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ひとし
まあそんな気はする。
はるか
うんうんうん。
ひとし
勉強時間が何時間みたいな、そのレベルの話が出てくるの?どんなのが出てくるんやろ。
はるか
まあだから、何をしたらいいっていうのがはっきり書いてある内容だったんだよね。
ひとし
へー。
はるか
で、なんでこの将来収入を上げるための話になったのかっていうと、
前回さ、社会的に問題がないことっていうのを幸せと定義したところで、
まあとはいえ、やっぱ収入がないと生活が苦しくて、それが社会的問題につながっちゃうんじゃないの?とかっていう議論も、
コミュニティの中ではあったりとか、ごもっともっだなと思ったりとかしていて、
だからまあ、収入を上げるために何ができるのかっていうところも、一つテーマとして取り上げてみてもいいんじゃないかなと思ってみたところです。
ひとし
うん。いいんじゃないかなと思います。
はるか
あと、もう一個面白かったのが、何のために子育てしているのかというところの話の中で、
オンラインコミュニティの中でさ、「僕は子どもの選択肢を広げることに全振りしています」とかっていう意見もあって。
ひとし
あー。
はるか
めちゃくちゃ好きな価値観だったんですよね。
ひとし
うん。
はるか
だからその、子どもの自由に生きたいっていう気持ちを、今後どう実現できるかっていうところで、
今のうちに選択肢を広げるってことに全振りしていて、あとは自分で選べるようにするっていうところをしてるっていうのも面白くて、
まあそういった話にも、ちょっと今日はつながるのかなと思ったりしています。
ひとし
おー。いきましょう。
はるか
はい。前置きが長くなりましたが。
ひとし
はい。その本の中から2、3個ポイントを紹介するみたいな感じ?
はるか
そうね。前提として全部を紹介するわけじゃ全くないし、
この中室牧子さんには、もっといろんな伝えたい思いがこの本には詰まっていたので、
今日と次、紹介する内容は一部でしかないということは前提として思っていてほしくて、
もし本当に知りたい方は、手に取るといいのかなというふうに思っております。
はい。ということで前提として、今回の本は『教育経済学』という内容を扱っていて、
教育経済学って何なのかっていうと、教育にかかるお金とか時間とか意思決定や成果っていうのを、経済学の観点から分析する学問分野ということで。
ひとし
うん。めちゃくちゃ大事やん。
はるか
めちゃくちゃ大事よね。前回ね、相関関係と因果関係の話とかしたけど、
それって本当に言えるの?本を読んだら成績が上がるとか、本を読んだら収入が上がるとかっていうのは確かに、
その読書量によってグラフは同じ向きに傾いているんだけど、それって本当に因果関係なの?って。
本を読んだということが原因でそういう成果につながってるのかっていうのは、きちんと手続きをもとに明らかにしなきゃいけないよねっていう話をしていて、
そういったところまできちんと手続きを踏んでいる学問であるということで、信頼性が高いよねっていう話をちょっとしたと思っています。
今回この話は省くんだけど、もし気になる方は『学力の経済学』を紹介した回を聴いていただけたらと思っております。
ということで、まず最初のね、中室牧子さんの主張、皆さんに伝えたい部分をお伝えさせてもらうと、
前提として、「子どもが小さい頃には口うるさく勉強勉強って言っておきながら、大人になったら急に勉強だけできても役に立たない。
必要なのはコミ力や家事力だとか言い出すのはあんまりじゃないでしょうか」と。
ひとし
あー、そこなんや。
はるか
「あんまりじゃないでしょうか、皆さん」という話を問題提起してくれている。
確かにそうよね、勉強勉強っていう。頑張ってきたはいいものの、「勉強だけじゃないよ」って大人になって、
ひとし
知るよね。
はるか
言われちゃうと、びっくりするっていうのはあると思う。
ひとし
確かに。
はるか
で、中室牧子さんは、「教育や子育ては、短期的な成果よりも長期的な成果の方が重要なんですよ」と。
ひとし
うん。
はるか
はいはい、納得できます。
ひとし
なんか聞いたことある気がする。
はるか
ああ。
ひとし
はるかさんが言っていたような気もしますね。
はるか
本当ですか、そうね。
ひとし
はい。
はるか
目の前の成果よりも、っていう話はしたかもしれませんけども。
「信頼できるエビデンスであなたの子育てを助けます」と。
ひとし
うん。
はるか
ということで、世界的な学術論文誌の中から信頼性の高いエビデンスを厳選して、
「最新の科学的根拠のある子育てについて解説しましょう」ということを言ってくれていて、なんとも心強いですよね。
ひとし
もう知りたい。教えて。もう、はるかがいいと思ったその付箋つけてるその何個かを教えて、早く。
はるか
そうよね。もう前提が長すぎ?ぶら下げすぎ?
ひとし
知りたい早く。
はるか
いやでも本当そうよね。友達がね、昨日ちょうど温泉に友達と行ったんやけど。
ひとし
うん、まだ続くなこれは。まだ入ってこんな、ポイントに。
はるか
まだまだいくよ。
ひとし
はいはい、温泉行ったんやね。
はるか
温泉行ったんやけど、その時に友達がね、「はるか報告があるんよ」「どうしたと?」って言ったら、「実は子供ができたんよ」って。
ひとし
おお。
はるか
めちゃくちゃおめでたい報告をしてくれて。その時やっぱ出てくるのは、こういう発信してるから「はるかにどんなことしたらいいのか教えてほしいわ」って言われるわけよね。
ひとし
はいはいはい、確かに。
はるか
その時にやっぱ、無責任なこと言えんわけ。
ひとし
うん。
はるか
しかも困ってることがあったら、こっちは「こういうふうにしたらいいんじゃないの?」って言えるけど、まだ何もない状態でどんなことしていいのかなんて言えないわけね、こっちは。
ひとし
うん、言えんね。
はるか
だけど一つだけ言えるとしたら、あくまで統計。あくまで統計ではあるけども、こういう本があって、こういうデータはあるよってことは言えるのかなと思って。
ひとし
はいはいはい。
はるか
だから知らんよりは知ってた方がいいなと思っているから、今日はこのエビデンスを紹介すると。
ひとし
紹介してって。早く。
はるか
っていうのを。
ひとし
エビデンスを紹介しますを、いまずっと言ってるやん。10分以上。
はるか
大事よねやっぱりね。
ひとし
前提がね、前提が大事です。進めましょう。
はるか
本題に入る前に、本当に大事なことで。
ひとし
本当に。
はるか
中室牧子さんは最後の最後に言ってるんだけど、「エビデンスを読み解くうえで注意点があります」と。これ大事やない?
ひとし
そうだね、そこの前提は聞いとこう。
はるか
エビデンスが強いからといって、「これ信じます」とかって言ったら、それはやっぱり、たぶん中室牧子さんもそれを願っているわけじゃなくて。
本当これ、さらっといくけど、「エビデンスには階層がある。信頼には階層があって、これ本当に信頼できるものなのかっていうのを、ちゃんと手続きを見て判断するべきだよね」っていうことが一つだし。
ひとし
階層。
はるか
どんな手続きがあってこの結論に至ったのかっていうのは、きちんと見て本当に信頼できるものなのかっていうのは、自分で判断しなきゃいけない。
そんななかでも今日は、中室牧子さんは世界的に信頼性の高い学術論文誌の中から選んでくれてるから、そこは一つ信頼性が高い方なのかなと思いながらも、やっぱり判断するのは最後は自分だからっていうところです。
もう一個は、絶対に覆らないものではないと。昔の有名な研究も、覆ることもありましたしね。
ひとし
常に疑いながら、一般論はそうだよねっていうスタンスで聴いていただきたい。
はるか
そうそうそう、あくまでも補助線という役割で聴いていただきたいし、最後は海外のエビデンスが日本に当てはまるものとは限らないということで、それぞれの国の文化とか歴史的背景も踏まえながら判断するといいのかなと思っております。
はい、ということでいきましょう。すいません長らくお待たせいたしました。「将来の収入を上げるために子どもの頃に何をするべきなのかベスト3」を紹介します。
ひとし
分かりやすい。
はるか
トントントンといきます。結論を言います、3つ。
ひとし
1位、勉強、自然と触れ合う、音楽をする。
はるか
すごい。どれも当てはまっておりませんが、3ついきましょう。でも今のすごく実は重要なんだけど、ここで挙げられてるのは「スポーツをする」「リーダーになる」「非認知能力を高める」ということで。
ひとし
スポーツ、1位?
はるか
1位というかこの3つ。三選ですね。これ順位があるのかちょっとごめん。わからんけど、3つ挙げられておりました。非認知能力を高めるというところで、さっきひとしが言った音楽をするとか自然に触れ合うとかはすごく重要だと思うから、含まれてるよね。実際ひとしが言ったことは。
ひとし
それ以外はスポーツと?
はるか
スポーツをする、リーダーになる。
ひとし
リーダーになるか。
はるか
と、非認知能力を高めるということで、面白いよね。じゃあざっくり説明していきますね。1個目、「スポーツをする」ということなんですけど、これなんか意外やない?
ひとし
意外やね。
はるか
スポーツで将来の年収に関わる?みたいな。将来の収入に関わるんや。
ひとし
スポーツ選手になんないのに。
はるか
ね、スポーツ選手になったから高いとかって話ではなさそうよね。
ひとし
まあ、人との関わりは学べそうよね。
はるか
うんうんうん。やっぱいい視点よね。やっぱ今まで一緒にやってきただけあるよね。
ひとし
これは誰でも思うんじゃないかな。
はるか
いやいや。「なんでスポーツと将来の収入がつながるの?」って普通は考えると思うんやけど、ひとしはそこで「人間力とか非認知能力が高まるから上がるんだろうね」ってこの筋が通ってるっていうのは、やっぱメガネがかかってるなって。
ひとし
ああ。
はるか
たぶんもう、当たり前の度合いが高まってるんじゃないでしょうか。
ひとし
ああ、そっか。すでにできてることに目を向けれてなかったな、今。
はるか
ヨイ出ししていきましょう。
ひとし
はい。
はるか
たぶんリスナーさんも、そうとう高まってるんじゃないかと思っておりますけども。ノルウェーの研究です。
ひとし
はい。
はるか
ノルウェーの研究でこれ面白かったのが、「スポーツ経験があると書かれた履歴書を送ることで、面接に呼ばれる確率が高くなる」ということですね。
ひとし
ああ、それはまたいろんな理由がありそうやけど、はい。
はるか
で、まあこれも時代背景とかありそうだし。
ひとし
「文武両道、しとかないかんばい」ってノルウェーの人たちが言ってるかもしれんし。
はるか
でもそんなことさ、言ってなさそうではあるやん。直接「スポーツしてる人、取りましょう」とか言ってるわけではなさそうなのに、確率が上がってるっていうのはすごく面白いなっていうのと、いまのはすごくわかりやすい例だったんだけど。
アメリカで行われた調査では、「高校でスポーツ部活をしている方が16年後の収入が21.4%も高くなる」って。
ひとし
ええ?スポーツ選手じゃないもんね。
はるか
じゃなくて、スポーツ部活をしている方が16年後の年収は21.4%。高っ。
ひとし
へえ、高いね。
はるか
まあでもあくまで21.4%高くなってるということで、そうじゃない人もそうだという人もいるんだろうけど、全員がそうじゃないんだけど、あくまで統計の話なんだけど。
ひとし
そうだね。
はるか
ああなるほどね、そうやってスポーツすると高くなるという傾向があるんだなっていうのは、ちゃんと出てるから面白いなっていうのはあります。
ひとし
そうか。それをただの情報として受け取ったほうがいい?どんな感じ?
はるか
いや、ただの情報として受け取ると、これは危ないよねって思うわけよね。
ひとし
これは危ないんだね。
はるか
外側の、「スポーツする=採用有利」とか、「スポーツする=年収高くなる」っていうメガネだと危ないなと思っていて、
この理由が大事やなって思うわけなんよね。
なんでスポーツをすると年収に影響があるのかっていう理由が、一個抽象度を上げて理解できると、スポーツっていうよりも、その先の本質が見つかるのかなっていうふうに思っています。
その中で、この本の中でいわれていたのが、なんで採用で有利になったりするのかっていうと、それは「非認知能力である忍耐力とかリーダーシップ、責任感、社会性とかっていうものがついていくからじゃないかな」っていうふうに考察しているんよね。
だからここなんやなと思った。
ひとし
もうだから、あれやん。三つ言った、「リーダーになると非認知能力を高める」も含まれてる。
はるか
含まれているよね。だからもうそういうことなんやね、たぶん。
ひとし
そういうことなんや。
はるか
忍耐力であったりとか、リーダーシップ、責任感、社会性ってのがつくからこそ、結果的に自分たちで社会人になった時に頑張る力がついていて、社会で活躍する力がついてるからこそ、そうなっていくんだと。
その手段としてスポーツっていうのが有効であるということがわかるんじゃないかな、っていうふうに思っていて。
ただ、スポーツする=年収が上がるっていうよりは、スポーツを通してこういうことが身につくから上がるんじゃないかなっていう。
メガネを持っとくとさ、そういう機会を大事にできるし、そういう言葉書きができるよね。
「リーダーシップ取れてるよね」とか。
ひとし
なるほどね。
はるか
「責任持って最後までやったんだね」とか。
ひとし
確かに。
はるか
「人の気持ちを考えてうまくやってるんだね」とかっていうところを価値付けられるし、さらに効果が上がるんじゃないかなとは思ったね。
ひとし
スポーツじゃなくてもいいってことやもんね。
はるか
言ったらそうやと思うよ。
ひとし
「リーダーシップ持ってやれたんだね」とかが、音楽発表会とかでもいいかもしれないね。
はるか
そうだね、音楽とかっていうのでもいいかもしれんし。
この本の中でも、ちょろっと出てくるんだけど、音楽をすると非認知能力が高まりますよ、みたいな話もあったりとかしたから。
スポーツが大事、も…でもわからんね、実際。
実際もしかしたらスポーツを通して、運動という行い自体が、何かしらメンタルと脳に良い影響を及ぼしてる可能性もあるよね。
ひとし
あるよね。だって前、室内遊びの回でさ、トランポリンが子どもの発達にいいみたいな話あったやん。
そういう運動するっていうことが機能的に子どもに影響するっていうのはあるかもしれんしね。
ちょっとそうね、いろいろ考えられるな。
はるか
うんうん。いろんな要素はあるんだろうけど、きちんとした手続きをもとに行われた研究で、結果的にスポーツをすると収入が21.何%も上がるようなデータが出てるのは、やっぱり参考になるなっていうふうに思いますよね。
ひとし
確かに。
はるか
もう一個、二つ紹介されていた考えがあって、「スポーツをしても、勉強はおろそかになりません」という、研究で結果も出てるっていうのが紹介されていたのと、
ひとし
ああ、そこの研究もあるのね。
はるか
もう一個はさらっといくけど、「スポーツをすると欠席が減り、自尊心が高まりますよ」とかっていう話もありましたので、興味がある方は読んでみるといいのかなとは思います。
ひとし
なるほどね。
はるか
研究論文も全部紹介されているから、論文を読んでみるといいのかなとも思います。
ひとし
ほんとその一冊をじっくり深掘っていくと、いろいろ理解できそうよね。
はるか
できそうね。その論文、当たってみるといいかもしれない。
ひとし
ね。
はるか
ということで、二つ目いきます。「リーダーになる」ということで、カルフォルニア大学の研究では「高校時代にリーダーシップを発揮した経験のある人は、高校を卒業して11年後の収入が4から33%高くなります」と。
はるか
先にじゃあ結論、言おうか。「リーダーシップは才能じゃなくて習得できるスキル」なんだっていう話を、大きな見出しとして出してくれていて。ある研究では才能調査っていうものをしていて、
「高校3年間でリーダーとしての経験をより多く積んだ生徒の方が、リーダーシップスキルが高くなっていることを発見しました」と。
つまりリーダーすればするほど、経験を積めば積むほど、そのスキルは上がっていくんだということを、それはもちろんそうなんだろうけど、そういうことがわかる。
だからいかに何回やっているかどうかってのが重要なんだなってことがわかるし。
ひとし
なるほどね。特性とかではないと。
はるか
ああそうそう。リーダーシップと性格の関係に注目してみると、自分に自信があるなどの性格的な特徴はリーダーシップの有無にはほとんど相関がありませんでした。
経験することによってスキルを習得するっていうところがわかるから、やるっていうことが一つ重要なんだなってことがわかった。
ひとし
なるほど。俺は大学4年生の時に初めて何かの代表みたいなのをやったんよ。ちゃんと代表みたいなことやったの初めて。
で、はるかと同じダンスサークルでやったけど。なんか最終的には部長っぽい振る舞いをけっこうできてたんやん。
でもやっぱり自分のキャラクター的に違うな、みたいなのも思いつつやりよったし。まず人前で大声出せんし。
でもなんとかなったなっていう感じもあって。乗り越えられるっていう感覚はなんかあるんよ。俺の中に。性格、関係なく。
はるか
自分の性格上、合わんなと思ってたけど、いろんな試行錯誤してやりきったという経験は持ってるという。
ひとし
は、あるのよね。
はるか
その中でスキル身につけたな、とかあったりする?
ひとし
スキルか。みんなの前で話す前にめっちゃ準備する、とかあるかもしれないね。初めてちゃんとやり始めたのかもしれない。
はるか
なるほどね。経験して初めて準備が必要だということもわかったし、その準備の仕方も身についてくるし。
ひとし
そうやな。原付バイクで30分くらいかけて行きよったんやけどさ。練習場所に。
はるか
懐かしい、原付ひとし。
ひとし
その時に海沿いでバイク乗ってる間ずっと、「はい、サークル閉めまーす!」を大声でずっと練習しよったんよ。
それすら言えんやったけんさ。
はるか
そっかそっか。
ひとし
「今日の連絡事項は」とか言って。そんな、準備しとか言えんのやなと思って。めっちゃ声ちっちゃくなるし。
はるか
へー。そんな努力してたんやね。俺は、「はい、閉めまーす!」って言ってるひとししか知らんからね。裏の、バイクで練習してるひとしは知らんかったから。それはすごいね。
ひとし
あと200人ぐらいおったんよね。サークルが。1年生の顔とか名前覚えたいけん、その全員の写真に名前を書いてずっと覚えるみたいな。いつでも話しかけれるようにするみたいなことをやってましたね。
はるか
そっかー。すごいなんかあれやね。熱血教師みたいな努力してるね。昭和の熱血教師みたいな。まず最初に全員分の写真と名前覚えて、いきなり名前を言ってみるとかさ。
ひとし
いきなり名前は言ってないけども、かなり頑張ってきたね。
はるか
だからリーダーという役割にはいろんなスキルがやっぱりあって、声を出すとか大きな声を出すとかっていうのも一つなんだろうけど、それを身につけていくっていうのがすごくいいなと思うし。
結局、教育者としては、この成長マインドセットって言うけど、「習得できるスキルなんだよ」っていう、この見方で関わっていくのすごく大事やなと思ってて。
ひとし
そうやね。
はるか
あなたはリーダーの才能があるとかないとか決めつけるんじゃなくて、スキルを身につけていくとできるようになっていくんだよ、っていうスタンスで関わるのがすごく重要なのかなとは思ってるし。
ひとし
思うわ。
はるか
この本の中でもそれが大事と書いてある。やり抜く力っていうのを育てるうえでは、このスタンス、努力すればスキルが身についていくんだよという関わりがすごく重要だという話もあったりとかしてですね。
ひとし
べつに29歳になって、初めてリーダーやるとかでもいいもんね。
はるか
うんうん。
ひとし
なんかそういうスタンスで接したいよね。あ、この人このへん、まだ慣れてないのかもなとか。
はるか
うんうん。
ひとし
なんか誰に対してもそうやな、経験したらできるようになるんよ。なるんよという話よね。
はるか
なるんよねっていう話やね。
ひとし
ということで、最初に3つ出した「スポーツ、リーダーシップ、非認知能力」の「スポーツ」と「リーダーシップ」の話をしたけど、「非認知能力」は後編で話しましょうか。