内輪絵展覧会
2024年6月8日、そろそろ過去になりますが、
今日は大田記念美術館に午前中行きまして、
国吉の内輪絵、猫と歌舞伎とチャキチャキ娘という展覧会に行ってきました。
宇多川国吉という浮世絵師が、内輪の青い面、平たい面に色々絵とかが描いてあるじゃないですか。
今も内輪とか色々絵が描いてますけど、
あそこに描いた浮世絵だけを集めた展覧会という、
すごいですね、一人の画家の内輪に描いたデザインだけの展覧会なんですけど、
ものすごい点数がありまして、すごい色んな作品が飾られてて面白かったですけど、
やっぱり歌舞伎役者の絵とかも多かったりするんですよ。
いわゆる今もアイドルグッズとかで、
ライブ行くと内輪にアイドルの写真が描いてあったりとかするじゃないですか。
そういう意味でも当時の役者とかスターみたいな、
そういう人たちの絵を描いた内輪っていうのは、
ある種の押し勝つグッズ的な意味でも人気だったらしくて。
そういう役者を描いた絵とか美人絵みたいなものもあったりして。
内輪というのはそもそも消耗品ですからバタバタ仰ぐわけですから、
本当ならどんどん表面の絵はボロボロになっていくものなんですけど、
それの鑑賞に足る美品がめちゃめちゃ残っているっていうのもすごいことだということで。
結構レアな展示らしいので、いろいろ見て面白かったですね。
中にはちょっとダジャレっぽい、もうすごいしょうもないね。
なんでそれをわざわざ内輪のデザインにするんだみたいなイラストとかもあったりして面白かったですけど。
相変わらず絵のね、例えば着物の柄とか後ろの背景の花とか、
そういう風な描き込みがね、もう一枚一枚どれもすごくて。
やっぱりこのね、今みたいにグラフィックでどうこうみたいな時代じゃない時にあんな風に柄を描き込むみたいな、
そういう風なところまでやってるっていうのはすごいもんだなという風に思いましたね。
大瀧年美術館はね、また今回も前期後期でね、多分全展展示会があるらしいんで。
今日は前期に行ったんで、また後期も始まったら行こうかなという風に思ってるんですけど。
あとは今日は夜はあれですね、鬼兵繁華町の新シリーズの第3作、
鬼兵繁華町新シリーズ「デクの銃像」
デクの銃像という作品が放送されまして、それを見てましてね。
中村吉江門版だと江本昭が演じた尾野銃像という役を今回の新シリーズでは、
その江本昭の息子であるところの江本徹夫が演じているという。
そこがいわゆる見どころっぽいところでもあったりするんですけど。
吉江門版に比べるとね、吉江門版はちょっとね、バランスとして何というかビターな感じというか。
なんとなくある同心が、とある理由からヌスットの女房をかくまっているうちに、
女房とちょっと恋中みたいな感じになってしまってみたいな、そういう話なんですけど。
吉江門版の方は、そこに本当に愛情みたいなものがあったのかどうかというのが、
若干うやむやになっているバランスなんですけど。
今回の最新シリーズは割と、今の女房とはちょっと夫婦の愛情みたいなものを、
情みたいなものを得られなかった同心と、夫に裏切られ、
実はヌスットだったということも知らなかったわけで、裏切られてしまって。
裏切られてしまって、その反動で夫を殺してしまった女性という、
その二人が身を寄せ合ったみたいな、もうちょっと本当にそこにはちゃんと情があったみたいな、
ところのバランスで描いてて、それに結構、
山本徹夫さんの雰囲気、ちょっと不協で、ちょっとピュアなところもあって、
でも融通が効かない雰囲気もあるみたいな、なんかそういう風情も相まってね、
今回のデクノ十像も、これはこれですごい良いバランスだなと思いましたね。
毎回、最初はどうしても吉江門版の印象っていうのが拭えなかったりもするんですけど、
見てるうちに、あ、なるほど、今回こういう風に持っていったのが面白いなみたいなところがちゃんとあるシリーズで、
新シリーズも、これはこれで面白いなという風に思いましたね。
松本甲子郎版の新シリーズは、多分7月、来月に血頭の丹兵衛という人気のエピソードですけど、
これをやって一回第一シーズンは終わりというような感じみたいなので、
ちょっと引き続き鬼兵も楽しみに見ていきたいなという風に思っております。
ということで今日は午前中に浮世絵見て、夜は鬼兵繁華帳という、非常に時代づいた感じの一日でしたけどね。
明日はどうしようかな。映画見に行こうかなと思ってたんですけど、
もうちょっと家でゴロゴロのんびりしようかなという風にも思ってたりして、
若干天気が曇りなのか雨なのかみたいな感じみたいなので、ちょっと様子見ながら過ごしていきたいなと思います。
とりあえず今日はこの辺で。おやすみなさい。