00:05
どうも、ボブです。今日は介護の話をさせていただきたいんですけども、
ちょっとね、実際の話と個人情報があるので、ちょっと変えてお話はしようと思うんですが、
ある女性でですね、一人暮らしの女性の方がいるんですが、
以前は娘さんと一緒に住んでたんだけども、
もう今は別居になって、一人になってから全然ご飯を作ることがなくなったと。
ちょっとね、軽度認知症みたいなね、症状も出てきて、
余計ね、食事とかご飯を作ったりとかするのもしなくなってしまった。
ただスーパーで美味しそうだなって思うものを買うだけ。
そういう生活をしていたんですね。
で、そういう方にヘルパーさんで共に行う家事っていうのをですね、おすすめして、
今までできてたんだったらほんの1年半前ぐらいまでご飯作ってたんです。
それがもう一人になったことで、1年半でもうやらなくなった。
でも体はきっと覚えてるだろう。
それをね、今もう一人で作っても余らせるだけだしとか、
あともうやり方もちょっとね不安になって危ないしとか、
そういう理由で辞めてしまってるのがあるんだったら、
じゃあせめて完全に辞めるんじゃなくて、
誰かと一緒に作って、またできていたことを取り戻しましょうっていうね、
そういう目的でヘルパーさんの支援をスタートしたんです。
ただ単に料理の習慣を取り戻すっていうだけの目的じゃなくてですね、
どちらかというと何か心の面で、もう面倒だからもう辞めてしまおうとか、
あともうなんか自分にはできることがないとか、何のために生きてるかわからないとか、
なんかそういう一人になったことでちょっと卑屈になってる部分があったんですよね。
なおかつご飯も作ることができなくなった、できなくなった、できなくなった、あれもできなくなった、
そうなってくると元気なくなりますよね。
でも今までできてたことちゃんとまたできるよっていうことを
自分で体がもう一度、あ、そうだまたできるんだって思い出すことだったりとか、
03:00
あと面倒な気持ちを一歩前に出すこととか、そういったのを刺激することができるんじゃないかなっていうことで
ヘルパーさん一緒に入ることになったんです。
でも最初はうーんとか言ってたんですね。
でも家族がね、やってみようよって言って、そうねって言って渋々スタートした。
それからね1ヶ月ぐらい経ったんですけど、
昨日ね会ってきて見てみるともうバッチリエプロンつけて、
もう手もね、慣れた感じなんです。洗い物とかするときもシャシャシャシャって動きが早いんですよ。
やっぱり火事してきたんだなーっていう感じの手の動きで。
最初初日はですね、初日も行って見てみたんですけど、
最初はご飯を炊いて、ご飯を炊くこともしなくなってたんで、
炊き方、炊飯器の使い方をもう一度復習して、
そして卵焼きを作って、お味噌汁を作って、みたいな。
そんな感じだったんです最初。
昨日行ったら、ご飯を炊いて、お味噌汁作って、畜然煮を作って、鮭を焼いて、
っていうね、その4品、いや3品になるのかなおかずは。
そういうのを作って喜んでました。
今日の分はお皿に入れて、ちょっと余った分はタッパーに入れてとか、
そういったのを考えたり、いろいろね、今日使う分はこれ、今度の分はあっち、みたいな。
そういうのを考えてやる。
それも一つ一つ、もしかしたら楽しみかもしれないですね。
楽しいことなのかもしれない人にとって。
ただ僕たちは忙しく仕事もバタバタしてる中で、
そういうのって作業になってるんだけれども、
もしかしたらそういったご飯を作ったり、そして洗い物をしたり、
今日の分、明日の分とか、そういったのを自分で考えて分けたり。
そういう作業を一つ一つが、実は楽しいことなのかもしれないなって思いました。見てて。
こういうのをね、共に行う介護っていうことで、
通常だったら家事援助は生活援助っていう名前で、ちょっと単位が安い単位なんですね。
でも共に行う介護、やっぱり体を使うものなので、
転倒の予防とかいろいろ気をつけないといけない。
だから少し単位は高い金額になってくるんですね。
06:02
それでも週一回入ることで、
週一回じゃもう一回だけだったら意味あるの?と思うかもしれないけど、
それが起爆剤というかね。
本人ちょっとね、週一回ヘルパーさんがこの日に来るから、
お買い物を家族にもこれとこれを買ってって頼んでおいたり、
自分で買える分は何とか買いに行こうかなとか、
いろいろこの週一回のリズムの中で本人も考えるようになってるんですね。
認知症、やっぱり忘れたりとかすることもあるんだけども、
楽しいことって意外と記憶に残ってたりするんだなと思うんですよね。
まだ今の程度の段階なので、こういうことをやっていくことでもしかしたら、
悪化を防ぐことできるんじゃないかなと思ったりもするんですね。
なのでもうこの一つ、共に行うっていうことを一つスタートしただけで、
本人の笑顔も、そうそう本人が楽しいって言ってました。
ありがとう、一人だったら絶対にもう作らない、面倒だったし、
一人じゃ絶対にしなかったけど、一緒にやってくれる人がいて、
楽しいわーって、ありがとうねーって言ってました。
それがもう初回からそんな風に言ってて、
1ヶ月経ってからも、また品数も増えて、今も楽しいって言ってくれてました。
これがすっごく大事だなーと思いますね。
きっと普段の家事って、お掃除だって、何だってもしかしたら楽しいことなのかもしれないなーって、
面倒だったり、今3種の神器とか、洗濯機とか冷蔵庫とかね、
そういったので、面倒なことは、面倒な作業は機械に任せてしまおうということで、
何か作業、面倒なことになってるけれども、
ちゃんと、もし他に何もなかったら、こういう作業を一つ一つが、
実は楽しいこと、楽しみなのかもしれない。
明日の自分のことを考えて、冷蔵庫にタッパーに詰めるとかいう作業もそうだし、
冷蔵庫がないときは、1ヶ月後とか3ヶ月後の自分のために、
ぬか漬けとかお漬物をつけて置いてたりとか、
09:00
そういう未来の自分を信じるみたいなね、
そういうことを、この家事の中でやってたわけですよね。
ご飯を炊いてっていうのもね、
今日1日の自分の健康、そして家族の健康を思って作る。
この作業が面倒なことなんでしょうか。
楽しいことなのかもしれない。
お掃除一つとっても、床掃除、拭いたりするの大変だ。
でもそうじゃなくて、それは感謝なんでしょうね。
いつも自分の生活を支えてくれてありがとうということで、
床を掃除したり、ほこりを取ったり、
そういったのが自分の心の掃除になってるんですよね。
それ全部を、これが悪いじゃないけど、
ルンバさんとかね、ロボットの掃除機とかに任せてしまうっていうのも、
なんか自分の楽しみと感謝の感謝を伝える場っていうのを、
もしかしたら奪ってるのかもしれない。
それをなんかね、今の高齢者の介護を見てちょっと感じましたね。
なので、実はお料理、家事って楽しいものなんだっていうのを教わりました。
ということで、今日はね、
僕もちゃんとね、いつも健康の話とかばっかり、
介護の制度の不満ばっかり話してますけど、
ちゃんと仕事はしております。
ちゃんとケアマネの仕事はしてるんですよ。
こんな感じで気づいたことがあれば、またシェアさせていただきます。
ご視聴ありがとうございます。