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はい、ということで、本日で313回目の配信でございます。おしゃれの呪いを解くラジオでございます。
今日はですね、夜7時半から私がやっているオンラインサロンの服装心理ラボの月1回のライブ配信ということで、Zoomを通じてやってるんですけれども
ちょっと今日は早めに、今、夕方6時ぐらいかな、ですけれども収録をしております。
こんなお時期ですけどね、Zoomだったら酒飲もうが、大声で叫ぼうが、笑い合おうが関係ないわけですからね。
そういう場所があるということを思って乗り切るっていうしかないですよね。
もうね、私も本当にこれこれ何年?もう1年半以上人と対面で飲んでませんからね。
だから本当に他の会員さんもね、ラボの会員さんも皆さん言ってくださるんですけど、この月1回のライブ配信結構楽しみでね。
こういう場所がないとね、やってられないですよね、本当にね。
皆さんもそれぞれでできる息抜きを見つけてね、ちょっとなんとか乗り切りましょうね、ということで。
今日はちょっとね、また音楽からスタートなので、つれずれ話ということで。
スタイリストっていう仕事をやってもう10何年目だ?4年目ですかね、になるんですけど。
そのうち4スタイルパーソナルスタイルスクールっていうスクールで、
パーソナルスタイルとかイメージコンサルタントになりたい人に通ってもらって、どんどん起業してもらって。
もうね、今12期募集中ってことで、もうかなりの卒業生も出てきて、みんなそれぞれのやり方で活躍してくれてるんですけど。
その起業した生徒たちの話を聞くと、みんなやっぱり一応に口を揃えているのが、
特に開設止めをしていた生徒さんたちが、みんな口を揃えているのが、こんなに楽しい仕事でお金もらっていいんですか?ってよく言うんですよ。
で、それねって、私も起業したばっかりのとき本当そう思ってたって。
なんならどっか罪悪感すらあったなっていうね、こんな楽しい内容で本当にお金いただいていいのかなっていう罪悪感すら湧くぐらいだったなっていうのがあるんですけど。
それはもちろん、好きなファッションにずっと関わっていられるっていうのももちろんあるんですけど、それ以上にですよ。
それ以上にやっぱり、開設止めとかの状況と大きく異なることがあるなって今日思っていて。
で、何かっていうと、パーソナルスタイリストって基本的にお客様が向こうから申し込んでくれる仕事なんですよ。
当たり前ですよね。向こうから探して、この人のサービスを受けたいなって申し込んでくれるんですよ。
なので、そういう人を確かに集客するのは大変なので、ちゃんと集客方法を学んで、コツコツ集客に向けた情報発信をやらなきゃいけないっていう苦労はあるんですけど、
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でも一回お客様が来てくだされば、もう自分のことをお金を払ってもいいっていうぐらいある程度信頼してくれていて、
そしてこの人のアドバイスを受けたい、この人の教えを受けたいって思ってきてくれてるので、いうことをやってくれるんです。
教えたことを実行してくれるんです。
これね、すごい語弊があるかもしれませんが、仕事としては楽なんですよ。楽。
何でかっていうと、アドバイスを聞きたいわけですから、何を言ったって喜んでくれるわけですよね。これ楽ですよね。
これさ、会社勤めで何か求められていないアドバイスをしなきゃいけないシーンって結構ありません?
買いたくもない、今は買いたいと思っていない商品を売らなきゃいけない営業さんとか、
あとは何でしょうね、社内の人事とかで社員を指導しなきゃいけないとか。
相手が欲しいと思っていないものを売ったり、相手が聞きたいと思っていないアドバイス、教えを伝えたらしなきゃいけないってすごい大変じゃないですか。
それにずっと慣れてると、このスタイリストの仕事で起業したときに、
こちらの教え、伝えたいことを相手がお金を払ってまでうんうん聞いてくれるって、なんてすごいことなのって感動したら覚えるんですよね。
そういう意味でもやりがいを感じるもちろんですけど、いいのかなってなるぐらい楽しいし嬉しい。
その分ね、そういう情報提供者としてのスタイリストとかイメコンは、
相手がうんうんって聞いてくださる分、お客さんが聞いてくださる分、ちゃんと自解をしてね、
自分で技能の向上とかスキルアップとかに努めていかなきゃいけないっていうのはあるんですけど、それにしても楽しい。
ただ、このね、パーソナルスタイリストっていう仕事、資格知識を得て開業したときに、そうではないジャンルってもちろんあって、
これね、私がやっている研修ですね、企業研修、これはそうではないですね。
もちろん人事の方は、うちの社員に見出し並みのことを教えてもらいたいって思って申し込んでくださってますよ。
ただですよ、実際それを受けるのは社員さんですよね。
全然聞きたいと思っていない人も中にはいます。これが大変。
なので、うちのスクールに入って、これまでのスキルを活かして人大関係の会社に勤めているとかで、これまでのスキルを活かして、
ファッション関係、見出し並み関係の企業研修をやりたいっていう目的で入学される方にもいらっしゃるんですけど、たくさんね。
そういう人には注意事項として言ってます。その点で辛いよっていう。喜ばれるとは限らないですよね。
後から考えたら、見出し並み研修受け取れてよかったなって思うことはあるけど、やってる最中に感謝されることって少ないんですよ。
研修って基本的にはね。だからそういう辛さはあるよってことを伝えしてる。
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それぐらい変わろうとしてない人に変わってもらうための情報提供するっていうのはなかなかに大変なわけで、
そういう意味では、このラジオで質問者さんからの回答、質問に答えるときに何回も言ってる。
自分を変えるのはできるけど、相手を変えることはできないよって言ってるのはこの辺からも来てるわけですね。
とはいいですよ。相手は変えられないって言ったって、やっぱり仕事としてやる以上はやらなきゃいけないときもありますよね。
そういった研修講師としての仕事もそうですし、会社で部下を指導するとかいったこともそうでしょう。
相手に変わってもらわなきゃいけないときにさあどうするか。
もちろん大変です。相手は変わらないよって私が何回も言ってるくらい、基本的に心理学やってたら相手は変わらないっていうのがベースにあるって理解できますからね。
超大変ですが、やらなきゃいけないときもあるということで、そういうときのやり方っていうのもちゃんと研究をされています。
今日はその話をしようと思うんですけど、プロジャスカっていう心理学者が提唱したトランスセオリティカルモデル。
日本語で言うと行動変容ステージモデルというのがあります。
人間がどういうふうに行動変容していくのかっていうのをまとめたモデルになるわけですけれども、
これ実は心理学、心理職もそうなんですけど、栄養指導をしなきゃいけない栄養士さんとか、あとは禁煙とかにも使われているので、
栄養医療関係の方は聞きなじみがあると思います。資格を取るときに行動変容ステージモデルを覚えなきゃいけなかったりとかっていうのがあるので、
そういう指導に関わる方は皆さん知ってらっしゃるかな。教職の方も教員の方も知ってらっしゃるのかなと思いますけれども、
もともとは禁煙の研究から導かれたモデルということで、その人の健康行動を変えるときに使えるモデルということで、
広く知られたモデルなんですね。これがちょっと活用できるかなと思います。
人間が健康行動、行動を変えるときの段階には全部で5つの段階があるよということで、
1つ目は無関心期。これは6ヶ月以内に行動を変えようとは思っていない、文字通り無関心な時期。
この無関心期に身だしなみ研修しなきゃいけなかったりするから結構大変なわけですよね。無関心期。
次がそこからステップ上がって関心期。これは何らかのきっかけで健康とかの問題に興味を持って、
これ私自分変わらなきゃいけないなって思って、半年以内に行動を変えようと思った段階。これが関心期。
それがさらに関心が高まっていて、よしやろうということで準備期。
この3つ目の段階はもう1ヶ月以内に行動を変えようと思っている。
太ってきちゃったからジムに行こう1ヶ月以内にとかダイエット始めようとかそういうことですよね。
それでやっと始めて実行期。これは行動を変えて何らかのアクションをもしくは起こして半年未満。
そして最後が維持期ということで行動を変えてもしくは何らかのアクションを起こして6ヶ月以上経った時ということでこの5段階なわけですが、
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やっぱり難しいのはこの無関心期から関心期に移行してもらうっていうのが非常に難しいわけです。
ダイエットしようとも思っていないけどちょっと健康診断の数値が悪化してきた人にダイエットを決意してもらうとか、
糖尿病の患者さんに食事指導するとか、あとは会社の部下にちょっと態度を改めてもらうとか、
全然本人はその必要性を感じていない時に何とかやってもらわなきゃいけないわけです。
そういう時に心理職としては何をやるかというと動機づけ面接というのを行います。
動機づけ面接、つまりモチベーション動機、その行動を変化させるモチベーションを上げていくような面接、
カウンセリングみたいなことをやっていくわけなんですね。
ここで一番大事なのは相手に変わってもらいたいがばかりに、
とにかくその行動を変えるとこんな良いことがあるよ、こんな良いことがあるよって
メリットを羅列して情報提供したくなりますよね。
それは一番ダメっていうことなんです。一番ダメ。
だからあなたファッションを変えたら営業にも行きやすくなるし、
制約も取りやすくなるしって言っちゃダメってことなんですよ。
まずは今の自分の状況に気づいてもらって、今の行動を続けた時のメリットとデメリットに自分の中で気づいてもらって、
なんかちょっと言ってること自分でもデメリットがあるって気づいてるんだ。
知ってるんだ私これずっと続けちゃいけないっていうことに、
ちょっと気づいてもらえるかな、ぐらいの対話ですよね。
対話というか主にヒアリングって思った方がいいかもしれないぐらいですね。
面接とか名乗ついてるけど、ヒアリングって思った方がいいぐらい情報提供はしない。
とにかく喋ってもらうっていうアプローチ。
これね、なかなか取れないと思うんですよね。
だから私も見出しの目研修なんかの時には、特に変わってほしい社員さんには個別にお話をさせてもらうようにしてるんですけどね。
見出しの目が整ってないことに対して、それはどうしてやってるんですかっていうことで、
それに感じているメリットを聞いて、でもそのままだとどうでしょうか、
なんか不安がありますかねとか困ったことありますかみたいな感じで、デメリットを自分の頭で気づいてもらう。
そういった対話を繰り返していくことでやっと感心期。
あ、ちょっとこれ問題なのかも、変えなきゃいけないのかもっていうのに、徐々に徐々に気づいてもらうっていうこういうアプローチが必要なので、
非常にね、やっぱり大変ではあるんですけども、できないことではないので、
ぜひぜひ何か困っている方がいたら使ってみていただければと思います。
プロチャスカの行動編用ステージモデルについて今日はお話ししました。
それではまた明日。