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はい、では前回からの続きです。で、今回は
はい、経済の流れを知ったので、その中で寿司商人、もう職人じゃない、寿司商人って言おう
寿司商人たちはどういう風に販売スタイルを変えていったのか
寿司商人 はい、もうね、寿司ビジネスですよこれは、もはや
ああ、そんなことになる はい、そういう目線で見てみようかなと
はい もしあなたがお寿司屋さんだったらと
もしもシリーズ もしもシリーズ、そういう想像しながら聞いていただければと思います
はい はい、おじゃれ寿司、まちゃれ寿司
もう一回いきますよ、おじゃれ寿司、まちゃれ寿司、謎の形容詞が付いております
全然ピンとこないけど おじゃれ、まちゃれ
おじゃれっていうのは、どっちかってこれ髪型言葉発祥なのかな
おじゃるまるのおじゃると同じ意味ですよね
髪型って前回も出てきたけどお金持ちの人って感じ?
方言ですよね、そっちの方面のね ああそうなんだ
おじゃるっていうのはいるとかいう意味ですよね、おじゃれっていうのは誘う言葉で最後の語尾が変わってますから
何々すれとかっていうのと一緒でおじゃれ、だからいらっしゃいという
いらっしゃいなんだ そういう意味ですよ、作っとこから取りにいらっしゃいっていう意味ですね
まちゃれ寿司、これは髪型じゃないですよね、江戸の言葉ですね
今用意するからそこで待ちやがれ、まちゃれ、こういう販売形態で形容されるんだそうです
初めて聞きましたよね 初めて聞いた
僕も初めて読みました そうだよね
これは元々なれ寿司の時代、本なれとか生なれの時は先に作っておくから取りにいらっしゃいなんですよ
お店も自分家の土間で作って土間にお経を並べて店先に並べていらっしゃい、いらっしゃいというスタイルで販売をしてました
これが早寿司が出てくる頃になると表に出ていくようになるという感じですね
それまでは打ち店といって持ち帰りとか出前を専門にやっているのが寿司ビジネスの基本スタイル
持ち帰り そうですお経を並べて持って帰って
元々本なれ生なれですから酒の後とか飯のおかずなんでその場で食べるわけがないんですよ
箱寿司が出てきたりポケラ寿司みたいなのが出てくると持ち帰りなんですけれどもその場で食べたくなったりもするじゃないですか
スーパーで買い食いとかしますよねあんな感じです
その場で食べたいような人がいるんだったらというのもあるし
なんならうちの前を人が通るかどうかわかんない状態でやってるよりも
繁華街に持ってった方が早いやということになるわけですよ
吉宗の時代から田沼時代の滑狂の時代ですよ
03:02
あの時代になると早寿司が出てきて江戸の職人もいっぱい人がいるし
街の往来が激しくなるんですよ
人通りが激しくなる
そこに行きゃ売れるんじゃねえかと
まあ人が多いとこに行けば売れるよね
出ていって屋台寿司が出てきます
持ってったと
屋台って言ったって昭和にあったようなリアカーで引っ張るようなイメージじゃなくてですね
タイヤないんですよ
タイヤないんだ
組み立て式
そっから動かない
縁日の屋台を思い浮かべた方が早いかもしれない
そういうことか
ああいう感じでそこに桶を並べてねどれにするって
どのぐらい欲しいって言って箱寿司をそっから切り出して
四角の中から例えば十二等分してこの十二分の一をいくらだよって言って売るんですよ
切るのめんどくさくなってそれをだんだんと巻き寿司にしたりとかね
笹で巻いたり海苔で巻いたりいろんなことをしてもう切らずにその場でパンと渡せるようになって
というふうにだんだん早くなっていくんですけど
これね前回も話出てきましたけど寿司屋だけじゃないですよ
ああ違うんだ
町中に食い物屋がめちゃくちゃ増加してますから
これいずれ別の回でちゃんとお話しますけどどんぶり文化
ああどんぶり文化
これどんぶりの発明ってすごいんですよ
そうなんだ
もともとね蕎麦っていうのはねざるみたいなああいう状態
まあ皿盛りとかねざる盛りっていうのが基本なんですね
蕎麦切りですけど麺ですね
これどんぶりにしたらこの中に杖張ったらよくねって言って
ああそういう発想
これ大繁盛するんですよ
うなぎもどんぶりにできるわけですよね
天ぷらもどんぶりにできるわけですよねこれ大繁盛していく
周りでその場で食べることが前提のような食い物屋が出てくるじゃないですか
当然寿司もその場で食いたいですよね
ああそうなるね
でねこの寿司が流行った背景でもう一つ面白いのが
一食の飯じゃないんですよ寿司って
一食の飯じゃない
当然朝飯じゃないですけど昼飯でも晩飯でもないんですこれ
違うんだ
おやつ
おやつ
基本おやつ
へえおやつなんだ
はいなんでかっていうとですね職人の町じゃないですか基本が
肉体労働者なんですよ
朝昼晩目いっぱい腹いっぱい食べちゃうと体が動かんのです
食べすぎるとね
はいなので軽めにとるんですって
でも肉体労働ですよ三食で足りるわけはないんですよ
それはちょっと足りないかもね
はいでおやつはお菓子やなんかではなくて寿司を一つまみポンと
ああ
晩飯の前にポンと食べて
で蕎麦屋かなんかで缶付けいっぱいピュッと飲んで
それで家帰ってお茶漬けサラサラっと食うとか
そんなような生活がね中心になってくるわけですね
はいはいはい
ここにうまいこと便乗するの
06:00
ああそうなんだ
ここは抜け目だぞって
寿司屋さん特に屋台寿司はいいとこに目をつけるんですね
この時代って前回も命令記の対価とか出てきましたけど
火事めっちゃ怖いんですね
はいはいはい
だから何度となく幕府が火使うのやめれって言うんですよ
まあだいぶ死者出してたもんね
それがきっかけでね
自宅で天ぷらやると油が引火して危ねえから
もう外で食えってなって天ぷら屋台が大繁盛する
油物をね今もやっぱ油使うのは大変だけど
昔も大変だったんだね
もっと怖いから
そりゃそうだよね
隙間かでビュービュー入ってくるしね
ああ危ないね
下かまどだから
火加減が難しいね
そうそうなんですよ
おいでね外で食べればいいとはいえ夜怖いんだわ
夜
夜火が飛んだら
まあ確かに
火消し間に合わないじゃないですか怖いですよね
なので火を使う屋台も夜はやめとけよという話を
江戸幕府が言うわけです
時間決まってないですけど
暗くなってきたらやめなさいっていう指導
ここで寿司屋の出番です
火使わないから
確かに
はいお仕事帰りの人たちに目があげて
まちゃれ寿司ですね
ちょっとまちゃれと
今切るからちょっとまちゃれと言って寿司を売っていくと
そういう感じか
これで寿司屋が一気にぐーっと
軽食としての寿司がぐーっと伸びていくところで
広告なんかもだんだん出てくるようになってね
広告も出てくるんだね
とはいえ屋台ですからそんなに資本があるわけじゃないので
すってたくさんばらまくようなことはできないんです
工夫するのは呼び声と看板ですね
看板
この時出てきたのがことぶきにつかさと書く寿司
ここで出てくるんだ
このほうがめでてえなと
気の利いた意気のいい看板が出てるじゃねえか
あそこの寿司は飽きが利いてるねと
江戸っ子好きだね
そういうの好きなんですよ
これでまた繁盛していくというこういう競争文化が出てくるんですね
差別化するの全然前回ぐらいで一気に流れ言っちゃったんで
へえそんな変わったんだですけど
実際に経営者になってみるとちょっとずつちょっとずつ差別化していくしかないんですよね
その中の一個が残っていくみたいな感じなんですね
ちなみにこの時の握り寿司一つおいくらでしょうか
一つ
はいちなみに当時そば一杯が16文
うなぎ丼一杯100文握り寿司一つ
8文ぐらい
大正解
正解
リンゴ高いネタでも16文
ああそうなんだ
そのくらいの値段ですね
手軽さがないとそもそもおやつとして売れないかなと思って
そうなんですよ見事見事
ちなみに時代的にこの時代っていうのはお茶が一緒に提供され始める頃なんですね
09:06
この頃にね
18世紀の中頃ですから1738年覚えてますかねお茶の会で出てきましたけども
宇治の永谷創園が煎茶を開発しますね
はいはいあったね
現代の山本山につながる山本寛兵衛さんが江戸で売りそばけ始めます
これに追いつけと言わんばかりにこの500年間ぐらいで静岡や狭山のお茶が江戸に流入して
品質のいいお茶が手頃に行き渡るようになっていくと
ただ永谷創園さんの時代の煎茶っていうのは少し時間がかかるんですよね
ちょっと火にかけて軽く煮出すような感じでね
ああそうなんだ
そんな抽出が良くなかったらしいんです
ただここから何十年か経っていく間にやっぱり揉み方とか蒸し方とかが改良されていって
さっと出るようになって急須で出せるようになって
そのうちに現代でもティーバックみたいなもんで茶こしを湯呑みの上にちょんと置いて
上からお湯注いだら出るよっていうのもまるでワンカップコーヒーみたいな状態ありますよね
ドリップコーヒーあんな感じのこし茶っていうのが出始めるんですよ
ああそうなんだ
峠の茶屋なんか結構こし茶が出てくる
峠って言わないかな町の水茶屋なんかだとこし茶が中心になってくる時代でもあります
だいぶ変わったんだね
だから簡易的にお茶を出せるようになっていく頃でもあります
ああその頃か
でね面白いのが屋台が繁盛するじゃないですか
でまじゃれ寿司の人たちはこれで繁盛してるんだけど
おじゃれ寿司の人たち置いてけぼりになるんですよね
呼び込むほうね
慣れ寿司ほんなれ生慣れの人たちはもうそのまんまですけど
お土産物なのでおじゃれでも早寿司売ってる人たちが一部いるんですよ
早寿司の走りであるこけら寿司とかね
こけら寿司
早寿司箱寿司の原型ですよね
これ売ってる人たちも打ち店としてもあったはあったんですね
したらさ自分ちの横面ちょこっと横に屋台併設し始めるんです
大デッカーに
もう組み立て式なんだけど取り壊さない自分ちの目の前だからそのまんま
昼間はおじゃれ寿司で早寿司箱寿司なんか売っといて
夕方になると表に出てって残り物とか持ってって小遣い稼ぎ
ああなんか焼き鳥屋の外の焼くところやってすぐ売るみたいなあんな感じか
大正解あんな感じになってくんですよ
ああそうなんだ
これでね今出てきたのが打ち店と屋台と打ち店が屋台併設のこの3パターンが出てきましたね
もう一個出てきます
もう一個
さっき握り一つ8門くらいの店が普通だって言いましたよね
すげーの出てきますよ
一つ250門
250門
12:00
10倍じゃ効かない
すごい金額になったね
すごいですよこれはね現在の向こう島スカイツリーの見えるあたりですかね
両国の北の方に松ヶ寿司通称松ヶ寿司本当はイサゴ寿司って言うんですけど
通称松ヶ寿司というお寿司屋さんが出てまいります
創業者が堺谷松五郎
堺谷松五郎さん
あたか六軒堀というところに店を構えたことから
長歌の題目あたかの松にちなんで通称松ヶ寿司と呼ばれるようになったのでございますと
急に変わったね口調が
メモしといたの読んだだけ
これね元祖余平寿司が出てからほんの数年後には出てくるんですね
松ヶ寿司さんは打ち店の出身ではなく屋台寿司から打ち店になってたのかなという推測が書かれてましたね
握り寿司がメインではなくてもともとは箱寿司メイン
箱寿司
押し寿司系のお店です
この人がねまた商売が上手だってのもあるしまたね
この向島という土地がすごい
そうなんだ
向島という土地は幕府のお偉いさんたちの金持ちの人たちが住んでいたりとか
あと周りがね高級品を取り扱う商店だったりとか
銀座みたいなもんか
大棚ばっかりという土地柄なんですよ
だから県家って言ってね土地の金持ちの商人とか幕閣とかそういう県の集まってるところの人たちが
松ヶ寿司の押し寿司とか握り寿司を新物って言って届物お土産として大人気になるんですよ
あの松ヶ寿司の高級寿司が今でもありますよね
あんなに高級なチョコレートみたいなお土産で
もう開ける前から看板でワッてなるじゃないですか
そういう存在になっていくんですね
すごいな
チラシ広告売ってみたりとかさ
商売すごいですよもう寿司も結構ね褒められてるんですけど
あとねイベント的に握り寿司の中に一部銀を仕込んでおいたりね
一部銀
はい銀ですよ銀
お金ですよお金が仕込んであって食べたら中からお金が出てきて当たりみたいな
そんなことある
そんなことやっちゃうんですね
これはね西経浮世絵っていうか西経の中にも松ヶ寿司のことを褒めたたえるようなね
西経がばらまかれた絵とか
枝の名店の中に数えられていたりとか本に載ってるんですよ当時の本に
そうなんだ
紹介されてますし
これが出てきたおかげで一気に寿司のイメージがガラッと変わっていくんですね
これを広めたのが時の抜角
抜角って言うとわかりづらいですかね幕府の偉いさんの一人で中野関王という人がいるんですね
これは前回出てきた水野忠明と同じぐらいの権力を持ってるおじいちゃん
そうなんだ
15:00
この人がね結構食い道楽でねあんま仕事しないで結構遊んでるんですよ
権力持ってるのに
そうそうあんま仕事しないタイプの将軍に気に入られてお話役とかやってる
話し相手なだけなんですけど自分の娘がいいとことついだからってのもあってね
この人がねこの松ヶ寿司いいなとか言いふらすんですよまた
浜ちゃんみたいな感じかな重役浜ちゃんみたいな
重役浜ちゃんそうだねそれのリアル重役ですね
リアル重役だね
もう時の権力ですからこれは有名になりますよね
これとあとやっぱり花屋傭兵の傭兵寿司元祖ここもね高級化していくんです
そうなんだ
場所もやっぱ東両国って言ってね割と歩いていける近距離ですね
両国ね
はい握り一つ200門から300門さすが元祖名店だねと
そういう地位につくんだ
こっちは握り寿司一本ですね
ちなみにチップスですけどこの2店舗が2つともうちが握り寿司の元祖だって言い張ってますし
そうなんだ
多分これねどっちでもねえんだろうなと僕は思ってますけど
いろいろと読んでいくと明確に誰だっていうのはないんですけど
いろんな人たちが改良改良していて握り寿司の原型のようなものが出てきていって
それを確立させたのが花屋養平じゃないかなっていうような感じですね
まあ食文化とかそういうもんだもんね
はいそんなもんだと思います
さっき言った長谷草園の煎茶だってそうでしたからね
そうだね
松ヶ寿司はそもそも押し寿司系のお店なので後追いじゃないかなというふうな気がしています
ただビジネスとして体制したのはこっちが先っぽいですね
もう一つこの二つのお店がうちが最初だって言い張ってるのがわさびを使い始めた
わさびってまだ使われてなかった
そうなんですよ
へえ意外
この時代のお寿司の薬味って大体ねえネギとか生姜とかあとからし
からしへえからしなんだ
だったんですよたまには七味噌があったりとかね
山椒使ったりとかもあったみたいです
山椒とかはそうかもしれないけど
これがわさびを使ったらうめえってなってまた大ヒットなんですよ
そうなんだ
さすが余兵さんだと
ここでわさびを持ってくるとは違うねって当時高級品ですから
高級品
江戸時代は家やすこが気に入っちゃって
今までは野生のものをとってたんですけど
徳川幕府の権力でもってこれは外に流通させない独占するって
そんなことやったの
それでわさびの栽培を始めたのが静岡県の山奥ですよ
現代でもありますよね本和さ発祥の地みたいな
静岡市の上の方だね
そうですねあれはもう徳川家がだいたいここがわさびの産地だ
これはもう徳川家のもんだっていうぐらいのことやってましたから
18:02
そうかその後も徳川家でも静岡市自体もね
意外だねわさびってもっと早い段階で組み合わさってたのかと思ったけど
いやいやそもそもだって握り寿司自体が庶民のしかもファストフードですから
そんな高級品ホイホイ使えないですよ
使えないか
これは一つ250文もするような高級寿司だから使えるんです
わさびの栽培自体もすごい大変だもんね
そうなんです
今みたいに練りわさがあるわけじゃないしね
はい全部本和さですから
でねここまで来たじゃないですか
よしこのままぐっと現代寿司行くかなと思うともう一回揺り戻しきますよ
揺り戻すのこっから
天邦の改革
天邦の改革名前は知ってる
聞いたことありますね水野忠邦
水野忠邦
江戸幕府の時を10年早めたと呼ばれる男
幕末を早めてしまったと言われてる男ですね
ただね水野忠邦さん悪名高きとかいい評判聞かないんですけど
時代背景的にこの環境で江戸幕府を延命させるのきついってマジで
そうなんだ
やったこと先に言いますね
社資禁止で贅沢するなと極度の緊縮財政
これやること変わんないわけですよ
この直前何があったか
まず天邦の大基金
大基金
この大基金は今までと質が違うんですね
そうなんだ
幕府の財政破綻寸前
だいぶ追い込まれるね
各地の大名がデフォルトしまくっていて
まだギリギリ生き残ってるところがいくつ残ってるかなレベルです
かなりやばい状態か
かなりやばい状態です
政治権力ない状態ですね
260年の間戦してませんから武力も相当落ちてるわけですよ
でねここでちょっかい出してくる外国船がやってくるんですよ
ここでちょっかい
実はこの天保の改革から遡ること
十数年前かなにイギリスがちょっかい出してくるんですよ
イギリス
イギリス商船が来るんですけど
ダメだつって追い払われるわけですよ
そしたらオランダ商人にフンして日本にやってくるんですよ
フンしてるんだね
でしろっと長崎に入ってしまって
長崎にはオランダ商館あるでしょ
オランダ商館で勤めてるオランダ人を誘拐するんですよ
誘拐
誘拐して返してほしければ金起こせとか
入港させろとかって脅してくるんですよ
だいぶやり方汚ねえな
やりやすいことやるじゃないですか
これやべえぞってなってこの水野忠国の前の将軍が
これまずいぞってなって軍備を増やさなきゃまずいと
海軍増強しようっていうことを動き始めて
また金かかるんですよこれで
まあまあ金はかかるよね
また金出てくわーっていうところに
また来た大飢饉みたいな
21:00
ああそうか必要な時にまた飢饉で金欠だと
とか言ってる最中ロシアがちょっかい出してくるんですよ
へえロシアもここで来るの
はいこの頃産業革命がボッコボッコ言ってる時ですから
ああイギリスでね
ビールの会でもちょっと出てきましたけど
スタウトエールとかバートンエールなんかが
アジア史上を席巻してる時代ですからね
インド完全にイギリスの植民地化してる時代ですから
ああそうだね
そんな時代っすよ
もう目の前までだいぶ革命の波が押し寄せてる時に
来ちゃってますちょっかい出されまくって
やべえやべえってなってるんで
もうみんな贅沢して浮かれてる場合じゃねえぞと
財政のことも大事だけど
みんな一回気持ち的にも締めろと
遊ぶなと
まあ平和ボケみたいな感じかも
そうですそうですなので文化的にも一回締めようぜっていう判断を
この水の叩くにはするわけです
それで出されたのが写真禁止令
つまり贅沢禁止令ですね
すごいですよ絹の衣は着るな
カビな装飾は禁止
取り締まる
取り締まりがめちゃくちゃ厳しいんですよ
そうなんだ
普通に武行省が来てひとられてきますから
へえ
あと寄せ歌舞伎芝居全部禁止
全部禁止
はいもう江戸市中にある芝居小屋は全部郊外に移転じゃん
はあ
郊外から外食一部除いて全部取り締まる
ほう
そんなこと言われたら松ヶ寿司も養平寿司もたまったもんじゃないですよ
近頃は本来一つ八文くらいの握り寿司を
200文だ300文だとで売る不届きな寿司屋があると
ひとらやろう
はあそこも処罰対象
なるんですね
で現場当時の警察長官みたいな人ですよ
江戸の町っていうのは北町奉行所と南町奉行所っていうのがありますね
これがいわゆる警察権限裁判権を持っている奉行所ですよ
で前回の話で出てきた大川忠介さんは
南町奉行大川越前の神忠介ですね
この時代有名になるのは北町奉行東山左衛門の城近本
聞いたことありませんか
東山
はい
東山の金さんだね
正解
この人が現場の長官なんですね
実はこの東山の金さんなかなか庶民の気持ちのわかる人で
老中水野様やりたいことはわかりますが
こんなにきつくやったら庶民が跳ね返っちゃいますよと
庶民もちゃんと守ってやらないば国力なんかまともに育ちませんよと
いうことでいろいろ止めるんですよ
自分の首かかってますけどね
まあもちろんね
首ってのは文字通り首ですけど
下手すると原貸産服レベルになっちゃいますけど
本当の首だね
でも奉行様だからそこまでいかないのかな
24:01
実況とかでしょうけどそんなのかけてずっと改革のやりすぎに対抗していくんですね
さすが金さんですよ
この高級寿司店松ヶ寿司とか余平寿司以外もですけど
一応捕まえるんですよ
手錠50日
自宅にいていいけど50日間手錠しとけよとやるんですけど
本当は朝晩毎回武教署から役人が行って
ちゃんとしてるかなって見るんですけど
緩いんですよ
緩いんだ
そもそも手錠50日結構軽いですからね
そうなんだ
なんなら歌舞伎とか落語の寄せですね
これ排泄させようとしてますから
排泄みたいな感じ
そうもう根絶
もう引っ取られて何かほんと犠牲になってますからね
そのぐらいの勢いで水の叩くには取り締まろうとしてるのを
手錠50日でいいかみたいな
くらいでやってくれるんですよ
この時に金さん歌舞伎とか寄せ守ってくれるんです
だから今に続いてるの
そこで根絶やしにされなかったから
僕ら今は東山の金さんって知ってるじゃないですか
なんで知ってるか
この時芝居小屋守ったわけですよ
歌舞伎芝居ってのは当時の娯楽メディアですよね
守られた方は嬉しいですよね
芝居演目に東山の金さん作っちゃうんですよ
作っちゃったんだ
これが演目として残って
後の時代にテレビで時代劇として放映されて
我々の耳に届くと
当時のヒーローだ
スーパーヒーローですね
この人に守られて
お寿司も高級寿司も廃れずにいくわけですね
東山の金さんかなり重要な節目で
いい仕事したんだね
いい仕事してますよ
これ何が起こるかというと
傭兵寿司の名声が爆上げなんです
そうなの
もう老中水野様に取り締まれる大将にさせられるぐらいの
すごい名店だと
目をつけられるぐらいいい名店だとね
そう潰されないんで
残っちゃってますからね
うわーってなるんですね
そんな核がついちゃったんだね
核ついちゃった
一方でこの時謝師禁止令によって
高級寿司ダメだっておふれは出るんです
握り寿司は常に一つ八問でやりなさいと
一旦出るんですね
その瞬間に高い寿司なくなっちゃいますんで
別のお寿司が大流行し始まります
別のお寿司
稲荷寿司
この稲荷寿司出てくるの
キョッコリ出てくるの
もっと前の時代出てはいるんですよ
出てるんですけど安いお寿司なんですよ
海苔も使ってないし
ネタもさ海鮮使ってないじゃないですか
あれは過等な寿司団ぐらいの扱いされたんですけど
この過等な寿司が安いからめっちゃ売れるんですよ
27:01
おお
ちょっと意気がった江戸っ子なんかは
表通りで本当なら握り寿司をパッと被りつきながら
パッパッパッって歩きたいんですけど
人の見てないところで物陰にかかえて
パクパクと稲荷寿司を食べるのは
そんなような情景があって
稲荷寿司が大流行して
巷に広まっていくと
まあ疾走献薬で出ちゃってるからね
表だって食べれるって言ったら
稲荷寿司ぐらいだったらなんとなく
みんなも見に降りするレベルだったんだろうね
これでスケロクに繋がっていくわけですね
ああそうなんだ
そうなんですね
ここでオオハイレン下から残ってんだね
1個8問だって話になりましたよね
明星が明星を呼んじゃってね
松ヶ寿司も余平寿司も
どんどんどんどん評判爆上げなわけですよ
もう誰も1個8問なんか聞いちゃわないわけですよ
結局高級寿司復活します
まあ一回覚えた娯楽は忘れられないよね
これなんでそんなことになったかっていうと
水野忠邦さん
天邦の懐中やるんですよ
天邦の懐中
これはお金を減らすほうじゃなくて増やすほう
やるんですけどめちゃくちゃやるんですよ
そうなんだ
もう何回も連発するんですね
普通にインフレ起きます
やりすぎです
やりすぎだねインフレ起きちゃうね
そうすると高級寿司調子乗るじゃないですか
経済爆上げしますから
バブリーって言って
そりゃ高級寿司潰れないっすよ
そりゃそうだね金がもう町の中であふれ返ってるから
高級寿司もなんとか買えるよね
自分で締めてんだか緩めてんだかよくわかんない状態で
これで幕末にボーンっていっちゃうわけですね
ああそうなんだ何がしたかったんだろうね
もう多分ねパニックだと思いますよ
もうねいろんな本では水野忠邦さん悪いみたいになってますけど
確かに失敗してますよ
けどこの時代この幕府やりくりするのはめちゃむずいと思う
まあ外的要因がさ
政府財政逼迫して破綻寸前ですしね
こんなこと言ったらなんか他のところから
尊王攘夷者とか後部合体者とか出てくるわけですよ
そしたらあとこっから10年後にはペリーさんやってきますから
もうなんかすごい大波乱の時代なんだね
これ乗り切るのマジ無理
この水野忠邦の後今回お寿司寺全然来ないですけど
安倍さん最後の幕府を仕切る人が出てくるんですけど
あの人なんかもうマジすごいと思いますよ
よくこの南極でここにソフトランディングさせたなと思いますからね
うまいこと着地させたんだね
あの状況下では頑張ったんじゃないですか
僕そんなに歴史マニアじゃないので詳しくないですけど
僕の目から見てもすげえなと思いますけどね
そんな時代があったんだね
脱線しましたけどとりあえず一回整理しますね
江戸時代のビジネスここまで3話連続でやってきましたけど
30:02
最終的に江戸の寿司ビジネスは4形態に分かれます
大きく分けると3つですね
屋台があります外売りのみで質はちょっと低め
獄石混合みたいな感じだけど
屋台だけで仕事してるんで質は低めですね
で内店出前と土産ですね
出前と土産
基本は出前とお土産物持ち帰り寿司ですね
で今出てきた高級寿司店
内店と高級寿司店はそれなりに職人さんがしっかりしてるんで
質は安定していたりとか高級寿司はさすがの寿司みたいな感じだったそうですね
内店は屋台併設がアシュとして出てきますね
これ提供の仕方としては屋台は1個ずつ
1個ずつ
1個ずつでっかいおにぎりみたいなお寿司ですけど
1個ずつその場で食べるみたいなやり方
内店は併設の屋台を除けば持ち帰りなんでその場では食べません
食べるスペースも用意してません
で高級店は寮邸形式なので座敷に上がって
皿に盛られた一人前を召し上がると
こういうスタイルで持ち帰りも基本はやらないし
食べ歩きなんて下品なこともしませんと
このようなビジネスモデルが段階的に発達をしながら整理されていったと
いう状態からこれが明治につながって
最終的に今のスタイルに集約されていく
もうだいぶ現代の原型が見えてきたね
はいここでも現代の原型はほぼ出てますね
そういうことなんだ
江戸すごかったんだね
すごいっすねマジすごいっす
すごかったって間200年以上あるからね
そうですね
例年に考えてね
例年に考えたらそうですよ
200年あれば大体のものは進化する
明治元年から見てまだ200年経ってないですからね
そうなんだよね
そう考えたら江戸時代すごいっていうのもあるけどもちろんね
あるけど200年っていう時間もすごいんだね
そうですね
じゃあ今回はこの辺で終わりたいと思います
ありがとうございました
ありがとうございました