00:08
はい、ということで始まります。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で796回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバーサバーサ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しく自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、婚姻心理師の日産のりさです。本日もよろしくお願いします。
何回言ったら、この工場を噛まないようになるんでしょうね。よろしくお願いいたします。
さあ、あとみ学園女子大学で予想医の心理学という講義を始めて、4月からスタートして、この間で第3回目の授業が終わりまして、
おかげさまで、3月上旬に壊した喉もだいたい良くなってきて、4月に入ってからの大学の授業とか、講演とか企業研修とかは、ほぼ全てマイクがある現場なので、
あまり喉に負担をかけずにできたということで、結構いい感じに戻ってきているんじゃないかなと思うんですけど、
そんな感じで、大学の授業にも、生徒の皆さんにお聞き苦しいことなくできているのかなと思うんですけど、
せっかくなんで、このラジオもね、おしゃれの呪うとくラジオって、一応服装心理学の話をしますよっていうラジオなので、
大学でお話ししたことを、ちょっと噛み砕いてというか、エッセンスをお届けできればなと思っているんですけど、
今週は何の授業だったかというと、タイトルとしては、何のために装うのか、サブタイトル、装いと欲求ということで、
私がやっている授業は装いの心理学なので、服に限らず装い全般、装いというのは外見を変える行為、全てのことを指すので、
かなり服装よりも広い範囲で取り上げるんですけども、それらを心理学的な観点から探求するという授業なので、
今回は、欲求という何かをしたいと思う気持ちですよね、と、装いの関係性をお話ししたんですけど、
主に今回取り上げたのは、マズローの欲求5段階説という、マズローという人が提唱した、欲求が5段階あるよというお話と、
装いの関係性というのをお話ししました。
マズローの欲求5段階説って結構有名で、ビジネス領域でも割とマーケティングとかに活用されていたりするので、聞いたことがある方も多いと思うんですけど、
03:00
どういう説かというと、欲求には5段階あるよと、下から生理的欲求という、生きるのに必要な欲求ですよね、食欲とか睡眠欲とか性欲とか、そういったものの欲求と、
2番目が安全欲求、危機を回避したいとか、安心安全な暮らしがしたいという欲求、
3番目が社会的欲求、どこかに属したい、仲間が欲しいという欲求、
4番目が承認欲求、どこかに所属した上で、さらに誰かから認められたり尊敬されたいという欲求、
5番目が自己実現の欲求、自分の持っている能力を最大限に引き出して、あるべき自分になりたいなというような成長する欲求のことです。
この5段階の欲求は、よくピラミッドみたいな三角の図で表されることが多いので、その図で見たことがある方が多いと思うのですが、
その欲求が5段階あるよと、それぞれ予想だとこういうことだよということで、
生理的欲求であれば、とにかく暑さ寒さをしのげるような服が欲しいとか、そういう感じになるでしょうし、
2番目の安全欲求であれば、怪我をしないような服を着たいとか、無心に刺されないような服を着たいみたいな欲求だったり、
3番目の社会的欲求であれば、人並みに装いたいとか、周りにと浮かないような装いがしたい、周りと仲間と思われるような装いがしたいとか、
4番目の承認欲求であれば、よりおしゃれと思われたい、ちょっと周りと差がつくおしゃれがしたいとか、装いがしたいみたいな欲求ですし、
1番最後の自己実現の欲求であれば、予想を通じて自己表現したい、自分らしい装いがしたいみたいな欲求になるよねというお話をしたんですね。
この欲求の段階、5段階あるんですけど、その方の個人個人どの段階にあるかというのが違うんですよというお話をして、
だから自分が予想を得たいという気持ちの原動力になる欲求、自分のその欲求の種類と隣に座っている人の欲求の種類が全然違うかもしれないんだよというお話をして、
ワークなんかを通じて、じゃああなたの予想を得たいという気持ちの裏にある欲求ってどれに当てはまるんだろうねみたいなことをわかるようなワークをしたりして、
06:00
この辺のワークは実はオンラインサロンの服装シーネラボでも以前にやったことがあるワークで、結構面白いんですよね。
このワークをやって発表してもらってお互いに聞き比べたりすると、本当に全然違うんだねとか、みんなこう思っていると思ったみたいな違いがわかって結構興味深いんですけどね。
最近マウスローの欲求五段解説って、あんまり理論として良くないんじゃないかみたいなことを言ったりする人もいるんですけど、
これ何かっていうと、もともとは下の方の欲求が満たされない限りは上の欲求に移れないというか、
例えば生理的欲求、命の危機にある人がより安全でいたいとか、社会的欲求、仲間が欲しいみたいなことは考えられないよねと。
だから下の方の欲求が満たされない限りは、それより上位の欲求が出てくることはないっていう解釈をされることが多くて、
それがどうなのっていうツッコミを浴びることが多かったんですけど、これ後々研究した人、原点にあたって研究した人によると、マウスローそもそもそんなこと言ってないんですよね。
言ってなくて、下の方の欲求が満たされてないと上の方の欲求を感じづらいとは言ってるんですけど、下の欲求が満たされない限り上の欲求が浮かぶことはないとまでは言ってないので、
そういう意味ではやっぱりこの5段階っていうのは、まだまだ有用な理論なんじゃないかなという風には思うんですよね。
だからファッションとか装いにおいても、暑さ寒さをしのぎたいっていう機能性を求める一方で、でもおしゃれにも思われたいよねっていう、
その下の方の欲求と上の方の欲求が一緒に起こるってことは全然あると思うので、その辺のお話もよくある誤解ですよみたいなことでお話ししたんですけどね、皆さんはどうでしょうかね。
こういうことを大学のうちに学んでもらえると、予想いってこと一つとっても、自分の言動力と他者の言動力とか予想に対して自分が求めていること、他者が求めていることって違うんだな、人と自分の心の中って違うんだなっていうことを自然に学んでもらえるかなって思ってるんですよね。
特に予想いっていう生活に密着した、毎日毎日誰しもがやれることを通じて、人と私ってこんなに考えていることが違うんだ、本当に人それぞれなんだなっていうことがわかると、それだけで一部の悩みは消えるっていうか、みんなそれぞれ違うんだってわかっただけで悩まなくて良くなることって結構あると思うんですよね。
09:12
だからそういうことを大学生のうちに私の授業を通じて感じてもらえればいいなと思って、だから毎回あなたの欲求どこですかみたいなワークもやるんだけど、これは正解不正解は全然ないんだよっていうのを結構口酸っぱく言っていて、やっぱり大学入学したばっかりのときってまだ入試っていうのが結構自分の歴史として近くにあるから、テストって言われちゃうとどれが正解なんだろうみたいなスタンスで、
取り組んじゃう人がまだまだ多いんじゃないかなって思うんですけど、大学ってそういう学びの場じゃないんですよねやっぱりね。なんかこう探求したりとか正解不正解を超えた地の探求みたいなところがあるので、そういうこともちょっと味わってほしいなって。ただただ違いを知るっていうだけでどれが正解不正解じゃないんだよっていう世界があるよね。予想を言ってまさにそうなので、そういうこともちょっと味わってもらえればいいななんていうふうに思ってるんですよね。
大学を卒業してね、アトミジをしたり卒業して、アパレル業界とか予想を追い関係のコスメのメーカーとかさ、エステとかさ、住む方もいるかもしれないので、そういう方にはねこういう欲求みたいなこととか、心理学の基礎を知って、なんか広い視野でいろんな方に向けたクリエーション、商品作りしてほしいななんていう思いも込めてやってますね。
でね、こういったことはやっぱりパーソナルスタイリストとかね、イメージコンサルナントみたいな個人に向けてファッションアドバイスする人にもすごい大事で、やっぱりその人間、自分が持っている欲求が当たり前で、他の人もそれが欲しいと思っているはずって思い込みがすごくあって、それがそのお客様の理解を鈍らせたりすることが結構あるんですよね。
良かれと思っているんだけど悪気はないんだけど、自分と同じって思っちゃったことで、なかなかうまくアドバイスできなかった、お客様のことが理解できなかったって結構あるので、なのでこういう知識はね、私がやっている4スタイルパーソナルスタイリストスクールでももちろんしっかりお伝えをしています。
その4スタイルパーソナルスタイリストスクール、略してFPSSですけれども、今度は8月下旬から開校する第17期を募集中です。私が大学で教えている服装心理学を社会人とか大学以外の方で学べる場所はFPSSだけになりますので、ぜひぜひ心理学を知ってファッションで人に寄り添う仕事がしたいという方は、ぜひFPSSをご入学いただければと思います。
4月末までは先行受付期間中ということで、特典がつく期間中なので、ぜひぜひこの期間中によろしければご入学いただければと思います。
番組概要欄のリンクを詳しくはチェックしてください。