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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日も前回の続きで、パフパフの家のパート③になります。
昨日は結局、お金持ちというか、裕福な人しかこだわったリノベーションはできなくなるんじゃないかという、やや絶望的に聞こえるかもしれない未来予想をお伝えしたんですけれども、
これはちょっと落ち着いて聞いてくださいという感じで、今どんどん値段が上がってますよね、全てがね。
だから食品から生活雑貨から何もかも上がっていて、これは当然この建築資材とかの世界でも同じで、どんどん上がっているんですよね。
なおかつそれに伴って輸送費とか人件費とかもどんどん上がっているわけです。
これは今だけの流れとかじゃないんですよ。もうこれはおそらく生きている限りね、これからずっと上がり続けると思います。
なおかつ日本の場合はもう人も減ってきていて、私が何度か職人さん特集をしてますけれども、職人さんの人数も確実に減ってきますので、工事の担い手っていうところもどんどん減っていくんですよ。
なのでね、これはもう値段は上がるわ、人手は足りなくなるわっていうのはもうこれは確定事項なんですよね。
こうなってくると、単に値段が高いから今までのようにはなかなかリノベーションできないということだけではなくて、人手もいないし、自分たちが思うタイミングで直してくれる人が確保できないとか、もろもろいろんな事情があります。
それと大体ですね、日本は欧米の2,30年後をいつも追っかけているっていうね、兆候があるんですよね。
これは何を追っかけているかっていうと、だから欧米の方が当然すべてが早いんですね。世の中の流れというか。
例えば女性の権利であったり、LGBTQの人の人権とか、そういったことが先にね、いつもやっぱり民主運動とかね、社会の変革とか、そういったことがまず起こっていくんですよ。
それがだんだんこうね、日本にたどり着くのに2,30年っていうね、かなり落差があるんですけれども、でもね、大体見てるとね、そういう流れなんですよね。
それでいくと、アメリカはね、ともかくとしてヨーロッパなんかはもうとっくに、ある種のね、もう国家的なピークを過ぎているわけです。
もう100年も200年もね、イタリアとかなんかも500年とかね、もっと前か、ぐらいにもうその文化的なピークっていうのは終わっている国なんですよね。
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なので、ずっと緩やかに、緩やかであったり、急速にであったり、衰退していってるんですよね。イギリスもそうですし、フランスもそうですよね。
かつてはナンバーワンだった国が、徐々に衰退していってるっていうね、衰退していく国の先輩たちなんですよね。
アメリカはね、まだもう頑張って、今も世界の頂点に君臨し続けてますけれども、まあでもね、いろいろ流れがあってですね。
この人たちはね、もう何でもね、自分たちでDIYするっていう文化がね、もうずっと根付いてるんですよ。
日本は、もうずっとやっぱり業者とかね、そういう、何て言うんでしょうね、物を供給する側のお店とかね、流通とか小売とかね、そういったところが非常に強かったので、何もかもね、業者任せであったり、お店任せで物を買ったりするっていうのが根付いているんですよね。
で、あのちょっとね、余談になるんですけれども、実は、どれぐらい前かな、20、20年よりもうちょっと前だったような気がするんだ。24、5年ぐらい前ですかね。
一旦ね、IKEAが日本に初上陸をしようとして失敗してるんですよ。
で、その失敗した理由が、やはりね、日本はまだこの頃、自分たちでね、車で物を買いに行って、まだ組み上がってない家具をね、パーツで買って、それをまた持ち帰って、自分たちで組み立てるっていうね、そういう文化も価値観も風習もなかったんですよ。
なのでね、大失敗してるんですね。で、そこでもうIKEAはね、その後だから、5年から7年ぐらいかけてもう一回再上陸して、今のような形で日本にも根付いたんですよね。
で、例えば送迎シャトルバスをつけたりね、配送サービスをつけたり、あとあの別料金になりますけど、組み立てサービスもついてますよね。
こういったのはね、本国の方ではなかったはずです。なので日本独自で、こうやっていろいろね、付随するサービスを付け加えることで、どうにかね、日本に根付いたっていうね、背景があるんですよね。
こんな感じでね、日本人はだからずっとね、人任せで、何でもね、家作りから何でもかんでもやってきたっていうね、国民性だったんですよね。
これからね、どんどんDIYがもう中心になってくると思います。
だから自分たちで直せることは自分たちで直すという風になってくるので、
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まあだからね、そうなってくるとね、今みたいにこの壁紙貼ってたりとか、この壁紙ってね結構ね、実はそんなにめちゃくちゃ難しくないようでもやっぱり難しいんですよね。
機械も必要ですしね。なのでそういう意味では欧米みたいに塗りかべの方が、きゃたつとね、ペンキとハケさえあれば塗れちゃうので、
しかも何度も塗り直しができますよね。クロスの場合は一旦剥がして、また貼り直すっていうね、結構大変なので、
この辺はやっぱり塗りかべとかの方が、自分たちでやる分にはいいのかなと思いますよね。
床は貼り替えたりとかね、縦棒はちょっと直したりとかね、こういったことはね、欧米と同じようにおそらく日本人は自分たちでやるようになると思います。
じゃあどういうところをプロがやるかというと、やっぱりね、この一級建築士とかね、ちゃんと大事な構造のこととか、
耐震のね、いろんな技術とかを分かっている一級建築士とか、とにかくそういった人たちが耐震診断をして、
どこにね、どういう柱を建てた方がいいとか、そういった指示をし、ちゃんと大工さんがそこを組み立てるというようなね、
ポイントポイントで職人を雇うっていう形の仕事の受け入りになってくるんじゃないかなと思うんですよね。
あとその素人には到底できないようなね、職人さんにしかできないことって結構あるんですよね。
社官とかね、こんなのも結構実はすごいスキルがいったりとかね。
もちろん大工さんもそうですし、電気に関してはやっぱり電気の資格が必要なんですよ。
これはやっぱり命にも関わる部分があるので、こういったところは基本的には素人は触れないということがあるので、
電気屋さんに入ってもらったりとかっていうことですよね。
なのでリフォーム屋で働く私が言うのもなんなんですけれども、これから今みたいにリフォーム会社っていうのは生き残らないんじゃないかなというふうに私は予測しています。
これからはお客さんが自分で職人さんを雇う時代になるんじゃないかなと思います。
そして必要なプロにしかできない工事をピンポイントで職人に直に頼んでいくと。
なんだけれども自分たちで直せるところは自分たちで直して、何とかそのお金をかけずにね。
とは言っても自分たちがこだわりたいところはね、それこそそのやっぱり自然素材を使ったりとか、
あと壁もその本当に有害な成分が入っていないね、軽走道で塗るとかね、そういったこととかも自分たちでやって、
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リフォーム会社とかを通すことに比べると安くてね、作業ができると。
その代わりちょっと職人さんほど上手じゃなかったとしても、それも味になるみたいなね。
そういうリノベーションが一般人にとっての主流になってくるんじゃないかなと思います。
だからこんな感じでなるかなと思いつつもね、でもちょっと考えてみてください。
これね、わーわーこの高枝なんだって言うけども、これやっぱりリフォーム会社に入ってもらうって結構楽だと思いませんか?
やっぱりリフォーム会社どうなんだとか思ってもですね、これ全部自分で直したりね、材料買ってきたりね、運んで自分で組み立ててっていうのも結構大変なんで、
これ好きでやる人にとっては楽しいでしょうけど、日曜大工が趣味みたいな人にとってはね。
そうじゃなくて、バリバリ仕事してる人がこういう家を自分で直したりする時間があるのかとかね、考えると結構大変だなって思うんですけれど、
まあね、やっぱりちゃんと今ってね、そのライフワークバランスでしたっけ?そういったことがちゃんとできている。
ヨーロッパとかだとね、案外ね、9時5時でそんなめっちゃ仕事してなかったりするので、夜間にねこういったこともできる暇があるんでしょうね。
なのでまあちょっとじっくり家をね、ゆったりとした感じで直していって、もうなんか2、3ヶ月配管がつながってないままとかでも案外ね、ヨーロッパの人とか平気だったりとかするのでね、
日本人がね、そういうふうになるのかなと思いつつも、ただね、もう本当に物理的にものは高くなるし、人もいなくなるとなるとね、やっぱりねそういう価値観の変換が起こるんじゃないかなっていうのはね、今私はちょっとそういうふうに予想してるんですよね。
外れたらごめんなさい。でもそんなふうになるような気がします。
なのでね、また繰り返しなんですけれどね、職人さんはね、これから本当に食いパフレがないですよ。もうね、ここでちょっともう配信のふりしてリクルートしたいですね。
これからね、今若いお子さんを育てている親御さんはですね、本当にね、もしやる気があればね、もう本当に職人の道っていうのはね、おすすめのキャリアですよ。
絶対食いパフレがありませんし、これからね、どんどんこの職人さんたちはちゃんとね、収入はもう上がる一方なんでね、こんな中途半端なホワイトカラーなんかになったって、もう全然ね、稼げませんので、これからよほど何か優秀じゃない限り、
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そこそこいい会社入ったとしてもね、そこでもう何をやってるかっていうね、入っている企業で給料はもう上がったりっていう時代じゃありませんので、そこ行くとね、職人さんっていうのは本当に、もうどんどん貴重になってきますし、人手も足りてませんので、
ちゃんとね、健康で動くことが好きな人であればね、本当にいい仕事なんですよね。
これからだから、これは私ぐらいしか言ってないっていうかっていうのはね、やっぱりなるべくね、こういうビジネスっていうのはね、不動産屋さんにしても、リフォーム会社にしても、ハウスメーカーにしても、こういう企業がね、やっぱり存続をかけて、何とか残ろう残ろうとしますしね、国もそういったところを守ろうとしますので、
なかなかこういうことはね、誰も勇気を持って言えないと思うんですけれど、まあでもね、多分私はこれからは、そういうさっき言ったみたいにね、顧客側と職人が直接つながってくるというふうになると思います。
でもピンポイントで、そういった職人に頼るところは頼り、自分たちでできるところはできるっていう、そういうリノベーションのやり方におそらくなるだろうと思っています。
はい、というわけでね、今日はこれで終わりにして、また次回ね、どういった形で家を作っていくというか、住んでいくのがいいかっていうお話をね、また続けようと思います。
今日はこれで終わります。ごきげんよう。