00:00
本日、6月20日、木曜日の夜の7時のNHKニュースをテレビで見ていましたら、驚くべきニュースが報じられていましたので、ここで一言話したいと思うんですけれども。
それはどういうニュースかというと、オッペンハイマーがですね、アメリカに来た被爆者に会った時に、涙を流して謝ったという、そういう場面があったということを、その時に同行した通訳の方が証言した、
そのビデオが見つかったという、そういうニュースです。
そのアメリカに行った被爆者がオッペンハイマーに会ったのは、1964年ということで、原爆投下から19年が経った年で、またオッペンハイマーが亡くなる3年前ということになります。
これまで私が知っている限りでは、オッペンハイマーは核開発をしたことについても、後悔はしていないし、原爆の被害に遭った方には気の毒だとは思うけれども、謝罪はしていないという、
そういう理解をしていました。しかし、その理解が間違っていたということが今回わかったわけです。
オッペンハイマーは被爆者に直に会って、ごめんなさいと、ただただ謝ったということから、オッペンハイマーが自分のしたことについて相当後悔をし、
またそのことがオッペンハイマーの戦後の水爆開発反対などの行動にも出ていたんだろうなというふうに思いました。
私は先に、謝らないアメリカ人を描いた『イノセント・ピープル』という演劇のことについて紹介しましたけれども、オッペンハイマーはイノセント・ピープルではなかったということですね。
03:16
その一員ではなかったということで、そのことを知れて、私はとても嬉しい感じがしました。
ということで、このニュースですね、今NHKプラスで見逃し配信で見ることができます。
7時のニュースの、17分ぐらい過ぎたところですね、7時17分ぐらいのところから3分ぐらいの短いニュースでしたけれども、そこでオッペンハイマーが謝っているところに同席した人の証言がビデオで流れていました。
それから同じニュースがより詳しく文字で書かれて、NHKのウェブサイトにも掲載されています。
どちらも概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひ見ていただければと思います。
それではまた。