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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日も、私の履歴書シリーズの第5弾。
昨日は、私の憧れの最上級女性のお話をしたんですけれども、
今日は最上級ではない、と言ったら言葉が悪いんですけれども、
ここまで恵まれたポジションにいない、私を含めたその他大勢の女性の話を、ちょっとしようと思います。
またまた、Y社の内部の話なんですけれども、
私は、このY社にいた頃の数年間というのが、
ある種、この時代の縮図だったな、と今振り返ってみると、すごく思うことがたくさんあるんですね。
昨日お話しした、私の憧れのS先輩、
こういう非常に現代に通じる自由な生き方をしている女性というのが、本当に少数ですが、
その他、9割が大げさにしたら、8割の女性は全然そういう生き方をしていなかったので、
そのあたりの話が、ちょっと面白いかなと思うので、掘り下げてみようと思います。
まず、S先輩は、繰り返しになりますけれども、
当時としては、本当に珍しい女性で、設計に採用されている人だったんですよね。
プロダクトデザインの設計チームというのは、本当にY社の中ではエリート集団だったんですけれども、
ここに女性として入っている、しかも本当にビッグプロジェクトですね。
会社が命運をかけて取り組んでいるようなプロジェクトに、ヘッドで入っているようなポジションにいたというのは、
本当にレアなケースだったと思うんですが、それ以外の女性たちというのがどうしていたかというと、
まず、Y社の男女の比率なんですけれど、
大体、Y社が500人から550人くらいの人数の会社だったと思うんですよね。
そのうちの7割が男性社員でした。
残りの3割に、一応女性がいるんですけれど、
このうちの大半が、店頭の販売員として採用されている人が多かったですね。
その3割のうちの半分以上が販売員ですね。
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一応、Y社は、いろいろな営業チームで、コントラクトのいろんな事業をやっていながら、
実は出発点は秋葉原の電気街の照明のお店、照明の百貨店みたいな形で出てきたのが出発点のところなので、
非常に小売部門も大事にしている会社だったんですよね。
こういったところに、女性の販売員というのはたくさんいました。
それ以外は、バックヤードの仕事ですよね。
裏方の仕事、だから事務員さんとか、
あと、ポストとしては、やや位が高いというんですかね。
商品部とか、品質管理部門とか、広報とか、そういったところには女性がパラパラといましたけれども、
大半は、このようにお店に男性がむさ苦しくいるというよりは、
小綺麗な若い女性が店に立っている方がいいんじゃないのという、そういう時代になっていましたので、
ここは、みんな女の人が全部受け持つところという感じだったんですよね。
ちなみに、私は採用がイレギュラーというか、底辺すぎる入社の仕方をしていますので、
出店に置く位置、販売員という、もう本当に欠員が出て困っていたので、ポコッと採用してもらったという入り方だったので、
ある意味、それがちょっとラッキーな部分もあって、
売り場用に採用された人というのは、一生売り場なんですよね。
なので、それでいくと、私はこういう入り方をしたので、この部門は結局赤字垂れ流しなので、
在庫処分、ある程度めどがついたタイミングでなくなっちゃったんですね。
なくなったら、私は結局いろんな部門に行ったんですよね。
最終的には営業でした。
営業といっても、ルート営業なんですけれどね。
ハウスメーカーのところに証明とかを提案しに行くというようなルート営業の担当でした。
そんな感じで、女で営業になっていたというのは結構珍しかったので、
この仕事がすごくやりがいがあったかというと、全然微妙なんですけれど、
当時の女性の雇用のされ方としては、結構自由度があったので、
結果的にいろんな、垣根なくいろんな部署間で、
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特に店舗の人と外商部門で営業とか設計とかやってる人とかって、すごい溝があったんですよ。
だって全然接点ないですからね。
なんですけどね、私は自由にここ行き来できて、
それこそS先輩ともちょっとですけど、お近づきになってましたしね。
いろんな外商の営業マンとかとも仲良かったりとか、もちろん売り場の人とも仲良かったりとか、
結構部署を垣根なくいろんな人と仲良くできたっていうのは、とてもラッキーだったと思います。
話を続けて、このように本当に女性たちっていうのは、
結構売り場が多かったって言ったんですけれど、
ここは結構過酷というか、すごいノルマが厳しかったんですね。
売り船、つまり数字上げるの大好きっていう肉食女子しか、なかなかサバイバルできなくて、
物腰の優しい人とか、みんなのことをいろいろ痛がったりとか、
そういう優しい人を順に疲れ果てて離脱していったりっていうのがあったんですよね。
メンタルで弱っていくというだけじゃなくて、そろそろ潮時かなってなると、
ことぶき退社していくっていう感じでしたね。
結婚したりとか、ましてや子供を産んで働くみたいなことは、
ちょっと到底まだこの時代はできなかったですね。
何人かいらっしゃったんですよ、結婚して。すごい優秀な女性でね。
結婚して子供産んで、産休1年ほど取って戻ってきた時には平社員なんですよね。
まだこの頃は、ちゃんとキャリアがある人を、
また出産育児が終わって戻ってきて、ちゃんと席を空けとくみたいな、
今みたいなことは全くなかったので、またどん底から這い上がってこいみたいなね。
正直辞めてくれて全然いいよっていう、そういう時代だったので、
せっかく今思うと優秀で、いろいろ会社に貢献できたような人も、
こういったことでバンバン辞める方向に誘導してたような、
そういう残念な時代だったと思いますね。
あと7割の男性と3割の女性っていうことと、
私が採用された時のお話とかでもちょっとしたんですけれど、
結局ほとんど40以上のおじさんばっかりだったんです。
もうかれこれ4,5年ぐらいは、新卒採用を止めている時代だったんですね、この頃。
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ただでさえ若手は少ない上に、
おじさんたちっていうのは新卒で何十人じゃないか、
100人単位とかで採用されてた時代じゃないですか。
そこからどんどん景気が悪くなるにつれて、
新卒をどんどん人数を減らしていっているので、
若くなるほどに人数が少ないわけですよ。
なので当時の年齢で40代50代が圧倒的に多くて、
30代がちょこ、20代になるとパラパラみたいなね、
そういう感じだったんですよ。
なのでもう男性比率が高いだけじゃなくて、
年齢の比率もなんかおかしいわけですよ。
もう年配者ばっかりが多くて、若手が少ないっていうね。
なのでこういう環境で女性にとっても働きにくいのは当然ですし、
若手の男性にとっても本当に働きにくかったと思いますね。
だって全然重要なポストっていうのは一切空きがないので、
もう一生平社員みたいな感じなんですよね。
もう結構ね30代前半ぐらいになっているベテランで、
そこそこ実績上げている男性社員でもね、
もう全部そのポストが詰まっちゃってるんで、
空きがないのでね、そんな部長職どころかね、
課長とか係長ですら全然空きがないんですよ。
なのでね、ここまで年齢の配分がバランス悪すぎるとですね、
ちょっといろいろ弊害があって、
男性の場合は若い人たちがね、もう本当に犠牲になって、
あまり正規のね、ちゃんとお給料がいいポストにつけないっていうことになってますし、
あとね、もう一つね、私がここでちょっとね、
触れておきたいなと思ったのがですね、
あまりね、これについて触れている文献もね、
人もあまり聞いたことがないのでね、
ちょっと言ってみようと思うんですけれど、
結局ですね、このように7割男性で、
しかも40,50代の男の人ばっかりだ、
40,50代っていうか40,50,60もいますよね。
こういう人たちと、この2,30代の女性がいるっていう感じだと、
何が起こると思いますか?
不倫なんですよ。不倫。
実はね、もう本当に不倫がね、
右見ても左見てもみんな不倫してるっていうような感じだったんですよね。
ちょっとね、やっぱり色気があるようなね、
おじさんと魅力的な若い社員っていうのは、
みんなね、不倫してたんですよ。
課長ね、島耕作とかね、ああいう漫画とかね、
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よくいろんな若い女子社員に手をつけてたりとかっていうね、
描写が描かれてましたけど、
あの世代よりは若いんですよ。
だからあの当時の40,50代だから今60代、
段階世代までは行ってないはずなんですよ。
もうちょっと若い世代なんですけれども、
まだね、この世代も多少はね、
今の、だから我々とかね、の世代よりは、
まだ多少いい時代をね、知ってる中年だったので、当時ね。
あのまだ多少ね、そうやって不倫とかするだけの解消も多分あったんでしょうね。
美味しいレストランとかね、
ちょっとこじゃれたバーとかにね、
若い女の人を連れて行くだけの解消があったということだったと思うんですけれど、
もうその周りにね、あの若い男性がいないし、
なおかつこの当時はですね、
そんなライフワークバランスとかももちろんないですし、
ほとんどがみんな社畜としてね、
働くことが美徳とされてた時代なので、
9時から9時10時ぐらいまでずっと会社にいたりしますのでね、
家族といるより社員同士がずっと一緒にいるっていう時間の方が当然長いので、
それだけ一緒にいればですね、
いろいろ親密になって、
起こってはいけないことも起こりがちっていう部分があるんでしょうね。
なので本当にね、多かったんですよ。
これがね、私は実はですね、
男性が未婚だっていうのは結構言われるじゃないですか、
キャリア女性が結構余ってるっていうのも言いますよね。
なんですけどね、このキャリア女性が何で余ってるのかっていうね、
ここがね、そんなに深掘りされてない気がするんですけれど、
もちろん一生懸命ね、
学歴もね、この時代の世代っていうのは大学入るのも大変だったのでね、
一生懸命勉強して、大学も出て、その後はガムシャラに仕事して、
男社会の中でめちゃくちゃ揉まれて、
本当に結婚とか恋愛とかそういったところにエネルギーを注ぐ暇がなくて、
そのままたまたま根気を逃したという人ももちろんたくさんいらっしゃると思うんですけれど、
私ね、その中でですね、結構中年になってもね、それなりに魅力的で、
ちょっと色気のあるような女性たちはね、
私ね、若い時不倫してたっていう可能性はかなり高いと思うんですよ。
この当時二、三十代の女性が四、五十代、六十代ぐらいのね、
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おじさんたちと不倫して根気を逃してるっていうのはね、結構あったと思うんですよね。
このあたりはね、あまり誰もね、当然もちろん触れませんし、
タブーなのかもしれないんですけど、
もうね、実はみんなそういうことをしてたっていう時代だったと思うんですよね。
あまり健康的なことじゃもちろんないですし、
あとね、私これだけは言っておきたいんですけれど、
S先輩は恋大きい女でしたけど、みんな独身の男の人とばっかりお付き合いしてたので、
そういうところもね、もうかっこいいなって思ってました。
はい、ちょっとね、仕事のことというよりね、
今の五十代で余ってる女性たちはきっと若い時不倫してたよっていうね、オチで終わってしまいました。
でも結構面白いテーマだと思いませんか?
ちょっとね、ここはもうちょっと深掘りしてもいいのかなと思います。
はい、では今日はこれで終わりにします。ごきげんよう。