1. サイエンマニア
  2. 気象予報士に聞く防災の話。デ..
2022-09-18 36:36

気象予報士に聞く防災の話。データを見てあなたも気象学者に!【気象と防災 前編】【サイエンス・エクスプレス】#87

エピソードをシェアする

Share on X Share on Facebook Share on Threads
spotify apple_podcasts youtube

台風や大雨の情報を事前に知ることで助かる命があります。防災大国の日本だからこそ、今知っておくべき防災情報源や気象データについて伺いました。

【ゲスト】

いつかさん (Twitter: https://twitter.com/eveningcal)

気象予報士、サイエンスコミュニケーター

【トピック】

わぴちゃんの警報画像

気象庁のナウキャスト

危険度分布キキクル

川の防災情報 XRAIN

・若者の防災意識

・回覧板のタブレット化

・誰でも気象研究者時代

・気象予報士試験って難しい?

伊勢湾台風

狩野川台風

・台風の被害は防げる

【Twitter】

#サイエンマニア で感想お待ちしてます!番組情報も更新中。

【公式サイト】

番組へのおたよりやプロフィールはこちらから→ https://scientalkclub.wixsite.com/scienmania

おたよりはメールでも募集しています。  scientalkclub@gmail.com

毎週月曜日配信。ポッドキャストのフォローやレビューいただけると嬉しいです。

【番組について】

あらゆる分野のゲストを招き、サイエンスの話題を中心にディープでマニアな話を届けるポッドキャスト。

研究に夢中な大学院生や趣味を突き詰めている方まで、好きな事を好きなだけ語りたい人が集まる番組です。

第3回 Japan Podcast Awards 2021 推薦作品

【プロフィール】

研究者レン from サイエントーク

化学と生命科学が専門のおしゃべり好き研究者。サイエンスをエンタメっぽく発信するために様々な形で活動中。ポッドキャスト「サイエントーク」ではOLエマと共に番組を制作中。

Twitter: https://twitter.com/REN_SciEnTALK

Note: https://note.com/ren_scientalk/

【サイエントーク】

おしゃべりな研究者レンと普通のOLエマが科学をエンタメっぽく語るポッドキャスト番組です。

人類の科学の歩みと2人の人生を重ね合わせるシリーズ「科学史と人生史」を更新中。

https://scientalkclub.wixsite.com/scientalk

【BGM】

DOVA-SYNDROME

00:00
サイエンマニア。
こんにちは、レンです。サイエンマニアはあらゆる分野のゲストを招き、サイエンスの話題を中心にディープでマニアの話を届けるポッドキャストです。
今回のゲストは、気象予報士のいつかさんです。よろしくお願いします。 はい、いつかさんはですね、気象予報士ってことで、
今までとはかなり毛色の違うゲストというか、僕も初めてなんですけど、気象予報士の方と話すの。
すごいちょっと楽しみにしています。じゃあ簡単に最初自己紹介の方お願いします。 ありがとうございます。気象予報士なんですけれど、テレビに出てるとかそういうキャスターやってるというわけではないんですけれど、
地域の防災教室だったり、お天気教室を開催したりしている方は、ちょっとまあ実験とかゴチョゴチョやったりしている感じです。で、今回は防災の話を時期的にしたいなって思ってきました。
はい、ありがとうございます。確かに気象予報士っていうと、あのすごいお天気の優しさを紹介しているお姉さんとかを想像するかもしれないですね。
もしかすると。じゃあちょっと早速、防災のお話っていうことで、僕ちょっと全然どんな話になるのかさっぱり予想がつかないんですけども。
そうですね。防災の話、9月なので、最近だと多分11号がちょっとザワザワしたかなって思うんですけれど。
あー台風の季節ですもんね。
そうですね。で、今12号13号も来てるとか来ないとか、うんうん、お話があって、多分この放送が放送されるときに多分もう通過しているかどうなっているかみたいな感じです。
そうですね。これちょっと先になっちゃうかもしれないですけど。
はい、そうですね。防災の話、まず警報の書類、情報の取得、で、よく言われている〇〇台風並みとかそういうキーワード。
今日は一体どういう意味かみたいな、そういう話の順番でお話ししていきたいと思います。
はい、お願いします。
まず、皆さんですね、警報の種類がちょっと少し前に変わったの、多分皆さんご存知だと思うんですけれど。
警報の種類、知ってるかな?
そうなんです。注意報だとか、まあいろいろ警報なんですけれど、これがですね、めちゃめちゃわかりやすいイラストがありまして、
ネットで検索していただくと、ひらがなでわぴちゃんで警報画像って検索してもらうと、
わぴちゃん?
わぴちゃんってひらがなで打ってもらって、警報画像で打ってくると、わぴちゃんのお写真も出てくるんですけど、
一番最初に警報の、大雨情報と警報レベル一覧図っていうのが出てくるんですよ。
これがめちゃめちゃわかりやすくてですね。
わぴちゃんは出てきたんですけど、
あれ?
警報画像?
警戒レベル1、2、3、4、5って書いてあるやつです。
03:03
出てきました。画像検索の一番上に出てきますね。
そうなんです。これがですね、すっごいわかりやすくまとまってまして、
1、2、3、4、5って順番に危険度レベルがあるって書いてあって、
一番最初に早期注意情報、ちょっと前にですね、危険度にもたらすものが接近しているよみたいなお話が入りまして、その後に、
これ確認しておきたいんですけど、これ警報っていうのは雨とか土砂崩れとか全部まとめた警報の話っていうことであってます?
そうですね。ただその警報の種類としても、防犯の警報として警戒レベル3だったり、
各それが5段階あるみたいな感じ?
そうですね。
なるほど。一番が一番軽い警報。
5番になるともうすぐ逃げてみたいな感じですね。
5番になるともう避難していてほしい段階です。もうすでに発生してしまっているんですね。
そっか、4番でもう避難指示。
そうなんです。ただ、これあくまでも注意していただきたいのが、1、2、3、4、5と順番にならないで突然2から4になったりもするし、2から5になったりもするし、
そうなんです。あくまでもその事象の実況に合わせて切り替えが行われるので、
しかもですね、避難するときにこの避難情報絶対だと思って、思ってもほしくないんですよ、あくまでも。
大事です。避難の判断の資料としては大事なんですけれど、例えば災害がもう発生しているのにその情報がちょっと入ってなくて、
注意の段階だったり、レベルがちょっとそこまで切り替わってなかったりっていうのも全然あり得る事態なので。
そうですね。その一気に来たら間に合わないですもんね、情報が。
そうなんです。なので、何を注目して欲しいかというと、最初の早期注意情報の時点でちょっと警戒モードに入って欲しいわけなんですよね。
あー、なるほど。もう警戒の一番が出た時点でかなり警戒した方がいいって事ですか。
そうですね。テレビの気象情報だったりで必ず触れるので、こういうのは。
確かに。結構よくやってはいますけど、どこまで気にしてるかって言われると、一番とかそんなに。注意報が二番に当たる。
そうですね。注意報。
大雨注意報、洪水注意報。
それぞれ地域ごとに出るので、テレビだったり、多分最近だとスマホに出てきますよね。
あ、出てきますね。確かに。それも結構注意して見た方がいいって事ですね。
そうですね。で、これがあくまでも警報だったり、追放罪の。今、一番やばいのは最大級の警戒っていうのが大雨特別警報。
06:00
特別警報が少し前に始まって、ただこれはもう本当に自衛隊出動レベルのかなっていうぐらいの。
もう死者が出て、どこかで出ててもおかしくないよっていうぐらいのレベルなので、その時にはすでにもうみんな避難しててほしいっていうレベルなんですね。
それが新たに少し前にできまして。
この1から5とはまた別枠ってことですね。
あ、5のことです。
あ、5がその特別警報か。
あ、そうですそうです。
なるほどなるほど。これが最近できたと。
そうなんです。ただやはり情報型じゃないですか。何を見たらいいのかって防災アプリも大変おすすめなんですよ。その地域ごとでわかりやすくて。
で、ただ特にもちろん河川の真横に住んでたり土砂の真横のお家の方は、もう結構早々に避難は1が出て2が出てぐらいの段階で、なるべく高齢者等避難の段階でも、
ちょっと危ないとって避難してていただきたいんですけれど、ちょっと離れたところに住んでる人とか、どうしようかなって今まで人生で避難したことないっていう人もいっぱいいると思うんですよ。
はいはい。
これは平成何年のあの大雨でも台風でも大丈夫だったってこの家はみたいな、
年を重ねれば重ねるほどそういった経験があるから故に避難の足がちょっと重くなっちゃう方が多くてですね。
若い人ほど、あ、やばいのかもしれないってあの経験したことがないからこそ、あ、避難しようかなっていう動きはあるんですけれど。
ただ今その過去に経験がなかった場所で災害が起こる、どこで災害が起こるかわからない時代になってきてしまっているので。
難しいですよねその判断。家を捨てるぐらいの気持ちで出ていかないといけないじゃないですか。
なかなかその判断パッとはできないよなーっていうのはちょっと思いますけどね。
で、あと避難って思わずにあと難しいんですけれど、
例えばいつもは行くことがない民宿だったりホテルだったり地域のこういった機会だからこそちょっと行ってみようかみたいな
足がちょっと積極的に進んでいけるようになったらいいのになと思うんですよ。
その避難所の拡充だけじゃなくて、例えばそういったホテルだったり宿泊施設があるのならば、
女性とかですね、避難女性みたいなのがあれば少しでもいいのかなとも思うんですけれど、
今、たぶんなかなかそういうのも出てないんですよね。
で、その避難情報なんですけれど、避難するために確認してもらいたいのは、
ヤフーの災害マップが今すごくてですね。
ヤフーの災害マップ。
もうヤフーのホームページ開いたら、もうその非常時にはですね、それが一番トップに来るようになってまして。
見たことあるかもしれないですね、でもその地図。
もう無料で誰でも見れますし、設定とかもしなくてもいいし、写真やコメントも投稿されてるので、
09:01
もう自分の近隣の場所がどういった状況かってすごくわかりやすいんですよね。
このエリアが今、川もし氾濫したら危ないですよみたいのが一目でわかるような形で出てるってことですよね。
地図上にポチポチやって、吹き出しで今こうなってるとか、河川がこうなってたとか、それがすごいわかりやすくてですね。
やっぱりこれできれば、投稿も積極的にしてもらってたら、すごい災害時に参考にできるツールとしてすごい優秀だなって今注目しています。
これ写真はもうユーザーの人が登録して投稿してるんですよね。
これもなんか見たことはあるんですけど、どうやって投稿してるんだろうっていうのはあんま知らなくて。
確かこれ多分ツイッターとも連携していたような気がします、確かです。
あ、ツイッターとも連携してるんですか、すごい。
すごいわかりやすくていいなって思ったのと、あとは多分これは皆さん見てると思うんですけれど、レーダーですね。
雨雲レーダー。雨雲がどれくらい強い雨がどれくらいの範囲で降っていて、
特に気象庁のレーダーじゃなくて気象庁のナウキャストっていうのはその雨雲がどっちに移動するかっていうのまで、1時間過ぎまで予測してるんですよ。
で、よく記者予報士の方は聞きくるっていうのをおすすめしてまして、
その河川の危険度を地図上で一目で把握することができるよっていうのもそれに出てくるんですね、地図で。
へー。
ちょっとやばいかなっていうのが薄い水色で、ちょっとやばいよっていうのが黄色で、結構やばいよっていうのが赤いよみたいな感じで段階を踏んでて。
で、もう一目で。
あー、ちゃんとわかりやすくなってるってことですね。
そうなんです。
確かになんかテレビの天気予報でいきなり雲の画像とかわーって出されて、一応説明はしてくれるじゃないですか、気象予報士の人。
だけどなんか素人が見るとこれよくわからんなーみたいなことが結構テレビだと多いかなと思ってて。
今アプリだとだから色分けされて結構わかりやすくなってるんですね。
そうですね。で、比較的いつも同じのを見ることによってだんだん見慣れてくるというか、わかってくるようになると思うので。
はい。もちろんこれもですね、無料で誰でも見れるので、その雨雲の動き、ナウキャストとか、多分頻繁に見られてる方は結構生活、日常生活でもたくさん使ってる方多いと思うんですね。
あー、そうなんだ。
あと最近ですね、始まったのが一番オススメなのが、国交省の川の防災情報っていうのが、Xレインっていうのが誰でも今年からですね、見れるようになったみたいなんですね。
Xレイン。
私ですね、最近国争研のXレインを研究している博士の方にインタビューしたこともありまして、このXレインと国交省のレーダーと気象庁のレーダーってちょっとやはり違っていて、気象庁のレーダーって雨雲がどうなっていくかって予測中心なんですね。
12:06
なのでちょっと高いところをレーダーで捉えてるらしいんですね。
あー、空の低いとこ高いとこが切り分けられてるんですか。
そうなんです。
えー。
で、国交省だと低いところで、今降ってる雨、川にどれくらいの量が流れ込んでいくかみたいなことで、上流から下流まで。
で、河川の水位が、この流れて、川に入ってきた雨がこの後どうやって変化していくかっていうのを、これ10分ごとで更新されるんですけど、
これもですね、画像、日本地図上でポイントポイントがあるんですね。見れるポイントがありまして。
ふんふんふん。
で、やばい時には河川の横断図が出てくるんですよ。
横断図?
横から来た断面図ですね。
あ、どれくらい水位上がってますよみたいなやつですか。
そうなんです。で、徐々にですね、これも段階分で色が変わってくるんですけど、もう湧水しちゃってる時、川の堤防の高さを超えちゃって、溢れてるよっていう時は、もう真っ黒になるんですよね。
ただ真っ黒になるけど、見張ってると、やっぱ10分単位で更新されるんで、で、一番トップの高さ、堤防のこの天波から、今5センチ溢れた、10センチ溢れたってなるけど、
見てると、そこからまたマイナス10センチ、マイナス5センチ、30センチってまた下がってくるんですよ。
すごいな、そんな精度で。
一度下がって、さらにさっきの雨雲ですね、ナウキャストは、河川がそんな、雨がもっと止んでれば安心って言うわけではないんですけれど、
全然緩くなってるから、流れてまた入ってくる可能性は十分にあるんですけれど、あくまでも参考にできるかなっていうのは。
えー、でもそんな精度でよく一応表示してくれるんですね。
これもすごい、一般公開、誰でも無料で見れる時代になるまでやはりその研究者の方々、もう一人じゃなくて何人もの方が何年も何年もずっと準備されてきた上で、
最初は全ての河川じゃなかったらしいんですけれど、東日本台風令和元年ですね、その時は全部の河川じゃなくてごく一部の河川の公開がしてたけど、
今、もうすべての109水系で公開ってなってるので、小さい河川とかはあれですけど、109水系で公開になってるので、
結構このお風呂ダンスが出てくるっていうのが、まだですね、気象予報士の方でもそんなにプッシュしてないみたいなんで、
ただ行方が、今お話ししたのって、今私ですね、地図上に出てくるってお話ししたんですけど、これ全部バラバラの地図に、サイト、ページなんですよね。
そうなんだ、まとまってないんだ。
それぞれがそれぞれの場所でやってるので、運営者が違うので、ただこれは一つになったら便利なのになーって思いますよね。
15:06
たぶんそのうち、きっと。
まだできてはないですか。
できたらなーって。
できてほしいですね、それ。
研究機関がやってくれるか、もしくは今現在あるようなアプリでやってくれるのか、防災アプリが頑張ってくれるのか、
でもここまで結構予測だったり、実況把握が、インターネットを使えば無料で誰でも見れる時代になってきてるので、
あとはもう皆さんに知ってもらって、もっと情報があるんだってことを覚えておいていただいて、
なるほど。
周知広がって、これもっとこうしたら見やすくなるのにっていう声が多くなれば、どんどんより良く防災大国日本として良くなっていくんじゃないかなーって思いますね。
災害多いっすもんね。
あとすごい僕は申し訳ないなーって思ったのが、僕全然そういうアプリ見ないんですよね。
全然天気予報を見ない人間なんですよね、僕。
割ともう出たとこ勝負というか、ガチャって開けて雨降ってるか降ってないかぐらいしか見なくて、そんなに天気予報気にしてはないんですけど、
それでも例えば最近だったら大雨警報みたいになったらスマホでもう強制的にアラームが飛んでくるようなシステムができてるじゃないですか。
はい。
すごいなーと思って、今みんなスマホ持ってるし、一括で情報をみんなにワーって送信できるようになってるからこそ、結構救える命あるんだろうなーみたいなのも思いますよね、やっぱり。
思いますね。ぜひ今、だいたい、結構先ほどもお話ししましたが、若い人たちって結構防災意識強い方が多くてですね、
やはりスマホで見れるとかだったり、命をあきらめないというか、いざという時、まあ死んでもいいやってならないというか。
まあ若いですかね。
逆に言うと、高齢者の方々はやっぱ避難、ここで力尽きてもみたいなところがあるのが、
いや、でもその重くなってしまってるのがやはり個人的にもっと幅広く避難できる時代になってほしいなって思いますね、なので。
うーん、なんかもう正確な情報が必要ですけどね、やっぱりそういう時には。
地方で高齢化がすごい場所とか、今回乱版がタブレットになったとか、ちょっと話題になってるじゃないですか。
えー、そうなんですか今。
なので、例えば市民みんなにちょっとお配りしてて、皆さんがタブレットで簡単に死の情報が本当に簡単シンプルなんですよね。
余計ななんか、なんでしょう、ヤフーみたいなガチャガチャしてなくて、本当に。
広告とかないようなやつですね。
広告とかもなく、文字もちっちゃくなく、本当にシンプルに欲しい情報、ポイントポイントとか。
18:07
ああ、そういうのもあるんだよ。
タブレットにポロッとこういうのは全部一緒になって、見れるアプリが入ったらまた便利ですよね。
いやー、便利ですね。
っていう時代がどんどん変わっていってほしいなという思いもありつつ、いっぱい今までここまで来れたっていうのはすごい時代になったなと思います。
一人一台、若い人たちはみんなスマホ当たり前に持ってますし、地方のご老人たちにもタブレットが配布され始めてて、小学生も今タブレット学習している時代じゃないですか。
そうですね。それにも表示できますもんね、危ないときは。
もっともっと防災も進化してきたし、これからも進化していくなっていうのはすごい感じでますね。
あと個人的にちょっと熱いなって思ったのが、今までそのデータベースみたいなの使ってたのはやっぱり研究者だけだったと。
で、ちょっと前まではやっぱりその研究者とか、あとは気象予報士の方もそうだと思うんですけど、その情報を見て、二次情報的な感じでお伝えするみたいな形だったわけじゃないですか。
それはそれでいいとは思うんですけど、なんかより詳しい情報になると、その人たちだけだと伝えきれないみたいなことになると思うんですよね。
実際今なってると思うんですよね。それがわかりやすいその一次情報というかデータみたいな形を、僕ら一般人が見て、で、自分の判断の材料にするみたいな。
これ結構、僕はすごい熱いなと思うんですよ。
熱いと思います。
みんな気象の研究者みたいな状態じゃないですか、言ったら。
そうなんですよ。
ですよね。
例えば、何でしょう。れんさんが住んでいるそこの場所に、多分気象予報士がいる、専門家がいる可能性もしかしたらないとするじゃないですか。
そしたら、れんさんがそこで、今10年20年住んでるとしたら、その10年20年の経験もあるわけじゃないですか。
土地感もあって、自分で積極的にナウキャストとか見るようになったら、だいたい例えば、この雨雲ってだいたいこの山をこっち側避けて通ってるなとか、そういうのも、なんとなくわかるようになってくるわけじゃないですか。
なるほど、気象予報士ですね、本当に。
そうなんですよ。街の専門家に、みなさんが慣れちゃう時代っていう。
ってことですよね。それすごい面白いですよね。昔は考えられなかったんだ。
気象が、なんでしょう。みなさんに満遍なくキャッチできる時代になったからこそ、防災の面でもそうだし、単純にこの気象の面白さに目覚めて、
例えばそこから気象予報士になりたいって人もどんどん増えてる時代なので。
増えてるんですか、今、気象予報士になりたい人。
21:00
そうですね、アサトラ効果もあって気象予報士試験すごい増えてますね。
そうなんだ。
例えば1万人気象予報士いるんですけれど、テレビで活躍してる人なんてほんとその数パーセントって言われてるんですね。
で、みなさん、他の人大勢は資格をちょっと持て余してるみたいな言われていますけれども、中にはもちろん気象業務に就かれたり、
研究者として活躍されてる方もいっぱいいらっしゃいますけれど、
私みたいに地域の教室開いたりとかもできますし、
いろんな気象予報士としての活躍の仕方もまたいろんな動き方ある時代だと思うので。
面白いな。
面白い世界だと思います。
面白い世界ですね。
なんかすごい気象予報士の資格試験めっちゃ通過率低いみたいなだけ聞いたことありますけど、
実際結構難しいんですか?取るの自体。
難しいですけれど、私ですね、実はそんなに頭良くないんですよ。
これみんなに言うんですけど、ほんとにですね、難しいんですけれど、
頭悪くてもきちんとこれやれば受かるよっていうのをやっとけば受かる試験なんですよ。
なるほどなるほど。ちゃんと勉強すればOKっていう。
そうですそうです。頭悪くても勉強したら受かる試験っていう。
興味あることだったら、しかも勉強頑張れそうですよね。
楽しくなってきますね、やはり。
やっぱりそうなんだ。
なんかあります?気象予報士の勉強とかしてて、これ知って得したなーみたいなのとかあったりします?これ意外だったなとか。
えーなんだろう、難しいですね。
やっぱり勉強してて、私一番得したなーじゃないですけれど、つながりを発見するのがすごく楽しかったりしてて。
つながり。
なんでしょうね。例えば、なんかこの知識とこの知識はつながってるんだなーみたいな。
なんか空気の流れとかの分野も入ってきますよね、たぶん気象もちろん。
そうです。熱力学みたいな力学みたいなのも入ってくるので、
私大学の専攻も全然気象とか環境系も関係ない、全然水理学とかも全然関係なかったんですね。
ただ、力学とかそういうのは、あと何でしょう、力学、熱力学、その辺はちょっと大学以外で行けるったから習ってたんですね。
やっぱりそれを得た知識が、これたぶんちょっとあれとつながってるなーみたいなところを発見すると、学問としては面白いなーって思いますね。
そういうことか。今までやってた物理とか科学とかの知識が意外なところで気象につながってるみたいなのがつながりっていう意味で。
そうですね。
面白いって感じですか。
面白いし、学問として全然違う道に行ったようでいて、
私の高校時代の先生が、サイエンス、科学の世界って全部つながってるから大丈夫って言ってもらったことがあって、
24:04
そのつながりで、勉強の気象ですごいつながりを実感するときにやっぱ楽しいなって、この世界だから楽しいなーみたいな感じになりますね。
学校にいるときってどうしてもやっぱこの授業みたいな感じになっちゃうから、なかなか見えてこないですけどね。
やっぱ社会に出れば出るほどその辺が見えてくるというか。
地理的なことも結構日本って長いじゃないですか。
地理的な地図的な話とかも、なるほどなーって思いながら結構何回もやったりしましたね。
なんか本当に教科書で習うレベルでも、例えば海の温度が上がったり下がったりするだけでこんなに天気変わるのみたいなの、本当かよみたいなのあったりとか、
すっごい遠い海のエルニーノ現象とかでしたっけ、そういう海の温度変わったらめちゃくちゃ遠いのに日本まで影響しますとか、
結構それもそれで地球つながってるなーみたいな感じがすごい面白いなーって思うことがありましたね。
日本って結構狭い世界のようでいて、結構グローバルな気候としても見てもグローバルで、すごい世界。
結局のなんで雨が降るのかみたいな台風が降るのかみたいなことを考えだすともう地球が丸くてみたいな、太陽が進み合ってみたいな結構世界幅広いなーって思ったりもしますね。
なんか海も、海の流れもなんか全部つながってるって言うじゃないですか、やっぱ。海洋大循環みたいな。
ありますよね。で、なんか1回潜ったら次表面に出てくるの何千年先だみたいな海流とかあったりしても、そういうのも面白いなーって思いますよね。
なんか水の流れであれみたいな、化石水っていうのとかもありますよね。
あーありますよね、そういうの。すっごいずっと深海にあったやつとか。
今9月にちょっと話題になった11号が、すごいのが日本に来るんじゃないかみたいな形で話題になってまして、実際ちょっとそこそこすごかったわけなんですけれど、
その時に伊勢湾台風並みって気象キャスターの方が言ってて、多分伊勢湾台風並みとか何々台風並みって結構ですね、キーワードを気象キャスターの方が言うときに、
過去によっぽど大きな甚大な災害をもたらした台風のことなんですけれど、
ちなみに伊勢湾台風っていうのが死者行方不明者が5000人以上の、今日本における台風の災害史上最悪の災害だったわけなんですね。
何年前くらいですか?
もう1960だから。
60年前くらい。
これぐらい大きいのが来るよっていう、これは本当に大きかったんですよね。
27:06
ただその丸々台風並みって言われても、多分そんなに怖いのって思って、でも通過したらあれ全然被害なかったじゃんっていうことあるじゃないですか。
ありますね。
この11号もそうだったんですけど、例えば令和元年東日本台風も、これは実際に東日本各地で甚大な被害をもたらしたんですけれど、
そのときに気象庁は何々台風って言ったんですけど、それが60年くらい前の神奈川台風に匹敵するって言ったんですよ、そのときは。
神奈川。
これは先ほどの伊勢湾台風ほど被害もなく、知名度もあんまりないと思うんですけど、やっぱり何とか台風って名前をつけられた台風ってよっぽどの被害をもたらした台風でして、
この神奈川台風っていうのも、やっぱり1000人以上の死者行方不明者を出したんです、当時昔は。
で、すごく甚大な被害をもたらして、その台風と同じぐらいのが来るよって気象庁が呼びかけたんですね。
そのとき呼びかけたのが気象庁で、記者会見も開いてたんですけれど、そのときただ神奈川で多くの雨降ったんですけれど、
絶対、令和元年どうだったかっていうと、人的被害もゼロで、堤防も決壊もゼロだったんですよ。
浸水は1300ぐらいしたんですけれど、以前は死者も行方不明者も1000人近くで、で、5000戸、6000、7000戸くらい浸水したんですね、家もほとんど。
だから、じゃあ結局比べると、じゃあ雨すごくなかったのって思われるかもしれないけど、実はですね、この令和元年の台風19号は神奈川流域で60年前の神奈川台風より多くの雨を降ったんですよ。
ああ、量的に多かったんですか。
そうなんです。全然降ったんですけれど、ただ被害が少なかったっていうのは、もう、地水対策をして、万全にしてて、あと60年前に比べたら予報技術も向上してますし、あと河川も家も建設基準も全然変わってますし、避難設備も整ってて、
防災対策をこのようにきちんとしてれば、このように被害もなるべく少なく抑えることができたっていう結果なんですよね。
ゼロはすごいですね、でも。
そうなんです。神奈川台風がみたいなのが来るよって言ったって、またまたみたいな思うかもしれないけど、実際本当なんですよ。
ただ、どうせ誰かがその、地水対策とかしてくれてるから、大したこと結果にならないでしょって思わないでほしくてですね、そういった何々台風みたいになるよって言ったら、当たり前ですけど、
30:07
避難するなら避難しておいてほしいですし、海を見に行くとかそういったこともしないでほしいですし、あくまでも防災対策をきちんとしてれば何もないよっていうだけで、被害を抑えられたよっていうだけなので、決してやっぱり舐めないでほしいっていうのがありますね。
たしかにそれで1回大丈夫だったっていう経験をしちゃうのもまた油断をしてしまう原因ではあるというか。そうなんです。っていうのもありますし、たしかになんか昔の何々台風並みってニュースで見ることはありますけど、実際どんなもんだろうって、若い人とかは経験もしてない、60年前だったらもう若い人というか、経験してる人そんなにいっぱいいるわけじゃないと思うんですけど。
だからその怖さを想像はしづらいですよね。パッと聞いた時に。だからそもそもこういう名前ついてる時は要注意っていうのが覚えておいた方がいいことですね。
警戒態勢を万全にとるっていうので、ただの脅し文句として取らないでほしくて、ちゃんと本当なんだよっていうのは。今回の11号みたいに、両党によっては結果を大雨をもたらさないこともあるかもしれないんですけれど、その場合によっては降る可能性がある。
それを万全にとった上でですね、本当に。結果が全てですから。
僕もちょっと気をつけようって思いましたね。やっぱりなかなか、さっき天気予報全然見ない人って言いましたけど、そこの情報をちゃんと得ておくのは大事だなって改めて思いましたね。
おすすめなのがテレビ見ないとか、アプリの天気予報も別にそんなに見ないって人、デスクワークも、あと内景も多いと思いますし、あんまり天気関係ないっていう生活してる人も増えてると思うんですね。
在宅ワークも増えてますので、ただ一つ何を覚えておいて欲しいかというと、キーワードが気象庁の記者会見っていうのが一番ヤバいんだなって思って、気象庁の人が何を言うかだけちょっと抑えておいて欲しいなって思いますね。
やってるのは見ますね、でも確かに。
ヤバいときはその気象庁が命を守る、身を守るような話があったら、もうあってちょっと気に留めておいて欲しいなと思いますね。
確かに。少なくとも自分の地域はそういう警報のエリアに入ってるかどうかとか、確認しといた方がいいってことですね。
はい。
見るようにします。
ぜひ。
防災マップも今各市町村作っているので、それももちろんですね、万全ではないと思うんですけれど、本当に参考になると思うので、
例えばこれから家を買う人とかですね。
はいはいはい。
33:00
そういったのも参考にして、あと国土地理院のホームページとかでも過去に災害があったとか、ちょっといろいろ見れるようになってるので。
結構最近だと雨とか台風もそうですけど、やっぱ地震の心配は多いじゃないですか。
かなり高い確率で30年以内に起きるって言われてますけど、そういうのも防災マップみたいなやつありますもんね。
土砂崩れの件は載ってますね。
土砂崩れか。
危険エリアみたいなの見たことはあるんで、そういうのも合わせて見といた方がいいかもしれないですよね。
そうですね。
うん、なるほど。なんかこんなすごい、これNHKとかで流したほうがいいような気がする。
ありがとうございます。全然ちょっと、まだまだ私ですね、あんまり防災の話してくださいっていうオファーが実は今まで一度しか受けたことなくてですね。
あーそうなんですか。
そうなんです、防災の話もしていきたいなって思っていたところだったので。
うーん、でもなんかすごい大事だと思いますよ、こういう話。聞いて改めて気をつけようって思いますし。
ちょっと意識を強く持ってほしいなって思うのと、あと無料で見れる情報っていうのは積極的にちょっと見にキャッチしに行ってもらいたいなって思います。
うーん、僕もちょっと天気のデータ見てみるかぐらいのテンションでアプリぐらい見てみようかなって思いましたね。
そうですね。もう今、無料で流している情報っていうのは、今まで発信したかったずっとひたすら作り続けた研究者たちの頼ものみたいなところもあると思うので。
それを無料で今見られるっていう。
はい。
いい時代ですね。
そうです。ちょっと私の活動紹介。既存放出として、こういったですね、地域のだったり大学だったり小学校だったり大学で簡単に授業をしたり。
あと、今ですね、私もポッドキャストを実は地味にやってまして、再役っていう。
増してますよ。
増えます。たぶんですね、この放送聞いてくださる皆さん、たぶん初めて知ると思うんですけれど。
後出し情報みたいな。
そうなんです。私、津久場に住んでまして、津久場って日本で一番研究機関がすごいいっぱいあるんですよ。
で、その研究機関の方々をゲストにお招きしてお話を伺うっていうのを、いろんなお話。
今までだと、たとえば今回もお話した、さっきお話出てきたXレインっていう、それの研究されてた博士だったり、最近だとコケの博士だったり。
コケ。
コケの研究ですか。
そうなんです。あとメタンハイドレイドだったり、そういったお話を今、伺ってきてるので、ぜひ聞いてもらいたいなって思います。
すごい、なんかインタビューしていく形式というか、これはもうまた気象予報士とはまた別の枠の活動というか。
36:00
ここまでお聞きいただきありがとうございます。
サイエンマニアはあらゆる分野のゲストを招き、サイエンスの話題を中心にディープでマニアの話を届けるポッドキャストです。
番組に関する情報はツイッターを中心に発信しています。
感想はハッシュタグサイエンマニアで、またポッドキャストのレビューもよろしくお願いします。
次回もまたお楽しみに。
36:36

コメント

スクロール