2020-11-27 39:02

第171回 【対談】東京外国語大学と海外駐在での経験について語る(ゲスト:合同会社MONDAY 原川萌佳さん)

東京外国語大学で得た経験や今の仕事に生かされていること、パキスタン駐在で習得した技術は今のキャリアについてどう生かされているか。パキスタン家具の販売、インテリアコーディネート、沼津での民泊事業を手掛ける合同会社MONDAY 代表の原川萌佳さんと対談します。

※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。


合同会社MONDAY様のHPはこちらです。

https://bit.ly/2IFiPsR 

原川萌佳さんのインスタグラムはこちらです。

https://www.instagram.com/moeka.harakawa/


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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社労士ラジオ 【対談】サニーデーフライデー
社労士ラジオ 【対談】サニーデーフライデー 田村陽太です。
この番組は、社会保険労務士として活動する田村が、 普段の侍業という堅いイメージから外れ、
様々な分野で活躍する方や、その道の専門家、 スペシャリストと語るトーク番組です。
今日はですね、先ほど前回ゲストとして呼ばせていただきました、 合同会社MONDAYの原川萌佳さんに続編で出ていただいております。
原川さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回はですね、先ほど働き方とかお仕事のことを聞かせてもらったんですけども、
私たちの共通のことである、東京外国語大学での経験について、ちょっとお話を聞いてみたいなと。
あと、東京外語大でのキャリアを活かして、パキスタンへお仕事されたと思うんですけど、
その駐在の経験についてお聞きしたいなと思いますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
東京外語大って、今では先に専門を決めて、そのあと言語を掘るみたいな学科もありますけど、
当時は26言語、専攻語があるような大学で、いろんな言語で勉強できるのが東京外国語大学だったんですけども、
原川さんはその中の26言語ある中の主要言語が、
ウルドゥ語。
ウルドゥ語を選ばれたということで、なぜウルドゥ語にしたのかっていう。
そこをちょっとお聞かせいただきたいんですけども。
ウルドゥ語は、もともとアジアの言葉だったら何でもよくて、
アジア語圏の専攻、どれかから決めようと思っていたんですけど、
並べてみた時に、ウルドゥって国の名前じゃないので、
なんとなく興味というか、引っかかるものがあったんですよね。
で、そんな感じで受験生の生活を送っているうちに、
たまたま朝日新聞にウルドゥ語の当時の大学生だった、
私の後々先輩になる方々の記事が載っていて、
当時のウルドゥ語専攻の学生さんたちが、
ウルドゥ語で裸足の言を全部翻訳して、劇をやるっていうことをされていたんですね。
で、ちゃんと演劇の指導もしてもらって、
先生も一緒にやりながら、しっかりとした劇を作り上げて、
それをインドとかパキスタンで上映するっていうことをされていて、
それが新聞に上がってたんですよね。
03:02
たまたま見たぞ。
たまたま見て、各保有国で私のゲームを上映するっていうこともすごいなと思ったし、
そもそも海外に行きたくて外語大を目指したので、
この部下に入ったら海外に行けそうだなぁみたいなところもあり、
楽しそうだしなぁみたいなところもあって、
ウルドゥ語にしました。
なので全然ウルドゥ語に思い入れがあったとか、
パキスタンに行きたいとかそういうのは何もなくて、
結構サークルを選ぶようなノリで、
ウルドゥ語楽しそうだなと思って選びましたね。
身近なものがすぐ海外に行くっていうのを朝日新聞から見て、
ウルドゥ語っていうのが自分が海外で働くとか海外でやっていくだけの一番有効な言語があって、
ウルドゥ語をパシッと決めたみたいな。
そうですね、そうかもしれないですね。
イメージが湧いたかもしれないね。
なんかそれもご縁ですね、なんか面白いですね。
そうですね。でもその時に座長っていうんですか、
ウルドゥ語団、ウルドゥ語語劇団の団長みたいなのは、
教授がやってたんですよ、ウルドゥ語の。
その教授も今70歳を超えてると思うんですけども、
もちろん母語退職もされていて、
いまだに仲良くしてもらってるんですよね。
一緒に2人でご飯行ったりとか、
私がカラチに行った時はいろいろお使いを頼まれて、
買って行ったりとかそういうこともしてるので、
そういうの考えるとやっぱりウルドゥ語にしてよかったなって今では思ってます。
すごいですね、今でもお付き合いがあって、
こうやって今も繋がってるっていうのはいいですね、とても。
ありがたいです、本当に。
ありがとうございます。
次の質問なんですけれども、
リスナーさんの中でも受験生の方がいらっしゃって、
東京外語大に入学したいという方も聞いてらっしゃると信じてます。
東京外大に入学するための勉強方法、
高校の時の勉強方法、
これをしたらいいよみたいなのがあれば教えていただきたいなと思うんですけど。
全然参考にはならないと思うんですけど、
結構我流だったというか、
予備校とか好きじゃなかったので、予備校は行かないと思っていたし、
行ったとしても短期集中の書き講座とか、
そういうのは気になるものだけ取ったりはしましたけど、
行かなかったんですよね。
勉強はあんまり好きじゃないので、
自分が興味を持てる形でやろうというのは思っていたと思います。
なので、外大で二次試験が英語と世界史だけじゃないですか。
06:04
国立にしては珍しく。
世界史みたいな暗記物ってすごい苦手だったので、
どうしようかなと思って、
やり方というか、絵を描いたり落書きしたりするのは好きだったので、
一日、世界史の出来事を絵にしてみるとか、
それを覚えるみたいな。
その戦争しているところを思い浮かべるような、
自分で作り上げるみたいな。
そんな感じで興味を絶やさないような、
心がけてやっていたと思います。
だから英語とかも、
英語は使えそうだったので、
英語って覚えたものがそのまま活かせそうな、
一番そういうイメージがある教科じゃないですか。
数学とかに関して。
なのでまだ全然やっていって苦にはならなかったですけど、
でもやっぱり、人と話したりとかするのが好きだったので、
当時英語で誰かと喋るというのはなかったんですけど、
自分の思ったことを英語にして書いてみるとか、
自分の興味があるところに無理矢理こじつけて、
勉強していたような気がします。
好きだったらやっぱり続くというか、
それにできるように、
勉強を置き換えていくみたいな。
そうですね。秋っぽいので。
なるほど。
そこは、それしかできなかったのかもしれないですけど、
英語と英語だと思います。
そうですよね。
確かに。
大学入ったら好きなことしか勉強できない、
勉強できるという環境がありますけど、
高校だったらそういうのは難しいので、
いかに好きなものにつなげていくかって、
とても難しいですけど、
原川さんなりの工夫のところがお聞かせできたので、
ありがとうございます。
次の質問いきたいんですけども、
今もう外来を卒業されて、
何年経ちましたけども、
再び外来生に戻れるなら、
どんな生活したいですか?
何しときたかったですか?
何したいですか?
結構やりたいことやってたので、
全然同じでもいいぐらいです。
大学入って、
サークルも結構楽しんだし、
サークルあれですよね、
ブラジル研究会。
ブラジル研究会。
サンバを演奏してました。
それはそれで面白かったですね。
サークル入ったきっかけも、
たまたまこの中庭みたいな、
NK広場があるじゃないですか、
外来の中庭みたいなところで、
いきなりお昼にサンバ隊がやってきて、
09:01
いきなりサンバし始めるっていうのを見て、
楽しそうと思ってその勢いでサークル入っちゃったんですけど、
それもやっててすごい楽しかったし、
旅バックパッカーとかも、
中学していかせてもらって、
楽しんでできたし、
あとはバックパッカーをするために、
お金を稼ごうと思って、
バイトもいくつか掛け持ちでやったりしてたんですけど、
その中でも結構いろんな経験というか、
学生では見えなかった、
社会ってこんなんだな、こんななんだな、
みたいなのも見えてきたりだとか、
なんか結構やりたいことやってきたなと思うので、
そのスタンスのまま、
別にウルトラじゃなくてもいいとは思うんですけど、
その時やりたいと思ったことを、
自由にやっててほしいな、やりたいなと思います。
もしもう一回やれるとしても。
そうですよね。
大学って4年間で5年間卒業するものですけど、
なかなかそれで限られて、
本当はもっとしたかったけど、できなかったこともあると思うんで、
また4年間入ったら、
同じようにバックパッカーで、
いろんな仕事を経験してっていうところを、
またやっていくって感じですか?
そうですね。
なんかやりたいなって思ったことに対して、
躊躇しせずにやりたいなって思います。
どうしても新しいこと始めるのってめんどくさかったり。
そうですね。
結構手間がかかることも多いじゃないですか。
緊張したり、経験もなかったり、どうしようみたいな。
でもそこでやらない理由を探さずに、
一歩踏み出してみるみたいな、
フットワーク軽くみたいなのは、
大学の時もずっと思ったんですけど、
もう一回大学生になるとしてもそこは忘れないで、
その時にやりたいと思った、
触手が伸びたところに、
やってほしいなって思います。
これってもしかしたら外来生の方が聞いていたら、
そんな風にして、自分も過ごさなきゃなって、
いち戦えなかった方もいらっしゃると思うんですよ。
でももう楽しさが勝ちですね、大学生なんて。
そうですよね。
結局どうにかなるじゃないですか、後々。
ですね。
単位がとか言ってても、
結局最後単位取れちゃうじゃないですか。
いろんな先生の助けだったりとか、
同期の助けだったりとか。
そうですよ。真面目に勉強するだけが、
単位を取る術ではないですか。
深いですね。
ピーの色が入ってほしいですけど。
楽しい女が勝ちみたいなのがありますからね。
そういうやりたいと思った気持ちは、
勝ちにしたいなと思います。
ありがとうございます。
わかりました。
次の質問なんですけれども、
東京外語大を卒業されて、
今お仕事をされていると思うんですけども、
12:00
外大生の経験から培ったもの。
まずは精神面。
気持ちのモチベーションでも何でもいいんですけど、
今活かされているな、みたいな。
今、行く前の質問で言っちゃったかもしれないですけど、
何とかなるなっていうところでしたね、精神面。
はいはいはい。
自由じゃないですか、外大生って。
肩にはまらず、
就活の時に他の大学生を見て、
すごいカルチャーショックを受けたんですけど、
他の大学を見て。
こんなに一生懸命就活の準備をするんだ、みたいな。
力の入れ具合とかで、カルチャーショックで。
適正検査やったりとか、美術対策やったりとか。
周りの外大生ってそういう人あんまりいなかったかな。
いないっすね。
本当にびっくりするくらい顔を持ってやってますよね。
就活直前まで留学してるとか。
え?みたいな。
そうですよね。
帰ってきてすぐスーツ着て説明会行くみたいな。
嫌だとか言って。
スーツ着らんないみたいな人だし、
髪の毛も黒に染めないとか、
そこにいるじゃないですか。
そういう雰囲気で育ったというか、
勉強できたのは良かったなと思っているのは、
自分のやりたいことやっていいんだなっていうのを教えてもらえたので、
自由に生き入れるし、バクバクをやりながら、
やっぱ最終的になんとかなるなっていうのは、
まずいじゃないですか。
わかると思います。
とりあえず自分の進みたい方向行ったら、
着地点着いて助かったみたいなね。
そうなんですよ。
結局よくわからないで、
このバスに乗ったらそこの町まで行けるって、
それだけの情報で、
あの町にホテルがあるかレストランがあるか、
そんなのも知らなくても行けるじゃないですか。
行ったら行ったでなんとかなるじゃないですか。
だからそういう環境で、
外大生の生活を送ってきたから、
多分初めの一歩の抵抗って今ないなって思うんですよね。
なんかやりたいと思ったらやろうと思って一歩踏み出すっていうことに、
なんかあんま抵抗なくできるので、
それが学んだことかなと。
外大の生活から得たものだなっていうのは思います。
とりあえず一歩踏み出してやりたいことやる。
それが失敗したとしてもなんとかなるぞと、
楽観的な気持ちを持てるようなのが、
外大で見つけたかなみたいな感じですかね。
私就活の時に、今思い出したんですけど、
15:01
いろんな質問がある中で、
あなたの座右の銘はなんですかって言われたときに、
とりあえずですって答えたことがあります。
は?って感じですね。会社の人がは?
あんまこう四字熟語とかもそんな知らないです。
座右の銘は四字熟語みたいなイメージありますけど、
もう字余りだし、ひらがなだしみたいな。
自分たちとか全然準備してないから、
そんなこと考えてないんで、
本当に僕と浮かんだとりあえずではと言って、
フットワーク軽くいきたいんで、
とりあえずが座右の銘ですみたいな。
その銘説落ちたんじゃないかな。
なんか聞いてて思ったんですけど、
外大生、これ作ろうって人あんまいないですよね。
銘説とかも自分で考えてくるんじゃなくて、
その場のフィーリングとか大事にしてるものを、
そこで対話させて勝負させる人が多いみたいな。
そうですね。
自分を大事にして生きてる人がすごく多いのかなって。
そうですよね。
画が強い人が多い。
本当にそう思います。
思いました、なんかすごい。
でも画を出していいんだなって思えたじゃないですか。
あ、そうっすね。思いました。
多分、日本の社会って結構周りに合わせるって授業されるけど、
全然画を出していいんだなっていうのは、
大学の時に学びましたよね。
ありがとうございます。
精神面を聞かせていただきました。
次はビジネス面。
仕事において、今の仕事において、
外大での経験が活かされてるなって思ったところって何かありますか。
そうですね。
フットワーク軽くとりあえずやってみるっていうのもそうですし、
ビジネスにも通用するところありますし、
あとはコミュニケーションですかね。
外国語を使う時、英語とかウルトラとかで話す時もそうですし、
日本語とかでもいいんですけど、
なんか似てるのかな、型にはまらず伝わればいいみたいのあるじゃないですか。
多分外大生みんな伝わればいいと思ってるんですよ。
文法じゃなくて。
きっとそうですよね。
外大生なんだから文法やりなさいって話はあるんですけど。
イメージありますよね。
イメージあるけど。
外語大なんだからちゃんと文法通り喋るよみたいな。ありますよね。
でも実際結構みんな伝わればいいよねみたいな感じじゃないですか。
そんな感じですね。
だからそれは外国人とやりとりする時もすごい役立ってますし、
相手が一流のビジネスマンであっても伝えようみたいな気持ちになれて、
そんな文法とか気にするよりも伝えたいこと伝えようっていう方に
重きを置いてコミュニケーション取れたりするので。
なので外国人もそうですし、日本人の方でもそうですね、
18:01
なんか目上の方と接する機会もありますけど、
伝えられればいいかなと思って。
日本語もそんなに上手じゃないというか。
難しいことは知らないので恥ずかしいんですけど。
だから綺麗な日本語は喋れないかもしれないけど、
でも自分の知っているボキャブラリーの中で伝えようみたいなところはあると思っているので。
そういうのは意外とビジネスでも役立ってるなっていうのはあります。
ネイティブな英語って言ったらこんな風に喋れるっていうのはありますけど、
それを短い文章でも噛み砕いて喋っていったら伝わりますし、
そこら辺って日本人の方、これいつか喋りたいなと思ったんですけど、
日本人の方とかって英語喋れないっていうのは、
そのとき綺麗な英語を喋れなきゃみたいなのがありますけど、
そこら辺が外来生とかって、それは伝わればいいや、
もう手段は問わずみたいなのが多いですよね。
簡単な英語を使ったりとか、
簡単な単語を使って、それを何文何文も使ってみたいな方が多いのかなみたいなのはあったりしますね。
意外とルールを無視して話すっていうのが上手じゃないですか、外来生。
インドとかパキスタンとかそうじゃないですか、文法なにこれみたいな。
単語並んでるだけですからね。
あれでも通知しちゃうんだみたいな。
本当にそう思います。
でも伝えようっていう熱意すごいじゃないですか。
そうですね。
そこは強いですね。
そこは自分の気持ちありきでコミュニケーションを取るっていうところが最終的には伝わるというか。
ビジネスでは一番大事だと思います。
何をやりたいかっていうのは、
天才と募るよりも何をやりたいか相手に伝えるっていうのが、
熱意が伝わればどんだけ英語が下手でもビジネスパートナーとしてやってくれよって言ってくれたりするんで。
それ大事だなって思いますね。
そういう気持ちっていうのは相手にも伝わるし、
この人ちょっと痛いなみたいなのが伝わるとビジネスもうまくいっていくみたいな。
そうですね。
そういうのが礎が外来で。
絶対外来のおかげだと思いますので。
わかりました。ありがとうございます。
次の外来の経験についてとても詳しく聞かせてもらいました。
次はですね、パキスタンで駐在されてたお仕事のお話聞きたいんですけども、
駐在していて嬉しかったこと、逆に苦しかったことを教えていただきたいなと思うんですけど、何かありますか?
嬉しかったのは、パキスタンで結構オープンではあるんですけど、
意外と年齢、私が外国人ということもあって外国人特権もあると思うんですけど、
21:01
年齢構わずわりと気さくに仲良くするみたいな感じではあるんですが、
一方で結構裏表があるなっていうのは思うんですよね。
意外ですね。そうなんですか。
日本人に近いところはあると思うんですけど、
相手に対して礼儀を示すということも含めて、結構裏表があるなと思っていて、
駐在2年弱ぐらいしてたんですけど、たぶん1年過ぎたぐらいの時に、
ようやく一緒に働いているパキスタン人の同僚がそう見せてくれた瞬間があって、
会社に対して思うことって、いつも上司を敬う言葉でちゃんと表現していたりだとか、
仕事もたぶんすごい頑張っていてきついんだろうけど、
全然そんな様子を見せずに頑張っていたりとか、そういうこともあったんです。
そういうふうに見えていたんですけど、
でも1年過ぎたぐらいから、ようやく愚痴とかも応援してくれるようになって、
実はあの人のことはこうやって思っているんだ、みたいなのとか、
ネガティブなことも含め、話してくれるようになった瞬間はすごい嬉しかったですね。
本当の意味でオープンな関係になった時。
人と人との付き合いができるようになったっていうか。
そうですね。
それが工夫されたことってあるんですか?
1年経つ間に原川さん自身がお仕事でこんな工夫をしたら心を広げてくれたみたいな。
なんかあるんですか?コツってあるんですか?
結果繋がっていたのは、たぶんものすごい話しかけまくっていたので、いろんな人に。
年齢が下であっても、私よりも前から働いている人って絶対私よりも仕事のことを知っているじゃないですか。
いろんな人のところを回って、これって何なんですか?
今こういうメールが来たんですけど、意味が分からないんだけど、これどういうことですか?みたいなのを結構細かく聞き回っていて、
それをきっかけにコミュニケーションしたりだったりとか、
隣の席に座っていた先輩に、パキスタンチなんですけど、
おいしいビリヤニが食べたいですみたいな話をして、
じゃあ教えてやるよとか言って、それをきっかけにみんなでご飯屋さんに行くみたいなことを結婚したりだったりとか、
なんか自分から相手にコミュニケーション取るだとか、ご飯食べに行きましょうみたいな言うとか、
なんかそういうのはやってましたね。
自分からやっぱりさらけ出していくというか。
24:00
そうですね。
なんか最初は私が、他の駐団員って誰もウルトラ語を喋れないんですけど、
そうですよね。あんまりいないですから。
英語で仕事できちゃうので、挨拶ぐらいはできたとしても、あんまり現地の言葉って喋っている人少ないんですよね。
その中で私がウルトラ語喋れるよって言ったときに、
もう現地のスタッフたちが、こいつはスパイだって。
逆に?
逆に。ものすごい警戒心になったんですよ。
なるほど。
こいつはボスのスパイだから、この人の前でなんか言ったら、
全部ツノケだから気をつけろみたいな感じで言ったりしてて、
その時もやっぱり本音とたてまえというか、裏表があるので、
表面はようこそみたいなこと言っててくれたんですけど、
陰でやっぱりあの子気をつけた方がいいよみたいな、聞こえちゃうんですよ。
分かるって言ってるのに。
分かっちゃうのに。あ、それ喋ってるんですね。
あえて現地のウルトラ語で言ってるから。
でも多分他の日本人に対してもそうなのかもしれないですけど、
こそこそって言うときにウルトラだったりするんで、
聞こえてるから、分かっちゃうからみたいな感じで言ってるのとかしてたので、
最初警戒心がすごい強い中で話しかけるっていうのをやっていて、
最終的に結構時間はかかったけど、心開いてくれたのは良かったですね。
そこでやっぱり言語が生かされたってすごいですよね、ある程度。
そうですね。
言語が、逆に向こうにとってもハードルが高くなるけれども、
そこを崩していくのもやっぱり言語の素晴らしさというか。
そうですね。
酸いも甘いも知ってるというか。
本当に面白いとおりですね。
ありがとうございます。
逆に苦しかったこと、これは嬉しかったことの表裏なのかもしれないですけど、
苦しかったことは何ですか?
苦しかったことは、ちょっと違うかもしれないですけど、
一番、畳まれないというか、現地の治安があまりまだ良くない都市だったので、
外で歩いちゃいけなかったんですね。
歩いて外出っていけなくて、必ず車用車に乗って専用のドライバーとセキュリティガードと付けて、
そういった体制で外は移動しなさいという決まりがあったんですけど、
ドライバーってやっぱりお給料もすごい少ない中で働いていて、
朝も帰りもずっといるので、割と仲良くなるんですよね。
仲良くなってしまうと、今度は逆に悩みを打ち明けられるというか、
27:08
ちょっと深刻な顔をして花粉とか言って仕掛けてきて、
今度娘が学校に入学するんだけど、入学金がちょっと間に合わなくて、みたいな。
それはウーグル語で喋るんですか?
ウーグル語で。ドライバーは英語とか理解はしてくれるけど、
ほとんど喋れなかったり、あまり喋れなかったりするので、
ウーグル語で言ってきて、ちょっと2万円だけ貸してくれない?みたいな。
そういう時にステータスの違いを思い知らされることに苦しいというか、
嫌だなって思うこともあるし、
本当に貸しちゃっていいのかなっていう判断が難しかったり、
ドライバーって他にもいっぱいいる中で、
他の中途半端には絶対そんなことしないかもしれないじゃないですか。
でも自分のドライバーにだけそんなことしていいのかなとか思ったり、
これ多分帰ってこないけど、帰ってこないのはいいのかなみたいな。
そういう判断が難しかったですね。
その時は苦しいというか、変に悩んじゃうことはありました。
心の葛藤というか、本当に苦しいんですよね。
自分の行動でこの人が本当に救われるのかどうかとか、そこら辺の葛藤とか。
そうですよね。難しかったですね、それがとても。
それが言語を知ったことによって、
嬉しいことにも苦しいことにも繋がるっていうのが、
外国語を勉強するやりがいなのかもしれないですね。
確かにそうですね。本当表裏一体みたいな。
表裏一体ですね。ありがとうございます。
最後に海外駐在、パキスタン駐在で培ったもの、
経験から培ったものを教えていただきたいなと思うんですけども。
これは別に精神面でもビジネス面でも何でもいいんですけども、
教えていただけたらなと思います。
パキスタン駐在で。
なかなかないと思うんですよ。海外駐在、海外暮らしながら、
海外で仕事をするっていう経験。
旅行じゃない経験って多分あると思うんですよ。
そうですね。
何でもいいんですけど、教えていただけたら。
でもやっぱり生活するって全然違いましたね。
横天井で、結構年に5,6回はパキスタンがアテンドしてたんじゃないかと思うんですけど、
それで何回も言ってたときと、やっぱり住んでみる経験って全然違うし、
現地のことを知れる深さみたいなのも違ったので、
30:04
やっぱり住んでみる経験って良かったなと思うんですよね。
その中でやっぱり仕事だけじゃなくて、
自分が起業したいという思いもあったので、
仕事以外の時間を使ってパキスタンのことを知ろうと思って、
いろんなお店を回ったりだとか、リサーチ的なことをして、
でも移動の制約がある中で車を使わなきゃいけないみたいな制約がある中で、
ドライバーにも悪いなってたまに思うことがあったけど、
でもそれでもやって良かったなと思うんですよね。
時には家で休みたいこともあったけど、将来やりたいことあるしなって思いながら
いろんなことを見たり聞いたりして動き回っていて、
結局それが今の起業に繋がっているので、
やっぱりいろんな制約があったとしても、
会社で今働いていて会社の仕事ばかりにならずに、
いろいろやりたいことに向かって情報収集していったりだとか、
行動していったりみたいなことは培ったことっていうのかな。
でもすごいそれをやって良かったなと思って、
それが結局今に繋がっているので、やっぱり動き回るのはいいのかなと思います。
実際住みながら移動して、
ここの街にはこんなものがあるんだっていうのを自分の目で見て、
それがやっぱり今のお仕事の自分の生の情報ということで、
とても生きているというか。
そうですね。
今やろうとしていることの知見を得られたっていうのが一番大きかったかなと思います。
だからもし駐在される方とかいらっしゃるんだったら、
駐在、特に知らない国にいきなりアサインされたりするじゃないですか。
そうですね。
見心ですかって。
現地にもやっぱりいて、泣きながらカラチ、パキスタンに来た人とかいるんですよね。
いるんですか、そういう方が。
パキスタンって言われた瞬間涙が出てきましたみたいな。
それで来られてる方とか。
原川さん全反対ですね。
全反対かな。
でも少なからずいらっしゃって、早く日本に帰りたいみたいな人を何人も見たんですけど、
もったいないなあと思うので、
その中でも自分の興味あることを見つけて、
33:02
何かしら続けていったら、絶対将来につながると思うので、
外的要因で望まない人生になったとしても、
その中で多分できることってすごいいっぱいあると思うんですよね。
っていうのは感じてました。
自分はありがたいことに臨んでいているんで。
将来の企業のために仲材っていう道も自分の糧になると思って、原川さん選ばれて。
その中でも実際に仲材でいろんなことを吸収した時に、
与えられた場で自分でなんとか得てくるんだっていう気概というか。
そこら辺って原川さんの話を聞いて、大事なのかなって思いますよね。
結構危険な場所っていう扱いなので、会社の中でも。
ドライバーも与えてもらえるし、部屋も家も借りてもらえるし、
すごく恵まれた環境だったんですよね。
だから自分の中でも楽をしたくなっちゃって、どうしても。
もうこの会社でずっと働いてたらお金も入ってくるし、
こんなに楽な生活ができるからいいじゃないかっていう気持ちになりがちだったんですよ。
身の安定というか。
人間楽なも楽なもに行きたくなっちゃうじゃないですか。
でもそこで踏ん張って、将来のために頑張ろうって思って、
頑張れたのは、そういう意味では精神面も鍛えられたし、
モチベーションの維持みたいなところで。
良かったですかね。
自分を奮い立たせるというか、せっかくパピスタで来てるんだったら、
得られるものは得ていこうみたいな。
自分に鞭を打っていくというか。
意外とその辺苦労したというか、
意外と安定したらしたで来ちゃうなっていう、
自分は思い知らされたかもしれないですね。
なかなか海外駐在の経験でなかなかないというところでも、
リスナーさんの中でも駐在をするっていう方がもし、
聞いていらっしゃったら、そういうところってやっぱり、
今の駐在のあり方じゃダメだなみたいな方もいらっしゃると思うので、
今原川さんのお話を聞いて、
もう一分まで頑張るかみたいな方もいらっしゃると思うので。
頑張ってほしいです。
ありがとうございます。
いろいろ大学のお話とか、駐在経験のお話聞かせてもらいましたけど、
何か最後一言ありますでしょうか。
言いたいなかったこととかあったら最後言っていただけたらと思いますけど、
何かありますか。
言い尽くせましたか。
36:01
言い尽くしました。
でも、今まで生きてて一番楽しいなって言えるような環境にいるんですよね。
こんなに仕事うまくいってないくせに、やりたいことやって、
会いたい人に会って、そういうのがすごく楽しくて。
仕事の進捗とは裏腹に、結構人生楽しめてるなって思うので、
やっぱりやりたいと思う気持ちは大事にしたいし、
聞いててくださっている方にも大事にしてもらいたいなと思うので、
それをやってみるっていう一歩を踏み出すみたいなところは、
私も含めて次回も含めて、頑張りましょうみたいな。
頑張るというか楽しみながらやってほしいなと思います。
原川さんのホームページから何個か見たんですけど、
自意識過剰なぐらい人脈に恵まれてるみたいな。
それは自分の今の楽しさとか人に出会うっていうところも、
恵まれて今も来てるみたいなところが繋がってるんですか。
そうですね。
本当にそれはびっくりするぐらい、
要所要所出会うべくして出会うというか、
ターニングポイントで背中を押してくれる人がいるんですよね。
今動き回っててもいろんな人を紹介してもらって、
そこから半年前には予期してなかった仕事が生まれたりとかもしてるので、
そのご縁は大事にしていきたいし、
本当にみなさんに感謝してます。
今回聞いてくださってるリスナーの方から生まれる人脈であったりとか、
沼津に来ていただいたことでのご縁であったりとか、
私たち3人でぐらいでは何かご支援できたらと思いますよね。
お互いにね。
そうですね。ぜひとも協力できたらと思いますので、
引き続きよろしくお願いします。
今日はありがとうございましたとお話し聞かせていただきまして、
沼津大学とか海外駐在の件とかもお話し聞けて大変勉強になりました。
ありがとうございました。
本日のゲストは合同会社マンデーの原川萌花さんでした。
原川さんありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは次回もリスナーの皆様のお耳にかかれることを楽しみにしております。
今日も気をつけていってらっしゃい。
39:02

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