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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日は、私の履歴書シリーズのパート4をさせていただくんですけれども、仕事の話というよりは、前回、神々の共演、私にとっての神のようなね、神々しい先輩のお話をちょっとしていって、
その方のことをちょっとね、お話ししたいなと思っています。
この先輩はですね、S先輩っていうね、私より5歳前後上の方だったんですけれども、
決して、すごい美人とか、スタイルがいい人とか、そういう人ではなくて、ごく普通の、中肉中性の普通の人だったんですけれど、
とにかく、まだこの2000年代初期の話なんですよね、この時代背景が。
この頃っていうのは、言ってもね、まだまだ女性が、そんなバリバリ仕事してるのはまあまあ珍しかったんですよ。
いっぱい働いてるんですが、その使い捨て要員としてね、働かされてる部門ばっかりに女の人がいて、
そういうやりがいがある、設計とかね、工学系の仕事とか、バリバリの営業とか、そういったところにね、女性っていうのはほとんどまだ配属されてなかったんですよ。
少なくともこのY社みたいな、古いね、男尊女卑の会社では、そういう風な女性活用っていうのはされてませんでした。
当然、こういう外資系とかね、大手のそういう金融系の会社とかね、そういったところは全然この時代でもバリバリね、
その後、勝馬さんみたいな人とか、チキリンさんみたいな人がちゃんとバリバリ活躍してたんでしょうけれども、
言ってもね、こんな所詮ね、インテリアの中堅どころの会社ぐらいですと、全然女性の活用とかっていうのは進んでない時代でした。
そんな時にですね、彼女は、まあそういうね、照明設計の照明プランナーの仕事をされていて、
とにかくね、今言ったみたいに別に目を引くような美人とかじゃないんですけれど、
とにかく仕事ができるんで、もうなんかね、やっぱりオーラがあるんですよね。
そして、独身、その頃ね、彼女だから30代前半ぐらいですよね。
すごいね、セクシーなんですよ。
そして、もうね、Y社ってね、8割おじさんだったんですね。
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おじさんっていうのは、ごめんなさい、別に決して年齢で差別しているわけじゃないんですけれども、
まあもう普通のサラリーマンの人たちのことを私はちょっと言ってるんですけれど、
そんな中にね、パラッパラッとやっぱりちょっとかっこいい男性もいたんですよね。
その同じ照明設計とかね、器具デザインとかプロダクトデザインとかね、
そういうことをやっている素敵な男性社員というのももうちょっとだけいたんですけど、
このちょっとだけいる素敵な男はみんなこのS先輩の男でした。
かっこいいわーと思って、こんな人ね、やっぱりあんまり職場ではね、いなかったんですよ。
大きい世の中の中にはね、マドンナみたいなセクシーで仕事もできて、
もう何もかも手に入れている女がバカバカ出てきてましたけれど、
現実の自分の目の届く範囲にこんな人はね、なかなかいなかったんですけれど、
このS先輩はそういう恋大きい人でね、もうしょっちゅう徹夜してバリバリ仕事しているのに、
いつそんな暇があるのかなと思うんですけど、
Y社の中でマシな男はみんなS先輩の元男でしたね。
そういうところもね、かっこいいなーと思って、私は指を加えて見ていました。
この頃はですね、仕事ができる女性というのもおそらくこのS先輩以外にもたくさんいらっしゃったんですけれど、
やっぱりもうそれ以上ね、活躍のチャンスもないですし、
出世したりね、自分のやっぱりやりたいポストに就かせてもらえないとか、
もろもろね、いろんな事情があって、やっぱり結婚したら辞めていく人がほとんどだったんですよね。
結婚して続けている方っていうのはもう時間短縮とか、パート的なね、
勤め方に変えられて、その結婚の不要控除の範囲内の年収で抑えるような働き方をされたりとかですね、
そういう方がほとんどだったんですよ。
なのでね、こういうやっぱりバリバリ働いて、
もう他の男性社員よりもそういう大型のビッグプロジェクトを任されるようなポジションにいて、
なおかつ、わずかな暇には恋もしてっていうような、
こういう女性は本当に近くではなかなか珍しかったんですよね。
なのでね、本当にたまにちょっと目が合って、おはようとか言ってくれるだけでね、
私もクラクラってなるぐらいね、本当にこの先輩のことが好きすぎて、
言葉も上手くしゃべれないぐらいね、ちょっと緊張するようなそういう方だったんですけど、
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全然威張らなくて、全くね、そんななんか偉そうにしたり、声を荒げたりっていうのを一切見たことなくて、
でもね、さっと気遣いができる人でね、
こんだけ仕事をできるけれども、周りの男性たちを威圧しないような人で、
なんかね、ちょっと古風なところがあって、実はなんか料理がめっちゃできて、
なんかね、ちょこっとした時にね、ちょっと家で作りすぎたから持ってきたのって言って、
ちょこっとしたものをね、差し入れで会社に持ってきたりね、
するようなね、もうちょっとそれはやられますよね。
こんなに仕事できるのに、ちょこっと手焼きのクッキー持ってきたわみたいなことされちゃうとね、
それはもうね、仕事できる男の人とかでもね、やっぱりやられちゃいますよね。
なのでね、やっぱり本当にね、ちょっと話が逸れてくるんですけど、
大半の男性は仕事できる女性に威圧されたりとか、
やっぱり自分と一緒になった以上はちょっと一歩を引いてくれみたいな時代だったんですけれども、
この時代でもね、やっぱり優秀な男の人はね、やっぱり優秀な女性が好きなんだなっていうのは思いましたね。
もしね、結婚とかっていうことになったとしても、そこはね、お互い尊重し合って、
彼女にもちゃんとバリバリ仕事してほしいっていうような価値観の男性が多かったように見受けられます。
S先輩の周辺にいる男の人の話だけですけどね、これは。
だからこういう生き方もあるんだなっていうことを若い時に知れたっていう意味でね、
仕事の仕方っていうことと、あとその恋愛とかね、パートナーとの位置関係とか、
そういったこともね、すごいこの先輩とはね、別に直接すごく親しくしてたわけじゃないんですけれど、
遠くからね、柱の影からね、じーっといつもストーカーのようにね、見て、うわーかっこいいとか思って、
見てて、今あの先輩、あの人と付き合ってるんだとかね、思いながら、でもいやいや、さすがだなとかね、
勝手に追っかけをしてたんですよね。追っかけって古いのかな。
まあね、ちょっとね、そういう感じだったんですよね。
この先輩は結局、今も結婚はされてないそうですね。
多分ね、同棲してるんだと思います。
テクニカル系のね、技術系のやっぱり同僚のような人と同棲してるというふうに聞いてます。
相変わらず、もうね、今はね、すっかり時代がね、悪くなって、
当時ね、私がいた頃のような大きな公共工事とかがバンバンある時代じゃないので、
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それほど華やかに活躍されているかどうかはわからないんですけれど、
今ここのデザイン部の室長、室長っていうのが一応トップですよね、をされているそうなので、
立場的には女性ですけれども、一応そこのトップにはなっているということなので、
あの時代としてはね、だいぶ先を進んでいる先輩だったんですよね。
本当に、結婚して家庭に入るっていうのがまだまだ当たり前だった時代に、
こういう自由な生き方をして、結婚とかにとらわれず、
好きな男性と交際し、精一杯仕事しっていう素敵な先輩がいたっていう、ちょっと今日はお話でした。
ちょっとね、仕事の話からちょっとそれてるんですけども、
そういう出会いもね、今の私には大きな影響があったということで、
今日はこのお話をさせていただきました。
では、また明日お話しさせていただきます。
ごきげんよう。