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2025年1月19日日曜日、午後2時少し前です。田中浩朗です。
今、今学期の成績付けを続けていますが、ちょっと休憩をするついでに、来学期、来年度ですね、授業をする上で、
生成AIをどのように活用するかということについて、ちょっとメモとして語っておきたいと思います。
生成AIを使う方法はいろいろ考えられると思うんですが、とりあえず今2つ思いついています。
1つは、講義をすべて文字起こしして、その内容を生成AIのナレッジとして登録し、生成AIに学生が何でも質問できるようにして、
できるだけその講義の内容に即してAIが回答するような、そういうボットというんでしょうかね、質問に答える、あるいは相談によるAIボットを作ってみようかなというふうに思っています。
これはChatGPTのカスタムGPT機能を使えば簡単にできそうな感じがします。
それからもう1つのAIの活用法は、学期中に4回ほど行うクラスでのディスカッションの記録をAIに作ってもらうというものです。
1回のディスカッションで100人ぐらいが最低4つは投稿するようにと言っているのですが、クラスブログでディスカッションしますと、
100×4で最低400ですが、実際はもっと多くの投稿がなされまして、それをまとめる方法が今までありませんでした。
たまたま目に留まったというか、そういったものを取り上げて少し議論を振り返るということはできましたが、
そのすべての投稿意見をきちんと網羅的にまとめ上げるということは、時間をかければできるのかもしれませんが、到底私ができることではありませんでした。
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しかし、AIにやってもらえばあっという間にできてしまうわけですね。
実際、クラスブログのスレッドですね、ブログの内容がウェブページの1ページにずらっと非常に長いものになりますが、それが表示されますので、
それをPDFで出力して、それをGoogleのNotebookLMに入力しますと、特にプロンプトを書かなくてもまとめてくれるんですね。
ボタン一つ押せばまとめてくれまして、それは結構ちゃんとまとめているんですね。
ですからそれをもとにして、毎回のディスカッションのまとめを作りまして、学生にフィードバックする。
そうするとですね、学生も自分が関わったディスカッションの部分はわかるでしょうが、それ以外のところでどんな議論があったのかを全体的に俯瞰することができてですね、とても議論が深まるし、考えが進むのではないかなというふうに思うんですね。
さらにそれを読んでまたどんなことを感じたかといったことを書いて提出させる。
そのようにしてフィードバックを重ねていきますと、単に私の方から情報を提供するだけでは得られないですね。
思考の広がりと深まり、これが学生の中に生まれるのではないかなというふうに思っています。
ということで、AIを活用するにはまず学生個人とAIのやりとりと、それから学生同士のやりとりをAIにまとめさせて、さらにそれと学生がまたやりとりをするというようなですね。
そんな感じで、AIというものを授業の中に組み込んでいくということがすぐにでもできそうな気がしています。
これで授業がどのように変わるのか、来学期試してみたいなというふうに思っています。
以上で終わります。