物、毎回受け取っています。
プレゼントありがとうございます。」
はるか
ありがとうございます。
ひとし
俺、最近『カルディ』のホットチョコレート飲むの好きで、
いつもチョコレートさんに心温められて頂いております。
はるか
いや待って、本物のチョコレートさんと思ってるよ。
奥に人がいるからね、ちゃんと。びっくりした。チョコレートに感謝してるよ。
ひとし
「書籍が本日届きました。楽しみに配読します。」
はるか
ありがとうございます。