山岸慎司さんの経歴と活動
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経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、人材開発コンサルタントの山岸慎司さんにお話を伺いたいと思います。山岸さん、よろしくお願いします。
こんにちは、人材開発コンサルタントの山岸慎司と申します。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回、2回目の経営者の志の登場ということなんですが、まずは自己紹介からお願いいたします。
はい、私は今フリーランスで企業経営と人材開発のコンサルタントをしております。
それ以前はですね、約30年で6つの会社に勤めていました。
例えば国内の大手の科学会社だったり、外資系のコンサルティング会社、あるいは外資系の医療機器の会社といった経験があります。
そして6年前からですね、このフリーの立場で、いろいろな方の就職転職の支援とか、あとは企業の研修の講師のようなことをしております。
そして、前回出演いただいてから山口さん自身のポッドキャスト番組も始まりましたよね。
はい、今年の2月からタイトルが2030年のキャリア戦略ということで、今30回ぐらいもうすでにオンエアさせていただいています。
毎週木曜日配信になります。
ぜひこちらもポッドキャストの説明欄にも記載させていただきますので、聞いていただきたいなというふうに思いますね。
最近の状況ですか、いかがですかね、どんな感じで活動されていらっしゃるでしょうか。
ポッドキャストと本屋の活動
はい、最近はですね、前と同じように企業の研修の講師とか、大学生向けのキャリアの授業の講師なんかもしているんですが、
最近の変化としては、先ほど申し上げたポッドキャストとそれ以外にですね、本屋さんをちょっと始めました。
本屋さんというのは、これはNPOのブックストアソリューションというのを安藤哲也さんという方が立ち上げたんですけれども、
東京の柳川という下町にですね、これはトライアル事業なんですけれども、人々がなんとなく集まる町の本屋さんということで、たき火というお店の名前で始めたんですね。
そこに60人ぐらいの人が棚をそれぞれ、棚主として場所をもらって、自分が読んだ本を、あるいは自分が書いた本を置かせてもらう、そういう本屋さんなんですね。
そうなんですね。じゃあそこで棚を借りて本を置いてらっしゃるんですね。
そうですね。小さい本屋さんなので、私のスペースが60冊ぐらいが主にキャリアの本を置いてるんですけれども、そこもタイトルを2030年のキャリア戦略というポッドキャストと同じタイトルで、キャリアを中心とした本を置かせていただいてます。
最近、スキルを見直したりとかキャリアを見直すという方もいらっしゃると思うんですが、山口さんの活動としてもやっぱりそういった相談が多くなっているでしょうかね。
そうですね。今、政府も労働市場改革といって学び直しのリスキングですね。リスキングを加速させていくとか、あと2つ目としてジョブ型の雇用ですね。そして成長分野への移動、この3つを大きく打ち出しています。
もともとですね、ある年齢になると、多分30代後半から40歳ぐらいになると人生の折り返し戦ということで、次のキャリアを考え始める方多いと思うんですよね。
そして最近、世の中の流れが早くなってきているので、デジタル化とかですね、世界的にIT人材が足りないと言われますので、そういう相談も増えてきています。
やっぱり本当にスキルとかそういったところを見直ししながら、今後のキャリアどうしようと考えている方は増えてきたということなんですね。
多いと思います。ただですね、やっぱり日本の場合、やっぱりいろんな制約が、主に精神的な制約だとは思っています。
ちょっとこんな話を就職転職で悩んでいる方にはさせていただきます。
クランボルツ先生というスタンフォルト大学の有名な先生がいて、その先生がですね、1990年に発表したキャリアの理論なんですけれども、世界中で成功した何百人かの分析をしたんですね。
キャリアの分析。そこから導いたことは、5つのスキルが大事だということなんです。
もともとそのクランボルツ先生が検証しようとしたのは、いろんなキャリアというのは計画的に若い人からステップバイステップでやっていった人が成功するんじゃないかという仮説があったんですけども、
実はそうじゃなくて、偶然の出会いとか偶然の出来事を味方につけた人が成功するんだということが分かってきたんですね。
面白いですね。
その偶然を掴む、偶然のチャンスを掴むための5つのスキルというのがありまして、まず一つ目は好奇心。
いろんなことに好奇心を持ってアンテナを立てておく。新しいことに興味を持っていく。これが一つ目です。
二つ目は持続力。どんなことでもちょっとやってみて多少は持続してやってみないとわからないわけですね。これはある意味当然だと思うんですよね。
面白いのがこの後の3つなんです。3つ目は柔軟性。英語で言うとフレキシビリティなんですけれども、
これは今まで自分がやってきたこと、学んできたことに対してこだわりを持っちゃいけないというのが3つ目なんですよ。
これは日本人すごく苦手なところだと思います。
どちらかと積み上げてきたものがあるからこれを活用してというふうにやりたくなりますね。
ですから3番目の柔軟性。これがすごく日本人は弱いと思っています。
4つ目、これも楽観性なんですけれども、何とかなるさって思う気持ちですね。
これも人によるんですけれども、やっぱり日本人弱いところが多いと思います。
最後の5つ目、これはチャレンジ精神とか英語ではリスクテイキングっていうんです。
リスクがあってもそれを取ろうとするってことですよね。
だからチャレンジ精神よりもうちょっとリスクを取りにいくっていう英語では表現なんですけれども、
結局この好奇心、持続力、柔軟性、楽観性、リスクテイキング、
この5つが変化のあげし次第に成功する秘訣だっていうふうにプランボルス先生は言っているわけです。
キャリアコンサルタントとしてこのあたりはどのようにして伝えていらっしゃるんでしょうかね。
そうですね。やっぱりどうしても転職を例にとると、なかなか踏み切れない人って多いわけですよね。
その時にこういう話をします。やっぱりいつまでも自分のそれまでの経験にこだわりすぎない、なんとかなるさと思う。
多少のリスクがあってもチャレンジしてみる。やっぱりそれがないと転職とか踏み切れないわけですよね。
そうですね。この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ山岸さんの志についても教えていただけるでしょうか。
はい。私としては、自分自身はからずも6回転職したりしたんですね。やっぱりその時、今申し上げたような好奇心、持続力、柔軟性、楽観性、リスクテイキングってこの理論は知らなかったんですけれども、
やっぱり振り返ってみて、これを思い切ってやったことで、いつも転職に成功したとは言わないんですけれども、やっぱりその時々で良い選択ができた気はしているんですね。
結果として、自分自身は納得のいくキャリアを歩んでこられたと思っています。
ですから、こういう考え方を皆さんのご相談に乗りながら、やっぱり背中を押してあげるというかですね、そういうことをやっていければいいのかなと思っています。
そもそも私自身ですね、こういうふうに自分が考えるようになったのも、やっぱり振り返ると海外の人とたくさん仕事をしたからなんですね。
やっぱり若い時に1年間留学をイギリスに来たこととか、あとその後も海外の人と仕事をする機会が多かったので、日本人以外はですね、実は結構当たり前のように転職はするわけですよ。
日本でも転職はする人は多いんですけれども、なんとなくですね、転職って後ろめたいみたいなね。最初の会社を辞めるのは負け組とか、なんかこう良くないことみたいに親戚から言われるみたいな、こういう文化があるんですよね。
で、これあの外国だと転職ってCongratulationsっておめでとうなんですよ。これはもうどういう転職でも新しい新転職にチャレンジ決まってCongratulationsってみんな送り出してくれるんですよ。
そこは社会がですね、そうなっていかなきゃいけないんだろうなぁと思っています。これはあれですかね、今政府というか社会もどちらかというとそういった転職だったりとか、新しいチャレンジを応援するような方向には向かっているんでしょうかね。
はい、国としてもですね、先ほど最初に申し上げた労働市場改革のリスクリング、学び直しにしてもジョブ型雇用、これは一つずつのこう仕事の内容をはっきりさせて根札をつけるみたいな雇用の形態ですよね。
成長分野への移動、これはもうまさにIT系とか高齢化社会を助ける仕事に人材をシフトさせていく。ですから転職を支援するわけですよね、国全体も。ただやっぱりこう人々の意識、社会全体の雰囲気がそこまでいってないというのが日本の問題なんだと思っています。
やっぱりね、我々もそういったところも発信していきながら、こういったある程度リスクを取ってもチャレンジすることによってその将来が開けていけるというところが見えていくと、何かやってみようかなという方も増えていくのかなという気がしますね。
そうですね。どうしてもですね、今50歳以上の世代はもう変わらないで逃げ切れた人が多いので、やっぱりですね、50歳未満の方々がですね、そういうふうに納得して変化していけるように応援していきたいなと思っています。
ぜひね、今日のお話を聞いて山岸さんに相談してみたいなという方もいらっしゃると思うので、このPodcastの説明欄にホームページのURLを掲載させていただきますので、もしご相談したい方はそこからお問い合わせいただければと思います。
そしてPodcastのURLも掲載しておきますので、ぜひそこでもチェックいただければなと思います。
本日は人材開発コンサルタントの山岸慎二さんにお話を伺いました。山岸さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
声を思いを世界中に届ける。
Poerabon