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2024-02-28 16:51

#05 web3/NFT業界のトレンド変遷とよくある税務課題

▼概要

2022年〜2023年のweb3/NFTのトレンドの変遷を、よくある税務相談の観点から振り返りました。2024年度の予測にも言及しています。NFTどっぷりな方は懐かしい想いに浸りながら、そうでない方は、キャッチアップとしてご活用ください。

▼トピック

・2022年はNFTの損益計算

・2023年前半はトークンエコノミー

・2023年後半はNFTが復活、NFT×リアル

・2024年は○○○が流行る予兆がある

▼『スタートアップ税務AtoZ』番組概要

税理士・公認会計士であり、『NFTの会計税務』著者であるスタートアップ会計の畠山謙人が、会計業務の基礎知識から、業界特化の税務対応まで幅広いノウハウを発信する番組です。シード・アーリーのスタートアップ経営者へ正しい知識を届けることで、Exitに向けた正しいファイナンスの土台づくりを支援します。

▼スタートアップ税務AtoZへのお便り(ご感想やトークテーマのリクエストなどお待ちしております!)

https://forms.gle/tsJdnqJTcZcUYFUe8

▼制作

・出演者:⁠⁠⁠⁠畠山謙人⁠⁠⁠⁠(税理士・公認会計士) @kandmybike

・MC、企画制作:⁠⁠⁠⁠稲荷田和也⁠⁠⁠⁠(JobTales株式会社) @oinariiisan

・編集、アドバイザリー:⁠⁠⁠⁠KON⁠⁠⁠⁠(knock'x Media) @konteer10

サマリー

畠山さんは、スタートアップの会計業務からWeb3業界のトレンド変遷とよくある税務課題まで幅広いノウハウをお伝えしています。NFTの利用は様々な業界に広がっており、ブロックチェーンゲームが日本から再び注目されています。

スタートアップの会計業務
スタートアップの会計業務がまるわかり、スタートアップ税務AtoZ、この番組はシードアーリーのスタートアップ経営者に向けて、
公認会計士であり、NFTの会計税務著者である畠山さんに、会計業務の基礎知識から業界特化の税務対応まで幅広いノウハウをお伺いする番組です。
配信を通じて、エグジットに向けた正しいファイナンスの土台作りを支援いたします。
MCはJobTales代表兼ポッドキャスターの稲利田が務めます。畠山さん、よろしくお願いします。
こんにちは。公認会計士の畠山です。よろしくお願いします。
本日のテーマは、web3業界のトレンド編成とよくある税務課題です。
前回の配信がちょうど、ベリー論、あきむさんの話とかもさせていただきながら、やっぱりNFTの税務対応、めちゃくちゃ難しいですよね、って話をさせていただいたので、
今回はそれの別にどんな話が、論点があるのかって話だったり、その辺りも触れていけたらなと思います。
まずですね、web3について、業界外の方ももしかしたら聞いているかもしれないですし、業界内の人も懐かしい思いになるかもしれませんので、
直近数年間のトレンドの変遷とかをぜひ踏まえながら、web3についてどんな税務相談があるのか、みたいなところを併せてご紹介いただけますでしょうか。
前回のポッドキャストで、2022年頃から私もweb3に関わってきたっていうふうに、紹介させていただいたんですけれども、まさにその通りで日本全体のweb3としては、2022年はNFTがとても盛り上がった年度だったんじゃないかなというふうに思います。
その年は本当にNFT、特に.Aですね。NFTもいろいろやれることがあるんですけれども、皆さん、自分の商品をNFT化しましたというようなところで、プロジェクトがどんどん立ち上がって、それに賛同する方々がどんどん応援していくっていうような、そういう年度だったかなと思います。
2022年はNFTだったんですけれども、世界的に見ると、実は21年ぐらいからすでにアメリカでNFTの流れが来ていたりだとか、あとステップンっていうブロックチェーンゲームですね。
21年の冬ぐらいから出てきて、22年の頭がすごく流行ったんですけれども、そのステップンが2022年の春ぐらいに突然失速して、ゲーム内のNFTの靴が、価値がほとんど、私10万円で買ったんですけど、
1000円ぐらいになっちゃって、そういう楽しい経験をしたりだとか、あと世界のNFTで何百万円で取引されていたようなものの価値がどんどんなくなっていくっていうのが、22年の後半ぐらいからあって、全体的に22年の終わりにかけてNFTは下がっていくような流れがあったかなと感じています。
ですね。本当に言ってしまえばバブルみたいな一幕を見たというか、ステップンなんか本当に業界外の方々もかなり参入していってやってたものですもんね。
で、どんどんCNPとかそれはAPPとか代表的なプロジェクトとかどんどん出て、LLCとかですかね。
そうですね。
それが当然当事者でもありますんで。
なるほど。
ありますし、一応私はアリアウムというふるさと納税の返礼品でNFTアートをもらえるっていう会社に2021年冬からおりますんで、そのあたりでコラボさせていただいておりますね。
そういったやっぱり御三家とか言われるようなプロジェクトは今もなおすごく続いていると思いますし、とはいえその流れに乗って出てきたプロジェクトっていうのはどんどん淘汰されていってしまったというか、もうNFTやってって辞めていっちゃったファウンダーさんもたくさんいるかなというふうにも見えますね。
そうですね。
22年はプロジェクトを立ち上げた方だったりだとか、すごく売買をした個人の方なんですね。
ソンイキケイさんというんですけれども、税務の相談もたくさん受けました。
それはDMとかでいっぱい来て、ケイさんだけちょっと見てほしい、お金は払えないんだけどとかですね。
ありましたね。
無限にその相談入ってきてそうですね。
みんなしかも決め上げてる状態なわけですもんね。
そうですね。それを友達だしいいよとかって言ったらすごく取引数があったみたいなのもありましたね。500件とか。
うわーやばい。
ちょっときらめしてほしいみたいなのがありましたね。
トークンエコノミーの設計と将来の展望
なるほど。じゃあ2020年そんな感じで、じゃあ2023年とかっていうのはどんな感じでしたか?
そうですね。23年に入るとちょっと落ち着いて、どっしり地に足をつけてWeb3が動き出したという印象がありまして、
23年に入ると、トークンエコノミーとかトークンエコノミックス、まだ用語が定まってないんですけれども、
暗号資産やNFTを使った経済圏を自分、プラットフォームとも言えるんですが、
そういう人が集まる場所を作って、その中で金銭のやり取りをさせるような、
そういう世界観やサービスを提供したりという相談が前半はとても多かったです。
そうなんですね。やっぱりNFTのNFTで、PFPでドットエデイみたいなところから、より実ビジネスっぽい経済圏みたいな話とかも増えていったんですね。
そうですね。例えばで言いますと、ステップンというブロックチェーンゲームはMove to Earnといって、歩いてお金を稼ぐというような分野だったんですが、
やっぱりそれをインスピレーションして、体を動かすことで、そのコミュニティ内で発行される通貨がもらえるようなトークンエコノミーであったりだとか、
あと既存のメディアでもあると思うんですけれども、ある種アフィリエイト業みたいなことかなという気もするんですが、
あるプラットフォーム上で情報を投稿していくことで、情報価値を与えた、評価できる人にはどんどんお金をあげようみたいな。
今まではプラットフォームであったり、自社で運用しているメディアの中でポイントを付与したり、消費していくみたいなのをカウントしてた世界をブロックチェーンに乗せてやっていきたいというような。
あとは現在運営もされているんですけれども、例えば京都だとクリプトバーというようなところがあって、まさにクリプトで飲めるバーですね。
というのも立ち上げたいので、そのあたりの会計税もどうなりますかという相談もいただきました。私はそこの会員さんにもなって、たまに飲みにも来るんですけれども。
はい、暗号試算はちなみに興味本位で聞いてしまうんですけど、あれはコインはどのあたりに対応していらっしゃるんですか。
そうですね、既存のコインだと確かイーサーとかでも払えると思いますし、メインはそのコミュニティ内で発行される自家発行トークン。
コミュニティ貢献すると、例えば3ポイントもらえるとか、会員の方が同伴することができるんですが、誰か新しい方を連れてきたらポイントをもらえるとか、
面白い。
Xで拡散とか発信するともらえるだとか、少しずつもらえるコミュニティ内トークンがあって、それを使ってお酒を飲むこともできるし、手持ちのコミュニティ内トークンがなかったら既存の市場で流通しているイーサーなどでも買えたりするようなバーになってますね。
じゃあまさにそこの設計と税務の対応のご支援も入ったってことなんですね。
そうですね。会員になるためにはNFTの購入が必要でした。
なるほど。じゃあ完全にコインだけじゃなくてNFTも含めたエコノミクスってことだったんですね。
そうですね。
なるほど。じゃあ今のが2023年前半っておっしゃったと思うんですけど、後半はまた違うトレンドがあるんですか。
後半になるとですね、今からそこに戻ると半年前ぐらいなんですけれども、なんかやっぱりトークンエコノミーの設計って難しいよね。マネタイズとかもいろいろあると思いますし、
たぶんプレゼンも投資家さんに通らなくなってきたっていうのもあるんでしょうね。だんだんその調達のお金もできる、お財布もしまってきて厳しいっていうのもあって、そういうことを言う方がめっきりいなくなってですね、後半から。
その後は本当にブロックチェーンの思想だったりだとか、Web3の世界観に賛同してる方が、前から参入はされてるんですけれども、しっかり足に足つけて、また盛り上がる時期が来るときのためにインフラを設計されてるようなメディが一つあります、後半はですね。
なるほど。
ちょっとそれも最近、皆さん試行錯誤されてるところはありますね。NFTでいうと最近相談を受けるのが、ドット絵を販売するというのも目新しさもなくなって、お金の取引だかもなかなかなくなってきたので、リアルの世界とつなげて、
例えば写真というようなデジタルデータを題材とするのであれば、デパートとか動物園みたいなそういう公共な施設に実際プリクラ機能の箱を置いて、
NFTの様々な利用
そこで撮影するという体験と、それを保管するためのデータが写真データではなくて、ブロックチェーンに刻まれるNFTですというような、そういう話は何社か今動きも見てるし、相談もいただいてるところになります。
そうですね、もうその先はハーティさんのイメージが非常に強かったですけど、何社かあったりもするんですね、そういう動きも。
そうですね、ありますね。NFTでいうとリアルと掛け合わせたもの。あともう一つは、また京都の話で恐縮なんですけれども、竹ワールドNFTというプロジェクトがあって、
酒蔵さんの日本酒とNFTを掛け算して、ユーザーさんはNFTを通じて酒蔵さんが作られた酒を所有できて、ヴィンテージワインがあるようにヴィンテージの日本酒として保管しておいてもらえることができる保管の権利をNFTとして使っていただくとか、
すぐ飲みたければ商品の交換券、引換券として郵送してもらえるというような、そういうリアルとの掛け合わせも今できていますね。
なるほど、やっぱりNFT単体じゃなくて、実ビジネスとの結びつけ、ビジネス限らず現物ですね。
はい。
でもそれやっぱり着地そうなっていきそうですよね。
そうですね。あとは会社の名前を出して恐縮ですが、ハッシュポートさんとかであれば今万博ですね、大阪の。
はい。
この万博でNFTを通じて、なんていうんですかね、チケットですね。NFTのチケットを発行して万博を体験できるような、今設計をされてるんだらしいんですけれども、
ハッシュポートさんが今NFTを導入するためのシーンを撮れてるっていうのは、よく福田製薬さんがいるところでリアルされてたりとかするので、
はいはいはい。
NFTを作りましたっていうのが2022年で、23年は応用編ですね。どういう社会への実装とか出し方があるかっていうのを持ってされてるっていうのが最近の流れ。
なるほど。じゃあそれでいくともう2024年はその流れがどんどん強まっていくっていうのもありそうですし。
そうですね。はい。
基本はやっぱりそういう路線ですかね。あるいはなんかこんな領域結構伸びそうだなとか、こんなご相談実は入り始めてるとかっていう領域とかありますか。
そうですね。これからなんとなく感じてるのはブロックチェーンゲームが日本から出てくるんじゃないかなっていう風に感じてます。
そうなんですね。一周回ってって感じしますね。
そうですね。
ブロックチェーンゲームNFTの前に特に流行っていてみたいなイメージありましたけど、
そうですね。
もう一回ブロックチェーンゲームが来ると見てらっしゃるんですね。
そうですね。日本特有のゲームで言うと、少し時間が経ってるかなと思うんですよね。
はい。
ちょっと何年前か忘れましたけど、マイクリフトヒーローズ、例えばさんとかが日本発で出てきていて、2018ぐらいなんですかね。
ブロックチェーンゲームの再注目
そうですね。
ダブルジャンプさんとかされてるんですけども、ここから今5年ぐらい経ってるっていうことがあったりだとか、
世界全体的にはステップンっていうようなのがとても22年流行っていたっていうのがありますし、
あとステップンなどが一応やってみせたのは、ゲームはコミュニティであったりとか投稿好みは成立できそうな雰囲気を出してくれたんですよね。
その中で売買していくような世界を提示してくれたので、NFTかける写真っていうような分野以外でもやっぱりブロックゲームですね、
遊び心を深むようなものが出てくるんじゃないかなっていうふうに私は勝手に予想しているところではあります。
確かにステップンは最終的には崩れてしまったとしても、一回はそのエコノミクスは形成されてうまく回ってたわけですので、
あれをやっぱりもう一回やれる、で、ちゃんと終わらないための工夫とかもしながらっていうのもあるかもしれないですし、
まだちょっとブロックチェーンゲームではないと思いますけど、最近だとパルワールドでしたね。
すごくググッときて、本当に今これ収録してるタイミングで配信されるときにもしかしたらもう下ビリーなんてこともあり得るかもしれないですけども。
確かに。
今でもゲームってすごい産業なんだなっていうのは改めて。
私も同意見でちょうどパルワールドさんのまぶりを見ててですね、
やっぱりゲームのその爆発力であったりだとか、すごくグローバルにいけるみたいなところのプロダクトですかね、
その可能性をすごく感じました。
いいですね。その流れがやっぱりWeb3 NFTの業界、ブロックチェーンの業界にもう一回帰ってきて、
そこもまた業界として盛り上がっていけるといいなというふうに思います。
そうですね。
本日のテーマはWeb3業界のトレンドの編成とよくある税務課題というところで、
結構トレンド解説が多いにしまっておりまして、我々楽しんでしまいましたけれども。
最後に何か畑山さん、リスナーの皆様へのメッセージがありましたらお願いいたします。
ありがとうございます。
ずっとWeb3会話にいる方であれば当たり前に分かっているトレンドの編成だったんですけれども、
ちょっと距離のある方にとってはざっとおさらいできる会になったかなと思いますので、
お話しすることができてよかったなと思っています。
ありがとうございます。
この番組は本人会計士の畑山さんとポッドキャスターの稲荷田がお送りいたしました。
トークテーマのリクエストやご感想、畑山さんへのご相談は、
畑山さんXやメッセンジャーまでお気軽にお寄せください。
継続的に有用なコンテンツをお届けできますよう、
番組のフォローだったり拡散にご協力いただけますと幸いでございます。
それではまた次回の配信でお会いいたしましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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