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こんにちは、落語の練習の5回目かな、まんじゅう怖いをやってみたいと思います。
まだね、台本は手元に置いているんですけどね。
全然、聞いていただく必要もないんですけどね。
ただ、ちょっと練習なんですけどね。
ただね、こうやって定期的に練習してですね。
そのうちでもね、本番をやってもいいですよね、ライブ配信でね。
まんじゅう怖い。
住人トイレというようにですね、人それぞれ顔形が違いますように、気象というものも違ってまいります。
おい、こっち来いよ。こっち、こっち入れよ。
どうしたってね。今日は仕事が中途半端で終わったろう。
だからみんなで集まって、幼馴染なんだから話をしよってんだよ。
実はね、今日、俺の誕生日なんだよ。
何?誕生日、何それ?
いやいや、俺が生まれたんだよ。
お前は生まれないよ、お前は生まれないよ。
いやいや、生まれなくてどうするんだよ。
お前は裏のドブでわいたんだよ。
この野郎、棒フレアじゃないんだよ。生まれたんだよ。
だからさ、昔の話をしてみんなで楽しもうってんだよ。
お、酒買い、酒買い、いいね、いいね。
いや、ダメだよ、酒。酒飲めないよ。
この間、わーってやって大騒ぎしただろ。
すーごく怒られちゃってさ、ダメなんだよ。
まあまあまあ、その代わりにお茶用意してるよ。お茶沸かしてあるから。
これは大丈夫。
おいおい、そんなお茶ばっかり飲んでたらお腹がダブついちゃうよ。
ああ、その時はフォー食え、フォー、フォー。
フォー用意してあるからね、ダブついてたと思ったらフォー食う。
おお、みんな集まったかい。
おお、なんで?来ないの誰?
あ、ハンちゃんか。
あんな野郎、なんであんな野郎、あの家から先に生まれてきた野郎が。
ああ、来てる来てる来てる来てる来てる来てる。
向こうから走ってきやがったよ。
なんで真っ青な顔してるな。
お、ハンちゃん、どうした?
追いかけてこない?
なんだよ、誰かに追いかけられたのかい?
追いかけられちゃったよ、驚いちゃった。
おお、なんだよ、なんか出たのかい?
出た出た、ヘビ、ヘビ、ヘビ。
おお、ヘビが出た。
おお、この辺りでヘビが出るのかい。
大きかったかい?
大きかったよ、これくらい。
おお、胴回りがこれだけ。
それ大事だね。
いや、胴回りじゃない。
なんだよ、長さ。
バカやろ、お前。
それヘビでもなんでもないよ。
育ちのいいミミズ、ミミズだよ。
だからダメなんだよ。
俺はね、子供の頃からヘビとかウナギとか、
ああいう長いものがダメなんだよ。
おお、そっか、なるほどね。
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なるほど、なるほど。
生まれてね、エナってものがあると。
何を言うの?
ペスの尾のことだよ。
あれを埋めるんだよね。
で、その上に最初に通ったもの。
それがね、苦手なもの、怖いものになるってんだよ。
だからお前のエナを埋めた上に最初にヘビが通ったんだな。
ああ、なるほど、なるほど、そうなんだ。
だからヘビがダメ、ウナギはダメ、
蕎麦がダメ、うどんがダメ、長いものはみーんなダメ。
だからね、ふんどしもしめるね。
きったねえな、ほんとに。
分かって、分かった。みんなあるだろ。
一人ずつ何か怖いもの、言っていこう。
お前何か怖いものあるかい?
俺かい?
おお、俺はね、クモがダメ。
クモ、クモ。
おお、クモは形が悪いね。
その隣はアリです。
アリ?
アリ、アリ、アリ。
アリ、アリ、ノコが怖いの。
アリがね、左右から来るでしょ。
それで、ちょんちょんちょんちょんちょん。
なんか話をしてる気がしてさ、
俺の噂をしてるんじゃないかと思ったら、
もう怖くて怖くて。
何言ってんだ、心配症だな。
その隣はどうだい?
帰る。
帰る?
どうして?
パカッと口を開けるだろ。
あのパカッと口を開けるのがガマ口の蓋に見えちゃって、
するとまたゼニが出ていくなんて気がして、
ああ、怖くて怖くて。
心配症だな、お前もしょうがねえな。
おお、お前はどうだい?
私は馬なんですよ。
馬が怖い。
馬は顔が長いでしょ。
顔が長い。
馬の顔の上の方を見るでしょ。
次に真ん中を見るでしょ。
そして馬の顔の下を見るでしょ。
するとね、上の方を忘れちまうんだよね。
なんだそれ?
おお、あそこは誰だ?
あそこの向こうを向いて寝てるの。
誰?誰?
おお、げんちゃんか、げんちゃん。
おお、なんで向こうを向いて寝てるの?
つまんねえじゃん、みんなで話してるよ。
げんちゃん、げんちゃん、こっち向きなよ。
今みんなで怖いものの話をしてるんだよ。
何か怖いものないかい?
ええ、なんだよ。
なんで怖いものをさっきからこっちで聞いてればいい?
若い者がそれに揃って何言ってんだかい。
あれが怖い、これが怖い、何が怖い、これが怖い。
うーん、蛇が怖い。
うーん、蛇なんて怖くもない。
あんなものが怖くてどうするんだよ。
頭がね、少し痛いなっていう時あるだろ。
蛇を捕まえてくるんだよ。
蜂蜢代わりに巻いてみろ。
ひんやりして。
おお、気持ちいい気持ちいい。
ひんやりしまって。
ぎゅーっとしまって。
おお、気持ちいいよ。
この野郎、蜘蛛が怖いって。
馬鹿じゃねえ。
蜘蛛なんか怖くもない。
納豆を食べる時、かき混ぜても糸引かない時があるだろ。
そういう時に蜘蛛を捕まえるの。
捕まえるの。
2、3匹捕まえてくる。
パッと入れる。
糸を引かせるの。
うまいよ。
蟻が怖い。
馬鹿だねえ、ほんとに。
ご飯を食べる時に。
ごましようがない。
そんな時に蟻を捕まえてくるんだよね。
パラパラパラパラ。
ちょっとね、ごまがちょろちょろ動いて。
まあ、食いにくいけどな。
あ、聞き捨てならねえ奴がいた。
馬が怖い。
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馬なんて怖くもない。
馬だってなんだって。
食っちゃうよ。
でも、なんか怖いもんあるんだろ。
みんな怖いもんあるんだから。
言ってごらんよ。
大丈夫大丈夫。
みんな、間抜けなこと言ってるだろ。
ありがとう。
怖いだろ、馬が怖い。
いろんなこと言ってる。
お前だって、何か怖いものあるだろ。
言ってごらん。
ないって言ってるんじゃないか。
しつこい、お前は。
しつこい。
ふ、お前が。
お前がそんなこと言うから。
思い出しちゃったよ。
思い出した。
あ、いいじゃない。
みんな言ったんだから、
言ってごらんよ。
怖いもの言ってごらん大丈夫笑わない笑わない 笑わないよ笑わない笑わない
絶対笑わない 本当に?笑わない?笑わない?笑わない?
じゃあ言うけど饅頭が怖い えっ
饅頭 何?
饅頭? おお誰か?饅頭って知ってる?饅頭って虫
知らないよなんだその饅頭って虫 饅頭って虫じゃないよ食べる饅頭
食べる饅頭?あんなのが怖い
笑ってるじゃないか いや笑ってないよ笑ってないそうかい饅頭が怖い
お前の笑顔を埋めた上は饅頭が通ったんだね
いやそうかどうかわかんないけどわーなんか気分が悪くなっちゃった
あーわかったわかったおー布団引いてやんな布団引いてやんなそこそこそっちそっち引いておくからそっちの部屋引いておくからそっちで寝てな
ここ閉めておくよ閉めておくよ
おいみんなちょっとこっち寄るなこっち寄るな頭つけるなつけるなつけるな今聞いたかあの生意気な野郎なんでなんで
あの機械使って怖いもんなんないとも言いやがる
言いやがる言いやがる あいつが言いやがる饅頭みんなで
買ってきてやろうじゃないか饅頭買ってきた奴らのまやつの枕元に置いて野郎がこんななっちゃうの見てやろ見てやろ
何をしましょうよそういうことダメですよおーなんでだってさっき見たでしょ
饅頭の話をしただけで真っ青になってるんだよ本物の饅頭があってこないのに死んじゃうよ
いいよいいよあんな野郎死んじゃっていいだろいいだろ
それは人聞きが悪いよ言ってたかって饅頭で暗殺って何くだらねーこと言ってないでちょっと行ってこい行ってこい
行って饅頭買ってこい
お行ってきたか行ってきたかいいの買ってきたねーそっち何?酒饅頭おーこっちは栗饅頭おーこっち薄皮饅頭おーいいねいいね
そこに開けてお盆の上に置いてよーし奴の枕元に置いてやろう
よし福島を占めて話しかけてみるよ
あーげんちゃんげんちゃんおー気分はどうだい
おーすまねーあーなんだかなんだかいい気持ちだと思ったんだけど気のせいかなー枕元に饅頭玉あるような気分だよ
あっ予感があるんだねいいから枕元を見てごらんよ
何か薬でも買ってくれたかーありがとうありがとう本当にありがとう持つべき物はともだ
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えっ饅頭饅頭じゃんひどいことしやがる
あんな奴らだとは思わなかったちくしょう饅頭饅頭怖いよ饅頭饅頭怖いよ怖いよこれなんだ
餌食饅頭あー怖いよモゴモゴモゴモゴ怖いなーあーこれなんだ栗饅頭怖いよモゴモゴモゴ
あれっなんだあの野郎話が近づくぞ
饅頭が野郎にくっついてるんじゃない野郎が饅頭に食いついてやがる
やられたしまったやられた
おい饅頭が怖いなんて言いやがって饅頭食ってるじゃないか
いや冗談じゃありません饅頭を食べてるんじゃないんですこんなとこにあっちゃいけないから処理してるんです
なに言ってやがるんだお前饅頭が怖いなんて嘘つきやがって本当は一体何が怖いんだ
ここらで熱いお茶がいっぱい怖い
てけてんてんてんてん
まあなんとなくなんとなくやってみたんですけどねなんとなくなんとなくやってみたんですけど
いかがだったでしょうかねいやー落語っていうのは難しいですよねあのなんだろうなぁ
しかもこの話ってね別に誰誰も知ってますよね誰でも知ってますよね小学生でも知ってますよね
小学生のねなんかあのうん
小学生でも知ってるよねでウチもちゃんと知ってますもんね
誰でも分かってる話をあのするっていうのはねなかなか
そのその世界観っていうのを出してで今の話でもだいたい10分ぐらい
10分ぐらいですよね10分ぐらい
ねー 聞いてもらうっていうのはなかなか
並大抵の並大抵の話術じゃ ないけどね
はいえー ちょっとこの後ね自分でいっぺんこの
あの配信を聞き返してみながらちょっと一人反省会でもしてみようかなと思っております
はいありがとうございますえー だいたいね3ヶ月ぐらい3ヶ月ぐらいで一つの話が
できるようになればいい3ヶ月もっとかかってもいいなぁもっとかかってもいいですね もっとかかってもいいけどまぁまぁだいたい3ヶ月ぐらいで一つの話を
覚えてレパートリーを増やしていきたいなぁとは思っていますねあの そのうちねライブ配信で落語配信っていうのもね
してみたいなぁとは思っております はいありがとうございますえー
えっと じゃあまたあの練習
しますはい失礼します
