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経営者の志、経営者は志を持って経営しています。
経営者の志を聞けば、目指している姿がわかります。
社会に対して、どのような貢献を志しているのか、経営者に伺っていきます。
みなさんこんにちは、こえラボの岡田です。
今回は、一般社団法人育ちネット多文化CROSS代表理事、初田美紀子さんにお話を伺いました。
カウンセリングに興味を持ち、臨床心理士の資格を取得したということです。
臨床心理士の資格を取得した経緯や、そこから事業にしていった思いも伺いました。
では、初田さんのお話をお聞きください。
本日は、育ちネット多文化CROSS代表の初田美紀子さんにお話を伺っていきたいと思います。
美紀子さん、よろしくお願いします。
実は美紀子さんとは、同じポッドキャストの番組を収録して配信をさせていただいているんですよね。
はい、お世話になっています。
なので、いろいろ、今回はポッドキャストとは全然違った、美紀子さん自身どんなビジネスをやっているのかなというところからお伺いしたいんですけど、
まず、この番組は初めて美紀子さんのことを知る方もいらっしゃると思うので、
まずはどんなことをやっているのかというところから教えていただいてもいいですかね。
育ちネット多文化CROSSは、カウンセリング授業と講座、特に子育て講座をやっている一般社団法人です。
私自身は資格としては臨床心理師、ご存知ない方もいらっしゃると思うので、
イメージとしては精神科のクリニックで働いている、カウンセリングをする人、もしくは一般的になっているのはスクールカウンセラーですね。
あれは臨床心理師資格がないと、基本的に東京都ではなれないので、
スクールに週1回行ってカウンセリングをしている人たちを、一般的には臨床心理師さんのイメージに近いと思います。
学校のところでそういったことを受け付けているところがあるんですか?
そうです。どこの小学校も中学校も、東京都は全校配置が終わっています。
でもそれも3、4年前の話で、最近なんですよね。
もし自分で悩みがあったら、そういった臨床心理師の方に相談する場があるということなんですね。
そうですね。一応お子さんの悩みということに基本的には限定されますが、
もしお子さんが小学校に通っていらっしゃるなら、会うことはできます。
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子ども自身が相談するのもできるし、親御さんたちも相談できるということなんですね。
要望すれば必ずNOという人はいないと思います。
そういった場でお仕事されることもあるということなんですか?
そうです。それをやっていない理由なんですけれども、カウンセリングにとても惹かれまして、
私自身はもともと心理学部出身じゃないんですね。
以前は外国語学部中国語学科卒で、自動車会社に勤務していた経歴もあり、
まさか私が心理師になるとは思っていなかったんですが、
昔から心に興味があったり、自分が実際に子どもを産んでからカウンセリングに行ったことがあるんですけど、
これまたすごいと感銘を受けまして、こんなに人の話を聞いてくれるんだ、
プロが聞くとこんなに気持ちいいんだっていうのに驚いたんですね。
そこはなんでカウンセリングに来ようと思ったんですかね?
自分が何をしていいかわからなかった。仕事を何をしていけばいいのか。
自動車会社も結婚期に辞めましたし、何となくやりたいことがずっとグレーだった。長かったんです。
結婚したから主婦になりたかったわけでもないので、結婚と仕事は別だと思っているタイプなので、何かやりたい。
でもこんなに探してもわからないっておかしいんじゃないか。
じゃあ専門家っていうのがいるなら受けてみようっていうのがきっかけかもしれませんね。
だとすると何かパートとかそういうわけではなくて、自分が取り組んで打ち込んでいきたいような職業を探しているときに悩んで、そこで相談にされたっていうことなんですか?
そうですね。なんとなくキャリアカウンセリングに似てるかもしれないんですけど、探してた当時はですね。
ただ何か探したいって言っているよりもどんどん深くなるんです。
自分はどういうタイプだったとか、方向性は違う方向に行くんですけど、ものすごいスッキリしたんです。
カウンセリングってこんなにただの相談じゃないんだ。
じゃあ自分はやってみたいっていうのは当時なかったです。
どういう構造で何が起きているのかっていうのを学んでみたいっていうのが先だったんだと思うんですよね。
それから臨床心理師として学んでいくっていうことなんですか?
そうです。カウンセリングをやるってことは結果的には心理学を学ばなきゃいけないので、当然のことながら心理学を学んでいくような道になり、
カウンセリングを広く一般、バイアスのないものにしたいっていうのがそもそもこの事業の発端です。
で、今事業としてはどういう展開をされていっているんですかね?
カウンセリングを精神科付属のものではなく、一般の人が一般に選択して選べる機関というのでカウンセリングを来ていただいているのと、
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もう一つはアメリカ心理学会の講座、悪と健やかを育て講座っていうのにこれにも感銘を受けて、
これを展開するためにも個人の心理師として展開するよりもやはり枠が欲しかった。
事業としてオーダーオファーを受けるっていう組織化したかったっていうのも2つ理由があります。
じゃあそれで、今の悪との子育て講座っていうところ、それは結構事業の中心ではあるんですかね?
半々、そこまではなかなかオファーをいただけないんですが、今は日野市行政さんに虐待防止プログラムとして、
一般の家庭に届けるどうやって子育てをするか、もしくは怒りっていう感情をどう扱うかっていうのを講座のメインで展開しています。
じゃあそれがまず一つあって、あとはどういった展開をされていますかね?
カウンセリング事業と子育て講座以外にどんどん事業をしていくと展開していくんですけども、
私個人しかできないものっていうのにだんだん素直になってきて、私を等身大で表現して、それが心理学を通じてまた一般社会に広げるために何ができるかって考えたら、
実は私5歳から8歳までアメリカニューヨークで過ごした帰国資料なんです。
その後にとっても苦労して日本適用になかなか馴染めなくて、もちろん一面にもあったし、
日本人って自分の中で何だろうって悩みも深くて、どうもこの帰国資料の真理っていうのが一般的に知られていない。
もっと知られたら帰国資料これからいっぱい増える。
その子たちがもっと自由にいろんなことが発言できるんではないかということで、帰国資料のオンライン講座もやっています。
今はそのあたりでいろいろと事業を展開されてるっていうことですね。
今後はそのアクトの育て講座だったり、心理師としてカウンセリングやったり、
あとはそういったTCKの講座をやったりとか、そういったところをやられていくっていうことですかね。
では最後に、事業する上でどういったところを大切にしているか、志の部分をお伺いしたいんですけど。
志ですね。結構大きなテーマなんですけども、自分に素直になる、謙虚さが大事ってすごく思いになりました。
思ってましたけど、これほど強く感じてなかったと思います。
それやっぱり心理学を学んだりとか、そういったところからですか。
心理学を学んでももちろん思うんですけど、カウンセリングしても変わっていける人ってやっぱり素直なんですね。
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それに尽きるなってどうも俯瞰して思うんですが、ビジネスをやり始めてもっと思うようになりました。
これは素直じゃないと人の縁を引き寄せられないんですね。絶対に来ない。
いい話っていうよりも認めてもらった、理解されるってことが作り出しにくいっていうのをすごく思うようになりました。
謙虚であればあるほど、いろんな自分に出会えるなっていう感じがしています。
今はそこの素直になって謙虚になるっていうところをすごく大切にされてるっていうことですね。
その謙虚さってどこが大事なんだろうと思うと、やっぱり自分の自尊心だったり、自分ってこれでいいんだって思うのが、
人間の幼少期から、ちっちゃい時から育まれるともっと楽に生きれるのになっていうのがありまして、
それで家族、もしくはその人の心の健康っていうのはどこだろうって家族支援を心がけています。
やっぱり私も感じるのが、ある程度自分に自信があるとか自分自身が形成されてないと、
なかなか人の言うことも素直に聞けなかったりするのかなと思うので、そこはやっぱり自分の形成っていうのはすごく大切なんですかね。
そうですね。もちろん聞くことできると思うんです。
ただその人の色に塗り替えられちゃうぐらいにオーバーアップされる感覚ではなく、
自分がありながら選んでいるって感覚になるためには、やっぱり自分がないとなかなか広がっていかない。
自分健康じゃないってことですよね。
なので自分というものを作り出す母体はやっぱり両親だったり家族だったりするので、
その家族の基盤、基礎、ファンダメンタルが健康であるってことに何らかの関わりを持っていきたいなっていうのが私の志です。
やっぱりその単なる真っ白で空っぽではなくて、軸はしっかり持ちながらいろんな方の意見を素直に謙虚に受け取って取り入れていくっていう、そこが大切なんですね。
ありがとうございました。
こちらこそ。
最後に今やられているところで何か三木子さんに問い合わせしたいなとか、こういったことをお伺いしたいなというところがあれば、どういったところから問い合わせすればいいですかね。
もちろん私のホームページからアクセスできますし、フェイスブックも。
TCKオンライン講座っていうのもありますので、どこからでもアクセスください。
ちょっと具体的にそのTCKオンライン講座についてもう少しご紹介してもらってもよろしいですかね。
はい。さっきお話にもありましたように、自分の原点となるところを見つめるためにも、帰国史上の心理講座をやっています。
特に海外駐在される、もしくは海外から帰ってこられたお父さんお母さん、帰国史上に関わるある教育を携わっている先生方に向けた講座なんですけども、
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今Zoomというオンライン会議システムで8人から10人程度で一つのグループになってもらって、2時間のセッションをしています。
自分のお子さんのアイデンティティがどんなふうに構築されるのか。
自分は海外生活は小さい時に関わっていないんだけども、子供はそこで育っている。
どうやって親としてスタンスを決めればいいんだろうっていうのは、やってみて思うんですが、意外と多く素直に悩んでいらっしゃいます。
ただそれが今までクローズアップされていなかったので、そんなのは我慢することとか、海外にいるからいいこととするとか、
なんとなくで過ごしてきたものをちゃんと考える時間を私自身は必要だなと思っています。
40年前の帰国主張が40年前の気持ちをお伝えするという意味で、一例として参考にはなるのかなと思うので、
ぜひご自身の子育てを考える上で、海外にこれから行きたい人、もしくは旦那さん、奥さんが海外の人とか、
いろんなものを今度は国際化していきますので、誰もが関係することだと思うんですよね。
今は学校一クラスに1人は必ず外国にルーツを持っている子、帰国主張だったりハーフの子だったりっていうのは必ずいるので、
どの子も国際化を考える上でアイデンティティの構築っていうのは興味のある話題かなと思います。
両親日本人で日本で育つとしっかりとした自分は日本人になってそういう感覚がありますけど、
なかなかハーフだったり海外で育ってたりする子はそこのあたりが日本で育ったことは全然違うということなんですね。
その子たちは当然悩んでいいことなので、逆に日本人喫水の子たちが皆さんがそういう揺らぎがある、
葛藤があるんだってことを逆に理解してあげてほしいなっていう意味でも、ぜひぜひ聞いていただけないなと思います。
ではホームページでも募集してますので、ぜひ受講してみてください。
本日はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
カウンセリング、悪と健やか子育て講座、TCKオンライン講座と、授業をどんどん展開されている様子が伺いました。
展開していく中でも親子の関係性をとても重視しているんだなと感じました。
親から子供に、そしてさらにその子供へと関係性はつながっていて、親子の関係性からその人が形成されているからこそ重要視しているんだなと思いました。
また、ビジネスする上では謙虚さがとても大切だとおっしゃっていました。
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私もビジネスをする上で大切だと考えていたので、すごく共感いたしました。
あなたの心には何が残りましたか。
ではまた次回。