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  2. #28(s4-6)【お米が変えた○○】..
2021-10-22 37:03

#28(s4-6)【お米が変えた○○】生活、人口、文化、通貨、日本史(たべものラジオ)

ずーーーーーーーーーーーーーーっっっっっと長い間お米作りをしてきた日本人。

その結果、お米があったからこそ成り立った過去や、今の日本が見えてきた。
日本を支えてきたのはお米だったよね。きっと。


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00:04
はい、前回からの続きです。今回は うん、食文化からちょっと離れてみたいなと
離れますか 完全に離れることはできないですけどね
離れるっていうのはよくわかんない うん、ちょっとこうふわーっとそれてみようかなと思ってます
まずですね、国の文化もお米のせいでこんな変わったんだっていうところですね
まあ一番食文化に近いところからじわっと攻めていきましょうかね 人類の一日の生活リズムですね
これはね、お米のせいでこうなってる あ、お米のせいなの? これね、パンと比較をすると結構違うなっていうのがよくわかるんですよ
まずパンからいきましょうか、そもそもパンって保存食なんですって あ、保存食 これ中世ヨーロッパの状態を見るとね
パンを焼くのは週に1回 え、週に1回? 基本的には週に1回なんだって
でもね地域によっては月に1回しかパン焼かないみたいでもそうじゃない あ、確かに うん、だから割と早い段階で家で焼くのをやめて専門職
パン屋さんにその仕事が移ってくっていうそういう生活になるんですね これお米に置き換えてみましょうか
週に1回ご飯を炊く いや腐っちゃう 無理でしょ、無理なんですよ
ここでね生活サイクル変わっちゃうんですよ だってまず朝早めに起きてご飯炊かないといけないですよね
そこそこの長時間作業、だから朝ごはん割としっかり食べる文化になってくるんだよね
パン食文化だとパン切ってコーヒー入れてはい終わりみたいなことができるんだよね ここで生活サイクルに割と差が出てくる
でもう一つ面白いのがご飯を炊く作業が害虫しづらいから家の中で専業化していくんだよね
確かに害虫はできないか できないことはないだろうけど当時の感覚したらちょっと難しいかな
初代を持っている家では秘匠までずっと続いてた通りでともかすぎなんかありえなくて
奥さんは専業主婦としてご飯を作る人という役割をこなさないとご飯食べらんないんですよ
やってらんない状態になるんですね で旦那さんはその朝ごはんをもりもり食べて体力をつけて職人として外に働きに行くと
で弁当持って出てくるんだよねおにぎり持って 奥さんと子供たちは朝の残りをちょろちょろと食べてお昼は軽く済ませる
で晩ごはんに旦那さん帰ってくるわけですね 帰ったぞーって疲れたいっぱいつけてくれみたいな感じで帰ってくるんで
そこに合わせてまたご飯を用意するんだけど基本的にはご飯炊くのは朝だけだったりすることが多いので
おかずをちょこちょこっと作って ご飯炊いてる横でおかず作るってえげつない労力なのね
03:01
かまどでフーフーフーフーやるのにこれ1時間費やされるわけでしょ その間にトントン包丁を使ってなんか切って煮物作ってとかやってらんないわけじゃない
で晩飯米炊かなくていいから 一日一回か 一日一回が基本だから
そうするとおかずを作る余力があるのでここでご主人も帰ってくるので家族が揃って
断乱をすると1日で一番豪勢な食事は晩飯になるっていう文化ができていくんだよね それで夕飯ちょっと豪勢なんだ
そうでこの頃って元禄文化を迎えるまでは基本的に日本だけじゃないですけどね
1日2食が当たり前だったんですって でねいろんな本を見てたらどうも完全なる2食じゃないっぽくて
朝ごはんはみんなで食卓を囲むというかね お膳を並べて食べますで晩飯もそうやって食べます
でランチはお腹が減った人からめいめい勝手になんか食べるみたいな そんな感じなんだ そんな感じみたい
でそれをご飯をつまむ時もあればおやつですね 八つ時になんかちょっと食べるっていう今の午後2時から3時頃ですか
その時間を昔のクレムツアケムツみたいなああいう時の刻み方でいくと八つ時になるんですよ そうなんだ
八つ時に食べるからおやつという なんか大つけるの好きだね
あの丁寧語でね八つがおやつになってっていうので定着して食うんだけどね
だからまあおやつを食事としてカウントしないから食事が2回っていう捉え方が一番正確かな
でこれで面白いなあと勝手に解釈して思ったのが家族が揃って食事をする この行為を食事としてカウントしてたんじゃないかなっていう感じ
だから2回 だから2回 まあ2回ったって夜早いからね
早いのか 夕方5時6時くらいにはもう晩飯食べちゃうからね
そっから暗いじゃん 暗いね こんな明かりつけてらんないから そうか
夕方5時に食べて寝るで次の朝食は朝8時とかだから 結構朝遅いんだね
そうみたい14時間ぐらい間が空くんだよね だからね毎日勝手にファスティングやってんの
ファスティングって胃を空にするんだっけ 胃を空にすると健康的になるよっていう話ですわ
まあそもそもそれのサイクルが健康的なんだね そうみたいな次から次へと消化しなきゃいけないものがバンバン降ってくると
胃と腸が休む暇がないじゃない 筋肉だからこの人たち人じゃねえか
だからこの胃とか腸とか肝臓を休ませてあげる時間がどうしても欲しいんだよね
1日に1回12時間以上ちょっと間開けてあげたい 現代人はそれ頑張らないとできないけど当時の人たちはそれが当たり前なので
ファスティングってファスティングで治らない病気はないって言われてるぐらい 健康効果が高いっていうのはわかってるらしいんだよね
06:06
なんでこういうサイクルが結果として良かった ちなみに今ファスティングの話したけどヨーロッパも同じようなサイクルだからね
ああそうなんだ 朝食べる昼食べるけど晩ごはんはスープだけで済ますとかっていうすごく軽いご飯するのね
ああそうなんだね でここからうちファスティング時間が入るでしょこのファスティングが終わるから
ブレックファーストって言うんだよ ああブレイクファーストってブレイクか
ブレイク破る終わるって意味じゃないでファーストは1番2番のファーストじゃなくてファスティングのファストね
ああその言葉あったんだ そうファスティングの意味のファストなんだよファスティングが終わりますで朝食
へえ毎日やってんだあれ 毎日やってるそれが当たり前なんだよ
でこれが徐々に徐々に3食に変わっていく これは多分労働時間が伸びたとか明かりが増えたおかげで夜まで動くようになってお腹減るからとか
いろんな理由があるらしいんだよね 今初体持ちの話したけど江戸の町すごい独り者いるんだよ
ああ出稼ぎか 出稼ぎ男ばっかり 明暦だったかな江戸の割と早い段階で大火事が起こる
もう江戸の町丸ごとやけの原みたいになっちゃうの これ再建するのに大工さん呼ばないといけないじゃん
あっちこっちから来るわけ男ばっかり 男性独身そんな自炊するかえ
まあしないでしょ そのせいで何が起こるかっていうと外食文化ができるんだよね
ああそれで外食なんだ でここで一番最初に外食文化ができたのが
屋台の前にまず先におかず屋さんができるんだよね へえ
米は炊くんだ何かしんないけど
ほらうちらの世代っていうか現代人が横着をするとそもそも外食にゼロからいっちゃうじゃん
じゃなくてこの人たちって全部作るのがデフォルトだから横着すると米だけ炊くっていうことになるんだって
だからおかず屋さんからおかずを買ってそれで飯を食うっていう
なんか仲食みたいだね そんな感じ今のほんと仲食
その時に出てきたのは煮豆屋さんとか総在屋さんとかあとボテフリって味噌汁の会でも言ったけど
天秤簿を担いで前と後ろに売り物を売ってなったらっとーとかって売りに来る人たち
ああいう人たちからそれを買って初代持ちでもおかみさん作るの大変なときはそれを買って
それでご飯にするっていう もうほとんど現代だね
ほとんど現代ですよそれでもう飯炊くのもめんずくせえしって
もう家帰っても誰もいねえしよってなんかちょっとつまんで帰るかよって言ってできたのが屋台
ああそうなんだ 屋台なんですよ
これで江戸時代の食文化好きな人はねもう代表格3つありますよね
寿司そば天ぷらという ああ屋台もんだ
09:03
屋台もんですよ天ぷらなんか大人気ですよもうあれで飯いっぱい食えますから
飯が食えるね 豪勢な飯いっぱい食えますよね
寿司なんかはもう急いでる気の短い江戸っ子
おい寿司出してくれよってホイホイってポッって食ってポッポッって食って次いけますからね
これがもう大人気でこの屋台にあった寿司屋さんがこれは人気だからって言ってお店を構えてやるようになって
元々あった他のお店屋さんもお寿司いいねいいね真似してやり始めて
だんだんと寿司が高級化していく流れがずっとそこから数百年続いて今に至るっていう
そんな流れなんだね でっかい寿司がどんどんどんどんちっちゃくなってね高級化していって
ちなみに当時の寿司はそんなに鮮度のいい魚使えないので
なんか煮つけたやつとかね穴子の煮つけたやつ今でもありますね穴子寿司とか
あとマグロなんかもああいうのは醤油で漬けにするっていうそういう文化になるんだよね
あれ結局食文化の話しとるね 普通に食文化です
あとじゃあちょっともう一回離れましょうかねあえて
農村部の飯どうだったかっていうことですね
江戸時代に入るとこのシリーズの中でもお話ししたんですけど
戦争がなくなるので領地内の生産量を上げるためにもう米頑張って取るしかなくなるわけでね
領地広げられないから神殿開発いっぱいしますよね
どんどんどんどん神殿開発していったら農民も米食べられるようになってくんですよ
っていうのももともとこの頃の年古税率ですね
はこの面積だったらこんだけねっていう決め方をしてるんだって
ああそうなんだ だから米の品種が良くなって収量が上がってももう量決まってるから
結果余るわけじゃんこれ自分のものになるよね
こうどんどん農民儲かっていくわけですよ
さらにこの時代にこの間出てきた二毛作 二毛作
出てくるんだよね そうなんだ
でこの二毛作が生まれると年古の対象がお米なんだよね
米の中から何割か納税しますみたいな感じだから
二毛作で作った麦は全部自分のものなのね
ああ確かに だんだん豊かになってくる
農村部ですら だから初めの頃はねほとんど米食べられなかったところからスタートはするんだけど
江戸の初期から中期にかけて米食えるようになってくるんだよねだんだんと
で米どんどん作るじゃんどんどん神殿増やすじゃん
どんどん米が江戸に集中するんだよね
でこれが原因でこの間賭けになったよって話したんだけど
これ経済的におかしなことになってくるんだよ
そうなの この時代ってさ年古がお米ってことは
お米が貨幣の役割を果たしてますよね
もちろん金か銀かは流通してますけど
米本位制という制度を取ってるわけよ
貨幣の定義って知ってるその前にだけど
12:00
貨幣の定義 貨幣の機能って3つあるって言われてて
一つは交換機能お金とこれが交換できますよみたいな交換機能ですね
測定機能買うか買わないかわかんないけど
これ1万円って言ったらこいつ1万円の価値があるんだなっていう測定ができますよね
それと保存機能腐らないものだったら別に保存できるじゃない
この3つのうちのいずれか1個持ってれば貨幣としてカウントしますよっていうのが
一応学問書の機能なんだって
これのうち測定機能と交換機能を米が担ってたっていうのがね
日本の経済の基本なんですよ
これが鎌倉時代ぐらいから江戸川までずっと続くのよ
長いね 長いでしょ
で金本位制っていうのはこのシリーズの中でも話してるけどもう一回言いますね
金の国の中にある全部の量に対してこれを超えないように貨幣を鋳造します
紙幣すりすぎちゃうとさおかしな経済状態になっちゃうじゃん
デフレ起きたりとか
だから金と貨幣をイコールにしておきますよっていうバランスの取り方をしてるわけですよ金本位制っていうのは
ところがこの金の代わりにお米を使ったのが日本なんですよ
金の代わりなんだ
米が変動するとお金の価値も変動してっちゃうんだよね
確かに っていうことは何か
米バンバン作ると増平しまくってるのと一緒かいって話なんだよ
そういうことになるね
それで結果元禄あたりで金融がおかしなことになってく
はあ
すりすぎか
すりすぎ状態になってく
ちなみに貨幣として食料を使う場合一般的に言われてるデメリットはまず保存がしにくい
本来であればね肉なんか絶対保存できないじゃん
まあそれはそうだ
保存させて価値下がるしね
あとね基金が来ると食っちゃう
ああそうかお金を食べないと生きていけないからね
流通させる前に食わせろやーって話じゃん
あとね価値の共有が難しい
これヨーロッパなんかはちょっと思い浮かべてもらうといいんだけど
こっちの国は小麦がいっぱい取れます
こっちは取れなくて魚が中心ですとかこっちは肉ですとかなると
麦の価値があちこちで違うわけだよね
これ流通させるのは結構大変なんですね
冷凍が安定しないので
あとはねかさばる
量がね物理的に
量がかさばるこれがデメリットなんですけど
日本はそれやっちゃったんだよね
まず米が豊富だから保存できちゃう
めちゃくちゃいっぱいありすぎるぐらい作ったから
経済を潤そうと思って米を作ろうとすると
結果的に食料危機への対策になっちゃう
何かあったら備蓄剤出せばなんとかなるよねっていう
あとね直感的に米に価値があるということが誰でもわかる
15:01
価値の共有が日本人だったら全員わかるわけだ
だって米文化だもん
ずっとね
ずーっと
米は大事でしょ直感的にわかる
あとこれは江戸時代のちょっと前くらいかな
秀吉とか家康が南蛮貿易しすぎた
南蛮貿易
ポルトガル来ましたよね
はいはい
これ古書の回でお話ししたのかな
うん古書の回だね
ポルトガル戦来ますよねオランダ戦来ますよね
バンバン海外から物を買いますよね
何で買ってたと思います
え米じゃないんだよ
米は通用しないじゃん価値の共有ができないから
金と銀使うんですよ金格子作ったり
岩見銀山とかっていう大きな銀山があったぐらいなんで
日本いっぱい金と銀取れてたんですね
取れてはいたんだね
ヨーロッパの人たちからすると
うわあいつらすげえ金持ちだわ
バンバン金銀もらおうぜどんどん輸出しようぜってなって
それをやりまくった結果
なんと日本の国土の中にある銀の約4分の3
そして金の4分の1が海外に流出するという大事件を起こすんだよね
だいぶなくなるね
だいぶなくなるよ銀の4分の3なくなるんだよ
やばいでしょ
やばいよねそうなると当然金と銀の価値が不安定になるよね
だから金本位制銀本位制を取ろうと思っても
価値が変動しすぎて庶民が信用しなくなっちゃうんだよ
何を基本にしたかっていうと伝統的に肌感で価値を感じられる米を
やっぱりこれは中心にした方がいいよねっていう
へえそんなことしたんだ
めちゃくちゃでしょ
しかも今まで通り年貢の制度があるから
お米は年貢に使われるぐらいだから価値があるよねっていうのを
時の政府が認めてることになりますよね
米本位制をもって金銀経済を回すっていうのが平安時代から江戸時代までずっと続くっていう
へえ
これの一番わかりやすいのがあれですよ
測定機能でね
国のパワーを測定する何万国とかってほら
かが100万国とかね言いましたよね
掛川5万国か
土佐藩20万国だっけ最後
一国は1年間に1人を養えるお米の量ですから
100万国ということは100万人の兵力があるよと
そういうことか
そういう計算
だからいざ戦争戦になったら
お前100万国持ってんだからそれに見合ったら兵隊出せよって言われるわけ
ああ
で産金交代の行列ね
あれも国高に応じてこのぐらいはやっとかんとっていう見栄もあるわけで
へえそういうことなんだ
貧乏じゃねえぞうちはと
ちなみに一国は戦後ですね
あそうなんだ
1号2号で10号になると1省だよね
1省が10省になると1都だよね
10都が一国なんだって
あそうなんだ
18:01
あれも一応単位なんだろうね
一応単位
メートルの上がキロみたいなそんな感じの
単位ですね
俺はもう全部ね神殿開発やりまくった結果
いろんなことをやらかしてしまうということですね
このインフレーションが起きる直前
米余るということは
庶民が豊かになるってことだよね
まあそうだね
お金の価値が下がると同じように
米の価値が下がってるから
庶民がみんな金持ち状態に
どんどんなっていって
どっちかっていうと役人とか
武士の方が貧乏で
時代劇に出てくるやつ
ちょっと悪大官と
悪い商人みたいなやつ出てくるじゃない
商人が金持ちに
どんどんなってくるのはこの時代ですよ
ああそうか
でここでね庶民が豊かになると
ちょっと時間もて余し始めるわけ
食糧生産に
携わらなくても
生きていける人たちが出てくるよね
食糧じゃない
工業じゃない何かを売る
例えば絵を描いて売ると
それでお金がもらえるとか
今の時代だったらありえないもんね
この時代に出てきたのが菱川諸信の
見返り美人って教科書載ってるでしょ
見たことある
女の人がちょっと後ろ向いてて
綺麗だねってああいうのが出てくるのも
元禄時代
元禄時代なのね
あとはね芸能で言ったら歌舞伎
小国歌舞伎自体もっと古くから
あるんですよ
室町時代ぐらいからあるんだけど
江戸の元禄時代になって一気に
大きな団体として
庶民の芸能として発展を遂げる
それが今新橋の演舞場で
今でもやってますよね
そこの歌舞伎 市川断十郎とか
よーってなりたいなとか言ってあれあれ
あれがその時代なんだ
そうで同時代に
江戸の吉原っていう
裕克街が成立していったり
とか
あとはね俺の好きな落語だよね
もうだって究極だよ
無駄話したら
金くれんだよ
それすごいよね よく考えて
何話か前遡って聞いてもらったら
分かるけど
生きるために食ってんのか
食い物作るために生きてんのかみたいな時代
だったわけでしょ
俺が元禄になると食べ物作ること
とかやめちゃって笑かしたら
金くれんだよ
そういう文化がわーって花開くのが
この時代
米余ってよかったね 余ってよかったでしょ
その代わり
ここで庶民がわーっと力つけてくるから
これをうまくコントロールするために
時の老中 田沼をきつぐっていう
人が出てくるわけですよ
聞いたことある人 静岡県藤枝市
出身のね 藤枝なんだ
あの人藤枝市ですね
あの人の時代に
賄賂が横行しちゃって
調人元気なのは
いいけど
街は乱れるわ
政治は乱れるわって話になってくるわけ
おお
吉橋でさ
ちょっとバブル期みたいなもんだもんね
21:00
そうだねバブルだね完全な
とりあえず1万とかとりあえず10万とか
そういう世界でしょ もうタクシー呼ぶのに
万札5枚ぐらい持ってわーって呼ぶみたいな
そんなのあったかどうか知らんけど
ちょっとした総入れに近い状態になってくんで
その後に
出ました暴れん坊将軍
徳川義宗公ですね
この人ほんと
教科書上暴れん坊将軍なんて呼ばれてないからね
米将軍だからね
別名米将軍って言われてるけどこの人が
出てきた時にいやいやいや
そんな協力的な生活したら
世が乱れると
政治も乱れるし社会も乱れると
ちょっと待てと
幕府の財政ちょっと見たら
破綻しかかってると
真っ赤かよなんか
経済がね
破綻しつってますから
みんなにちょっと待て贅沢な暮らしをやめろ
俺も奸役する
だから庶民のみんなも武士のみんなも
一回派手なことやめようって言って
一気にその芸能系規制かけるんだよね
そうなんだ で増税する
幕府の財政
傾いてるからちょっと金出せって
言って面積で
どのぐらいの米を収めなさい
っていう念句だったのを
これを一回全部見直しをさせて
もう一回検知するんだよね
で税率上がる
そこで上がるんだ 今までは四公六民って言って
4割を収めたのが五公五民って半分
よこせってなったりとか
あと揚げ米の例って言うんだけど
各藩の
納税額を増やす
全部の国から
どんどんちょっと米よこせ金よこせ
米なかったら金でもいいからどんどんよこせ
って言って増税かける
代わりにしょうない
参勤交代緩和するわって
あれすごい散財するから
ああそうなんだ 大名行列ある
数百人をさ
30日間歩くとかったらそれは
旅費すごいでしょ 確かにね
すごい人数だって すごい人数で
それで貧乏なとこに泊まれないじゃん
大大名とかになったら
すごい散財しちゃうから
増税する代わりに
ちょっと緩和してやるから
これやるとさ大名が持ってた
財産を幕府に吸い上げる
ことと同時に
庶民にばらまかなくて済むから
武士側にお金を寄せることが
できるよね
これ何年かやると結果的に幕府の財政を
取り戻すことができるよね
っていう意味でそういうことをやったりとか
そういうことなんだね こんなことやったらさ
庶民からしたらたまったもんじゃないじゃん
来たよ今度のお殿様よ
ってなるじゃん
それの息抜きもちゃんと裏でやる
っていう そうなんだ
目安箱って覚えてる?
目安箱出てきたね 庶民が
当初すると直接
南町武行の尾武行様とか
なんなら将軍様が自ら目を通しますよって
なんでもかけよ匿名でいいから
って言ってガス抜きをしたりとか
ああそこでできたんだね
で一方で堤防
川の包みに桜をぶわーっと植えさして
花見をさせる
あれもその時に
作ったの? うんどんどんやれって
へえ そう庶民はそこで
花見をしてわーっと騒いで
24:00
うさばらしとかできるわけじゃない
確かに町に出て
なんか金ばらまいてる全然いいよね
全然いいと思うあれないから
そういうことやらせたりとか
あと福利厚生的なやつね小石川
療養所だっけ
大海一線見たことないか時代古すぎて
ないよね出てくるんだけど
幕府の
お金作った病院だよ要は
で庶民が
お金がない人でもそこに行けば全部
手当てをしてくれるよっていう
場所を作ったりとか
で荒れた時にちゃんと抑えるために
北町武行南町武行
富山の金山と大海一線ですよ
富山の金山そこで出るんだ
あの北町武行あの人は
実在とはちょっと違うフィクション強いけどね
ああいうところを
作って優秀な大官を置くことで
町の荒れてるところを
ちゃんと統制していくとか
めちゃめちゃ細かいところに
手入れていくんだよね やったねいろいろ
でこれで米を作りすぎた
ことによるどったばったを
もう一回鳴らす
へえ
これをベースにしてこの後の
時代にもインフレを起こしちゃったり
とかするんだけどそのために
似たようなことをちょっとずつやって
続けてくから大きな腹もなく
江戸という政府が
260年続くっていう
ちゃんと調整してんだね
すげえ優秀 すごいね
すごいよ江戸の
町って 260年だよね
あの時代なかなかないもんね
他の国見てると
ドンパとかさ一回国になっても
なんかドンパチやってんじゃん30年戦争
とか100年戦争とかあの時代
だからね そうだよね
同じ時代だから あの時代に
260年一刻っていうのはすごいね
そうしかもナイフも大したことなく
ビジッと押さえてる
すごいな これがすごいわけですよ
この江戸の
町がどんだけすごいかってちょっと台本にない
話に飛んじゃうんだけど
江戸って神殿開拓の
意味では一番最後まで残された
関東平野にあるわけだよね
ほら前々回ぐらいで
川の一番根本
山のふもとあたりから神殿開発して
だんだんと湿地だったのが
本当の平野になっていって
町化していって
そっちにも田んぼが広がっていて人が住むようになって
っていう流れがあるよって話にしましたよね
徳川家康が
関東にお引越しをした時
あの辺全部湿地帯
なのよね
ほったらかし そうなんだ
一早く整備終わったのは
あれですよ
今の大和名古屋ですよね
あの辺なんかは割と早い段階で
もう数百年かけて
出来上がっていったし京都とかもそうですよね
もともと山勝だんで
根本の方に田んぼとかを作ったら
あの盆地は開拓できますよね
今の大阪のあたりは
与戸川があるんで
湿地帯だったんだけど
京都の方が根本だから
そっちの方の水流が整えられると
与戸川も自然と整えられやすい
環境になっていって
それ時代ちょっと新しい方なんだけど
そこに尾張から今の名古屋から
27:00
織田信長だったりとか
豊臣秀吉が一番パワーが大きいのかな
がそっちに
尾張の商人をドンって入れることで
治水して商人の街を作ってっていう
整備をする
で豊臣政権の中で
後退路を筆頭っていうね
一番偉いところに徳川家康が
行ってて力つけすぎてて怖いわけ
持ってる土地も
静岡今の寸歩と
東島
三河っていう超豊かな土地を
押さえてるわけ東海道のど真ん中だし
怖いじゃん豊臣秀吉からすると
こんな強いやつがこんな間近にいて
力振るってたらさいつ何時
ひっくり返されるかわかんないじゃん
だから土地買いをしてね
でこの三つのところには
自分の子がいの福祉掛川だったら
山内和人ですよ
あれはもう秀吉が全然お殿様
つってもペペの頃から
部下だった人だから ああそうなんだ
それを掛川とか浜松とか
静岡っていう要所に入れて
そこの代わりに四国しかなかったけど
八国やるからあっち行けっつって
関東平野ボーンってくれるわけ
おお こん時の家康の
心境たるやいかにだよ
おお 数百年かけて
整地されてて
おかしくない平野が
湿地のまま残ってるところにはい行けだよ
いやひどい話だね
ひどいよね
これちょっと俺の憶測なんだけど
山低いじゃない
関東って比較的
ダダッピロすぎて
目元が遠いんだよね
関東平野全体が
湿地帯にならないぐらい
水田でもって水を
保有するって相当大変なんだよね
できん
でこれ
ドクマイアスのすごいのが
神殿開発でどうにかするということを考えない
おお
もう無理やり力技で土木工事で
埋めるっていう作業に出る
埋めるんだ
あっちこっちの今の東京近郊の山を削り取りまくって
おお
埋めて埋めて埋めて
元々ほら今の浅草とか
両国あたりが海岸沿いだった
わけだからね
そこが今の火災とか
港区とかあそこまで一気に
埋めていくわけだから
その時代に埋めたの
マイアスが埋めその後秀田がやり
イエビツガリってもう何台にもかけて
ドーッと海に向かって
埋め立てをしていくんだよね
えーあれ人力 人力
えー
第8グラムのステオラーって運ぶ
えーあの規模をえげつないね
えげつないっすよ
でも今でも監督やってますよね
埋め立てを
今の豊洲市場のあたりなんか
元々夢の島なんであそこ
ゴミの捨て場ですよ
どんどんやってきたのは
今始まった話ではなくて
1600年代からずーっとやってる
長いことやってんだね
これがお米が作れるような
土地だったらそうはなってないし
お米作りをやってたらそんなことしなくて済んだ
うーん
もっと豊かな土地になったかもしれない
やってなかったから
30:00
もうどうするって
ここに町作るんだったらここからしかねえだろ
つってやるんだよね
その町が
政府の時代に世界一
大きい人口のいい都市になっていく
わけだよね
それもすごいね
俺推定人口ちょっと調べたんだよね
これ江戸という
町じゃなくて江戸時代の
日本の国全体の人口
1600年
関ヶ原の
合戦の時が1227万人
なんだって
1650年
500万人増えてますね
1750万人
そっから50年後
1700年には
2829万人
一気に1000万人増えてますね
1750年
3101万人
1804年
3074万人
江戸の幕末あたりになってくると
3300万人ぐらいと
へえ
めちゃめちゃ増える
すごい増える形するね
それはやっぱりコンパクトシティ
っていう話を前々回ぐらいでしてるんだけど
少ない土地でお米いっぱい
採れるんで物流コストが
低いっていうのはあるよね
運ばなくてよくなったよね
少ない農地で食料確保ができるから
余剰生産が作れるよね
世界有数の人口になっちゃうので
年単位でも数倍なんだけど
例えば16世紀は
イギリスの約6倍の人口が
日本にはいたと
この時代って機械化がないわけなので
人口イコールGDPなのよ
ヤバい
6倍はヤバいね
すごい3000万人とか
マジヤバい
他の国ヨーロッパの国だと
400万人とか80万人とか
いってますからね当時まだ
そんなもんか
その時代に数千万人抱えてるんですよ
それを米で支えてるのか
これを米が支えてる
そうだよね米なかったら人増やしようがないもんね
そういうことです
へえ
ここが多分ですけど
収穫量の差が
如実に出てんじゃない
小麦と米の違いか
多分北位の問題もあるよね
お米を作れる井戸の北限が
日本ぐらいなんだって
ここから北行くと米作れないぐらいの
寒さになってっちゃう
イギリスとかなんかね
北海道より上ですから
作りようがない
この辺がね
奇跡の立地
でなおかつ
中国という大国が近くに
あるんだけど微妙な距離感で
あんま攻めてこない
確かに攻められてないよね全然
蒙古来週の時に
ちょろっと来たぐらいで基本的にあんま攻めてこない
あの時も
モンゴル帝国はあんまり
日本もまともに取ろうと思ってないっぽいしね
33:00
ああそうなんだ
あんなモンゴル帝国全力で来たらペシャンですよ
本体来てたら
そうなんだ
予備軍みたいな
死軍っていうの枝分かれの
ちょっとお前の時何カ国か同時に攻めてますからね
そのうちの一つ
そのうちの一個ベースでまあいいや
もうやめとくかっつって
そんな感じか
あらそりゃ中国大国が
全力で攻めてきたらペシャンですよ
技術大国で人口多くて
国力すごくて
それが
まあ一応なんか
日本も中国のこと尊敬してくれてるし
交流もあるし
まあまあいいんじゃねって言ってほっといてくれたからこそ
日本はこうして生きてる
奇跡的だね
奇跡的な立ち位置ですよで米が
こんだけ取れて水が豊富で
鍋洗っても余裕なぐらい水があって
水も重要だもんね
水重要ですよ
地水工事なんかね
江戸の町なんか相当頑張ってますからね
ああそうなんだ
家康の時点から
山削りながら
あそこに水源があるから
部下に命じてもう10年掛かり30年掛かりでいいから
江戸の町に水引けって
水を引いたんだ
水路を作ってね
水路作ったんだね
何十メートルで1センチ下がるとかああいうのを全部計算して
ちょっとずつ下げていって
江戸の町まで届けて
で江戸の近くで
1回プールするんだよね
池作って
川が枯れちゃうといけないから
その池の名残が今吉祥寺にある
井の頭公園の井の頭の池なんかも
その1つだっていう
あれも水路を確保するため
で引いてきたら今度
川は江戸の町なんか
あんま通せないじゃんそもそも江戸川とか
野の地上にこうやってぐるぐる
やってるんで通しづらいじゃない
そこから上水道木管通すか地下に
地下に通す
地下に木管通す
木ってことは 木の水道通す
へえ
すごいよね
そんなん考えたの でやったの
鉄パイプじゃないし
うん
木でやったらしい 埋めたんだ
木でやってで勾配つけてずーっと
引いていってこれ以上下がると
まずいなっていうとこ来るとそこに井戸作って
そこに水貯めてまた上の方まで
水貯めたらそこからずーっと
何キロもあってだいたい埋め立て
してるじゃないですか
あんなとこ井戸掘ったって海水しか出てけない
海だからね
だから水道通ってないと生きてけないんですよ
だから通したの
だと思いますけどね
だけどそのためだけに通したんだね
すごいね すごいと思う
もう米の話じゃなくなっちゃったけど
この
米本位制は
あんまり詳しくやると僕もついていけない
ところがあるので詳しい方
いたらツイッターとかでつぶえてもらったら
嬉しいなって僕もちょっと勉強中です
ただここはね
世界的に見ても食料を
貨幣にするという奇跡なんで
詳しく知りたい方
いろいろとググるなり本読むなりしてもらうと
36:00
面白いと思いますよ
そうだね米自体深いからね
あんまり深い場合にすると
沼だね 沼だね
僕は一旦ここまでの段階で
相当原稿書いたんですけど
補足でちょこちょこと
調べてちょこちょこと本買ってきてもと
どんどん新しい情報出てくるんだよね
終わんないんだよ
新天開拓じゃ間に合わない
間に合わない
すごい量出てくる
豊富なんだね水
やりたいこといっぱいあるんで
でもちょっと抑えて抑えてだいぶはしょって
今回この辺で聞きましょうかね
もう日が変わるんでそろそろ終わりに
しましょうか
眠い時間になってきました
眠い時間になりました
今回はこの辺で終わりたいと思います
ありがとうございました
ありがとうございました
37:03

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