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2024-03-29 10:05

2024年3月29日

2024年3月29日の日記です。岡本真帆『あかるい花束』/恋人を喪った安田短歌/『水上バス浅草行き』/持ち運びしやすいサイズ/文芸創作誌『Witchenkare(ウィッチンケア)VOL.14』/武塙麻衣子/ふくだりょうこ

#声日記

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2024年3月29日。そろそろ過去になりますが、今日は新しく本を2冊ほど買ってきたので、それをちょっと紹介しようかなと思います。
1冊目が、岡本真帆さんの「明るい花束」という短歌の歌集ですね。
真帆さんこと岡本真帆さんの個人の歌集としては2冊目になる短歌の本なんですけど。
真帆さんとは、もう結構前に、「恋人を失った安田短歌」っていう新ゴジラの二次創作の短歌の企画で、
僕がなんとなくTwitterで、新ゴジラに出てくる高橋一世が演じる安田というキャラクターについての妄想が、
Twitter上のフォロワーさんの中で盛り上がっていて、それを見た僕が思いつきで、その妄想を短歌にするっていうタグとして、
「恋人を失った安田短歌」っていうのを始めたら、僕としては1日2日で終わるかなと思ったら、
フォロワーさんが急にそれに触発されて、その安田短歌を読み出してですね。
急に僕の周辺のフォロワーさん界隈で、その安田短歌を読むっていうムーブメントが、
どんどんどんどん起こるっていうことが、かなり前に、2016年とかですかね、新ゴジラなんで、その頃にありまして。
その流れの中で、マホピさんも安田短歌の途中で参加してくれて、そこで知り合ったんですけど、
それから数年のうちにですね、ツイッター上でマホピさんの短歌が話題になったりして、
第1歌集、水上バスアーサックサイキモも短歌の歌集としては、近年稀に見る大ヒットみたいな感じで、
今すごい短歌も盛り上がってきてますけど、その盛り上がってきてる短歌の特集とかが雑誌とかで組まれると、
もう大体マホピさんの名前がどこかに入ってるみたいな、なんかそういうふうな存在になってる。
この数年で、すごい知り合いの中でもすごく売れた人みたいな感じでいるんですけど、
そんなマホピさんの第2歌集、明るい花束がつい最近出まして、買いました。
前回の水上バスアーサックサイキより、多分この本の大きさ、増本がちょっと小さくなってコンパクトになって、
持ち運びもしやすそうな感じのサイズ感になってて、これすごいいいなと思いましたね。
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マホピさんの短歌は家でじーっと読むのもいいんですけど、ちょっと外に持ってって、
電車とか移動中の間にちょっと読むとか、晴れてる日の公園のベンチに座ってちょっとずつペラペラ読むみたいな、
なんかそういう外で読むのが雰囲気的に似合う短歌でもあるので、
このちょっとコンパクトで持ち運びできる増本もすごくいいなというふうに思いますね。
僕が岡本マホさんの短歌で好きなところは、
イメージとしてほがらかで明るい雰囲気の短歌も多いんですけど、
前作の水上バスアーサックサイキとかを通しで読んでいくと、
なんとなくこの今の幸せな時間だったりとか、幸福な人間関係性が、
いつかどこかで失われてしまったり忘れられてしまったりするんじゃないかみたいな、
儚さみたいなものがずっと停留に流れていたり、
あるいは犬についての短歌がすごい多いんですよね、
マホビさんの作品で。犬に対しての愛情がすごく溢れてるんですけど、
でも犬っていうのもどうしても我々人間よりも生きる時間が短くて、
いつかは亡くなってしまうと。
基本的には大切に飼っている犬っていうのは、
自分よりも先に寿命が来てしまうとか、
そういう意味で何かいつか失われてしまうかもしれない時間であると。
そしてそういう時間が人生には時々やってきて、
暮らしの中に影を落とすっていうことを分かっているからこそ、
そういう暗い瞬間が分かっているからこそ、
明るくて楽しい幸福な時間っていうものを、
ちゃんと一つ一つすくい上げて短歌という形にしているという。
何かちゃんと明るくて楽しい時間を一つ一つ書き留めていくっていう作業を、
大切にやっているような歌集っていうような、
そういう印象を前作の水上バスの浅草駅では受けたので、
またこの明るい花束もそういう雰囲気なのか、またちょっと変わってきているのかとか、
そういうところも楽しみながら読みたいなというふうに思っています。
そしてもう一冊今日買った本がですね、
文芸創作誌ウィッチンケア vol.14っていう本ですね。
ウィッチンケアって僕名前は知ってたんですけど、
文学フリマとかでもたまにブースが出てて、
こういう本あるなっていうのは何となく意識の端にあったんですけど、
あんまりよくわかってなくて。
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一応これあれなんですね。
この発行人の田田洋一さんという人が、
個人で編集者的な感じで、
いろんな人に自ら寄稿を依頼して書き下ろしてもらった作品を集めて、
文芸創作誌という一種の雑誌の形にしているという、
ちょっとインディーズの文芸誌みたいなノリみたいなんですよね。
で、これたまたま最近Xを見てたら、
フォロワーの最近酒場の君2が絶賛発売中の竹花舞子さんがですね、
かまいたちという作品を寄稿していますみたいなことをXで告知されていて、
そうなんだ竹花さんが書いてるんだと思って、
そのウィッチンキャアの目次へのラインナップとかをいろいろ見たらですね、
また僕の友達の友達っていう感じの知り合いで、
何回かお会いしたこともある福田良子さんも、
人間図鑑という作品で寄稿されていることを知りました。
あ、知ってる人が2人も寄稿してるんだったらかということで買ったんですけども。
その他にもですね、もちろん名前を見たことのある書き手の方もいれば、
全然初めましての書き手の文章もあって、
これはすごい読むのが楽しみですね。
文芸誌でもいろいろありまして、僕は以前も言った通り、
去年1年は群蔵を読んでたわけですけど、
やっぱり群蔵とかに載ってる人は、
人気のある作家さんとか、過去にある程度実績がある人とか、
もちろん新人賞の作家であったりとか、
随筆は他ジャンルからフックアップされている、
初めて文芸誌に文章を発表するみたいな人もいるんですけど、
やっぱりどっちかっていうと、ある程度評価がされている人であったりとか、
何か商業ベースに載ってる人の方のパーセンテージが多くなりがちなんですけど、
こういうインディーズの文芸誌とかっていう風になると、
必ずしもそうではなくて、
おそらくちょっと僕もちゃんとラインナップ見れてないのであれなんですけど、
例えばそれこそ文振りで自分の自主制作だけで文章を発表している人とか、
ウェブで個人の範囲で文章を発表している人とかもいると思うので、
そういう人も多分フックアップしてるんだろうな、
ピックアップして載せてるんだろうなというところはあると思うので、
ちょっとそういう意味でもね、
いろいろ未知の人たちが、
これから出会えそうだなという期待も込めて、
このウィッチンケアV14を買いました。
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またね、今日買った本とかも読んだらまたね、
ここで感想を喋っていこうかなというふうに思います。
あと、一応今月の3月21日から、
この声日記は一応毎日数分ずつでも更新してるんですけど、
ちょっとね、この週末土日が若干忙しくて立て込んでてですね、
もしかしたら明日明後日は更新できないかもなという感じなんですね。
ちょっと、もし撮れそうなら試してみてくださいね。
一旦ここで毎日更新は中断するかもっていう感じですが、
引き続き時間を見つけて声日記の方は続けていこうかなと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。
といったところで、今日はおしまいです。
おやすみなさい。
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