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2024-07-19 08:40

内容より印象って話

#毎日配信 #コーチング #研修講師 #エピソード
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00:07
おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、はつしです。
この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、さらにプロコーチや講師として独立起業する人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
先日、研修講師の方のトレーニングというか、フィードバックを依頼されたので、
実際に、僕はその方の研修を見て、それで何か気づいたことをフィードバックするという、そういうご依頼です。
いろいろ、もちろんあったんですけど、ちょっとね、気づいたことがあったんですよ。それをちょっとお話ししようかなと。
これね、僕も少し前から気づいていたことなんですけど、ちょっと注意した方がいいなと思ったことなので、今日お話してみたいなというふうに思います。
その研修講師の方はね、野球の一郎選手が小学生ぐらいの作文家なんかで、自分は将来メジャーリーガーになるんだというふうに書いていたというエピソードを引き合いに出して、
将来の夢とか、なりたい姿とかを一郎選手みたいに具体的にしていると、小さい頃から具体的にしていると、目標とかが叶うよ、夢が叶うよ、みたいな論調で話をしていたんですよ。
その話をその方がやったときに、僕はこれまずいなというふうにちょっと思ったんですよ。
案の定、研修に参加されていた方の反応はイマイチというか、イマイヨンぐらいの表情でした。そういう空気でした。
でも僕はそういう空気になるだろうなというふうには思ったんですよね。
これなんでそういう風な空気になるかというと、ずいぶん使い古されたエピソードなんですよ。
手訳がついているんですよ。
似たような他のバージョンで言うと、サッカーの本田圭介選手が作文に、
イタリアのセリエ、セマンゴア10番をつけます、みたいなことを作文に書いてあって、それで夢が叶ったとかね。
今をときめく大谷選手がね、高校生の時にマンダラチャートっていうのを書いてて、自己分析してたと。
だから自己分析するのは重要よ、みたいなね。
こういう研修とか、自己啓発界隈では、本当にどこでもここでも使われているような聞き飽きたエピソードなんですよ。
今日のキーワードはね、エピソードに注意です。
03:00
こういうエピソードって初めて聞くとかだと、インパクトがあってね、
えーそうなんだって、なるほどねって思ったりするんですけど、それでちょっと納得感も出たりするんですけどね。
何回も聞いた話だったら、それ知ってる感が結構漂うんですよ。
だから場合によってはね、その程度の、その程度のって言ったらちょっとあれかな、
それくらいのよく知ってるエピソードしか話せない講師なんだなぁみたいな感じで、あんまりね、いい評価にならないんですよ。
で、この話ってね、一郎選手とかね、本田選手とか大谷選手みたいにね、
昔から具体的な目標を書いてると夢が叶いますよと、目標が達成できますよっていう風なことが言いたいわけですよ。
つまり、具体的にね、やってると目標が叶うよという風な、そういう論調に持っていきたいわけですよ。
でもね、これ一郎選手の年代の少年って、大抵の少年がね、みんな野球やってたわけですよ。
そしたらその中で、メジャーリガーになるんだっていう風にね、作文書いた子も結構たくさんいたと思うんですね。
本田圭司選手のね、年代の子はみんな多分サッカーやってたでしょ。
だから俺はサッカー選手になって、プロのイタリアリーグで背番号10番だみたいな、そういう風になるんだみたいな作文書いた子もたくさんいたはずなんです。
だとするとね、その一郎選手とか本田圭司選手みたいになった人の方が圧倒的に少ないわけですよ。
だから、もしそれを引き矢に出すとすれば、夢を具体的に作文に書いた少年のほとんどは目標が達成できないっていうのが、本当の話というか、妥当な結論ですよね。
こっちの方がどっちかというと正しい解釈なのかもしれないです。そういう言い方をすればね。
で、今僕が言ったひねくれた、よくないところにスポットあったような言い方って、これ手垢がついてるエピソードなんで、言ったらそういう話も出回ってるわけですよ。
僕が今言ったようなひねくれた話さえも出回ってるわけですよね。
だからね、こういうのをね、ダイレクトに引き矢に出すのってやっぱりね、エピソードにも旬があるんですよ。旬ですね。
今このエピソードを話すっていうのがね、ちょっとちゃんと意味があるんですよね。
06:05
研修とかって特に、実はですね、内容とかね、ほとんどみんな忘れるんですよ。
悲しいことに。もう僕は慣れましたけど。
でね、内容はね、忘れるんだけどね、印象は残ってるんですよ。
ご注意しないといけないですよ。内容は忘れるんですけど、印象は残ってるんですね。
だから、印象が良ければ、また次に呼んでくれたりとか、何かの時にね、
ああ、そういえば何か良かった研修で、あの時の良かった研修でね、
あの先生がこんなこと言ってたなぁ、何やったっけなぁ、あれぇ、とか思って、資料を見返してくれたりとかするんですよ。
だから、内容っていうのもね、もちろん良いものを出す必要あるんですけど、
でも印象ってね、めちゃくちゃ大事なんです。
で、その印象ね、エピソードってね、やっぱり左右するんですよ。
エピソードってね、記憶に残る。だから印象に残るんですよね。
だからそのね、印象に残るエピソードが、何かね、使い古されたものっていう風になると、
全体のね、印象をね、ちょっと下げちゃったりするんですよ。
だからね、エピソードと、それね、ちょっと注意が必要ですよっていう風なね、そういう話なんですけど。
ちなみにね、そういう話したんですよ、フィードバックで。
ちょっとこのエピソードっていうのはね、ちょっと使い古されてるかなぁ、もう少し別のが良いかなぁ、みたいな話をしたら、
ああ、同じようなことをね、以前参加者アンケートに書かれてました、とか言うんですよ。
まあね、それアンケート書かれた時点でね、ちょっと修正しとけ、とか思ったんですけど。
まあ、そういう人でした。
はい、ちゃんとアンケート見ましょう。成長しましょうね。
はい、今日はですね、内容より印象っていうお話でした。いかがだったでしょうか。
さて、僕は週3日、月推薦配信のメールマガを書いています。
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はい、本日は以上です。では、いってらっしゃい。
08:40

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