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2023-10-05 24:50

丸石神 山梨県の不思議な風習

山梨県の不思議な風習「丸石神(丸石道祖神)」について、現地からリポートしました!


謎のオーパーツ? 山梨の奇妙な石球群信仰「丸石神」

https://bqspot.com/koushinetsu/yamanashi/227

丸石神の現地調査に行ってきた!(セミブログ)

https://semiyama.com/maruishi-field-work/

丸石道祖神のイベントに参加!(セミブログ)

https://semiyama.com/maruishi/

山梨の丸石道祖神(丸石神)の写真(セミブログ)

https://semiyama.com/maruishi-photo/


北欧メタルのおすすめ曲「Eagleheart」(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=UGJV6cJkFcc


爬虫類専門誌レプファン(ボールパイソン特集号)

https://amzn.asia/d/35EwiyJ


逃げ出したボールパイソン(ススムアート)

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00:03
みなさん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、せみやまです。
今日は、山梨県の不思議な風習、丸石神についてお話ししたいと思います。
本題の前に、3つ番組へのご感想のメッセージをご紹介させていただきます。
こちらは、仲良くさせていただいているイラストレーター、そしてポッドキャスト番組すすむアートを配信されている
すすむさんからいただきました。 読み上げますね。
セミラジオ最新回聞きました。 木の神の話、面白かったです。お話し聞いていると確かにゴマ犬っぽいですね。
昔の人は今と違ってすぐに画像検索できるわけでもないし、いろいろな想像をして、たくさんの妖怪や神様を生み出したんだろうなぁと思いました。
そして、戦外狂の話。 抵抗にTikTokの流行の曲を教えてほしいってさらっと話していた
セミヤマさんに爆笑しちゃいましたよ。 私だったら、今流行りの北欧メタルを教えてほしいです。
戦外狂のお話もちゃんと読みたくなるぐらい面白い内容でした。 そして話は前後しますが、ういろさんの紹介してくださったムーミンのLINEスタンプ
私も買ってしまいました。私もムーミン好きなので、しかもダークときたらもうめっちゃつぼっちゃいました。
ガンガン使わせていただきます。ういろさんにもよろしくお伝えください。 というありがたいメッセージをいただきました。
笹野さん、いつもありがとうございます。 前々回では、戦外狂という古代中国の神話について書かれた本をご紹介したんですが、
その戦外狂に出てくる抵抗という霊獣について触れてくださってます。 抵抗はのっぺら棒の黄色い袋みたいな体から6本の足と4枚の翼を生やした
異形の霊獣なんですが、そんな見た目にもかかわらず歌と踊りが得意ということで、それなら
TikTokで流行っている曲とか90年代のアニソンでおすすめの曲とか教えてほしいですね みたいなことを僕が言ってたんですけども
笹野さんは抵抗に、今流行りの北欧メタルの曲を教えてほしいということで さすが笹野さん
絶妙なところをついてきますね。 笹野さんにLINEで送っていただいたメッセージ読んだ時、声出して笑っちゃったんですけども
余談なんですが僕は北欧メタルだとフィンランドのストラトバリウスというバンドの イーグルハートという曲がすごく好きで一時期その曲ばかり聞いてました
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サビがめちゃくちゃかっこいいんですよね 概要欄に公式YouTubeチャンネルのPV動画のリンクを貼っておきますのでぜひ聞いてみてください
そして前々回ではいつもセミラジオを聞いてくださっている ウイロさんからのお便りでムーミンの
夜はこれからというLINEスタンプのことを教えていただいたんですが 笹野さんはこのスタンプを気に入ってご購入されたということで
いやーいいんですよねこのスタンプ 僕も気に入って使ってるんですけども
ウイロさん改めて面白いLINEスタンプを教えていただいてありがとうございました そしてすすむさんといえば最近
爬虫類専門雑誌のレプファンという雑誌にイラストを掲載されたということで ご自身のポッドキャスト番組
すすむアートの方でも配信されてたんですけども いや本当にすごいことだなと思います
すすむさん改めておめでとうございます レプファンにすすむさんが掲載されたイラストは逃げ出したボールパイソンという物語性のある
イラストですごく緻密に書き込まれていて なおかつボールパイソンがつぶらな瞳で可愛く描かれていてすごく素敵なイラストなんですよね
そして添えられている物語も飼っていたボールパイソンが逃げ出したことをきっかけに 身近な自然に気づかされるという味わい深い内容なんですよ
すすむさんのイラストが掲載されたのはレプファンの vol.21 ボールパイソンという蛇の特集号で
イラストに描かれているのもそのボールパイソンという蛇なんですね 僕は生き物の中でも蛇にはそんなに詳しくなくて
このボールパイソンという蛇のこともよく知らなかったんですが このボールパイソンって目がつぶらで可愛い蛇なんですよね
そしてモルフと呼ばれる本当に多種多様な見た目の個体がブリーダーによって創出されていて その瞳のつぶらさや見た目のバリエーションの豊富さでペットとして人気を博しているそうなんですよ
僕もすすむさんのイラストをきっかけにネットでいろいろ ボールパイソンのモルフの画像を見たりしてたんですけど
その中でも明るい黄色に黒の模様が入った ボールパイソンの画像がすごくツボに入りまして
最近は iphone にその黄色に黒模様のボールパイソンの画像を落として 一日に何度か眺めてたりしますね
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そしてすすむさんのイラストが掲載されたレプファンのvol.21購入させていただきました
いやー本当にボールパイソンっていろんな見た目のバリエーションがある蛇で こんなにあるんだとレプファンを読んでいて驚きました
きっともともと遺伝的多様性の高い生き物なんでしょうね ということですすむさんのイラストが掲載されている
爬虫類専門雑誌レプファン vol.21 ボールパイソン特集号 概要欄にリンクを貼っておきますのでぜひチェックしてみてください
そしてレプファンに掲載されたイラストについて すすむさんご自身がポッドキャストすすむアートでボールパイソンのイラストと物語についてご紹介されています
こちらも概要欄にリンクを貼っておきますのでぜひぜひチェックしてみてください というところですすむさんからのメッセージとレプファンに掲載されたイラストについてご紹介させていただきました
また最近ありがたいことにご感想やお便りをいただける機会がどんどん増えてまして 本当にありがとうございますめちゃくちゃ励みになります
いただいたご感想お便りについてはまたどこかのタイミングでお便り会としてご紹介させて もらえればと思っています
それでは本編に行きたいと思います 今回は僕の地元である山梨県独自の不思議な風習である丸石神あるいは丸石道祖神についてお話ししたいんですけども
どういうものかというといろんなタイプがあるんですが よくあるタイプの丸石神の外見を描写すると
石を組み上げて作られた簡素な祭壇の上にゴロンと丸い石が置いてあります でその祭壇と石が道端に置いてあるんですよね
置き場所として多いのは住宅街の昔からある道の辻や交差点の端っこなんかが多いですね
でそういう場所って町内のゴミ捨て場になっているケースが結構あって ゴミの日になると丸石神の祭壇の周りにゴミ袋が積み上げられたりしてるんですけど
もちろんゴミ捨て場になっていない丸石神の祭壇も普通にあったりします どうでしょう
なんとなくイメージはきますかね この簡素な祭壇に置かれている丸石はセメントで固定されていたり固定されていなかったりします
09:10
形も様々で完全な球体に近いものもあれば卵型のものもあって サイズも20センチから30センチくらいのものが多いんですが
大きいものになると直径1メートルにもなる巨大な丸石神もあります 数も1個だけで祭ってあるものや大玉一つに小玉が複数というパターンや小玉が
いっぱいというパターンもあって多岐にわたっています 共通して言えるのはどの石もなんとも言えない
良い形のものが多くて見ていて和むんですよね そういうなんとも味わい深い丸みを帯びた丸石神の祭壇というのが
山梨県の至るところにあるわけなんですけど ほとんど知られていないんじゃないかと思っています
山梨県全体で700箇所ぐらいあるみたいなんですけども 山梨県にお住まいの方でも地域によってはあまり置かれてなかったりしますし
丸石神が近くにあっても関心がなくて認識していないということもあるので 僕みたいに道を歩いていてたまたま丸石神の祭壇を見かけると
ああ丸石神だと言ってちょっと嬉しくなっちゃうタイプの人は割と少数派かなと思います これは大人になってから気づいたんですけど
山梨県の僕の生まれ育った実家のあるエリアって 割と丸石神が多い地域だったんですよ
小さな町なんですけど丸石神の祭壇が結構道端の至るところにあって 小学生の時に歩いていた通学路にも道沿いに何個かあったので毎日見てたんですけども
そんな僕にとっては身近な丸石神だったので 山梨県だけの風習なんだと知った時は驚きましたし
山梨県の中でも丸石神があまり多いってない地域があるということも結構意外でしたね そもそも以前は丸石神という名前も知らなかったんですけども
なんか丸石いろんなとこにあるよね くらいに思ってましたね
12:00
で道端に置いてある丸石神とは別に 屋敷神というのもありましてむしろ僕が認識したのはこっちが先でした
というのもこの屋敷神は僕の実家の敷地内に置いてあったんですよね 屋敷神も道端に置いてある丸石神と同じく
簡素な石の祭壇に丸石がゴロンと置いてあるというものなんですけど サイズは道端の丸石神よりもずっと小さいんですよね
石のサイズはそんなに変わらないんですけども祭壇のサイズが小さいんですよ この屋敷神今も実家にあるんですけども
屋敷神の祭壇の高さはだいたい50センチくらいだと思います で道端の丸石神の祭壇は1メートル以上のものも普通にあるので
屋敷神の祭壇の方がだいぶちっちゃいんですよね でこの屋敷神思い出がありまして僕が小さい頃その小さな祭壇に置いてある丸石に興味を
惹かれて地面にゴロゴロ転がして遊んでたんですよ そうしたら母に怒られまして
それは神様だからいたずらしちゃダメって言われたんですよね で幼い僕はえ?これ神様なの?という感じで
キョトンとした記憶があるんですけどさすがにそれ以来転がして遊ぶことはなかったですね この屋敷神僕の家にはあったんですが
山梨県のどの家にも置いてあるというものでもなくて やはり地域によって多い少ないはありますし
新しい家だと置いてあるところは少ないんじゃないかなと思います ということで山梨県独自の風習である丸石神は道端に置いてある
比較的大きな祭壇に置かれた丸石神 あるいは丸石道祖神とそれぞれの家の敷地に置いてある
屋敷神の2種類があるんですね でこの丸石神面白いのが何なのかよくわかってないんですよ
なんで丸石を祭壇作って道端に置くのかとか どういう信仰のもとにそれをやっていたのかとか
いつから置いてあるのかとか文献がほぼないみたいで あまりにもとっかかりがなさすぎてほとんど研究もされてないんですよ
15:09
神社に置いてある狛犬だったら古いものでも台座を見れば 放納した年号が掘ってあることが多いのでいつ頃掘られて放納されたものかは
だいたいわかるんですけど 丸石神の方はそういうのもないのでいつからそこにあるのかもわからないんですよね
江戸時代からかもしれないし もっととてつもなく古い時代のものかもしれない
割と基本的なことが何もわかってないんですよね 縄文時代の山梨県の遺跡から丸石神によく似た丸石が発見されたという話もありまして
本当にその頃から続く古い信仰である可能性もあるんですよね あと実は丸石神は山梨県ほど数は多くないんですが
お隣の長野県や静岡県にもいくつかあるようです さらに山梨県からは遠く離れた
和歌山県にもかなり多くの丸石神が見られるそうで不思議なつながりを感じますね
いつか和歌山県の丸石神も見に行きたいなぁと思っています で山梨県の丸石神なんですがどういう経緯で丸石ができたのかも
いろんな説がありまして川の流れで丸く削られたという説や 火山性のものだという説もあってはっきりした結論は出てないんですよね
ただ丸石神の分布は山梨県を流れる大きな川である 笛吹川の流域に集中しているので僕自身は笛吹川由来のものかなぁと思っています
実際笛吹川の河原に降りてみるといい感じの丸石がゴロゴロ転がってるんですよ で僕も自分の実家の敷地内とか実家の周りに丸石神がたくさんあって
幼い頃から身近な存在だったので結構関心を持って 丸石神をウォッチしてきたんですよね
そして僕が生まれる以前から丸石神に感染を寄せていた人は少なからずいまして 今僕の手元に丸石神調査グループという団体の方々がまとめた
丸石神 庶民の中に生きる神の形という本があります
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これは1980年に出版された 山梨県の丸石神について詳しく書かれている数少ない本なんですが
写真が豊富なのがすごく良くて いろんな地域の丸石神の写真集として読むこともできるんですよ
で今もその本に収められた丸石神の写真を眺めてたんですけど なんというか古びて苔とか地類やらがくっついている
なんとも優しい形の丸みを帯びた石たちを見ていると なんか生き物みたいに見えてくるんですよね
単なる無機物とかただの石というふうに思えなくて なんかそういう生き物って感じに見えてくるんですよ
で実は昔の人が丸石神を祭り始めたのもそれに近い気持ちだったんじゃないかと思っていて
河原とか畑でたまたま見つけた丸っこい石に 何とも言えない味わいとか愛着を感じて
簡素だけど祭壇作って祭り始めた そんな感じだったんじゃないかなぁと思うんですよね
で丸石神調査グループという団体は石子純三さんという美術評論家と彼と親しい アーティストが中心になって結成したものだったんですが
彼らが丸石神に注目することになったきっかけが 中澤敦史さんという道祖神の研究者の方が出版した
山梨県の道祖神という本でした この本で山梨県の丸石神のことを知ったアーティスト集団が美というものの源流はこの丸石神に宿っているという風に感じて丸石神というものを初めて体系的に研究した
その中澤敦史さんのもとに集って一緒に 丸石神の現地調査を行ったという知らえざる歴史の一幕もかつてありました
僕自身も以前そういう同行の師というか 丸石神が好きで好きでたまらないという方にご一緒させていただいて
丸石神が密集している地域を一緒に歩いて この石いいですねー
とか言いながらのフィールドワークをやったこともあります その時に撮った丸石神の写真を僕のやっているセミブログというブログに多数掲載してますので
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概要欄に貼っておきますのでよかったら見てみてください ということで山梨県独自の不思議な風習
丸石神についてお話ししてきたんですがいかがだったでしょうか もの言わぬ何ともいい丸みを帯びた石たちの不思議な祭壇
山梨県の道を歩く機会がありましたらそういうものがひっそりとありはしないかと 少しゆっくり歩いていただくと面白いものが見つかるかもしれません
それと最後になりますが一つ告知がありまして このセミラジオ今回が第91回ということで徐々に第100回が見えてきています
でせっかくの100回という節目の回なので何かやりたいなと思ってるんですけども そういう節目の企画とか考えるの苦手な方なので
どうしようかなと思ってまして そこで大変恐縮ではあるんですがここは一つ
皆さんのお力をお借りできないかなと考えております 具体的に言うと第100回で記念にこういうことやってほしいとか
もしありましたらお便りフォームや x などで送っていただけると嬉しいです 実現可能なことに関してはなるべく
第100回の配信でやりたいと思います 自分の方で一つ考えているのは
セミ山へのご質問にお答えしようかなというものです 住所と本名以外はだいたいお答えできると思うのでもしよかったら僕への質問を
お便りフォームに送っていただけると嬉しいです 住所と本名以外の質問でも答えられない可能性はあるんですがその時はごめんなさい
まとめると次の内容でお便りを募集したいと思っています 1セミラジオ第100回でやってほしいこと
2セミ山への質問 あまりお便りが来なかったときは特に100回記念会ですとも言わず
いつもの通りその時話したいことを話すという感じになるかもしれませんし それはそれでセミラジオっぽいかなとは思うんですが
24:00
とはいえ第100回というのは節目ではありますし 何か面白いことできたらいいなぁというふうに思っています
概要欄のお便りフォームは匿名でも送れる仕様になってますので 是非是非よろしくお願いします
セミラジオではお便りを募集しています 概要欄のフォームやXのハッシュタグセミラジオでご感想いただけると嬉しいです
また第100回に向けてセミラジオ第100回にやってほしいこと セミ山への質問を募集しております
どうぞよろしくお願いします 今日は山梨県の不思議な風習
丸石上についてお話しさせていただきました ご視聴ありがとうございました
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