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2024-05-18 14:31

殺菌や消毒って言葉には制約がある

仕事の内容チェックで殺菌・消毒・除菌など、そういった言葉に指摘をいれることが多いなって話です。

サマリー

編集者は、殺菌や消毒などの言葉についてよく指摘しますが、それは日本のルールに関係しています。日本では、殺菌や滅菌といった言葉は医薬品や医薬部外品に関連し、除菌は比較的緩い言葉です。クラウドファンディングの製品や紹介する際には、怪しい言葉や言い過ぎた言葉が気になることもありますので、その点は調整しながら使用しています。記事を読む際や薬局に行く際など、そのあたりをチェックしてみると少し面白いと思います。

日本の言葉のルール
Sounds by monolith。はい、こんにちは。 私、本業がですね、編集者、
エディターですね、ということもあってですね、日々、 いろんな人の原稿を確認させていただいたりとか、
動画も含めてですね、内容を確認させてもらったりということをやるんですけど、 その中で、もう
もう何年もっていうか、ずっとこれ言い続けてるなっていうのがあって、 それがね、
殺菌とか、 消毒とか、この手の言葉です。
この手の言葉に指摘を入れることってすごく多くて、
例えば医療とかの専門ライターさんとかだったら、 この手のことに指摘を入れることはおそらくないんだろうけど、
うちの編集部の場合は、副業でそういう活動されている方が多いんですね。 記事書くにしても動画作るにしても、本業が別にあったりとか、
いくつかの職業の一つとしてそういったことをやっているという方が多いということも多分関係しているんですけど、
この手の言葉って使い方は結構注意しなきゃいけない言葉なんですよ。 なので編集者は結構頭の中にこの手の言葉が出てきたらまず一旦立ち止まるみたいなのがもう癖になってんだけど、
だから別に指摘を入れること自体は何にも思ってないので、機械的に指摘を入れるんだけど、 これ多分みんなおそらく
気づかずにラフに使っているんだな、世の中はっていうのを逆に知るところにもなるので、そんな話をちょっとします。
よくある殺菌、消毒とか、
製品によっては抗菌というのもあるよね。 対抗する菌、菌に対抗するって書いて抗菌もあるし、
除菌、除菌グッズなんていうのもなんかよくあったりするけど、あの手の言葉って一応世の中で使うときにルールっていうのがある言葉なんですよ。
なので記事にするときはどういう意味合いでそれを使っているのか。 特に
ネタ元が海外で、海外のリリースとか見て、
これは殺菌だなと思って殺菌という言葉を使うと、いやいやいやっていうことが結構あったりする。
殺菌という言葉としては強いですよね。殺す菌ですから、菌を殺すんですよ。 この言葉が使える範囲っていうのがあって、
この殺菌という言葉が仮に使えるんであれば、その製品は日本では医療機器とか医薬品みたいなものになるんですわ。
薬局とかで見てもらうと、医薬品とか医薬部外品とかあると思うんだけど、
そういう認定を受けているかどうかっていうのがこの殺菌に対する言葉だったりするんですね。
逆に言うとその認定を受けてない、それを謳う製品っていうのは、
そうやって使っちゃいけませんよっていうふうには決められてるんですよ。 薬器法ってやつですね。
昔は薬事法っていう法律だったんですけど、それが10年ぐらい前かな、法改正されて薬器法っていうんだけど、
その薬器法でいろんなルールが、みんな一般の人も含めて誤解しないように言葉を使わなきゃいけないから、
そのルールが決まってるわけ。有料5人って言って、普通よりもよく見せる、よく見えるような言い方は誤解を生んじゃうから。
そういう言い方をやめるために殺菌とかって言葉は医薬品、医薬部外品も含まれるかもしれないけど、
どちらにしてもそういう決まりの中で使う言葉なんですよ。同じように消毒もそうだね。
毒を消す、消毒っていう言葉もそれは医薬品、医薬部外品に使う言葉ですね。
で、あとね、滅菌って言葉もあるよね。
医薬品との関連
滅菌とかは滅する菌なので、菌を滅ぼすということなので、それも強い言葉ですよね。
ただ滅菌とかって言葉になると、それも医療器具とか、その手乗りに使う言葉ですね。
要は手術の道具とかああいうのは滅菌処理してとかっていうような言い方になるけど、言葉の使い方としてはそういうふうに分かれてて、
最もたぶん軽い言葉で言うと除菌ですね。除菌グッズなんて言い方するけど、
除菌ですよ。菌を除くって書きます。 除菌グッズの除菌っていうのは、これはいろんな制約を受けない言葉ではあるんですよ。
だから除菌効果みたいなことで言うと、
水道の蛇口ひねって水出して手洗ったらこれ除菌なんですよ。 菌を一部でもいいから除ける。
物理的にとかっていうことができるのであれば、それはもう除菌なんですね。 だから医薬品以外でも除菌グッズっていっぱい出てて、
たくさんその言葉があると。
たぶん薬局とかでね、化粧品とかも裏側かな、見るとたぶん書いてあったりするんだと思って、
昔、なんか調べた気がするけど、化粧品使わないからわかんないけど、普通の薬局で売ってるようなものとかも、医薬品、医薬部外品とか、
その中にもクラスみたいなのが分かれてたりするけど、
で、除菌というのはそこに縛られない。 菌を少しでも。まあ当たり前だけど、手に仮に菌がついていたっていうか、まあ普通ついてるんだけど、
普通ついている状態で、菌には良い菌も悪い菌もあるから、そのうち何らかの方法で菌が取り除ければ、全部じゃないよ。全部じゃなくて、一部でも取り除けるっていうことは除菌なので、
なんの
石鹸とか消毒液とかそういうのを使わずに水道水で手洗っても、それは除菌。
そう考えると除菌グッズってなんじゃっていう話にはなるけど、それぐらい緩い言葉ではある。
だからあの、石鹸も医薬部外品かな、石鹸は。
と、薬用石鹸みたいなのがある。なんか確か。
なんかそこでもやっぱ成分が変わってたりとかするんで、薬局とかで調べるときにですね、そういうの見てみると面白いと思います。
除菌とその範囲
なんで、よく記事とかで指摘れるのは殺菌って言葉を
気軽に使ってたりすると、編集者はそこで立ち止まって、これは殺菌でいいのか?それとも除菌なのか?
それともそれも含めて相手がただそう主張しているだけなのかっていうのを調べたりするわけ。
それで、言ってしまえば読む人とか
動画を見てくれた人が誤解しないように伝わらなきゃいけないから、それを
バランスをとる言葉の。 除菌って言い方がいいのか?それとも
菌をなんとかする、菌を取り除くと主張しているみたいな言い方になるのか?とかはそのものによってとかもあるよ。
超うさんくさそうだなと思ったら言わないとか。 この手の言葉、菌、殺菌、除菌とかね。
はい、皆さんこう多分普段の生活であんまり意識しないかもしれないですけど、いわゆる記事、ある程度編集者とか
その経験がある人がやっているメディアについてはそのあたりの使い方のルールみたいなものをちゃんと持ってます。
それに薬局で売っている製品とかもいろんなこう、
石鹸の協会とかなんかいろいろ多分あるんだけど、そういう協会ごとに自主的にこういう言葉はこういうふうに使いましょうっていうのを定めて、
なるべく怪しげな言葉を使わないようにするというのが
日本では割と通例になっています。 ただ
海外からやってきた製品とか特にインターネットとかでも
売れれば何でも良いのじゃみたいな製品とかっていうのはよく言う傾向にはあるんですよ。 特に今のうちのやってるような媒体だと
製品紹介時の言葉調整
クラウドファンディングの製品とか紹介するとどうしても怪しげな言葉、怪しそうな言葉、言い過ぎな言葉っていうのもあったりするからそのあたりは調整しながら使うんだけど、
っていうことをしているので、ぜひそのあたり、 記事見るとき、薬局行くときなどチェックしてみるとちょっと面白いかなと思います。
これ以外にね、 あとなんだろうな、よく
指摘入れるとこだと
我々効能とか効果に、 効能効果の部分については明確には言えないですね。
言わないようにしてるんですよ。 要はこれで頭が良くなるとか、
これでよく眠れるとか、 それは言えないんです。
仮にそういう調査データがあるっていうふうにその主張している人がいるんだったら、それを主張しているっていうふうにはしか書けない。
なぜなら自分たちでこれがよく眠れるっていうのは調べたわけでもないし、それが一般的に言えることがどうかもわからない。
少なくとも仮に何かそういった製品をレビューした場合に、 たまたまよく寝れたとかは言えるかもしれない。
だけど、試験して何十人何百人とかにテストしてこういう結果が得られたとかっていうもんではないから、
効果効能っていうのも、こともかなり慎重に選ぶんだけど、
割と副業系のライターさんとかはそのあたりあまり知識がないから、比較的強めの言葉。
その人たちも別に悪気があるわけじゃなくて、この記事お願いします、このネタお願いしますって言われたときにそれについてちゃんと語ろうとか、
ちゃんと説明しようっていうときに、どうしてもね、よく言おうとする傾向があるわけ。
これね、うちの編集部に来たライターさんとかに最初のうちよく言うのだけど、よく言おうとする必要はないと。
よく言おうとする言葉は売り文句として、その製品を売ろうとしている人たちは言うかもしれないけど、
メディアがやっていることは、より良く判断してもらうこと、正しく判断してもらうことをサービスとして提供しているから、
僕らがよく言っちゃったら、それはお墨付きを与えたっていうことになってしまうので、よく言うんではなく、より良く判断するための判断材料を提示しましょうっていうような言い方をするんだけど、
わかりにくくはなることもあるのよ、それによってね。 これで治るって言った方が気持ちいいぐらいスパッと言ってるから、
メディアの役割
すごくわかりやすくはあるんだけど、一方でそのエビデンスは?とかさ、 その根拠は何なんですか?っていう話は絶対になる。
僕らはそこを担保できない以上を、
まあ断定的に物事を言うことは避ける傾向にある。
だけど自分がレビューしたとか、そういう製品ね。 俺はこうだったっていうのは言えるよ。
俺はこうだったっていうことは自信持って言うし、 レビュアーの人たちが仮に
何度やってもうまくいかなかったんですけど、これ何度やってもうまくいかなかったっていうことは、 伝えて大丈夫ですか?と聞かれたりすると、はい伝えてくださいと。
別に悪意を持って伝える必要はないけど、 何度やってもダメだったってことは同じことがユーザーさんにも起こる可能性があるから、
何度やってもダメでしたというのは普通に伝えていただいても、 それは正しく伝える情報になるので気にせず。
仮にメーカーとかとトラブっても、それはこっちが受け止めませんっていうのをよく言うんですけど、 そんな話になってます。
メディアはですね、そんなことをやりながら、 日々ヘラヘラしながら楽しいことを追っているという感じでございます。
はい、お時間が来てまいりました。 このあたりで
お開きとさせていただきたいと思います。 以上、サンズバイ・モノリスでした。ありがとうございました。
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