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ひとし
うーん。
今思えば、あれはいじめだったのではないかと思い、あのとき何もできなかったことを後悔しています。
はるか
なるほどですね。
ひとし
自分の子供がいじめをしていると気づいたときに親ができること、例えば予防やそうなってしまったときの対処策などあれば知りたいです。
ということですね。
はるか
そうそう、これはかなりヘビーなお悩みで、
ひとし
うん。
はるか
今回はいじめの被害についてではなくて、加害者の立場のお話なんだよね。
ひとし
うん、珍しいよね。いじめの加害者側になったときの話はあんま聞いたことない。
はるか
そうそうそう、そうなんよ。
被害にあったらどうしましょうって話も今後、それこそ調査とかしながらお話しできたらなと思っていることなんだけど、
多分このティーチャーティーチャー聞いてくださっている子育てに対してアンテナが高い方だからこそ持つお悩みなのかなと思って、
ひとし
そうだね。
はるか
これはね、実は自分が親になったときどうしようってのを考えたことがあまりなくて、
ひとし
おお、そうなんだ。
はるか
そう、もう一度深く考え直せるきっかけになったから、とてもありがたかったんだけど、
まずね、このテーマを通して何を話そうかなって思ったんやけど、
一番最初に浮かんだのが、いじめっていうテーマを通してその予防と対処はお話しするんだけど、
それと同時に前提となるこの叱ったほうがいいのとか、叱らないほうがいいのみたいな話にもつながってくると思って、
はいはいはいはい。
そこをお話ししようと思うんだけど。
ひとし
そこか、そっか、子供の行動に対して叱るべき、叱るべきではない。
はるか
そうそうそう。
今日さ、インスタ限定ライブがあるやん。
ひとし
あ、この後ね、あるね。
はるか
そこでもね、ひとしに意見を聞こうと思ってたんだけど、叱る必要ってあると思う。
ひとし
うわ、もうむずいのが飛んできたな。
はるか
いや、ごめん、これはね、あの、めちゃくちゃ難しいと思うけん直感的に。
ひとし
直感的にね。
はるか
うん、直感でいいです。
みなさんもどうですか?
最近ね、よく叱らないとかっていうのがね、ネット上とかテレビでありますけど。
ひとし
俺はね、叱らないというよりは叱れないと思っている。
人に、やっぱそういうのを叱るとかができるのか。
はるか
そうよね。
ひとし
どっちがいいっていうよりは、普通に叱れないんじゃないかなと思って生きてる。
はるか
そうよね。だって、よく考えたらさ、高校生以上とかになったときに、
人に対してこう、攻撃的な主張をするとかっていうのはなかなかなくない?
ひとし
ないね。
はるか
ないタイプよね、多分。
そんな中で叱るっていうのがまた難しいっていうのもあると思うんだけど、
今回はね、そんな中でも叱る必要ってあるのかなっていうことについて、
自分の、俺の考えを述べたいと思ってて。
ひとし
リスナーさんも近しい人多いと思うけど、やっぱ叱れないやん。
叱るっていうときには、どういうロジックを持って叱ればいいのか。
自分に対してね、今叱った方がいいっていうときのタイミングを今日は知れるっていうことかな。
はるか
そうね、それを一緒に考えていければなと思ってて。
はるか
実はこれね、子育て時代に話したんだよね。
ひとし
うわー、2年前に1回だけ2人でやったね。
はるか
今は昔、子育てラジオ、子育て時代にも話してて、
で、自分の中でそれは教師時代からあったよね。
ここは叱るべきポイントでしょっていうのが。
自分の感覚だけじゃやっぱりお話できないから、
今回、早草さん、コミュニティティーチャーティーチャー村に入ってくださってる、
早草さんがおすすめしてくれた、この叱ることについての本を
1冊読んで、もう1回定義とか、そのメリット・デメリットを勉強した上でお話しするんだけどね。
多分みなさん興味があると思うから、叱るについてちょっとだけ深掘りさせてもらいたくて。
ひとし
はいはいはい。叱る、どこからいくの?叱る。
はるか
そうそう、まず、叱るってなんだっけっていう話ね。
ひとし
叱るってなんだっけが。
はるか
なんかよく、叱ると怒るの違いとか言われるやん。
なんか、叱ると怒るってなんだろうとか、叱ってはいいけど怒ってはダメみたいな話がよくあるんだけど、
今回紹介させてもらう本で、村中直人さんっていう、叱る依存が止まらないっていう本を出されている方の定義で言うと、
ひとし、叱るって何だと思う?
ひとし
うわ、本当に言語化したことなかったけど、今思ったので言うと、
感情的ではなく、特定の目的の方向へ相手を誘導したいときに、人に指摘をする様。
はるか
はいはいはい。
ひとし
みたいな感じ。
はるか
めちゃくちゃポイント掴んでるね、やっぱり。
ひとし
あ、そうなんだ。
はるか
なんか今、感情がどうとかっていう話が出てきたやん。
たぶん、ひとしの中で今、怒ると叱るを、たぶん無意識にはわけだと思うんだよね。
ひとし
対比した感じあるね。
はるか
で、一般的にこの論争って結構あるよ。
あ、そうなの。
怒ってはダメだけど、叱ってはいいみたいな話があるんだよね。
怒るは感情だからうんうんとか、叱るは相手のためとかっていう話があるんだけど、
あるある。
この村中さんはね、なんと叱るも怒るもそんな大して違いはないんだっていう話をしてるんだよね。
ひとし
えー、わー、俺ちょうど。
はるか
一番いいところをついてくれた。
ひとし
一番いいところ、いい間違いを。
はるか
いわゆるいい間違いをしてくれた。
そうそう。あ、もちろん間違いではないんだけど、この村中さんからすると大して変わらないんだっていうことを言っていて、
これ何でかっていうとちょっと論理をたどっていくと、まずね、叱るっていう言葉を辞書で引いてみたんだってね。
そしたら色々と目下の者に対して相手の良くない言動を咎めて強い態度で責めるとか、
あるいは声を荒立てて欠点を咎めるとかっていう風に、
ひとし
この要素を抽出すると攻撃的であるっていうことが抽出できるっていう話があったよね、まず。
なるほど。いやー、なんか声を荒立ててとか聞くだけでキュってなるね、胸が。
はるか
いやーね、人々が特に嫌いよね。キュってなっちゃうよね。
ひとし
キュってなって叱りたくなっちゃう、そういう人。
はるか
一周回って叱るやつね。
一周回ってね。
この叱るっていう言葉と、あるいはそれに似たさ、説明するとか説得するとか、
はるか
うん。
時間守れんとか、すごい言葉が悪くなったりとかするんやけど。
うん。
その時に俺も余裕ない状態で指導すると、すごい語尾が強くなって叱るみたいな状態になるわけなんよね。
ひとし
うん。
はるか
でもそれこそその時に叱ったら、相手は防御モードに入って理解力も落ちてて。
うん。
結局なんか否定的な感情だけ生まれて帰るみたいなことになるわけなんよね。
うん。
だから俺はいつもこう、なんか山ちゃん先生の回でも話したけど、もうメモに書き留めて。
ひとし
あー、否定的な感情をアウトプットするのね。
はるか
そう、メモに書き留めて、次の日の朝に、今日はこういうことができるようになろうっていう目標で提案するんや。
ひとし
うわ、できた人やね。
はるか
いや、それを意識せんと。
ひとし
そっか、これはでも具体的な方法としていいね。
それ意識したら変われるわ。
はるか
そうそうそうそう。
だから相手が防御モードじゃない時に、きちんと論理的に話して、こんな姿目指そうぜって言うと、割と入りやすいっていうのが俺の経験上あることなんだったよね。
ひとし
なるほど。
はるか
で、ここまでで今叱るってダメやみたいな話に加えてきたと思うんやけど。
ひとし
うん、そうやね。
うん。
でも叱った方がいい場面が多分あるんでしょって思うけど。
はるか
そうそうそう、まさにその話を今からしたくて。
おー。
で、なんでここまで叱るのデメリットを話したのに、叱る必要があると俺は思ってるのかっていう話をしたくて。
ひとし
あ、俺は思ってるのね、はるかさんは。
はるか
あ、俺はね、叱るのが必要だと思ってる。
で、なぜかというと、今までの主張っていうのは、どこに視点があったかっていうと。
ひとし
どこに視点があったか。
はるか
受けてやん。
ひとし
受けて、うんうんうん。
はるか
叱られる方やん。
ひとし
叱られる方。
はるか
叱られる方は効果がないんですよっていう話で論理が組まれてたやん。
だけど、この視点をちょっと変えた時に、その周りの友達はとか、あるいはその子の安全はとかっていう視点を考えると、この叱るの効果を使わなきゃならない時が、俺はあると思ってるんや。
ひとし
はー、なるほど。
はるか
だから、つまり、子供の成長っていう視点だと叱るっていうことは効果が薄い。
うん。
だけど、子供の成長っていう視点だけじゃ関われん部分があるんや。
ひとし
えー、どういうところかなそれ。
はるか
それが具体的に言うと、子供が危険な時ね。
ひとし
それはそうか。
はるか
安全に関わる時。
もうこのままだと怪我しちゃうとか。
なんか楽しそうに赤信号渡ろうとしてる時とか。
うん。
もうトラックが来てんのに。
まあ、その時になんか悩めてもしょうがない。
もう、バシッと早く止めなきゃいけない。
うん。
子供の危険な時。
で、もう一個がよ、今回のテーマに関わってくるんだけど、やっぱり誰かに被害を及ぼしてしまう時ね。
ひとし
うーん。
はるか
なるほど。誰かに被害を。
具体的に言うと、暴力もそうだし。
ひとし
まあ、暴力か。
はるか
そっか。
そう、窃盗とかいじめとか。
うん。
そういう時に、ここばっかりはもう子供の成長っていう視点じゃなくて、やっぱり周りへの影響とか。
うん。
その子の安全っていう面で、シカルっていうものの効果を使わなきゃいけないと思っていて。
うん。
で、シカルの効果についてもね、この村中さん話をしてくれてて、やっぱり学んではないものの抑止力があるのと、
まあ、すぐ効果がある。即時性があるっていう側面があるから、やっぱり危険な場面とか、
誰かに被害が及ぶ場合は効果があるよねって書いてあったんよ。
ひとし
うんうんうん。
はるか
で今ねもう二度としたくないって思うような言ったら罰やん。
昼休みは先生と一緒に一週間過ごしますとか。
でこの罰は何のためかっていうと被害者を守る視点なんだけどこの子の成長の視点で言うとやっぱり代替案を作って話し合い、
例えば先生を呼んで話し合いをするとかっていう代替案をできたらすごい褒めてその子の成長を喜ぶとかっていう視点も合わせて持っておかないといけないんだよね。
問題行動を消すということといい行動を増やすということを同時に行うっていうのが支援かなと思っているんだよね。
ひとし
そうか。さっきのはるかの出席停止とかは先生としての立場だったけども親御さんだと実際に次もう一回しちゃったら一週間一人で寝てねとか罰を作ることになるのか。
はるか
うんうんうん。でもねそこがねやっぱり合理的である方がいいと思っててただ単に辛い思いさせるっていうのは俺違うと思ってるよね。
うん。
例えばいじめをして裁判が起きたら実際に謝罪っていうこととあとはもしかしたら証明に行くっていうこととこれめちゃくちゃ大きな場合ね。
うん。
であと医者料を払うっていうことがあるわけやん。
うん。
だからこの3つを自分たちの環境に合わせてやったらいいと思ってて。
うん。
自分の息子がそんなことをしたら俺だったらその子にあげるはずだったお小遣いで謝罪の品を買いで一緒に謝罪しに行くと思う。
ひとし
なるほど。
はるか
そうしたらその子のお小遣いがない状態になるしばらくっていうのと謝罪に行くことできちんとけじめをつけるっていうことができるのかなと思うから。
ひとし
なるほど。
はるか
うんうん。ただちょっとやっぱり今話しながら思ったのがやっぱりこれ難しいね。
ひとし
難しい?どういう難しさ?
はるか
あの例えばそのやった側からしたら向こうがあんだけ言ってくるけんっていう風に言うと思うよ。
うん。
からかってくるけん。あれも悪口だって一緒やんみたいなことになると思うんだよね。
うん。
だからやっぱりそこはしっかりと話を聞いた上で先生も協力してもらってきっかけが何で。
暴力した子も何で暴力に至ったのかってこのきっかけを取り除く話し合わせなきゃいけないなと思ってて。
被害者からすると暴力が嫌だった。こっちからするとあの言葉が嫌だったっていうのがあると思うよね。
うん。
あの言葉あの態度が。お互いにこのきっかけを取り除かなきゃいけないと思ってるから。
ひとし
なるほどね。
はるか
やっぱり話し合いはマスターやね。
ひとし
いやー難しい。
はるか
難しいか。
ひとし
いや難しいけど理解はどんどん深まってる。
はるか
うんうん。
ひとし
子供の本音をちゃんと聞き出すためにできることはなんか知りたいと思ったね。
はるか
うんうんうんうんうん。
それも難しくてね。子供は本音なんてわからんからね。
ひとし
かあそっか。
はるか
そこもあるからね。
そっか。難しい。
なんで自分がいじめしてるかなんてわからないことが多いから。
あそうそうでそこからつながるとやっぱりあのどうしても感覚的にあの心をどうにか変えようとする。