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2024-12-04 18:49

#44 年末調整と住民税

年末に重くのしかかる年末調整。その負担を少しでも軽減すべく、年末調整の基本的な仕組みから必要書類、スタートアップ特有の課題や対応方法にも触れながら、実務のポイントを解説しました。


▼トピック

・年末調整の基礎と仕組み ・必要書類と控除項目 ・クラウド会計ソフトを活用した年末調整の効率化 ・所得税の仕組みと還付 ・住民税との連携、特別徴収と普通徴収の違い


▼番組概要

税理士・公認会計士であり、『NFTの会計税務』著者であるスタートアップ会計の畠山謙人が、起業家からの税務会計ファイナンスに関する素朴な疑問に答えることで、スタートアップ経営の土台づくりを支援する番組です。


▼番組へのお便り

ご感想やトークテーマのリクエストなどお待ちしております!⁠https://forms.gle/tsJdnqJTcZcUYFUe8⁠


▼パーソナリティ

・⁠⁠⁠⁠⁠畠山謙人⁠⁠⁠⁠⁠(税理士・公認会計士)

 ⁠https://x.com/kandmybike⁠

・⁠⁠⁠⁠⁠稲荷田和也⁠⁠⁠⁠⁠(StartPods)

 ⁠https://x.com/oinariiisan⁠

 ⁠https://jobtales.co.jp/StartPods⁠

サマリー

このエピソードでは、年末調整の基本や必要な書類について解説しています。スタートアップ企業における税務の重要性や、ITを活用した効率的な年末調整の方法にも触れています。また、年末調整と住民税の関連について詳しく説明しており、特に給与にかかる所得税の前払いと住民税の計算プロセスに焦点を当てています。

年末調整の基礎知識
スタートアップ税務AtoZ、スタートアップフレンドリーな税理士、公認会計士の畠山さんへ、
税務会計に賛する素朴な疑問、企業家目線で今気になる話題を投げかけることで、企業前後のファイナンスの土台作りを支援する番組です。
こんにちは、スタートポッツの稲荷田です。畠山さんよろしくお願いします。
会計士、税理士の畠山です。よろしくお願いします。
前回のテーマは法人なりを扱わせていただきました。
僕自身も起業する前はフリーランスをやっていたので、ちょっと1年前、2年前にこの内容を聞きたかったなというのはすごく思ったところでございまして、
そうですね、はい。
逆に言えば、今そういうタイミングにある方とかが聞いたら、学びになれたらいいなと思いますし、
もしかしたら企業家であれば、今フリーランスの方に仕事を発注してて、その方が悩んでるなんてケースもあるかなと思って、
あると思いますね。
そういう意味ではいろんな方に届く良いコンテンツができたかなと思っております。ありがとうございました。
そうですね、まさに所得が見えてきて検討する時期に入っていると思うので、収録することができてよかったなと思います。
今まさに所得が見えてきてという話もいただきましたけれども、本日も同じく年末シーズンネタを扱わせていただきます。
そうですね。
畠山さん、今日は年末調整について教えていただきたいなというふうに思っています。
今11月中旬ぐらいに撮っておりますけれども、ぼちぼち年末が近づいてきていると。
そして一応僕も経営者をやっておりまして、自宅に年末調整の案内の封筒が来て、
来てますか。
とか。
はいはい。
一応顧問のゼリーさんついているんで大丈夫なのかなと思いつつ、やっぱ毎回あれこれって自分だっけ、頼めるんだっけみたいになったりだとか、
やっぱあの封筒を見るだけでアレルギーが発症するっていう。
茶色の封筒。
茶色のそうですそうです。
何かやることがあるのかどうかとかも含めて。
そうなんです。
関係しているのかどうか。
1年経ったら忘れてるんでね。
そうなんですよ。
平気ですもんね。
はい。
しかも依頼できるにしてもいろいろ集めなきゃいけない種類とか準備とかあるじゃないですか。
そうですね。
なのでそういった記憶と結びつきつつ打ってなっているのかなと思っておりまして、
おそらくこれは僕だけではなくてリスナーさんでも同じような状況あるかなと思っておりますので、
本日はここは扱っていきたいなというふうに思っております。
それではまず年末調整がそもそもどういうものなのかという基本的なところから教えていただけますでしょうか。
はい。
私もこの先のお客さんが設立1期目とか2期目のSEEDのスタートアップの方が多くて、
年末調整とは何ぞやとか、今手伝ってくれているメンバーは年末調整の対象なのかみたいな質問を各社皆さんからいただく、
特にこの年末に近づいてくるといただくので収録したいなと思って今日迎えております。
必要書類の説明
まず年末調整というのは給料の所得を受け取っている方の確定申告になるんですけれども、
その確定申告は給与の支払先の企業であったりだとか、その企業の顧問税理事の人がやってくれるようなものになってます。
なので対象の方は企業にお勤めで給与をもらっているという方ですね。
メリットになると今お伝えしたように確定申告の作業を自分でする必要はなくて、
さらに言うとイメージとしては気づかぬままそういう税金関係の支払いとか処理が終わっているみたいなぐらい、
全部丸投げでお願いできているようなものが年末調整になります。
これって新卒で普通の会社に一般企業に入社すると、やってくれるのが当たり前になっているので、
もはや気づかない、知らないレベルだと思うんですけど、いざ独立したり起業したりすると、
今度はやる側に回って、こんなにめんどくさいのかっていうのと、
あれは当たり前に幸せを享受していたんだなと思って。
サラリーマンだとわからないことですね。
そうですね。リスナーさんにはそうやって提出する側の方もいれば、
もしかしたら集める側の方もいるかもしれない。
そうですね。
というところなので、続きましては企業さんが集める必要がある資料、
あるいは働いている方であったら提出する必要がある資料、
どんなものがあるかというのを改めて教えていただけますでしょうか。
それについて説明させていただきます。
まず扶養控除等申告書というものがありまして、
これはご家族の内容を書くような書類になります。
家族構成とかそういう。
そうですね。奥さんとかお子さんが誰がいて、
青年月日がどうなっていて、
あとどこで暮らしていらっしゃるかみたいなことを書くようなものになります。
さらに奥様のことは扶養控除等申告書に書くんですけれども、
配偶者控除等申告書というのも別途ありまして、
そこでは奥様がいるということに対して、
配偶者控除というものを使って控除するときがあるんですけれども、
それは奥様の稼ぎがどのくらいあるのかで、
それが使えるか使えないということが関わってくるので、
所得の内容を書いたりするものが配偶者控除等申告書になります。
ちょうど前回に扱った約3万円の壁とかそのあたりに関わる話ですかね。
そうですね。
他には集めるような資料という意味では、
生命保険を入っていて生命保険控除を取る場合は、
皆さんが入っていらっしゃる保険会社からそれぞれご自宅に
保険料控除証明書というようなハガキが届くので、
それを集めておいて年末調整担当に渡すようなことになります。
届きますね。
あとはご自宅を持っていらっしゃってローンを借りていて、
そのローンに対して控除を取る場合は、
住宅ローン控除証明書というものがご自宅に、
おそらく借り入れ先の銀行などから届くので、
IT化による効率化
それが届くので、それを用いながら住宅ローン控除証明書というのを記載して、
書類を完成させるとなりますが、
今まではクラウドとかが出てくる前までは、
それぞれ紙を人事部から配布されて、
皆さん手書きで書いて提出していたというのが、
この年末調整の流れだったんですけれども、
最近はもう給与計算から年末調整まで、
ITツールを使ってやることが多いので、
おそらく大稲里さんも前職では、
何かツールにログインしてご家族の状況とか、
生命保険会社から届いていたハガキは写真を撮ってアップロードするとか、
そんな感じだったんじゃないですかね。
って思って今思い返してたんですけど、
ギリギリ紙だった気もしますね。
紙ですか。
紙あり得るのかな、IT企業に。
言っても5年、でもそっか、
所属で言ったら3年前とかギリギリしたのかな。
ですけど意外とレガシーでしたね。
普通に封筒でハガキとか入れて出してた記憶も薄々ありますね。
なるほどですね。
紙の書類を人事部が集めておいて、
人事部で年末調整したか、
それを顧問税理士さんが年末調整される場合はシェアされてたか、
そのやり方かもしれないですね。
ですね、じゃあもうツールでできちゃうんですね。
なるべく、そうですね、書類のやり取りもお互い手間だし、
回収管理とかも大変じゃないですか、書類とかになると。
そうですね。何ならフルリモートの組織もたったプラットフォームですし。
そうですよね。
それをツール上になったら回収も簡単だし、
特則したい人はチェックとかを入れてメールで送信とかもできますし、
あとは前回ご家族情報とか毎回回答することになるわけですが、
データになっていたら前回分を繰り越して、
それで入れ直さなくていいとか、
ITだとそういうことができるようになると思うので、
その年末調整をする場合にツールを使うかどうかっていうのは会社さん側が選ぶので、
というふうにさん側はどうしようもないんですけれども、
なるべくIT化して効率化したほうがいいかなと思っているので、
相談されたらお勧めしてますね、ツール使うという感じで。
それはいわゆる普段会計業務とかで使っているフリーとかマネーフォワードとか、
ああいうのでできるってことですか?
そうですね。フリーもマネーフォワードもそれぞれ給与計算をできるソフトもあるし、
フリーの場合はジンジロームフリーというもので給与計算して、
その中でそのまま年末調整のボタンがあるようなイメージなんですけれども、
マネーフォワードはマネーフォワードの給与と別で、
マネーフォワードの年末調整っていうのがメニューは別だったりしますね。
ブランドの中にツールがいっぱいあるみたいな、あの例のポーズというか。
そうですね。マネーフォワード形式だとそれぞれ細かいメニューごとがツールになっているみたいな感じですかね。
分かりました。必要な書類は今いただいたところですかね、メイン。他にも何かいくつかあったりしますか?
そうですね。書類関係だとこの辺りが出てくるんですけれども、
あと他にその所得から控除できるものでお伝えしてないものでいくと、
自信保険とかご自宅があって自信保険に入るっていうようなセットのイメージなので、
自信保険単発の人はあんまり見ないですね。
だけど住宅ローン控除をやられる方は自信保険の書類を出されてきてるかなっていうイメージはありますね。
あとはその積み立て投資型でその投資額が所得控除に使えるというようなもので、
いでこがありますね。
いでこってそういうものなんですね。
はい。ちなみに積み立てにいさはこの所得控除では使えないんですけど、いでこだと引けますね。
なるほど。なんか急に僕はにいさをやっていたんですけどいでこもやりたいなってこれだけで思いました。
国側のにいさにいさって言ったんで、僕も積み立てにいさはやってるんですけど、いでこはやってなかったりするんで。
竹山さんでもやってないんだったらいいかなって気持ちにちょっとなりました。
そうですね。それぞれ積み立て先が投資進捗だったりするので、結局運用先は同じようなイメージなんだけれども、
税務への影響が違うようなイメージですかね。いでこはここの控除で使えますし、
積み立てにいさの方はここの控除の話は出てこないんだけれども、積み立てにいさの中の運用の役は地下税になるっていうような税制だったりするので、
それぞれ余剰資金の中でやる運用なんだけれども、どういう商品を選択してどういう節税を使って、
効果を取ってやっていくかみたいなところの違いかなっていうふうに思いますね。
ありがとうございます。種類はそんなところですかね。
あとはその年間の給与収入に対して計算するという意味で、復業をされていて他の勤務先での給与収入があったりだとか、
全職時代の給与収入があった場合は、それぞれ厳選徴収表というA4一枚のフォーマットのものを全職だったり復業先からもらっておいて、
そこの中にその時もらっていた給与の合計額だったりだとか、控除されてきた社法の合計額とか、
控除されていた所得税の控除の合計額が書いてあったりするんで、それを今お勤めのメインの勤務先の一つの会社でまとめて年末調整していくために、
年末調整のプロセス
合算するために必要な手元資料になりますね。他社の厳選徴収表というのが。
復業があるとそうなるんですね。一番メインで働いている、正社員で入ってられているところでやってもらうという形になりますね。
そうですね。このような状況があると所得も分かれば、あと所得向上できる情報もこれで集まるので、これで年末調整ができることになって、
だいたい今11月の中旬頃収録してるんですけれども、年末調整のための書類をちょうど今ぐらいに資料依頼とか回収が始まっていて、
年末調整した結果、税金が足りてなければ追加で納めないといけないし、多く払っていれば完付になるんですけれども、
その生産が12月払いの給与か1月払いの給与になるかっていう感じ。
もし12月に払う給与に生産間に合わそうと思ったら、まさしく11月ぐらい、今ぐらいに資料が集まってこないとスケジュール的に間に合わないので、
ちょうどシーズンになってるっていうようなイメージですね。
今、その税金の話いただきましたけど、これ年末調整自体が何らかの税金に関わっているものっていう理解、これは何でしたっけ?
そうですね、これは給与にかかる所得税に関係するもので、ただ給与は厳選徴収といって、毎月の給与から一定額転引されてるんですね、皆さん。
なので毎月分の所得税の前払いはどんどん進んでいって、最後残り12月分を納税したら終わりぐらいなんですよ、このリズム感でいくと。
ただ1月から11月分の厳選徴収で転引して前払いしてきた所得税はあくまで外産の額なので、
この1年間の給与のトータル所得税を出すために、この年末調整という業務の中でご家族の状況とか所得から控除できるものっていうのは皆さんそれぞれご事情によって変わるので、
それを計算した結果、大体この1月から11月までに前払いしてきた所得税が多いよねってなるようになってるんですよ、外産額が多めになってて。
なので完付されることになって、追加で払う痛みはなく給与の振り込み額がちょっと増えてるみたいなのが12月払いの給与っていう感じですね。
いい体験ですね。
はい。2、3万ぐらい多いと思います皆さん、間隔では。
特に大手で全職お勤めだった場合は結構返ってくるような気もします。
スタートアップで年収ダウンとかしてたりすると直ったら。
確かにそうですね。
そうですそうです。
お得なのかそうじゃないのか分からないので当たってみたら。
お得な気持ちにはなりそうですね。
12月の振り込み分ではお得の何十万とか返ってきたりとか。
いいですね。
お得感はある感じですね。
これで年末調整を終わると、会社から管轄の事務所に年末調整の結果を送信して、
全従業員の方の間付の状況と追加の納付の状況とかも生産して納めるということをまず対事務所には行いまして、
同じように皆さんお住まいの自治体ですね。
東京都だったら区役所だったりだとか、他の都道府県だったら市役所などに、
同じように年末調整の情報を給与支払い報告書というような名称の書類で、
勤務先の会社から送信されるんですね。
各自治体の方もそれで初めてそこの自治体に住んでいるこの方の給与の年間の額はいくらだというふうに分かるわけですね。
そのデータを持って住民税の計算を春の期間かけて自治体の役員さんがやるんですよ。
5月か6月ぐらいに住民税の額が決まったって感じで、
ご自宅のお住まい、家にその納付書が届くか、勤務先の企業に届くかみたいな感じで、
住民税は前年の化石に対して来期に収めていくみたいな感じの流れになってるわけですね。
これが年末調整所得税の話でもあるし、住民税との関係にもなりますね。
住民税はまた企業にお勤めの場合は大体は転引される特別徴収というものを選ばれていることが多いので、
ご自身で納め得えないんですよね、サラリーマンの方って基本的には。
なので所得税と同じように転引されて納め得えられているので、
課税されて知らん間に納税が終わってるみたいな体験なんですけど、
一部普通徴収という方法を選んでいて、皆さんご自身で払うことを選ぶ場合もあるんですね。
特にシード機のスタートアップだと特別徴収をして自分で会社の方で転引して納めるってなると、
事務も大変だっていうことで、初期は普通徴収のままいったりするんですよね、メンバー少なかったりすると。
それ以上も会社側がやりませんって言ってすいません、皆さんやってくださいっていう状況になるけれども、全然それはよくあることなんですね。
例えば起業家1人だったら結局自分じゃないですか、その作業をするの。
そうですね。
なので法人名誉から払うの、結局画面の操作とかもいるんで、
そういう事務作業を増やすんだったら自分でコンビニの窓口で払う方が早いとか、例えば。
なので普通徴収を続ける時もありますね、見てると。
で雇用するメンバー増えてきたらやっぱり特別徴収になっていくかなと思います。
そのメンバーの方の皆さんの事務の方が大変だから、スタートアップ側が巻き取れば1回の事務作業で済むみたいな風の発想になってきますかね、成長してくると。
以上がですね、年末調整の一連の流れと住民税との関係まで、今日話したかった話になります。
住民税の計算
ありがとうございます。年末調整も住民税も起業したての頃は何も分からず、そして気づけばまた忘れてるの繰り返しだったので、いい振り返りになりました。
気づけば終わってるって感じですね。税理さんのサポートがあって毎年。
ですね、ありがたい限りです。
この番組はスタートアップ会計の畑山さんとスタートポッツの稲荷田がお送りいたしました。
トークテーマのリクエストや畑山さんへのご相談はお便りフォームか畑山さんのXメッセンジャーまでお気軽にお寄せください。
最近は畑山さんのXの肩書きが徐々に変わりつつあるっていうところをお見受けしております。
ぜひ皆さん、プロフィールラーをチェックしてみてください。
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あとはその番組自体ももしもフォローしてなかったらとかありますし、あと評価ですね。
あるんで、ぜひやっていただけますと幸いでございます。
それではまた次の配信でお会いいたしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
18:49

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