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経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
起業して間もない方、これから起業しようと考えている方に聞いていただきたい内容です。
経営者は孤独なものですが、そんな経営者を支えられている方にお話を伺いました。
まずはインタビューをお聞きください。
今回は、理財実践塾の池田孝行さんにお話を伺いたいと思います。池田さん、よろしくお願いします。
まずは、池田さん、どんな事業をされているのか、事業内容をご説明いただいてよろしいでしょうか。
私は元々信用金庫の出身なので、その経験を生かして、主に小規模の事業者さんの資金繰りの改善のコンサルティングを主な仕事としております。
池田さん、中小企業の方はお金の管理、経営計画など苦手な方も多いのでしょうか。
苦手というか、どう考えたらいいのかわからない方が非常に多いので、そういった方の助けとなるような話をしているのが、いつもやっている仕事です。
例えば、どういうところでお金の面で困る方が多いのでしょうか。
そうですね。例えば、いくら借りていいのかというのとか、逆にいくら借りられるのかとか、そういった悩みって結構多いようで、
いくら借りられるのかよりも、返せることまで考えないといけないわけだから、必要な額しか借りないでくださいということはいつも申し上げております。
そうですよね。それが返せるのかどうかって、やっぱり今売上高だけど、それってどういうふうに返したらいいのか、月々どういうふうにしたらいいのかっていうのも、
なかなか数字に強くないと計算するのも大変ですし、やっぱり自分だけだと、この金額いいのかなっていうふうに、指標もなかなか自分だけでは出せない場合もありますよね。
そうですね。本当にこの数字で、学校のテストじゃないですけれども、合ってるかどうかっていうのって多分不安だと思うんですね。
そうしたときに、私が元金融機関の審査担当している立場から、ちょっとこの辺の数字の根拠が弱いよとか、
確かにこういう数字だったら納得できますね、みたいな感じの話をしていって、そこからまたお客さんに考えていただくっていうことが多いです。
だとすると、その考え方を池田さんが導いてくれるので、こういうふうな考え方をすればいいっていうのがだんだんと理解できるようになるってことですかね。
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そうですね。だんだんと自分の、ご自身に身についてくるっていう感じですね。
だとすると、それで最初に全然わからないところから少しずつ数値を意識するようになると、やっぱりどんどん変化していくものですかね。
そうですね。数字を意識することによって、実際あった例がお客さんの利益が劇的に改善したっていう例はあります。
なるほど。やっぱり利益は、売り上げはそれほど変わらなくても利益は大きく変わるものですかね。
そうですね。やはりちょっとの意識の差でその辺っていうのは変わってきますので、例えばむやみやたらに材料仕入れたとか、むやみやたらに人雇いすぎたみたいなところとか、
どうしても経営者の方って売り上げに目が行きがち、売り上げと利益に目が行きがちなので、なぜそうなったかっていうのを一個一個分解していって原因探ることで、
あとは気づいてもらえればいいと思うので、私があれやれこれやれって言ったら経営者の方は嫌だっていう方が多いので、気づきをもたらせられれば、改善は経営者の方は大抵の方ができますので、気づきをもたらせられるように意識してます。
だからどの辺りが基準なのかもわからないと、どんどんいいものを作りたいっていう思いはあるので、そうすると仕入れもいっぱいして、いい材料とかっていう風になっていくと、どうしてもコストは高くなってしまいがちですよね。
でもそれだと経営として会社がずっと存続するためには難しくなったりとかすると思うので、やっぱりその辺りをこの辺りじゃないかっていう考え方を伝えていただけるっていうことなんですかね。
そうですね。考え方と、あとは業界別の指標っていうのも出てるので、そういったことも参考にしながら、割と経営者の方に限らず、皆さん気にされるのって平均ってどうなのっていうことを気にされるので、そういった情報は提供しながらも、
じゃああなたの会社の場合どうするかっていう風に置き換えて、平均ばっかり気にするっていうのが一概に正しいとは私は思わないので、その方の会社に、それぞれの会社にあったような形のアドバイスをさせていただいてます。
やはりその業界の標準はあるにせよ、そこの中から特徴を出すので、そこを意識した上で自社はどうするかっていうのを決めていけばいいということなんですね。
そうですね、そういうことです。
じゃあやっぱりその辺も一人で考えてはなかなか出ないようなところを、やっぱり寄り添っていただけるっていうところがあるんですね。
そうですね、そういう風に考えていただければと思います。
この番組は経営者の志という番組なんですが、池田さんのその思いの部分ですね、志についてもちょっとお伺いしたいんですけど、どういったところを意識されているでしょうか。
私が事務所を始めてから14年経つんですけれども、たくさんの失敗をしてきました。
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その失敗の原因ってなんだろうなってたどったときに、孫徳のみで考えていることが多かったなっていうのを振り返ってみると思うんですね。
そうじゃなくて、周りの方とか少なくともお客さんとかが、ここで相談してよかったなって思ってもらえるように。
相談してよかったなだけじゃなくて、そのお客さんが成長していくそこの縁の下の力持ちとして支えていくっていうのは、私の中ではずっと変わらずに思っている思いです。
やはりそうやって経営者さんを支えるっていう気持ちから、今の取り組みをされているということなんですね。
この会社名ですかね、リザイゼ実践塾という名前にもいろいろ意味が込められているのかなと思うんですが、どういった意味があるんでしょうか。
リザイっていうのはもともと経済っていう言葉に置き換えることができるんですね。
このリザイの言葉を取ったのは幕末の山田邦国という人物がいまして、その山田邦国が自分の藩、松山藩を改革していった方なんですけれども、その改革された方の本があるんです。
リザイ論という本。そこから私もその世にありたいと思ってリザイという言葉をつけて、実践っていうのはもうその昔からの教えを現代に置き換えて、
まずはちゃんと自分で、自分の足でちゃんと歩めるように、それと共にお客さんも一緒に歩めるようにという思いを込めて、リザイ実践、そして塾は一人一人に合わせて寄り添っていくという意味で塾というふうにしました。
なるほど、そういった意味があるんですね。やはり今までの、昔のことであったとしてもやっぱり学ぶべきことってたくさんあるんですね。
たくさんありますね。経営者の方で、それこそ何年も経営されてる方であればあるほど、古典に立ち返る方って非常に多くて、ただ儲かればいいやだと多分長くは続かない。
それでその中で、昔ながらの道徳とかの考えを取り入れて現代に生かすことが、結果的に会社だけじゃなくてその地域も発展するっていうふうになってきてますので、だからこそ今、古典に私も回帰して、勉強しながらも学びながらも、ちゃんと経営者の方に還元できるようにしていくのが、
結果的にその日本を豊かにしていくっていうところにつながっていくんじゃないのかなっていうふうに信じています。
やっぱりその思いの部分はすごく大切だっていうことなんですね。古典からもそうやって学びながら、それを今この現代で実践していく、まさにどういうふうにするといいのかっていうところを一緒に学びながら、経営者の方と歩んでいくっていう、そんな姿勢でされてるんですね。
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私が先生役になるの、おこがましいのではっきり言って、そうじゃなくて、私もその経営者の様々関わってる方から学びながらも、その他の方に活かしたり、そっか自分の足りないところどうだったなって反省しながら、お互いがお互い成長できればいいよねって、特に同世代の経営者の方からそういった話もいただきながら日々活動しております。
経営者っていうと本当に孤独で、自分だけで考えなきゃいけなくなることって多いと思うんですが、そんな時に相談ではないですけど、一緒にそうやって話し合ってこうじゃないかっていう、相手がいるだけで全然やっぱり違ってきますよね。
そうですね。やっぱり経営者の方ってよく言われるように、経営者は孤独だなんていうふうに言われますけれども、じゃあ誰に相談したらいいのってなった時に相談する方っていそうで実はいらっしゃらないなんていうことをよく聞きます。
そうした時に私が出番となることが結構あったりして、もう全然どんなことでもいろんな話聞きながら、こういうことあったんだ、ああいうことあったんだって、ある意味喜びも悲しみも一緒に分かち合えている部分は多いのかななんていうふうに思ったりします。
だからやっぱりそう考えると、ちょっと修行の先生方とも立場が違うのかなっていうような感じがしますね。
そうですね。私はスペシャリストにはなれなかった人間なので、ある意味。それなので、修行の先生方にはかなわないですけれども、そういった知識とか経験の面ではまだまだかなわないですけれども、でも私がじゃあもし勝ってるとすればっていうところで行くんだったら、一緒に話を聞きながらどうしていくのかっていうのを一緒に考えるっていうことは私もできるのかななんていうふうに思ったりします。
今日のお話を聞いて、もっと修行の先生方よりは経営者に近い立場の方なんかなっていうふうな印象を持ちますね。
そうですね。自分自身も経営はしておりますので、そういった気持ちっていうのは経営者の方と共有できるのかなと思っております。
だからもう修行の先生みたいな感じで、一方的にこういうものなのっていうより教わるよりも一緒に悩んでいただいて、今直面している課題についてこうじゃないのかっていう議論できる相手ですかね。
そんな感じで対応していただけるのかなっていう印象が。
そうですね。ああでもない、こうでもないと悩んだり、場合によっては修行の先生に知識面とかだったらやっぱり相談することも当然多かったりっていうところになってきますので、それで悩みながらも一緒に解決できるような。
対面するよりかは横に寄り添って一緒に走っていくような存在かなと思っています。
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なるほど。これからはやっぱりそういった一緒に伴奏していきたいような、そういった方ともっといろいろ関わっていくっていうことなんですね。
そうですね。
ぜひ今日のお話を聞いて、池田さんのお話にすごく興味あるなという方いらっしゃると思うんですが、もうちょっと詳しく聞きたいという方はどういったところからアクセスするといいですかね。
そうしましたらリクホームページつけておりますので、そちらのURLからクリックしていただいてお問い合わせの方につなげてポッドキャスト聞きましたというふうにおっしゃっていただければと思います。
ぜひこのポッドキャストの説明文にリンクがありますので、そこからアクセスいただければなというふうに思います。
本日は理財実践塾の池田さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。池田さんは経営者に寄り添いながら、主に数字の面から支えていらっしゃいました。
売上げに目が行きがちですが、利益を出すためには経費にも意識する必要があります。
会社の特徴を考えた上で、どれぐらいの経費にしたら良いのか見やすさを伝え、その考え方を経営者自身が意識できるようにお伝えしている、経営者に寄り添う様子が伺いました。
そして何より、道徳を大切にされ、どうあるべきかという在り方を一緒に考えてくれる伴奏者になっていただける、そんな方だと感じました。
興味を持っていただいた方は、ホームページをチェックしてお問い合わせしてみてください。
その際は、ポッドキャストを聞いたことをお伝えいただけると嬉しいです。
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それではまた次回。