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はい、シェアする落語のshikeでございます。
今日はですね、深川東京モダン館に三遊亭円吉の会にお邪魔してまいりました。
円吉師匠ですね、僕大好きで、ここだけで言いますけども、名人だと思ってます。
僕が今お金を出して聞ける名人は三遊亭円吉師匠です。
その円吉師匠、今日ですね、梅若レーザブローというお話で、全然知らない話だったんですけども、
能楽師っていう、能役者ですね、であるという話だっていうことだけしか知識がなくて聞いてみたら、なんといきなり泥棒になってしまうというですね。
主役であるはずの梅若レーザブローよりもですね、というか、やたらといっぱい登場人物が出てきて、これがまた人それぞれがもう全部魅力的という。
長屋が出てくる、車が出てくる、お知らすが出てくるというですね、なんか江戸落語の魅力がもうてんこ盛りになっている。
珍しい話ですねこれは。びっくりしました。
居酒屋のシーンもあって、意外と江戸落語ではない居酒屋で飲み食いをしているシーンがあって、この諸作がですね、円吉師匠がもう素晴らしくて、いやもう感動してしまいましたけども。
なんかこう、しんみりした文芸の人情話なのかなというふうに勝手に予想していたらですね、非常に江戸落語の楽しさと貧乏の悲しさ、しかも泥棒の話というですね。
このシリアスとコミカルが極めて高度に連動して、かつ江戸落語の要素がこれでもかというふうに入っているという非常に珍しい話で、逆に言うとこんだけ江戸落語の要素がいっぱい入っていると、予想かけると全部つくというですね。
これはですね、円吉師匠の回で聞くのが一番いいという話で、毎回ですけども楽しませていただきました。
開講一番で出た満喫師匠のお弟子さんでありますところの山雄天満丸さん、宮戸川でしたけども、これが聞き慣れた話でしたけども、満喫師匠の仕込みなのか、満丸さんの独自の工夫なのか、その辺はよくわかりませんけども、
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もうちょっとずつですね、個性を織り混ぜたフレーズが入っていて、これが非常に効果的で非常に良かったです。
たぶんまだネタ卸しとかそれぐらいだと思うので、ここからどんどんレベルを上げていくとですね、楽しいことになりそうだなというようなところで、この満丸さんにもぜひご注目をいただきたいということで、
今日は山雄天円吉の回 at 深川東京モダン館というところでですね、楽しんでまいりました。
シェアする楽法の式でした。ではまた!