落語会の様子と各ネタの感想
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はい、シェアする落語のshikeです。
今日、5月27日土曜日、円吉の会で三優天円吉賞の名人芸を堪能した後に、
ちょっと間を置いてから、新宿すいへる亭に行きました。
夜の部、中入り5からですね、入りまして、今は滝川こいはち賞の取りです。
主任滝川こいはちの芝居に行ったということなんですが、
僕が入ったときにはですね、滝川こいまるさんの片棒が、ちょうど金が終わるぐらいのところでした。
これ最初から聞きたかったですね。
こいまるさんはね、とにかく僕は上手いと思う。
上手いし、ちゃんと笑いも取れるし、
いいですよね。
そんなにいっぱい聞いたことないんですけど、外れないなっていう感じで。
おとつけさんとね、二人で会やってるんですよね。
これ行きたいんですけど、なかなか行けなくて。
雷もおとつけさんと滝川こいまるさんっていうのが、この二人がね、
芸教の古典派を引っ張る感じですかね。
この二人がいるっていうのは、やっぱり芸教結構万弱だなっていうような感じがしますね。
とってもいい片棒でした。
その後にですね、東京の女性漫才のエースとも言っていいんでしょうか。
宮田陽生先生ですよ。
確か明日、今日土曜日なんですね。
明日日曜日の昇天出るんじゃなかったかな。
もうね、見るたんびにパワーアップしてるんですよね。
ネタは今までのネタを踏襲しながら、ちょっとずつちょっとずつ変えていって、
次ネタも取り込んでいってっていうですね。
ところがね、素晴らしいですね。
本当に宮田陽生先生も大好き。
素晴らしいコンビだというふうに思います。
で、その後というかですね。
柳家小三治のネタについて
本来は三聖亭ゆめまる師匠が上がるところなんですが、
この日は順番入れ替えたのかな。
三聖亭師匠が上がりまして、
成金で唯一まだ取りを取っていないかな。
確かそうだよね。三聖亭師匠ですが。
成金の癒しキャラみたいな感じの方ですけど、
相変わらず誰が誰だかよくわかんなくなる。
ネタも宮戸側だったんですけど。
誰がおじいさんなのか主人公なのかがよくわかんなくなっちゃうところがあるんですけど。
そこをあんまり上手くなろうとしてないんですよね、この人。
上手くなろうとしてないのに、明らかに二つ目の頃より面白くなってるっていうところが
癒し系の癖ものという感じですね。
成金は結局全員面白くなっちゃったっていうのが一番すごいところだなって思うんですけど。
やっぱりこの人のキャラクターと一見下手だと思うんだけど、
でもちゃんと楽しませてくれるプロの力を感じる落語っていうのはなかなか侮れないなという感じがしますね。
続いてその次がココンテイイマスケ師匠。
僕この人大好きなんですよね。大好きでかつ何か過小評価されてる気がするんですよ。
今のイマスケ面白いですよ。
僕の彼女は久野一っていう、僕前に聞いたことがあるとても漫画的な展開が面白い。
あと立ち上がる新作でね、立ち上がるのはよくあると思うんですけど、
立ち上がって後ろの襖に貼り付けられる仕草っていうのはなかなかなくて、
パパパってやられたりするのがすごく面白いんですけど、
枕で野球漫画の話をしたのがすごく面白かったですね。
アパッチ野球軍の話が出てましたからね。
こういうところのセンスもすごくある人だなと思いますし、
今のイマスケ師匠もっと売れてほしいな、もっと評価しましょうよというのは僕の中ではあります。
その後、柳南玉先生の極駒ですね。
久しぶりに見ましたけども、すごく難しい、一番テクニックを要するであろう、
例えば刀の上で江戸駒を回すっていうところはピシーッと決めるんですけど、
その前にちょっとわざととちったりとか、うまくやってうまくやれましたってほっとしたりするとかっていうあたりのコントロールの仕方が、
やっぱりこれは色物さんよくあるパターンですけど、結局もう和芸なんですよね。
和芸としての楽しさがちゃんとないと駒も生きてこない、寄生の中では。
そういうところを今回も見せてもらえたなっていうところで、
この方もやっぱり安心できる、安定感がある色物さんだなというですね。
ベテランさすがという感じでございますか。
鳥の子八少の枕について
で、鳥の子八少ですよ。
深夜寄せがですね、この芝居の後に始まるわけですけども、
その深夜寄せのメンバーを宣伝しつつ、深夜寄せのメンバーを全員ひどいことを言うっていうですね。
そのあたりがすごい面白い、全部嘘ですよとは言ってましたけど、
のもありますし、枕もね、あきからず面白い、しっかり作り込んだ小話をしっかり作り込んでいる枕からですね、
ネタがですね、寝るまで踊らせて、
あの魔房シリーズというね、おばあちゃんが孫に語るシリーズですけど、
やっぱりね、暴れ勇士の頃から、
コンテにあるものって多分、この話は暴れ勇士きたんっていう、
子八さんの出世作、子八少の出世作に通定しているものはあると思うんですけど、
技術がやっぱりもう格段と進化しているので、
そこにね、なかなかこう、なんていうのかな、聞き手が気がつかないまんまになるのがなかなかかっこいいなと。
っていう感じですかね。ただ普通に面白い、すごい新しい新作を聞いたら、
面白かったって感じで終わると思うんですけど、
これ多分ね、暴れ勇士の頃からやっているメタ落語っていうかね、
落語の中にもう一個落語があるくらいの感じの世界観を、
さらに高い技術を持ってやってるなっていう感じがね、裏読みするとたまらないんですけど、
なんかこう聞くとなんかすごいアカデミックな感じに聞こえますけど、話はほとんどパンティーですからね。
パンティーがずっと出てくる落語です。しかもそのパンティーを並べるっていうね、
そのパンティーの並べ方を永遠とやる落語なんですけど、
それがね、出てくるのは警察であり、パンティーであり、おばあちゃんと孫なんですけど、
実際そこで語られているのは落語とは何かっていうテーマなんじゃないかな、
メタ落語っていうかね、虚構性っていうかね、
そういう裏コンセプトみたいなものがしっかりあるから、
話の表面だけなぞって笑って終わっても楽しいっていうあたりが、
やっぱり小八生のすごさだと思うんですよね。
あとやっぱりね、何気に小八生っていうのはテクニックがすごいですから、
だいたい噛まないし、言葉が全部きれいに頭の中に入ってくるっていうところですよね。
実はこの後深夜寄せがありまして、これまた別途喋りますけど、
4人中3人が新作だったんですね。それぞれに個性と面白さは感じるんですけど、
当たり前っちゃ当たり前なんだけど、やっぱり小八生と今の2つ目クラスで新しく新作に取り組んでいる人たちの間には、
かなり実力差が正直あると思います。
それくらい小八生はすごい人だなというふうに思いますし、
落語においてすごいっていうのは面白いってことですから、
この面白さが出せるのはなぜっていうことを僕は考えるのが楽しいなというふうに思いますし、
そんなことを考えなくてもとても楽しいなというふうに思います。
なりきんの中でスターが次々と現れて、一番は桂宮実生ですけども、
次から次へとスターが現れて鳥をとれると、鳥をとって客を呼べるという非常に好ましい感じが出てきていて、
小八生が引き続きその役割を担っていく中で、また新作に挑み続ける、作り続けるっていうのは、
一落語ファンとしてとても幸せに見てられるなというふうに思います。
ということで小八生のお話を終わります。
番組の終わりについて
ということで、小八生の、昔作ったアバリウスの頃のやつももう一回聞きたいですし、
また次小八生が作る新作にも期待しちゃうなっていう、想像Cとかでやるんでしょうけど、
言うなよ!って思ったんですけど、
今後小八生の新作をもっと見てみたいなと、思います。
新作にも期待しちゃうなっていう
想像Cとかでねやるんでしょうけど
いろんな感じで
僕はとにかく滝川コフェアチーが好きっていう
ただそれだけという話でおしまいでございます
シェアする落語のシケでした
ではまた