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SciEn TALK
大学南校が、後に東京開成学校っていうのになって、その後、東京大学になってる。
サイエントークレン
開成って、あの開成?
SciEn TALK
開成って、あの開成、そう。飛躍になる。
サイエントークレン
だから、いっぱい東大出すんだ。
SciEn TALK
その辺が、いろいろ合併したりとか、いろいろして、今の東大ができるっていうきっかけになってるんだけど、
このね、お兄ちゃん2人も頭良くて、当時、都道府県の県じゃなくて、藩だよね。
薩摩藩とかの藩。
藩にお金を補助してもらって、その学校に通ってたと。
で、そのジョージも、そこに入りたいっていうので、13歳で大学南校に入学したと。
サイエントークレン
そもそも、その大学南校っていうのは、年齢の制限みたいなのってあったの?
SciEn TALK
あるんじゃないかな?
サイエントークレン
とか、今で言う高校なのか、大学なのか?
SciEn TALK
えっとね、中学だ。
サイエントークレン
今で言う中学。
SciEn TALK
今で言う中学だ。
サイエントークレン
なるほど。だったら、理解できる。
中学に13歳で入ったのね。
SciEn TALK
そう。普通だけど、でも、けっこうすごい学校で、
サイエントークレン
新学校みたいな感じ?
SciEn TALK
うん。新学校というか、海外の大学教授とかを呼んで、授業してもらったりとかしてて、
この時に、ロンドン大学からも先生を呼んでた。
サイエントークレン
すごい。
SciEn TALK
すごいよね。
サイエントークレン
え、じゃあ、けっこう英語で授業されてたみたいな感じなのかな?
SciEn TALK
英語で授業してたと思う。
で、英語で聞いてたんだと思う。
サイエントークレン
すごいね。
SciEn TALK
すごい。で、そこで海外の授業とかを聞いて、
これ、有機化学の人なんだけど、アトキンソンさん。
この人、ウィリアムソン教授って、めっちゃ有名なロンドン大学の人がいるんだけど、
ウィリアムソン・エーテル合成とか、合成の名前にもなってる人のとこ出身の人で、
っていうので、この桜井上司さんは勉強して、ロンドンに留学するっていう。
サイエントークレン
あ、じゃあ、その大学何校で、科学を学んで、で、科学専攻になって、で、留学して、ロンドン大学に行ったんだ。
SciEn TALK
そう。
サイエントークレン
そのさ、大学何校では、別に化系学だけ教えてたっていうわけではない?
SciEn TALK
そういうわけじゃないと思う。いろんな分野あったと思うけど。
サイエントークレン
その中で、化系学がいいなって思って、選んだんだ。
SciEn TALK
化系学の先生が、ロンドン大学出身の人で、で、興味持って、それを勉強したいってなったらしい。
サイエントークレン
なるほどね。
SciEn TALK
で、この時に、ジョーゴローって、イギリス人が発音しにくすぎるから、ジョージにした。
サイエントークレン
確かにジョージって、イギリスにもいるよなっていう。
SciEn TALK
確かに、ジョージ。
サイエントークレン
ここで名前変わります。
え、これはニックネームとかじゃなくて、本名変わっちゃったの?
SciEn TALK
本名変わってる。排名してる。
で、めっちゃ頭いいんだよね、このジョージさん。
向こう行って、化系学の試験で、1位取って金メダルもらったりしてたらしい。
サイエントークレン
すごい。
SciEn TALK
すごいよね。で、ロンドン大学でも活躍したと。
サイエントークレン
ちなみに、ロンドン大学に留学したのはいつぐらい?何歳の時?
SciEn TALK
18歳の時から。
サイエントークレン
すごいな。
SciEn TALK
早いよね。
早いね。
サイエントークレン
もう留学してる。
当時の基準からしても、早いのかな?
SciEn TALK
と思うよ。しかも、文部省の留学生みたいなのに、選ばれて行ってるって感じ。
サイエントークレン
すごい。
SciEn TALK
すごい。で、そっちで化学を学んで、日本に帰ってくるんですけど、
で、帰ってきた時に、東京大学、その時はもう東京大学になってる、の講師になって。
サイエントークレン
ちなみに、帰ってきたのは何歳ぐらい?
帰ってきたのは、23歳。
23歳。じゃあ、5年間、ロンドン大学でいろいろ学んだんだ。
SciEn TALK
そうだね。
で、帰ってきて、講師になって、その次の年に、もう教授になってます。
でも、一応ね、日本人2人目の化学の先生だよね。
当時、いなかったんだよね。そういう、ケミストリーを教えられる人が。
だから、海外から呼んで、みたいな。
サイエントークレン
精美階層の人は、その人1人目?
SciEn TALK
その人は、また別。
サイエントークレン
別なんだ。
SciEn TALK
てか、その人ね、どっちかというと植物学者なんだよね。
ケミストリーじゃなくて。
サイエントークレン
じゃあ結構理研の中で、いろんな分野あると思うけど、化学は強いのかな?
SciEn TALK
強いと思うし、でも今はそんな化学に限らず、いろんなジャンル。だってスーパーコンピューターもあるし。
サイエントークレン
化学っていうイメージあんまないよね。
SciEn TALK
そうだね。生物学とかも強いし、いろんなジャンルに発展してってるって感じだよね。
で、当時この実業界ですごい活躍してた人、渋沢栄一っているんですよ。
知ってます?渋沢栄一。
サイエントークレン
なんか聞いたことある。
SciEn TALK
なんか聞いたことある。
ヤマさん、今年、渋沢栄一知らないのはまずいですよ。
サイエントークレン
なんか、お札になる人?
SciEn TALK
今年の7月から1万円札。
サイエントークレン
あれ、なんかさ、どっかでも渋沢栄一の話してくれなかったっけ?
SciEn TALK
したっけ?
サイエントークレン
あれ、声援トークでしなかったっけ?
SciEn TALK
あれしたっけ?あんま覚えてないな。したかもしれない。
有名だし、いろんなことやってる人だから出てきてるかもしれないけど。
この渋沢栄一が実業界で力を持ってて、
学会のほう、基礎研究所の学会のほうでは、
この桜井上司さんっていう人が、すごい有名だったんで、
その2人が政府に働きかけて、この理研、誕生に至ってるのね。
サイエントークレン
あ、そうなんだ。
SciEn TALK
そう。
サイエントークレン
2人で作ったんだ。
SciEn TALK
そうそうそう。まあ、いろんな人関わってると思うけど、中心になって動いてたらしい。
これ、1917年ですね。
もう、やっぱり107年ぐらい経ってんだ。理研できて。
サイエントークレン
すごいね。100年ちょい。
SciEn TALK
ちなみに、新しいご専冊と専冊、知ってます?
サイエントークレン
わかんない。
だめかな、私。
SciEn TALK
一応、知っとく?ここで。ついでに。
サイエントークレン
うん。ついでに。
SciEn TALK
ご専冊は、津田梅子。
サイエントークレン
あー、えーっと、英語の人?違う?
英語の人。
英語の人。
SciEn TALK
日本で最初の女子留学生ですね。
サイエントークレン
あー、はいはいはい。
SciEn TALK
アメリカに行った人です。
専冊は、北里柴桜です。
サイエントークレン
誰?
SciEn TALK
ちょっと待って、北里柴桜を知らんの?
サイエントークレン
ちょっと忘れちゃった。
SciEn TALK
すごい有名だと思うけどな。
サイエントークレン
北里大学の人?
SciEn TALK
そう、北里大学の人です。
サイエントークレン
それしか知らん。
SciEn TALK
この人は、最近学者ですね。
波翔風の資料法を作りましたとか、そういう研究してた人ですね。
ご専冊は、7月変わるんで、知ってた方がいいかもしれない。
サイエントークレン
ちょっとここで、エヴァの無知が明らかになり、恥ずかしいですが。
SciEn TALK
いやいやいや、でも、まだ発行されてないから。
サイエントークレン
いや、発行されてないよね。
SciEn TALK
発行されたらね、みんな知ってるって感じになると思うけど。
まだないかもしれない。っていうフォロー。
でも、渋沢栄一はね、知っといた方がいいね。
サイエントークレン
渋沢栄一ね。
SciEn TALK
こういうとこにもかかってるね。
理研にさ、もうかかってるんだよ、渋沢栄一、すごくない?
で、この櫻井上司さん、その後に1932年、日本学術振興会。
これ、大学とかに所属してる研究者に、研究費を援助するっていう組織ですね。
これを作ってるっていうことですね。
で、この学振は、今でもね、続いてる。
僕がお世話になったって言ってたのは、大学院生、博士課程のときに、お金をもらう。
月の生活費とか、あとは研究費で年いくらですよ、みたいなのを補助してもらえるっていう。
そういう機関があって、それの設立者の一人だということですね。
こういうね、本当に基礎研究大事にしないとダメですよって言ってる人は、
もともとそういう東大で、24歳で教授になってるような人が作った組織だったっていうことなんですね。
サイエントークレン
なるほどね。
そのとき感じてたってことかな。
あんまり基礎研究にお金ないし、だし、学生で研究してる人の生活がつらいみたいなのを感じてたのかもね。
SciEn TALK
昔、貧乏だったみたいな話もあったけど、そういうところも、もしかしたらね、
確かに、確かに。
ルーツとしてあったんじゃないかなって、推測しますけど。
サイエントークレン
そうだね。
でも、桜池すごいね。
SciEn TALK
桜池は、結構すごい。
サイエントークレン
お母さんがすごいね。
SciEn TALK
お母さんすごいね、これ。
サイエントークレン
どうやって、それを可能にしたのかが気になるけど。
そんな、だって6人も子供がいて、シングルマザーで、お金もないのに、
こんな留学させたりとかさ、英語学校に、お兄ちゃん2人もいたでしょ。
SciEn TALK
そう。
サイエントークレン
すごいね。
すごいよ。
しかも、これからは、西洋の学問だって言ってね。
すごくない?
そんな、思いつかんわ、私。
SciEn TALK
これ、結構、現代に通じてるよね。
うん。
100年前とかだけど。
サイエントークレン
そうだね。
なんで、これからは、西洋の学問だとか、言うんだろう。
SciEn TALK
分かんない。
何を思って。
お母さんが、どう、その情報を得たのかは、分かんないけど。
サイエントークレン
お母さんも、結構、学がある人だったっていうことなのかな。
なんじゃないかな。
SciEn TALK
どうね。
特に、何かやってた人っていうのは、ちょっと見当たらなかった。
もしかしたら、やってたかもしれないけど。
でも、こういう子供の話してたら、だいたい、母親どういう教育してたの?みたいな話になるよね。
サイエントークレン
なる。
しかも、シングルマザーだったっていうのを聞いて、シングルマザーだったのか、分かんないけどね。
途中から再婚したかもしれないけど、すごいよね。
私たちも、いつか、そう言われるような立派な親になりたいですね。
SciEn TALK
ほんとね、桜一恵のようになったら、すごいんじゃないか。
サイエントークレン
渋沢英一知らない人に、無理やって言われそうですけど。
SciEn TALK
いやいや、別に、これは知ってるか知ってないかの話であってさ、