徐々に最初のシリーズから聞いていただけると
歴史全然わからんし
面白いもの全然わからんっていう人も
途中から歴史ってこういう意味があるんだ
みたいなことがわかるかなと思います
僕も最近歴史弱者ではなくなってきちゃったっぽいので
また言っちゃったか
これだけ聞き続けたら
もう歴史弱者ではないと思いますが
でもできるだけリスナーさんに寄り添えるように
過去のやつはできるだけ忘れて
今後も行きたいと思いますのでよろしくお願いします
ありがとうございます
ちょっとここ後で話したいかなと思うんですけれども
もう一人パネリストで
昨日もゼロコのお話をしてくださった
楠本修二郎さんに来ていただいております
ようこそ
僕は第二モデレーターみたいなもんで
チャチャ入れ役で生まれております
楠本さんにもちょっとお聞きしたいんですけれども
改めましてカフェカンパニーという会社をやられていて
このカフェというのが
一般のカフェっていう意味から
少し思いがあるというふうに聞いていますけれども
ちょっとそこら辺のことを教えていただいて
わかりました
25年ぐらいずっとカフェの経営をしてるんですけど
僕は人が集う場を作ることがずっと
20歳ぐらいから好きでずっとそれをやってて
なのでCAFEをコミュニティアクセスフォーエブリワンと言っています
日本ってもともとそういう村社会とか
後でお話しするかもしれないですけど
藩を単位とした元祖地産地消みたいな
コミュニティってすごくあったわけですよね
それがだんだん高度成長とともに
効率性重視になってきてて
これから先ってものすごくコミュニティ化が
すごく大事になってくるので
そういうことをちょっと考えて作った会社なんですけど
SNSによってどんどん横軸は広がるようになってきたので
これから先は地方をどういうふうにコミュニティでつないでいくか
あるいは縦のラインですね
おばあちゃんの技を孫世代がどう継承するかとか
そういうことがすごく大事かなと思って
今ゼロコも含めてやっています
なのでお二方がやっていることに
僕はすごく古典さんもすごくリスペクトしているんですけど
やっぱりもう一回歴史の再解釈から未来を見るみたいな
ことがすごく必要な時代じゃないかなって思っています
ありがとうございます
今まさにおっしゃっていただいたことを
ちょっと最初のポイントにしたいなと思うんですけれども
やっぱり歴史を遡ってみたときに
今私たちのこの産業あとテクノロジーですよね
このテクノロジーと人間の関係性といったところっていうのは
どういうふうに再定義できるのか
これをまず食べ物ラジオさんにお伺いしたいんですけれども
先ほどずっと何時間も何百時間という単位で
これまでの過去の話っていうのを見てきておられますけれども
それがあった上で今の日本の食というのは
どういうふうに見えていらっしゃいますか
現在地ですね
どういうところが変わってきたかとか
どういうところが逆に変わらないかとか
そういう気づきみたいなところをぜひお願いします
あくまでも相対的な話だと思うんですけれども
今カフェカンパニーさんというコンセプトのまさにその通りで
日本で言ったらバイサオがお茶を売っていたとか
茶会っていうのはコミュニケーションの場として形成をされたっていう
もともとそういうルーツらしいんですね
例えばもっと西側の方に行くと
中東にあったチャイハーネカフェハーネ
それが発展してロンドンのコーヒーハウスになっていく
これご存じない方はぜひ聞いてほしいところなんですけど
コーヒーハウスの中から正当性という政治のスタイルが生まれてきたりとか
技術だったり文化だったりまたはコラボレーション
企業同士のコラボレーションというのが生まれたりとか
まさにコミュニケーションの場として機能していたというふうになってるんですけど
そういう場が今この現代社会も世の中その辺の街を見渡してみて
本当にあるのかなって考えると
一部僕田舎なんで田舎のスナック行くとそういう泊まり的なところがいっぱいあるんですけど
案外カフェとかがお一人様を楽しむとか
そういうふうになってるなっていうのが歴史を相対的に見ると
減少傾向かなっていうのが一つ見えるのと
逆に日常の食事
朝ごはんを食べますから毎日別に一緒でいいはずだと僕は思ってるんですよ
なんなら昭和40年代くらいまでは朝ごはんって毎日同じものを食べてたはずだし
僕も小さい時そうなんですけど
毎日違うものを食べなきゃいけない作らなきゃいけないみたいになって
いるそれっていう感じがするんですね
これ日本伝統文化でいくと普段が毛の時間というのが
薙ぎの何もないところがあってこれに対して晴れがボンボンっていく
そこに特別なものが来るっていうことになってたと思うんですけど
どうも毛の食事が晴れ化をしてしまっている
なので僕ら飲食店きついんですよ
日常食を晴れ化されてしまったので晴れの舞台である海石料理屋はもっと晴れ化しなきゃいけない
どんどんインフレ化していく
今インスタ映えだよね
行き着く先は見た目っていうところしか残ってない
まさにこれちょっと食べ味的な話をしてしまうと
今最新シリーズの蕎麦っていうのも蕎麦うるまいって言っておもてなしのための特別な料理だったわけですし
お餅とかも日本酒とかも全部そうですよね
これがビジネスに転化することによって晴れのものが普段から手に入るっていうのは
それは飛びつくわけですよ
これが一気に広がったおかげでそこら中にあるようになって
今度価格が下がっていくっていうサイクルを長年繰り返し続けてきていて
最終的に大正から戦後にかけてくらいの一世紀ないくらいの半世紀くらいの期間に家庭料理という造語が
皆さん家庭料理って一般の四文字造語って思ってると思うんですけど
あの時代に新しいプロモーションのためのコピーとして作られた造語なんですよね
料理っていうのは料理屋さんが作る晴れの食事のことを指しているので
それを家庭に持ち込みましょうってやった結果皆さんお弁当作るのとかね
だいぶ苦労されてると思うんで
なかなかだよねなんか大変なのにさ
みんなインスタ映えみたいな感じでお弁当を投稿してみたりとかしながら作ってるけど
今うちは朝ご飯と味噌汁となんかもう一品みたいな感じにしたけど
全然それでも普段の暮らしに何の問題もないというか
それでも毎日おいしいなと思って食べれるんで
そんな頑張る理由何なんだろうって最近僕は思ってます
ちょっと資料も用意しててくださったかなと思うんですけども
もう一度食べラジさんの資料投影できますか
これまで食べ物ラジオさんがずっと番組やられてきた中で
どういうことがこの次ですね
なんかどういうことが最近気になるようになってきたかっていうのを
リストアップしていただいたそうなんですけど
なんかこの中でちょっと特筆したいっていうところお二人からありますか
上の1から10番のところっていうのはもともと日本料理でお茶が無料なのは
本当に伝統なのかってこれよく言われるんですよ
あんたお前のところに緑茶も兼ねとんのかってよく言われるんですけど
そういう方に限って大体日本ってのはな
昔から伝統的にお茶は無料出すもんなんだよ
そんなのは伝統には存在しないんですけど
本当にバブル期ぐらいからの新しいムーブメントでもう消えかかってますけど
その辺の歴史を見ると一瞬のトレンドのはずなんだけど
伝統化されてしまうこととかっていうのはちょっと
あちこちで感じたりしますよね
やっぱり
僕こんなに喋っていいのかな
ポッドキャストは僕がほとんど喋ってるんですけど
それぞれのシリーズで食材のことだけじゃなくて
その食材に対して疑問に思うことを一個一個テーマを決めてやってるんですよね
寿司はもともと漬物だったのにどうやったら握り寿司に行っちゃったんだろう
謎すぎるっていうのを突き詰めていったらこうだったんだなとか
寿司は化け物だったね
元からいくと今はもう原型ない感じだったよね
代替肉の話よくここでもしてますけど
例えば日本の伝統的な代替肉によく岩戻きっていうのはもともとあったよね
岩戻きっていうのは代替肉の二次加工品なので
もともと豆腐そのものが代替肉として生まれてきた
日本に入ってきてお寺で禅宗っていうフィールドを一回バンって通して
庶民経済に落とし込んだら代替肉じゃなくて豆腐という独立したものに変化していた
気がついたら江戸時代ですごい柔らかくなってどんどん柔らかくなってるみたいな
こういう流れもありますし
ずっと眺めていって今一番気になってるのは下の枠のところに書いてますけど
相反仮定理論と晴れ時計っていうのをすごく意識して周りを見るようにしてます
急に横文字だね
この相反仮定理論というのはどういうことですか
論文で読んだんですよ
70年代か80年代のちょっと古い論文で読んだんですけど
ジェットコースターに乗った後に幸福感を覚えるとか
サウナに入って一回苦しい思いをした後に出てきたら超清々しいみたいなのを
体系的に論じられてる論文があって
その業界の学者さんによるとこれは定説になってるよねっていうことらしいんですよ
ドMがドSみたいな話
これ読んだ時にまさに晴れ時計じゃんって思ったんですね
普段の景があるから晴れが差分が幸福感につながっていく
差分を縮めれば縮めるほど絶対値を上げていっても幸福感上がらないよっていう議論なんですけど
これもしかしたら日本伝統文化っていうのはあえて気をキープし続けることで
時々晴れを仕組み社会に実装させておく
すると一定の幸福量を年間通して一生通してキープし続けられるっていうような伝統社会を作り上げていて
もしかしたらそういうのが朝廷なり何なりがアレンジをしたかもしれないなっていう目線で
最近見るようにしていてそれが僕の直近の興味です
福島さんは何か気になるテーマありますか
テーマっていうか今お二人の話聞いてて思ってるのは
ちょっと我々現代150年間ぐらい次はこれ次はこれ次はこれ次はこれっていうのに
アメリカ型って言っていいのかどうかわかんないけどメディア戦略性も含めて
ちょっと踊らされてそこにマーケティングをどんどんどんどん乗っけなきゃいけないっていう
まあドグマと言っちゃいいのかどうかわかんないけどそこにはまりすぎてるような気がするんですよね
で要は晴れ時計の話で言うと急にすごくこう変えるポイントと変えないポイント
みたいなものを日本人って昔からリズムとして持ってたと思うんですよ
象徴的なのは式年戦偶とかね
式年戦偶って20年に1個変えるんだけどむちゃくちゃ晴れじゃないですか
でもあれはなぜ晴れをやるかというとずっと千代に千代に続く文化伝統を守るための
要するに20年に1回やらないと技が継承されないっていうのと
あとヒノキが20年でちゃんと育つっていうのと全部計算されてるんですよ
だからその20年の意味があってそこにサスティナビリティっていうのがちゃんと存在してるわけですね
それは家なんですよだから今おっしゃった朝ごはんっていうのは家でいいよねだけれども
月に1回は晴れを作ろうねとかあるいはそこで新しいイノベーションを起こしていこうねみたいなことの
ダイナミズムを僕らがもう1回その未来に向かってリズム取り直さなきゃいけないんじゃないかなっていう気が
まとめるつもりないんだけど
素晴らしいまとめでした
あともう一つ世界史好きなんですよ
全国模紙2位だったんですよ
すごいこれだけ勉強したんですよ
さっきのコーヒーショップの話とかもうむちゃくちゃ喋ってるけど
今日はその話じゃない
やりだしたら2時間ぐらい行っちゃいますね軽く
カーメントっていう言葉は議会っていう言葉はぺちゃくちゃ喋るっていうカフェの言葉
4時間ぐらいポッドキャストで喋っていただいて2人で
僕分かんなかったらボケるんで
ジャーナリズムもカフェから生まれてるしロイズって損害保険会社ね
あれはコーヒーショップであっちにはもう砂糖届いた場合とかこっちに戦があるよとかつって
5条回作って
ちょっと今回のセッションのタイトルとして人文知っていう言葉を置いてるんですね
今ずっとお話ししてきたことっていうのは結構歴史文脈のことも多かったかなと思うんですけれども
やっぱり歴史っていうその一つの観点だけでも結構本当にいろんな気づきがありますよね
だから昔の常識が今は全く違うし今の常識はもう昔は全然違うことだった
しかもそれが価値観も逆だったみたいな何かそういうことってあって
食べ物自体は蕎麦なら蕎麦寿司は寿司ちょっと形は違うかもしれないけどあったんだけれども
それは全然違うものになっていたっていうことがあって
ちょっと今回人文知っていうことをあえて持ってきたのが結構経済活動というか私たちのビジネスを考える上では
ちょっと優先度下げがちなテーマではあるんですよね
どちらかというとロジックでこれいけるじゃんって思ってたところに
いやいや倫理的にどうなのとかそういうことを考え出すとちょっとストッパー的なこともあって
でも今の最後の話も聞いてるとそういうコーヒーハウスみたいなところでザックバランに話すこととかそういった中に
めちゃくちゃやっぱりそこに人がしっかり来るようなアイディアとかたくさんあって
あと人と人とがなぜ共感できるかって
一緒にマーケット取りに行こうぜっていうことよりは
もっとその上の美女みたいなところから行くんだろうなっていうことがありまして
なんかちょっとそこらへんのことはちょっとくすもとさんに
僕がちょっとテーマ設定をしたいんですけど
昨日も言ったんですけど
人口が伸びていったのってほんのわずか100年150年の間なんですね
今1億2000万人いるんだけど80年後に4800万人になるんですよ
ことは4800万人の時っていつだったっけって逆算してみると明治の終わりぐらいです
明治の終わりかとその時の47都道府県の人口ランキングを見てみましたら
1位はなんと石川県2位が新潟県
あとは愛媛鹿児島福岡広島そんな感じです
だから大都市集中っていうのがないんですよ
多分でも80年後に東京や大阪がその人がいなくなるってことはなくて
メトロポリタンはメトロポリタンの役割がある
でも一方で地方は地方でどう人口10万から20万人ぐらいの規模で
1単位のコミュニティやブランディングをしていくかみたいなことが
僕たちの遠い先の未来の作戦として描かれてるかどうかで
初動が全然変わっちゃうと思うんですね
なので単純にいいことを言いたいから地方創生とかっていう話じゃなくて
もっと本当に地方デザインをテクノロジーも使って生かしていくみたいなことに
ちょっとシフトしないといけないんじゃないかなっていうことと
あともう一つの知性学的な観点で言うと
おそらく人類がおいしい技を破壊されないで
その土地ならではのおいしい技英知を継続させてるところは
南インドと日本しかないと思います
あとタイかつまり戦で全部ゼロクレアされてます
他のところだからゲームチェンジ理論にどうしてもハマりがちなんだけど
日本は知性学的にそこを持ってるんで地方にそれがいっぱいあるから
それをどういうふうに掘り起こして
きれいごとじゃなくて継承してブランド化するかあるいは知財化するかみたいなことを
ぜひ考えていけたらいいんじゃないかなと思ってます
どうでしょうこのテーマ設定について
これ僕も最近気になるところのポイントの一つですね
それこそ戦後から爆反体制あたりなんかを見ていくと流通の問題ももちろんあるんですけど
都市化する部分と農作に向く土地ってコンフリクトしてるように見えるんですよ
フラットな土地って一番農業に向いてるわけじゃないですか
農美部屋にしても関東部屋にしてもこれ都市化しちゃったんで
どうしても農地を遠くに持っていかなきゃいけない
そこで流通とか冷蔵の技術とかいうのが出てくると思うんですけど
一方で構造主義的な考え方っていうんですか
地政学的にその土地でしか生まれない文化とか
食生活とかサイクルってあるはずなんですよね
だからすごい遠くの地球の裏側の食文化を日本に移植しようと思っても
また逆のことをやろうとしても合わないものは合わない
宗教も違えば倫理化も違うんで
だからある程度スモールのコミュニティネットワークっていうのがあって
もう半ぐらいのサイズでいいと僕は思うんですけど
これがいくつもあって相互にコミュニケーションを取り合っていく
時々交換関係とか雑用関係っていうのを築いていくっていうのが
その方がうまくいっていたケースが多いなっていうのが
歴史をずっと見ていくと思うんですよね
ちょっと今がイレギュラーケースの少数派に見えます
だから新しいっていうのは江戸時代ぐらいからもう一回見直して
そこから良かったことってなんだっけと
元に戻すんじゃなくてそれをテクノロジー使ってもう一回再現するみたいな
デザインのし直しっていうのを今絶対日本はやったほうがいいです
ありがとうございます
ご存知の通り多分しゃべり始めたら
梅干しだけで2時間話す人たちなので
とても30分ではちょっと終えられないテーマではあるんですけれども
でも今の短い会話ではありましたが
やっぱり歴史っていう観点からも
知性学っていう観点からもそう
あるいはちょっと日本の人口のこれからの動態を
未来を見ていくとそれって歴史上のこのあたりの部分みたいな
なんかそういう視点を持ちながら
私たち一緒にこのフューチャーフードビジョンを考えていこうと思っています
ちょっと最後にちょっと3名の方に
今後の活動をこういったことをやっていきたいなとか
そういったこととあと
ちょっと無茶振りではあるんですけれども
ここにいらっしゃる皆さんにこういう観点を持ちながら
新しい事業のアイディアとか
これからの未来の職を考えるといいんじゃないかっていう
その観点のアドバイスみたいなものももしあれば
お願いしたいと思います
じゃあこれはどなたから
このセッションの前にさっき2人に言ったんだけど
実は古典の深井さんと話してて
あと教育の方と話してたんですけど
僕おいしい未来研究所っていうのもやってて
そこはいろいろなコミュニティを作ってるんです
職に興味のある人たちをぜひ参加してください
すごく面白いのでおいしい未来を考えるときに
お二人やってらっしゃるようにおいしい歴史とかね
おいしい地理とかおいしい理科とか
やっていくとむちゃくちゃ面白いんですよ
で教科書にしてほしいのは
小学生5年生6年生ぐらいの教材
むちゃくちゃいいこと書いてありますよ
地理とか
書いてありますね
読みました最近
読み直すとむちゃくちゃ面白いよね
だけど小学校教育は丸暗記させてるんですよ
それがものすごくもったいなくて
この川があってこの山があって
だから南水なんだみたいなね
海は山の恋人っておっしゃる方もいらっしゃるんですけど
なぜ日本の海はミネラルが豊富なのか
それは給流だからなんですね
だからラインガーではそんなこと起きないわけで
あとプレートの移動でこんなにひし曲がった日本列島とか
いろんなことあるんです
黒潮は世界第二の暖流だったりとか
みんな小学生で習ってます
でも丸暗記だからみんな記憶にないんです
食と結びついてない
美味しいで考えるとむちゃくちゃみんな学び合えるんで
お子ちゃんと一緒にぜひやってみてください
ありがとうございます