1. BTRAXのCEOによるサンフランシスコ・デザイントーク
  2. 【第17回】「デザイン」の定義..
2023-11-02 40:50

【第17回】「デザイン」の定義・役割とは? - ゲスト:澤 円さん

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#17 「デザイン」の定義・役割とは? - ゲスト:澤 円さん


▽トーク概要 

・澤 円さんの自己紹介

・事例を踏まえた「デザイン」の定義に関して


📚おすすめコンテンツ: 『デザインとは何か?その4つの役割とは


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🎙 出演者

Brandon Hill (CEO & Founder, btrax) ⁠⁠⁠X⁠⁠⁠

澤 円さん (株式会社圓窓, 代表取締役) ⁠⁠⁠X


🏢 会社概要

btraxは "We design the future by bridging the gaps" をビジョンに、2004年に創業したサンフランシスコ発のデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。詳しくは弊社⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠から。


【サービス内容】

弊社では新規サービス、プロダクト立ち上げのためのグロール視点での市場リサーチからブランディング戦略、サービス、プロダクトのUI/UXデザイン、新規サービスのマーケティング戦略から施策実行までをサポートしています。


⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠弊社のサービス⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠についてより詳しく知りたい方は、ぜひお気軽に⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠お問い合わせ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ください。


ご視聴ありがとうございました。今後ともデザインに関するお役立ち情報を配信していきますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします!

サマリー

BTRAX初の書籍の販売が決定しました。この書籍は「発想から実装までデザインの施工法図鑑」というタイトルで、デザインにおいて欠かせない考え方やメソッドについてカバーしています。デザインプロセスを活用すると、課題を効率的に解決することができると共に、正しい方向に導かれたデザイン表現やシンプル化の重要性についても述べられています。また、アイディアの可視化や課題解決、ユーザー導向、シンプル化といった要素がデザインの本筋をなしています。デザインの役割は終わりがなく、また、エラーも人によって異なることが多いです。GUIのOSが登場して以降、デザインは急速に広がり、デザイナーの仕事はますます困難になってきました。

BTRAXの書籍販売開始
この度、BTRAX初の書籍の販売が決定しました。
書籍のタイトルは、「発想から実装までデザインの施工法図鑑」。
BTRAXが日米のクライアント様と約20年にわたりお仕事をしてきたナレッジを凝縮した一冊。
ビジネスに生かせるデザインの考え方やメソッドをカバーしています。
これからの企業の成長に欠かせないデザイン的マインドセットを学ぶ第一歩として、
すべてのビジネスパーソンにとっての新たなバイブルとなること間違いなしです。
現在、アマゾンにて予約受付を行っています。
詳細は、ポッドキャストエピソードの概要欄のリンクをチェックしてください。
11月2日より、全国の書店でも販売開始予定です。楽しみに!
サンフランシスコ デザイントーク
この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社のCEOが、
日本で働くデザイナーやデザインをビジネスに取り入れたい方向けに、
さまざまなトピックについて詳しく話します。
本日は、スペシャル豪華ゲストということで、
サンフランシスコのビートラックスオフィスに素敵な方がいらっしゃっておりますが、
自己紹介をお願いします。
はい、スタワーと申します。
ブランドンさんの友達です。これだけだと情報量少ないですね。
元々マイクロソフトというところに、日本マイクロソフトは日本本人ですけど、
そちらの方に2020年まで勤務していた元エンジニアでございます。
今は独立をしまして、ENSOという会社を一人でやっているんですけれども、
主にやっているのは講演活動と、あと企業の顧問だったりとか、
社外取締役だったりというのをやっています。
バックグラウンドがエンジニアなので、ITをテーマにしたいろんな講演だったり、
企業向けのアドバイスをしています。
あとはマネジメントというタグも取り入れているので、
そのマネージャーを育成したりとか、あるいは経営者の人たちの壁打ちアイデアになったり、
そんな仕事をしております。
そんなところですかね。
実は音声メディアでは大先輩でした。
そうですね。
ボイシーで常にトップ3に入っている人気パーソナリティですよね。
なかなか1位になれないのが悩みの種です。
なぜか2位とか3位とか分からない。
1位の方が芸能人だったりするから。
もう今何回やったかな。
毎日取られています。
毎日やっていますね。
レギュラー放送とプレミアリレート2134回、1日も欠かさずやっていますね。
もう狂気の沙汰ですね。
上さんにも頭がおかしいと何度も言われました。
だって病気とかされたときも台座を立てて絶対に穴を開けないようにしていますよね。
あと熱がすっごい上がっているときに、その実況中継をしたら、
上さんの方に救急車を呼べって連絡が殺到したことがあります。
笑っていいともタモリレベルの怪奇印象ですよ。
ギレギレです。
それ以上ですね。
だって今もテクニカリ出張と休暇のハイブリッドでサンフランシスコに来ているのに毎日撮っていますもんね。
一番の敵は時差ですね。
休めよって話なんだけどね。
ちなみに我々これは週一です。
週一なんですね。
ゆるりとやっておりまして。
のんびりですね。
長期的にサステナビリティを重視しているので、
あんまり頻繁にやりすぎるとネタ切れになります。
これはですね、サンフランシスコデザイントークというタイトルのポッドキャストでして、
デザインにまつわる話を基本的にはしているので、
沢さんはエンジニアバックグラウンドで今はビジネスコンサルとかマネジメントに関するお話を、
あとはプレゼンテーションをされているんですけど、
友人関係ということでやりとりを頻繁にしていく中で、
一時期聞かれたことがあったのは3年くらい前かな。
ブラウンドさんいつまで経ってもデザインということが分かりません。
本をいくら読んでも、詳しい人にいくら聞いても、
ぶっちゃけデザインって結局何なんですか?と聞かれていたので、
それを今回ちょっと話そうかなと思って。
僕を含めデザインの話とかデザインを生業にしている人ってたくさんいるんですけど、
じゃあデザインって一言で言うと何なんですか?とか、
分かりやすく説明してって言われたらみんな違うことを言うんですよね。
イデオロギー論争になりやすいキーワードでもあるよね。
デザインと宗教は説明するのは非常に難しいフィールドになってきてて。
特に僕がやっているところだとITに関して言うと、
デザインっていうのはタスクに落とし込めるんですよね。分かりやすく。
デザインタスクですね。
デザインするっていうことが、あるテンプレートに乗った状態でやることも
一応デザインっていうふうに呼べると。
でもそれテンプレートが存在していることを前提なわけで、
そうするとデザインっていうのは限りなくいわゆるタスクワークになっていくわけでね。
作業。
だけどデザインって多分作業じゃないですよね。
作業になっているデザインタスクもあります。
なるほど。それは包含されている。
デザインの仕事の一つとしてはあります。
単独で成立するわけではないですね。
それだけ取り上げてデザインしたって言われるとちょっと足りないかなと。
ということですね。
わりかしそのデザイナーと言われている人たちっていうのが、
別にそれを指定するわけじゃないんだけれども、
やっていることっていうのがわりとそのタスクの部分の人たちのほうがマジョリティで、
だけどおそらくは本当の意味でのデザインっていうのは、
もう少し違う視点も含まれた上で構成されるのかなっていうのが、
僕の素朴な結論だったのね。
はい。これ答えを、僕なりの答えを説明する前に、
現状を世の中的にどんな感じになっているかというと、
国によっても結構違っていて、場所によってですね。
なるほど。
例えば我々いるサンフランシスコ、シリコンバレー、
やっぱりIT系、テクノロジー系、そしてスタートアップが多いので、
デザインって言うと大体デジタルサービスにおけるデザインという話をよくしますよね。
多分これが、パリとか行くとファッションのデザインというのもデザインになるんじゃないですか。
日本だとイラストレーター、イラストを描く方もいわゆるデザイナーの中の一つに入るじゃないですか。
場合によっては、じゃあ日本語に翻訳するとこれ設計だってなるから、
設計する人、建築、設計もデザインだろうという範囲にもなっていて、
これって全部合ってるんですよ。全部間違ってないんですけど、
このままだと収集がつかないので、デザインという言葉に含まれているその役割を
僕なりに要素分解をしてみました。
1、2、3、4、4つ。4つに分解してみました。
それぐらいだとありがたいですね。12個とか言うと覚えられないから。
そうするとまた今のポイントは素晴らしいんですよ。
12にしたらデザインじゃないんですね。
多すぎるんですよ。デザインに役割の一つに減らすっていう。
そうなんだよね。
ちょっとそれを最後に説明しますけど、まず一つ目。
デザインの可視化と課題解決
デザインに役割はですね、可視化。
可視化ね。
ビジュアライズですね。
例えば、アイディアの可視化とか伝えたい内容の可視化とかっていうのが
いわゆるプレゼントをデザインするとか資料をデザインするとか
グラフィック広告をデザインするとかいうことで
コミュニケーションする時の可視化の役割ですね。
これはデザインの先輩方が結構言ってる名言っていうのがいくつかあって
デザインは思考の可視化である。
デザインは知性が可視化されたものであるとか。
それ分かりやすいね。
デザインはインテリジェンスの可視化である。
これ3人全然違う方が同じようなこと言ってますね。
なので、自分の思いとかを伝える時に言葉だけだと限界がある場合は
デザインの力を借りて相手に理解をしてもらう。
これ一つですが。
どうでしょうか。
一時ね、すっごい日本で流行った言葉があって
経営の見える化っていうのがあった。
見える化って要するに可視化を柔らかく言葉を開いただけの話なんだけど
多分あれなんかもみんながなんとなく思っているとか
自分だけがなぜか持っちゃってるとかっていうものを
提供して見える状態にするっていう可視化だったんで
あれも一つのビジネスデザインだったんだろうね。
ただそのデザインっていうキーワードが
その時には出てこなくて見える化っていうことに
提供されてたと思うんだけど
でも言ってることは全くその通りですね。
データビジュアリゼーションとかもそうですね。
通知とかでよく直感的に分からにくいものを
円グラフとか棒グラフとかにするっていうのも
デザインの役割として
ビジュアルコミュニケーション、可視化っていうのが一つ。
あともう一個要素としては
プロセスのビジュアリゼーションもすごい大事で
やってる間のことっていうのって
なかなか数値化しづらかったですよね。
例えばできる連中が同じ1時間をどうやって使ってるのかっていうのって
なかなか説明ができなくて
だけどそれをなんかデータ化していったりとか
要素分解していくとビジュアライズすることができて
それをコピーすることができるので
自分で考えることはできないけれども
なぞることはできるっていう人たちにとっては
それがテンプレートになって行動に反映されるっていう
そういうこともできますね。
これあれですね。
沢さんがまだサラリーマン時代に
マネジメントやってたときにチラッと見せてくれた
スタッフのパフォーマンスダッシュボードを
どのスタッフがどういう仕事でどのくらい貢献してるかを
全て可視化してますね。
あれがそうですね。
だからレポートをするっていう仕事を
ゼロにするっていうのが目的だったんで
一番僕はビジネスのプロセスにおいて
無駄だと思ってるのは報告なんで
報告のために報告書を作るっていう時間を取るっていうのは
これ究極無駄だと思ってる。
なぜかというと過去の話なんで
過去の話を一生懸命見えるようにするのに
人手を返すっていうのは僕は無駄だと思っていて
そんな自動化できるじゃん。
それは美しいデザインのもとに
ちゃんとそれが表現される状態になると
人はサッとそれを見て判断をすることができるんで
次の未来のステップに進めるっていう
そういう考え方なんですね。
素晴らしいですね。
今意図せずにデザインの魅力を語ってくれましたね。
時間の節約。
表現する方も受け取る方も
短い時間でそれがささっと理解できて
判断ができるってことなので
Excelに書いてる数字を一つずつ読み取るよりも
一瞬で全てが把握できるってことで
可視化することで時間節約効率アップ
判断の精度アップですね。
それができるっていうことが一つですね。
次は2つ目ですね。
これは僕がよく言ってることなんですけど
課題の解決ですね。
これは現代におけるデザイン思考とかで
よく役割として説明する
デザインの効果的な活用
何かしらの解決しなきゃいけない課題が
あるときにデザインのプロセスを使うと
より効率的に課題が解決されますよという。
その話、実は結構ツボでですね。
僕は最近ビジネスプレゼンテーションの中で
しょっちゅう言ってる話があって
山口周さんは知ってる?
山口周さんと話をしてるときに
よく話になるんだけど
いきなり例え話なんだけど
洗濯板ってわかりますよね。
洗濯板で今からずっと洗濯しろって言ったら
嫌じゃないですか。
ただ昔は洗濯板しかなかったんですよ。
洗濯板で洗濯してる人たちからすると
洗濯機ってめっちゃ便利だよねって
すっごいわかりやすいんですよ。
課題が解決される大きさがでかいんですよね。
洗濯板でやってたらこんなに手は冷たい
時間がかかる他のことできないんだけど
洗濯機に任せてしまえばすげー便利。
だから解決される課題のでかさってのが
わかりやすかったんですが
10年前の洗濯機と今の洗濯機で
課題できる解決に
どれくらいの差がありますかって言うと
課題を作ってる人の方が
なかなか出てこないんですよ。
最近はいろんなものの課題が
もうすでに解決されてるから
これ以上何を解決するんだ。
わかりやすくって
これやったら解決よねっていうのが
さっと出てきづらい世の中になってるのは
これは確実じゃない。
日本は特になんですよね。
アメリカはまだまだあるんですよ。
社会的。
治安の話もそうだし
サブレスだったらホームレス問題とか
ドラッグの問題とか
様々な課題っていうのは
生活しててあるんですけど
日本は本当にですね
安全で綺麗で生活しやすくて
物価レベルも心地よい感じっていうことで
なかなかね
何の課題あるんだっけ
暇とかつまんないとか
そっちかもね。
でもそれちょっとアイオープンだった。
そうやって課題が小さくなっていってる分
ものすごいもう一方で
めちゃくちゃでかい課題が
解決不可能なレベルまで来ちゃってる。
イノベーションが起きない。
だから大きな何かしらの社会変革は起きないんですよ。
なんだけどその一方で
確実に少子高齢化は進んでいってるし
国の力が下がってる。
国の力を上げるって
ものすごいでかい課題じゃないですか。
それが大きくなってるんだけど
大きすぎちゃってぼんやりすぎちゃって
空気のように見えないっていう状態になってる。
だけど私たちの課題あんまないよね。
でもなんか幸せ感じづらいよね。
こっちのちんまりしたほうに目が行きすぎちゃってるかな
っていうのを今気づいた。
導きとダークパターン
だからあれか日本だと
あえて人工的に課題を理解するために
SDGsバッジとかつけてる。
そうね。
日常生活だと気づきにくいからね。
貧富の差だっていう社会問題が。
そうそう。
特に自分の周りだと解決されてるように感じちゃうからね。
なるほどね。
それを解決するのに
デザイン志向みたいな
ユーザーが考えてる
ペインとかを理解した上で
ソリューションアイデアを出していくっていうのが
ありますよね。
そのプロセスが
デザインになってるっていうのが一つですね。
二つ目ね。
次三つ目。
これがね
結構ね
僕は好きなんですけど
言葉をこういう風に決めました。
導き。
導きね。
正しい方に導いてあげる
ということでして
一番分かりやすいのは
エンジニアの業界とかでよく言われる
フェイルセーフ
誤作動とかを
できない
デザインにしちゃうということですね。
例えば
車のブレーキとアクセルを両方踏んだ時には
必ずブレーキの方が優先されるように
デザインされてるとか
そもそもボタンが押せない
エラーボタンを押せない状態にもなってるとか
例えばオンライン
デジタルだったら
入力フォームってあるじゃないですか。
あれって多分昔は
入力項目に
間違いとか空欄があると
送信ボタンを押した後に
エラーメッセージが出るじゃないですか。
でもエラーメッセージはすごくムカつくじゃないですか。
それを最近のデザインだと
入力項目が入るまで
グレーアウトされてるんだよね。
ボタンがもう押せない。
これはもう
ウェブデザイナーが
知恵をひねって
一番いいデザインは
全てがクリアされるまでボタンがアクティベートされない状態の
デザインをしちゃえば
そもそもボタンを押せないように
ってなったということで
正しい方に導いてあげて
これちゃんと入れてね
これ全部入ると押せるよ
っていう風に
いいポジティブな方向に導く
ってことなんですけど
問題が一つあって
ダークパターンってのがあるんですよね。
ダークパターン?
ダークパターンっていうのは
この導きをあえて
悪い方向に活用する
ダークサイドの活用方法ですね。
例えば
ウェブサイトとか見てる時に
面倒くさい広告とか出てくるじゃないですか
広告のバナーに
閉じるとか書いてあるんですよ。
あるねー
あるねー
間違って押すやつね
あれはデザイナー業界で言う
ダークパターン
UXデザインにおけるダークパターンでやってまして
ユーザーをあえて
混乱させて
間違った方向に
間違ったっていうか
ユーザーが望まない方向に連れてきて
自分の売上につなげる
はいはいはい
僕サイバークライムセンターっていうところの
センターでやってたんで
一応サイバー犯罪っていうのに
詳しいという
そういう立ち位置なんだけど
そこの中で
そういうことをやってるとね
どうやったら人を騙せるかっていうのを
ずっと考えてた時期があったのね
カウンターとしてってことね
そしたらそれに対して
逆の守るってことができるんで
いろいろやってて
そこら辺の道端に
よく広告があって
詳しくはこちらってQRコードがあるでしょ
はいはいはい
全く同じ大きさで
きれいにあそこにペタッて上から貼ったら
誘導できるんですよ
違うところに連れてくるね
そのウェブサイトをパクっといてあらかじめ
そっくりなやつを作っておいて
メールアドレスをいただいて
クレジットパートナーをいただいてってやると
丸いのはいらないの
悪意のあるソフトウェアはいらなくて
平文で全部もらえる
それをペタッと貼ったら
誰も何も言わないからね
これ聞いた方にとっては
すごい遅延になりますけど
良い子の皆さん
真似しちゃダメですよ
それにちょっと近い話聞いたことがあって
アメリカとかで
コンサートとかあるときに
タダで入る方法がある
大きなカメラを首から下げて
オレンジ色のベストみたいのを着て
そこにPRESSって書いてある
ステッカー入ると
メディアの撮影の人だと思って
自由に入れるようになる
そういうのも待ちわかった導きに
つなげられるデザイン表現になっていく
それをなるべくポジティブに活用しようっていうのが
デザイナーたちの
良い未来を作るために
やっていこうってしてるんですけど
中には不届き物がいて
それを悪用して
フィッシング詐欺とか
国際なんちゃら詐欺とか
そういうのに使うケースもありますよね
残念ながら悪いことをする奴らの連中が
本当にクリエイティビティが高くてね
そうなんですよ
賢いですよね
テクノロジーとかイノベーションって
よく言われるのが
最初はエロ
次に戦争
これで進化する
まずそこから出てきて
それに対してのカウンターとして
より良くするためのものが
後から出てくる
最初のうちは
ヤバいのがある
ヒストリカルな感覚からすると
順番としてはまず戦争があって
次に犯罪があって
次がエロなの
エロは結局
インターネットの登場によって
それを後押ししたら
間違いなくあれはエロだったんで
戦争は太鼓の昔からやってたんで
そこでテクノロジーっていうのは
どんどん進化していったんで
その強さとか
丈夫さとか
そういうのが追求されていって
どんどん戦争が先鋭化されていく
ちょっと別のドミネクトになってきて
非常に興味深いですね
シンプル化の重要性
最後4つ目なんですけど
これが沢さんがさっきチラッと言った
シンプル化っていうのがあるんですよ
なるほど
スティーブ・ジョブス
Appleとかまさに
時価総額世界一の企業ですが
Appleが
ここまで成長した
全てをシンプルにしてった
ということなんですよね
これって本当に重要なことで
デザイン業界で一番有名な
タグラインっていうのがあって
Less is more
少ないほうがより良い
僕これの進化版の言葉が
一番自分の元としてるんですけど
完成してる状態っていうのは
どういうことかっていうと
これ以上削れない状態
これ以上足せないじゃなくて
これ以上削れない状態まで
削りに削ってシンプルを極めると
それが完成であるっていう
これって
日本の禅に通じたりとか
例えば
お寿司屋さんとかもそうですよね
新鮮なネタと
良いシャリと良いわさびで
最高のレベルで握ると
一番美味しいっていうのは
これ以上載せるものがない
削り用がないか
ところまで洗練させたもの
ということなので
なるべく複雑なものを
シンプルにしていくっていうのは
デザインのものすごい重要な役割で
それこそデザイン
なるほどね
だと思っています
基本的にはやっぱり
削られていくって
それを洗練するっていう表現によって
どんどん受け入れられるような状態にして
っていうのが
特に現代における流れかな
そうですね
僕も一時期考えて
ブログにも書いたんですけど
なんでシンプルの方がいいのか
いくつかあって
現実的に言うと
まず
コストを下げれるんですよね
そうね
複雑っていうのは
構成要素が多いんで
そこにかかるコースが増えるんですよね
システム開発とかすると
よく分かると思うんですけど
コードの行数が大きいほど
時間もかかるし
デバグにも時間かかるし
バグ出やすいし
ロゴも
企業が成熟していくと
ロゴってどんどんシンプルになるんですけど
あれシンプルにしていくと
印刷費用下がるんですよね
インクの数減るとか
汎用性が上がるっていうのがあって
コスト削減がまずあって
次に
壊れにくいんですよね
なるほど
友人で
パイロットを趣味でやってる
自家用セスナーを持っている友人がいて
載せてもらった時に
すごい心細いんですよ
小型機って
羽がしなるし
バタバタしてて
これ大丈夫なの?って言ったら
ブランド大丈夫
パーツが少ない分壊れにくいし
何か不具合あっても
リカバーしやすいって言うんですよね
これが最新のジャンボジェットだと
電子制御で色んなもの付いてるから
何か不具合あった時に
どこの何が悪くてどうリカバーするかって
すごい大変なんですよね
シンプルであればあるほど
壊れにくいし
壊れた時に対処すぐピンポイントで
分かりやすい
なのでシンプルなものの方が
車とかも
エンジンの車よりも
EVの方がパーツ少ないから
壊れる要素が少ないらしいです
思い出した
そもそもデザインのやつで
すごい興味を持ったのが
車のダッシュボードの話をしてくれたじゃない
車のダッシュボードの話で
時計の部分だけを
デザインするとか何とかして
聞いてみたら
全部違うパーツが
それぞれにデザイナーがいたり
何だか知ってるから
分業になってるんだって話を聞いて
その一方でテスラは
パネル一個だけ
あれを日本に帰った後に
色々考えたら
そっかと
エコシステムが複雑になっちゃうんですよね
一個一個に全部人が絡んでくることになるから
エコシステムが複雑になっていって
そこを届かなかったら
もう完成しないわけじゃないですか
車が
これってエコシステムの破綻だよなと思って
全体のビジネスエコシステムを
デザインっていう観点においても
シンプルであるっていうのは
すごい重要なんだよね
テスラっていうのがあそこまで
ぐっと急に伸びたのは
そこを徹底したことなんだろうなって
勝手に解釈してる
それはそうなんです
自動車会社のエコシステムの成り立ちを
イーロンマスクが
20世紀には必要だったような
パーツの作り方とか
製造工程が
21世紀にはもう
いらなくなったものがどんどん増えたので
一回全部排除していって
彼がよく言ってる
一番必要なプライマリー部分だけを残して
セカンダリーをもう
全部切り捨てていいんじゃないかっていう
全部ソフトウェアで制御すればいいじゃんっていう
非常にシンプルな考えだよね
それはまあ
自動車のデザイン
まさに自動車のプロダクトデザインにおける
シンプル化を進めた
ということなんですね
デザインの本筋
この4つが
デザインって何なのっていったときに
アイディアの可視化と
世の中
社会個人の課題解決と
ユーザーを正しい方に導いてあげるっていうのと
物事
プロダクトをどんどんシンプルにして
いってあげるっていうのが
デザインの
本筋なのかなと
僕は思っています
じゃあ
僕今回サンフランシスコで
2つ
今回3つか
ホテルに泊まったんだけど
最初に泊まってたのが
フェアモントっていうところで
その後サンディアゴに行ったんで
サンディアゴでマリオットと泊まったんだけど
マリオットのすっごい新しいホテルだったんで
もうねめっちゃシンプルなのね
めちゃめちゃシンプルで
もう色んなものがね
ツルンとしてるの
でフェアモントは
ごちゃごちゃしてる
だから居心地はフェアモントのほうがいいな
不思議なことに
これは何なんだろうね
そこが
機能のシンプル化と
居心地の良さの可視化のバランスだと
出るんですよね
可視化の中に
ビジュアルデザインっていうのが入っていて
デコレーションっていうのもそのうちの
一つなんですけど
ユーザーエクスペリエンス
全体で見ると
そこのバランスがすごく重要で
ユーザビリティっていう
使いやすさだけだとシンプルなほうがいいと
されるんですけど
人間って感情の動物なので
心地良さとか居心地の良さとか
雰囲気みたいなのを考えると
シンプルを追求しすぎると
最終的には殺伐とする
ここがねデザイナーのあれなんですよね
フィロソフィーによってかなりぶつかる
これ本当によくある
どっちを優先すべきかっていうので
バトルところでは
そこで攻め合いになる
攻め合いになりますね
最近読んだ本で
向井千秋さんって宇宙飛行士の方が
監修している本を読んで
宇宙ステーションのデザインに
関わる本を読んだのね
やっぱり最低限の状態
当たり前だけど
持っていけないのに忘れ物したから
パッと届けられるのは間違いないので
宇宙ステーションは徹底的にシンプルに
作ってたんで
居住空間もめちゃめちゃシンプルに
作ってたら
なんかね刑務所みたいになっちゃって
そしたら結果何が起きたかっていうと
クルーが仲が悪くなるんだって
殺伐としているから
殺伐としているから
いろんなものが課題が浮かび上がりやすくなっちゃって
逆に
心の余裕みたいなのがなくなっちゃって
すごく仲が悪くなったって
ちょっといろいろ端折って説明してるんだけど
そういうことがあるって
人間って本当にややこしいなって
うちの会社でも
宇宙産業のことを
少しリサーチしたことがあるので
それこそ課題解決の一つとして
宇宙飛行士が
ホームシックになるらしいですね
地球シックっていうか
地球感が欲しくなるので
日常生活で聞こえて
地球で日常生活で聞こえてくる音であるとか
緑とか
水とかお花とか
そういったものがないと
心が凄むので
そういう表現を
宇宙船の中にも
してみたらどうですか
っていう話がありましたね
そういうのがだんだん
必要になってきちゃうんですよね
無機質な人工物だけだと
ちょっとしんどくなってくる
そこの寄り戻しみたいのが常に
寄り戻しのデザイントレンド
それがいわゆるデザイントレンドってやつ
超シンプルにしていくのが
トレンドになったと思ったら
今度アートデコ調の
結構デコってる感じ
早くて
そうするとまたそこが
ガチャガチャしてて
ダサいよねってなって
シンプルになってっていうのが
時代とともに寄り戻しがある感じ
ファッションとかもそうなんですけど
そこがデザインの面白いところではあって
答えがないんですよ
ずっと削っていって
これが完成っていうところ
その完成したものに対して
あえてエラーみたいのを起こしていくっていうのは
これは個人の選択になってくる
そうですね
いわゆる商業的に言うと
どれが売れるかっていうのが
今度次に重要になってくるので
デザイナーがこだわって
デザインしたものでも
デザイナー目線で言うと
超かっこいいんだけど
なぜか売れないとか
あるんです
例えば最近でもないですけど
日本のメーカーさんで
某会社さんが
スマホ出したことがあって
はいはい
もう大体ピンときたもんね
iPhoneぽいやつ
iPhoneぽいやつね
でもあれはデザイナーからすると
うちのデザイナーのところも
いやあそこまで攻めてるのはすごいし
あそこまでフィロソフィー
哲学持ってデザインしたのは
すごいよねって言ったけど
結局ユーザー視点で見ると
そこのこだわりじゃないんですよ
我々が欲しいのは
結果的にはそんなに売れなかったはずなんですが
結局は
何を精とするか
デザインとして何を精とするかの
読み間違いになっているんだろう
商業的なデザインの成功と失敗
ただチャレンジとしてはいいと思うんですよね
そのデザインを突き詰めてみた
ただ売れなかったんで
商業的には失敗だったけど
Appleなんて昔はその辺山ほどあった
確かにね
ニュートンなんかもね
もう素晴らしいと思ったけど
あれちょっと早すぎたんですよね
それ結構ね
発売したけどリバイブさせて
ヒットさせるものって山ほどありますので
今後の成功の種になる可能性は
非常にあるとは思うんですけど
デザイン性を高めすぎたゆえに
商品が売れないっていうのは
特にね
パッケージデザインで多いですね
すごいオシャレだけど
この間出していたデザインの敗北みたいなやつ
そうそう
ありました
トイレのサイネージが
すごいオシャレでかっこよかったんだけど
男女どっちか分からないから
大きく女とか男とか入ったやつがあったんですけど
あれは導きができてないんですよね
可視化のかっこよさはあるんですけど
導きができてないんで
トイレのサインって導くのが一番重要なんですよ
だいたい切羽詰まっていったりする
そうです
コンマ1秒で判断できないと
大変なことになる
大変なことになる
余談ですけど
僕日本のトイレに行った時に
サインがオシャレすぎて
女性トイレに入ったことあります
そういうことが起きるわけですね
なんとかなる
ジェンダーニュートラルを意識しすぎて
色も使わなくなったんですよね
形あげる表現
黒とか
また女性らしさ男性らしさも
あんまりやりすぎると良くないっていうことで
女性だからといってスカウトとは限らないだろう
っていうことでまた形を変えたりするじゃないですか
そうなると導きがされなくなってるんですよね
あと髪の毛が長い女性みたいになると
僕挑発なんだよね
こっちかなってなっちゃう
だからデザインって難しいんですよね
僕みたいなエラーがいるからね
それは本人が判断しろ
僕のせいか
僕ロン毛なんで女子入りました
完全に逮捕ですよ
その言い訳
通用しないの?
法廷では通用しないですよ多分
これダメだったか
入る気もないけどね別に
デザインの役割とエラー
そんな感じでデザインの役割っていうのは
一回まとめてみたということになりますが
素晴らしいありがとうございます
本当にこれ奥深いね
だけど完成品って言われるものはあるようでないよう
デザインに終わりはないですね
終わりは絶対にない
時代とともにまた概念変わってくるので
すごく奥深いし
外見にややこしいしめんどくさいね
世界ではあるんですよね
正解もないけれども明らかなエラーね
さっきの導線がちゃんと導けてないとか
っていうのはエラーだと思う
エラーははっきりしちゃうからね
エラーもそれこそエンジニアとデザイナーで
何をエラーと認識するか全然違ってて
本当にエンジニアができましたって出てきたのは
デザイナーからすると20%しかできてない
動いてますよ
動いててもこんなのユーザー絶対使えないですよ
っていうのはあって
エラーの概念も人によって違うんで
またここもややこしかったりしますよね
GUIのOSとデザイナーの仕事
それが多分GUIのOSが出てきたことによって
爆発的にそのストラが広がったってのがあるんですよね
グラフィックユーザーインターフェースが出てきて
結局ユーザーがマウスを使って何かをするっていう
自由度が上がっちゃってるから
ユーザー数が増えた
進むが広がったんで
アホも使うようになっちゃった
なおかつ困ったことで
それがないと生きていけない社会構造になりつつあるわけじゃない
デバイスが使えないと買い物一つできない
制度が求められる制度が半端なく高くなる
一方でみんなが同じだけのリテラシーを持っているわけではない
デザイナーの仕事がすごい大変になってきたな
英語でちょっとスラングなんですけど
Idiot Proofという表現があって
バカたいせいをつくりつける
バカでも間違わないデザインにしろみたいのがあって
狭い言葉でフールプルーフとかって言ってるんですけど
それはもっと口悪く
Idiot Proofという表現を
デザイナー先生とか
UXとかの場合してて
これちゃんとIdiot Proofされてるか
どういうことかというと
アホな使い方したときも
ちゃんと問題なく動くかみたいなことはやってたりしますよ
アホなやつがやったことによって
全体に悪影響を及ぼすデザインになったら
これは完全に敗北になる
日本だとそこのハードルが結構高くて
日本の方ってアホが少ないので
リタらしい高めの人しか使えないデザインが多いんですけど
それが海外の人が
移民で来られた方とか使うと
びっくりするくらい使えない
余談ですけど
うちのアメリカ人スタッフが初めて日本に行って
一番困ったのが
居酒屋の手書き風メニュー
読めない
Googleレンズでも読めない
翻訳ソフトでもカメラで当てても翻訳されないくらいに
達筆な筆で書いてるじゃないですか
暗号ですよ暗号
文字だけじゃなくて中身もわからないですからね
これは何を意味しているのか
当店こだわりの何々風何々
何々風もわからなければ何々もわからない
それをファミレスの入り口でサンプルで可視化されていると
何か想像しやすいので
デザインの役割になったりします
以上になりますが
今回ボリューム盛り盛りでしたが
とても重要なトピックだったので
僕も話できて嬉しいです
せっかくなので沢さん来ていただいたので
何かしらお知らせを
10月19日には点灯になると思うんですけれども
書籍が出版されることになっておりまして
メタ思考というタイトルになります
メタ認知を例にしたものの考え方について
あれこれ書いたほうになります
ちなみにグランドンさんの名前も
勝手に借りて事後報告
ひどいことさせてもらったんですけれども
それもちょっと肩書き間違ってたわ
そうそうごめんね
ひどい話だった
それも間違ってたのは
ビートラックスジャパン代表って書いてあったんですよ
僕ビートラックス代表でもあり
ビートラックスジャパン代表でもあるので
間違いではない
ちっちゃめに書いてるだけの話で
僕としてはサンフランシスコの方を押したかったんだけどね
失礼しました
大丈夫です
画面ショット付けで事後報告したという
曰く付きの本になっているんですけど
今日ちょっと読んでました朝
本当に
ただ僕が普段思っていることと
言っていることが書いているだけだったんで
別に新しい学びがない
だよねーと思って
だよねーなんでね
普段二人で喋っているときのことを書いたっていう
そういうことなんです
むしろそれを読み進めていたら
言っていることちゃうやんというのを
発見したらびっくりだけどね
読みやすかった
非常に読みやすかったです
おすすめなので
うちの会社もデザイン志向の本出すので
おーそうよ
両方いっぺんに買っていただけると
より学びが多いと思いますので
僕もね紹介文書かせていただいたからね
そうなんです
とても素晴らしい書評紹介文をいただきましたので
我々にとっては1冊目
沢さんにとっては9冊目ですね
そうですね9冊目ですね
素晴らしいですね
これも大先輩なんですが
ぜひよろしくお願いいたします
あとは僕の考え方を聞きたい人は
ボイシーにアクセスいただいて
沢磨岡の深夜の福音ラジオっていう
リンク貼っときます
ありがとうございます
こちらを聞いていただける
ちなみに神様やってるんですね
沢直ってんですけれども
アートな心の開放チャンネルというのをやってますので
よかったら聞いてください
はいでは以上になります
ありがとうございました
サンフランシスコデザイントークは
番組に対する質問や
詳しいテーマを募集しています
番組概要欄にある
Googleフォームからお送りいただけますので
お便りお待ちしております
最後までお聞きいただきありがとうございました
次回もお楽しみに
40:50

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