マネーショート！華麗なる大逆転！の概要
しんさんと申します。元証券マンのファイナンシャルプランナー、ストリートアカデミーで講師もやってますよ。今日は夏休み番外編ということでやっていきたいとおもいます。夏休みはこの映画を見よう!ということで、じゃあその映画はどの映画?
マネー・ショート!華麗なる大逆転!監督はアダム・マッケイ。これはバイスとかっていう映画ありまして、チーニ副大統領ですね。ブッシュジュニアの時の副大統領かな。これのちょっと話題になりましたけどね。この映画を作ったりもしてます。これは同じようなチームで作ってますけど、このマネー・ショートの制作人とですよ。主演はクリスチャンベール。バットマンシリーズで有名ですよ。
他にもライアン・ゴズリン。主演じゃないけどね。出てますね。ライアン・ゴズリンはララランド。ララランドもなかなかいい映画でしたね。これはもう切ないというかね。そういう感じの映画でした。他にも有名なところ、ブラッド・ピット。制作人にも加わってますけどね。ブラッド・ピットが出てます。じゃあどんな映画かというと、まず一言で言うとディーマンショックの時の映画ですよ。
皆さん大勢損してるんですけれども、もう来た人たちもいます。そのもう来たが金融界のアウトサイダーと言われた連中。まずさっき言ったクリスチャンベールはマイケル・バーリーっていうトレーダーというかファンドマネージャーというかヘッジファンのですね。これに奮してます。他にもライアン・ゴズリンはドイツ銀行のセールスです。
他にもスティーブ・カレルがマーク・バウムという役で出てます。この別々の陣営ですよね。これは僕もね、リーマンショックの起こった当時、2008年ぐらいの時かな。あるいはその翌年ぐらいにかけて何が起こってるのかよくわからなかったわけですよ。テレビ、当時はまだテレビを見てましたけどニュース見ても何か解説者が解説してるけど何が起こってるのかよくわからないということですよね。
で、CDSっていう名前は出てましたけど、CDSって何?クレジット・デフォルト・スワップのことですよ。それはわかるけど、そっから先がよく飲み込めないわけですよ。で、ある時、まあ自分でまとめてて、このマネージャーショートの元になった原作が正規のカラオレ、ザ・ビッグショート。なのでこのマネージャーショートっていうタイトルはどうかなと思ったんですけど。
ショートっていうのはちなみに空売りのことですよ。空売りのことをショートって言うんですけれども、この原作がマイケル・ルイスっていう人が書いた正規のカラオレ。これはマイケル・ルイスはマネーボールも書いてますから、マネーボールもブラッド・ピットが出てますよ。これはメジャーリーグでのお話ですよ、マネーボール。データを駆使して野球に勝っていくっていう、そういうお話かな。
ジラッと見たことあるけども、中身あんまり覚えてないんですけど、まあその原作者が正規のカラオレっていうのを書いてました。この本を読み、おまけにもう一冊、史上最大のボロ儲けっていう本があるんですけれども、このマネージャーショートの中には出てこなかったんですけど、一番大儲けした人がいまして、ジョン・ポールソンっていう、これもまたヘッジファンドのファンドマネージャーで。
この中には残念ながら、このマネージャーショートの中には出てこないんですけれども、ジョン・ポールソンに焦点を当てて書いた史上最大のボロ儲けっていう本ですよね。これもフィクション、あ、フィクションじゃない、ノンフィクション。ノンフィクション形式で書いてあって、いくら儲けたかっていう、一人の年間収入、確か5000億円前後ぐらい。一人年収5000億ですよ、どういう世界だっていう、そういうお話ですけど。
その本とこの正規のカラオエ、このマネージャーショートの原作本を読んで、やっと腹に落ちたっていうことですよ。リーマンショックの時に何が起こっていたのかっていうのが、やっと腹に落ちましたよ。で、マネージャーショート映画も見たし、アマゾンで今プライムで、プライム会員なら無料で見れるかな。なのでちょっと取り上げてるっていうのもありますけど、夏休みはこの映画を見てください。
これってね、結構、まずショートの概念がわからないと映画見てても面白くないんですよ。で、それをちょっと言っておこうかなと思って、まずいろんなお客さんとお話ししますけど、相場に対しては初めてですよ的な人はショートの概念がわからないです。ショートっていうのはまず空売りのことなんですけど、株って結局株というか投資全体ですけど、一言で言うと安く買って高く売るんですよね。
で、逆の側面があって、高く売って安く買い戻す。これがショートですよ。高く売って安く買い戻す。持ってないものをどうやって売るのっていうお話になりますよ。じゃあまず株の信用取引に話を移すと、信用取引ってあるんですけども、証券会社に信用取引口座を開いて信用取引をやるわけなんですけれども、証券会社から株を借りて安く買い戻すっていうことができるわけです。借りて買い戻して返す。これですよね。これがまず一発目のショート。
で、もう一つ目はFXとかに代表するような証拠金取引ですよ。これも証拠金だけで売ったり買ったりやってるので、まぁFX、じゃあ今ドルが145になって、仮にじゃあこれが150になり160になり、なったとしたらドルを売ってっていうお話ですよね。FX、ドル売れますよね。FXも証拠金取引の一種なので、ドルを売れます。どうやって持ってないものを売れるのとかってなりますけど、まぁ証拠金取引なんでね、業者が相手側で
やってくれますよっていうお話ですよ。ないものを売れるっていうのをとりあえず覚えておいてもらって。で、このマネーショートどんなお話かというと簡単に言うと四部構成でいいかな。四部構成になってます。まず希少点決の四部構成ぐらいなんですけど、最初は住宅市場がバブルになっているでというのに気づく男たちが何組か出てきます。主役のクリスチャンベールも気づきました。
どうやって気づいたかというと、なんか家が売れてますよね。不動産が住宅を売れてますよね。で、ストリッパーというか風俗場というかそういう人たちでも2つ3つ家を買ってますよっていうお話。でもなんか最近返済が滞ってるんじゃない?みたいなそんなお話になってきて、これはバブルでしかももう
ショートの概念とCDSの登場
弾けるのが目前に来てるんじゃない?っていうのを気づき出した連中が。まあこの映画の場合は3組出てきますよね。クリスチャンベールはさっき言いました。ジェイミーとチャーリーっていうこの2人組。でもう一つはマークバウムの人。あのヘッジファンドやってる人たち。まあこの3組出てきました。次のステージはバブルが弾けるとして、これはじゃあ大きく相場が変動する時は利益が取れますよねっていうお話なんですけど、じゃあどうやって
ショートするっていうお話。住宅市場なんでね。株ならショートできますよ。カーセもFX使ったらショート、空売りですよね。できます。これ不動産市場どうすんの?みたいなお話。不動産のマーケットです。どうやって空売りしますか?っていうお話で
あ、こういう商品があるって。CDSっていう商品。これ途中で言いましたけどクレジットデフォルトスワップっていう商品があります。何かっていうとまずアメリカは実は不動産に関しては証券化されてますよ。
住宅ローン市場ですよね。で、モーゲージサイトしてバラ売りされてた。バラ売りしてるのをまた組み合わせたのをMBS。不動産担保証券になってその不動産担保証券を組み合わせたのが
CDOっていうのが。これはさらに組み合わせた。あのMBSで不動産担保証券を組み合わせたのがCDO。なので一つ一つの住宅ローンが何十万とかそういう単位で集まっているものが実は返済かなり怪しいものが本当は格付けが低くないといけないのが
トリプルAの格付けになってたりして。じゃあ格付け会社どこ見てんのっていう話。これに対する保険的にCDSっていうのがあるぞと気づいたわけです。これを買ってたら要するにショートすることと一緒。この意味分かるかな?
まあ声だけでお伝えするのは難しいかもしれないですけどね。ということは保険料を払う感じなんですよ。感覚的には他人の家、住宅がありますよね。
住宅に勝手に火災保険をかけるような感じなんですよ。暴落したら暴落イコール他人の住宅に例えると火事が起きて自分が勝手に他人の家に保険をかけて保険金をもらうそういうことですよ。
基本的にはCDSがあります。保険料を払うわけなんですけど、これがお金がどんどん出ていく。バブルはじけてるよねっていうお話。なんか市場が下がってきたぞってなってもこの金融商品CDS保険料払ってるような感じでお金がどんどん出ていくんですけども
一向に値上がりしていかない。暴落したら値上がりするんですよ。一向に値上がりしておかしいなこれは騙されるんじゃないのってなってどんどん不動産市場の価格が下がっていくんですけど一向に値上がりしない。騙されたんじゃない。あるいは俺間違えたとかね。あるいはヘッジファンドなんでお客さんからお前何やってんのって言われながらも耐えてた。
ところがある日突然急に値上がりしだし。そうすると値上がりしたのはいいけど次の局面というか最終局面です。これどうやって売るっていうお話ですよまた。マーケットはあるというか会いたいなんですよね。会いたいって何かっていうと東京証券取引所みたいにコンピューターで自動で売買するんじゃなくて電話して証券会社が相手とかね、投資家が相手で一件一件売っていくわけですよ。
これいくらで売るみたいなお話になってなかなか売れない。あるいは値上がりしたけど一気に捌けないとかそういう問題が起こってきたわけです。あるいはもう一組のところは握りっぱなしで要するに勝ちすぎ、今度は勝ちすぎの局面が来たわけですよ。勝ちすぎて今度はカジノ、例えばカジノで勝ちすぎてカジノが潰れるみたいなそういうお話になってきてるわけです。
これがショートの最終局面。さあ勝ちすぎた時に最後はどうなるかっていうのは映画をご覧いただいたらというふうに思いますね。ここまでなかなかうまいこと説明難しいな。ショートっていう概念は何かっていうことですよね。
空売りですよ。下がっても儲かるやり方がある。稼げるやり方がある。その商品に気づいてそれを買って最終的には利益を上げたわけですけれどもその過程でうよ曲折なかなか売れないとかあるいはそれ自分たちが利益を上げるっていうのは多くの人たちが損を出している状況なんでうかうか喜んでちゃダメよねというようなところも踏まえてこの映画
オールサーキャストな。クリスチャンベイル。ブラッドピット。ライアンゴズリング。まあこの夏休み見ていただけたらということで今日も終わっていってみましょう。じゃあ番外編ご静聴どうもありがとうございました
