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2024-07-15 35:05

EP020 『デッドライン』PART1

今回から『デッドライン』を読んだ感想を話しました。


## 取り上げた本

⁠『デッドライン』⁠ トム・デマルコ 日経BP 1999年


## ShowNote

https://gennei.notion.site/EP020-PART1-315f5235b3e54368977660a136d58a2e

00:07
きんじょうひでき
こんにちは、readline.fmです。
readline.fmは、つんどくが趣味の2人が、何かの本を読んだ感想を雑談するポッドチャットです。
ハッシュタグは、hashreadline.fmです。
ホスト役は、ゲイエイさんと金城です。
それではゲイエイさん、よろしくお願いします。
げんえい
よろしくお願いします。
きんじょうひでき
はい、で、1回雑談会を挟んだので、2週間ぶりというか、
前回、本の話してからは、4週間弱かな、はいてるっていう感じなんですけど、
今日は、デッドラインですね。
げんえい
はい、デッドライン。
きんじょうひでき
デッドラインは、まあ小説ですね。
げんえい
そうですね、なんか、小説、小説できたか、みたいな感じはありますね、読んでて。
なんで小説なんだろうって、ちょっと思ったりとかしながら、読みましたね。
きんじょうひでき
あ、でも、そうそうそう、なんかいきなり分け道にそれるんですけど、
英語版の、イングリッシュ版のウィキペディア見ると、なんかデマルコのページに、
なんだっけな、なんか、フィクション作品も出してます、みたいな感じの項目があって、
今ですね、小ノートの真ん中ぐらい、真ん中上の方に貼ってあるんですけど、
メインストリームフィクションっていうやつが、
トムデマルコのページに、パブリケーションズっていう出版物っていうセクションがあって、
その中のサブセクション後に、メインストリームフィクションって書いてあって、
普通に小説を書く人なのかっていう気がしてる。
いや、ちょっと、ウィキペディアって読めないで、適当に、適当にというか、
ちゃんと裏取らないで言ってるんですけど。
げんえい
割と普通にフィクションを書く作家だったっていうことが、
きんじょうひでき
もしかしたら、あるかもしれないということか。
あるかもしれないということですね。
ちょっとさすがにここは、
いやでも、どんな本を書くのかは気になりますよね。
げんえい
そうですね。
なんか、システムコンサルタントとか、エンジニアの人が小説を書くって、
なくはないけど、あんまりないですもんね。
きんじょうひでき
そうですね、この前都知事選に立候補されてた方とかも、
小説書いてたんでしたっけ。
げんえい
確かそのはずですね。
で、あとは藤井太陽さんとかは、
もともとエンジニアで、その後電子書籍を出したりとかで、
小説家になっていったっていうような人とかはいなくはないものの、
そんなたくさんはいるわけでもないし、
ましてや、どちらかというとSF作家だったりとかに、
みんな行くので、
プロジェクトマネジメントを小説仕立てで紹介します、
みたいなことをやってる人っていうのは、
03:02
げんえい
類を見ないような気がしますね。
きんじょうひでき
ここまで著名な人というか、
完全に歴史に名を残すシステム系のコンサルタントの人が、
小説も書いてるよみたいな。
そんな背景も意外とあるのかもねって思いつつでも、
僕もこのレッドラインっていうのを買ったとき、読んだときの
ファーストインプレッションというか、
衝撃的だったのはやっぱり、小説じゃんってなって。
ビジネスノベルってちょいちょいあるから、
流行りに乗っかったのかなぐらいに思ってたんですけど、
そんなバックボーンがあったのかみたいな感じでした。
げんえい
ビジネスノベルで関連してしゃべると、
ザ・ゴールとかも小説仕立てだったりしますよね。
きんじょうひでき
そうですよね。
まさにそれが最初に浮かびますよね。
げんえい
買って積んであって読んでないんですけど。
きんじょうひでき
ザ・ゴールが。
げんえい
なんならコミックスが出てるから、
コミックで読めばいいんじゃないって最近思ったりとかして。
きんじょうひでき
ザ・ゴールはコミック版の評判がいいというか、
漫画で読めばいいんじゃないみたいな声が結構聞こえてくるので、
普通に内容はなるほどって思えると思うので、
読んでみてはいいんじゃないでしょうかね。
げんえい
ちょっと頑張って読んでみます。
きんじょうひでき
やばいな、脱線の調子が良すぎてヤバそうと思ったんですけど。
げんえい
確かに。
きんじょうひでき
デッドラインはどんなあらすじというか、
設定だったっけというのを少し触れてからいきましょうか。
そうですね。
いかがでした?
げんえい
あらすじとしては主人公、トム・キンスさんという人ですけど、
主人公が仕事がなくなって困っていて、
クビになるぞと困っていて、
そこに何か突然やってきて、
飲み物を飲んだら目の前になるくらいになり、
連れてかれて、
カクンオ国に、モロビア共和国に連れてかれますと。
そこで、あなたは今日からプロジェクトマネジメントをやってくださいって言って、
ステークホルダーから無茶苦茶な要求だったり妨害が、
妨害してるつもりで要求してるわけじゃないんだけど、
依頼がやってきて、
それをうまくかわしながらプロジェクトを進めていくという感じですかね。
きんじょうひでき
コットン向けな感じがやっぱり異変してますよね。
06:02
げんえい
突然スタートから何なんだこれはみたいな感じはありますからね。
きんじょうひでき
そうですね。
げんえい
この小説を読むと、
プロジェクトマネジメントについて学べるということですよね。
きんじょうひでき
おっしゃる通りですね。
主要な登場人物っていうのが、
この主人公のトムキンスさんがプロジェクトマネージャー的な感じで、
いろいろ奮闘していくところに、
利害関係者ステークホルダーとしては、
睡眠薬飲まされてガチられて、
どこか不思議な国で、
国家プロジェクトみたいな感じで、
そこの大統領がプロジェクトをやりたいって言ってる人として、
ネタバレをどこまで気にするかみたいなのがあるんですけど、
その人は急にいなくなって、
悪いステークホルダーみたいなのが途中から交代して、
そいつが直接いろいろあらこうで行ってくるようになって、
そこで戦っていくみたいな感じですけど、
小説作品としては、
気になる方はぜひ読んでくださいっていう感じであると思うんですけど、
内容の方に入っていきましょうか。
全体的な感想とか、
こういうところが面白かったな、おすすめだな、みたいなところって、
議員さん的にはありましたか。
げんえい
いきなりトム・デ・マルコンを読むのが辛いかもって思った人には、
自分はこの小説から、普段小説に生みなれてるとか、
であればこれから入ってもいいのかなって思いながら、
読み終わって思ったのと、
逆に、
ピープル・ウェアとか、
アドレナ・リンジャーキーとか、
熊戸アルゾーとか、
あの辺のエッセンスがいっぱい入ってるので、
読んでたらまず読まなくてもいいかもなって思ったりっていうのが、
全体通して最後思ったことですね。
きんじょうひでき
なるほど、なるほど。
そうか、確かに同じことを言ってるからな。
出版というか、執筆されたタイミング的には、
結構前半の方ですよね、これ多分。
げんえい
そうですね、ピープル・ウェアの次に、
このデッドラインが出ていて、
それの後に多分、熊戸アルゾーとか、
あの辺が出ていくって感じですね。
きんじょうひでき
そうですよね、そうですよね。
げんえい
時系列的に読んでる人は、
ピープル・ウェアでお、すげえってなって、
多分デッドラインも読んで、
09:00
げんえい
なるほど、なるほどって言って、
プロジェクト管理の話を勉強したら、
これって、あの小説読んだことってこういうことだったんだっていうのが、
熊戸アルゾーとかでだんだん分かっていくというか、
こういうことが言いたかったんだねっていうことが、
理解ができるような流れになってるのかなって気がしますね。
リアルタイムで読んでる人たちは。
きんじょうひでき
そうですね。
僕結構逆の感想だなという気がしていて、
逆、読まなくてもいいかもね、は確かにって思ったんですよ。
そこは同意で、
ただこのデッドラインっていう、なんだ、
著作の楽しみ方としては、
ピープル・ウェアとか、熊戸アルゾーとか、
アドレナリンジャンキーとか、
そこら辺の話を読んだ上で、この小説を読むと、
何か所々クスッとするというか、ニヤッとできるみたいな、
元ネタが分かる、すごいパロリーが散りばめられた作品みたいな、
楽しみ方がすげーできるなぁと思って。
げんえい
そうですね、何か、
セルフカバーというか、何というか、
感じはすごくありますよね。
所々に、あ、これ、
真剣ゼミでやったやつだみたいな感じで、
ピープル・ウェアで書いてあったやつだとか、
これは熊戸アルゾーだなとか、
確かにそれはすごくありますね。
きんじょうひでき
何かそう思いながら読むと、
何だ、1個のセリフだけ取ってみても、
あ、なるほど、この裏には、
あの本で2、3ページ最低、
何だ、解説されてた、こういう原理とか理屈があるな、みたいな。
何かちょっとね、味わい深さというか、
深みが増してくる。
で、略に言うと小説なので、
形式が小説なので、ちょっと、
さらさらと読みすぎてしまうな、みたいな。
結局何かどこら辺が、何だろう、
重きを置いてある、アピールしたいポイントなのかなっていう、
ノータンみたいなのがちょっと見えてきづらい、
流しちゃうかもなっていう感じも個人的にはして、
そうですね、何かそういう背景というか、感覚もあったので、
ゲインさんとまざくっちゃまざくの感想に到達しました。
げんえい
いいですね、何かこれこそ読書界やってる理由があるというか、
読んできて全く同じ感想だよね、だよね、で終わらずに、
意外とそういう読み方したか、みたいなのは、
あるとやっぱいいですよね。
まあ何かさっきの、一応この本を読んでいくと、
トム・キンソン日記っていうのがついていて、
各章ごとに最後にまとめみたいなのがついているので、
まあもしかしたらこのまとめがついているのは、
小説だとさらっと読んでしまって、
あれ結局何かどこ大事だったんだっけっていうのを、
何か分からせるためにわざわざ日記という体で、
今日学習したことを振り返ってメモに残しておきます、みたいな。
12:03
げんえい
そういうことだったのかなっていうのを今聞きながら、
きんじょうひでき
ちょっと思ったりしましたね。
そうそうそう、めちゃくちゃギミックというか工夫というか、
ありますよね、この章のまとめ、いやでも小説だから言えないか、
よしじゃあこのいつが学んだことを日記に書きましたっていう、
体にしてしまえ、みたいな感じとか。
ザーボールとかは章ごとのまとめついてた気がするけど。
げんえい
あれを読んであれはちょっとダメだなって思って、
もしかしたら日記っていう手を取ったのかもしれないですね。
きんじょうひでき
なんかあれですよね、よくRPGとかで、
先にこの洞窟に、ダンジョンに潜った冒険者の初期、
みたいなことを読むと攻略ポイントがわかるみたいな、
あれに近いですよね。
げんえい
気をつけるポイントはここだなっていう。
きんじょうひでき
そうですね、まあまあでも、
ただ2人とも共通している見解としては、
本当にトムデマルコの本だなっていう感じですよね、書かれていることは。
げんえい
そうですね、もうなんかトムデマルコ色というか、
我々は特に連続して読んでるからこそ、
すごくそこが気づきますよね、読んでて。
きんじょうひでき
うん、なんかいい読み方したな、楽しみ方見つけたなっていう気がしますね。
こう連続で読んでいって、
2週間前にも同じ話読んだなみたいな感じが続いているわけなんで。
げんえい
反転にあれですよね、文学研究者みたいなことやってますよね。
これが小説で他の小説だったら。
きんじょうひでき
なるほど、じゃああれですね、
イタリア語版とかも入手して読んでいかないと。
げんえい
トムデマルコの思想を読み解くみたいな、
批評が欠けそうな感じの読み方をしてるが、
実際は小説ではないので、全部が小説ではないので、
別にエッセンスは他の本読めば分かりますみたいになってるんで、
そこはぜひって感じになりますけど。
きんじょうひでき
じゃあちょっと内容に入っていきますかって、
数分前にも言ったばっかな気がするんですけど、
メタな読み方じゃなくて本編の方に入っていくと、
ちょっとめちゃくちゃ最初の2章の、
まだ拉致られてモロビアっていう国家に連れて行かれるんですけど、
モロビアですよね。
モロビアに行く前の、
モロビアじゃないっけ?
モロビア?
モロビア。
げんえい
モロビア。
きんじょうひでき
モロビアだ、はい。
モロビア東亜国に眠らされていく前の舞台が第2章なんですけど、
第2章の章のタイトルが管理ごっこっていう風になってて、
ここなんかめちゃくちゃトムデマルコっぽいなーみたいな感じで、
僕は感想を抱いたんですけど、
15:02
きんじょうひでき
そんなのはプロジェクト管理じゃなくて、
プロジェクト管理ごっことでも呼べばいいんじゃないですか?みたいな、
くだりがあるんですよね。
げんえい
いやーうるせえですね。
きんじょうひでき
本当にね。
それがなんでプロジェクト管理じゃなくてごっこ遊びなんだっていう理由としては、
プロジェクト管理に必要なものを教えますみたいな、
リストラ大将になってるので、
準備みたいな文明とかでいろんなものを受けてたりとかしてる流れだったかな。
で、そのプロジェクト管理の仕方を教えます、学びましょうみたいな講座を受けていて、
そこでこの主人公のトムキースが、
こんなのプロジェクト管理じゃないね、こんなの偽物だねみたいな、
やまおかせろみたいなことを言っていて、
それがなんでかっていうと、
人材の選択、適材適所、
メンバーの指揮、モチベーションの維持、
あとチーム編成みたいな、
プロジェクト管理におけるソフト面みたいなところっていうのが、
プロジェクト管理の講座、コースで説明されてなくて、
計画をどう立てるかとか、見積もりをどうするみたいな話ばっかりしてたのかな。
人間的な問題を扱ってない以上はそれはプロジェクト管理じゃなくて、
ごっこ遊びだろうみたいなことを、
トムデマルコがこの主人公のトムキースに語らせていて、
なんかね、今までデマルコの本を読んできた人にとっては、
ここが始まったなみたいな感じですよね。
デマルコワールドが。
げんえい
そうですね。
これ多分役者の人がずっと、
全部一緒だったかちょっと忘れましたけど、
多くはこの伊豆原さんっていう人が役してますけど、
マットワルツオでも最初、
大人のプロジェクト管理と子供のプロジェクト管理みたいな話をしていて、
なので、多分この辺は翻訳のトーンを合わせたのかどうかまではちょっとわからないですけど、
やっぱりトムデマルコだなっていう感じがすごいするんですね。
この管理ごっこみたいな言い方っていうところとか、ニュアンスみたいなところは多分、
やっぱりずっと風邪してるなっていう気がしますね。
きんじょうひでき
そうですね。そんな感じの第2章があって。
げんえい
4章でも同じ話をしてるんですよね。
4章で初めて日記をつけていくって言って、
さっき言った4つの本質があって、
これをメモしますみたいなこと書いてあって、
ここから先このメモが全部要約してくれるんだなっていうことがわかるような構成になってたりとかしますね。
きんじょうひでき
そうですね。小説の状況としては、4章ではもう拉致られていて、
プロジェクトをやらないといけないみたいなシチュエーションで、
18:05
きんじょうひでき
いろんなことをやっていくから、
なんか気づいたこと、学んだことを日記にでもつけていくかみたいな設定ですね。
ここの正しい管理の4つの本質の話ですか?
げんえい
そうですね。
適切な人材を雇用する。その人材を適所に当てはめる。
人々の指揮を保つ。チームの結束を強め維持する。
きんじょうひでき
それ以外のことは全部管理ごっこって書いてあって。
すごいよな。
げんえい
これが大事なのはそうなんだけど、できたら苦労しないよねっていう気持ちも一方でありますよね。
きんじょうひでき
そうですね。
げんえい
人間ってコントロール可能ではないじゃないですか。やっぱり物ではないので。
指揮を保つとかって。
チームとしてはもちろん、結束を強めたり指揮を保つとかってことはやるものの、
でもやっぱり個人個人にはプライベートがあって、そこでいいことがなかったら気落ちしちゃうこともあるだろうし、
仕事ってずっとうまくいくわけでもないから、やっぱりそこでどうやってそういう人をフォローアップするか。
そういう時に時間が解決するようなものであれば無理をさせないようにするかとか。
そういうことってやっぱり簡単じゃないし。
あと人を雇用するってあって、どういう才能を持ってるかとか、できることはもちろんエンジニアを雇うだったらプログラマーでプログラミングができるっていうところを見ながら雇うのはそうだと思うんですけど、
どういう人と働いたらうまくいくかとか、どういうことに強く関心を持っていて、どのプロジェクトにアサインするとうまくいくかとかって、
結構やってみないとわからない部分とか、当人も気づいてないものもやっぱりいっぱいあるんで。
そう考えるとこの辺って本質なんだけども、こうやればいいっていう簡単なものがあるわけではないから、
難しいよねあって、難しいからこそいろんなものに惑わされずにこれにフォーカスしなさいということでもあると思うんですけど。
きんじょうひでき
でもね、スポーツの世界とかでも本当にそうですよね。なんかこのチームにはこれが足りないからこれが得意だ、あの選手をちょっとトレードで獲得しました。
げんえい
よし優勝を目指すぞみたいな感じだったのに、なんか全然うまくいかないみたいな、そういうのもあったりとか。
スポーツの方がある意味では目標が明確になりやすいので、共通のゴールって例えばリーグ優勝するとか、トーナメントで勝つとか、
短期的に言えば目の前の試合に勝つってことは多分みんな同意できるはずなんだけども、それですらやっぱ難しいというか、相手がありきだからっていうのはもちろんあるんですけど、
21:03
げんえい
それでも難しいということを考えると、やっぱ人の問題というか、人の問題って言い方をするとその人が悪いって言い方になっちゃうかもしれないけども。
きんじょうひでき
人間社会的な。
そうそうそう、とかその人ってやっぱこっちが思った通りに動いてくれるわけじゃないんだから、やっぱそこはいろんなことを考えないといけないんだなっていう気になりますよね。
そうですね、4章の結構後半の話、ガラッとちょっと経路というか内容が変わって、安全と変更みたいな話題になってくるんですけど、これは変更って言ってるかな、計画の変更とかゴールの変更とかそういう変更ですね、プロジェクトマネジメントの文脈。
4章はトムキンスの日記が2回かな出てくる、で僕が今言ってるのがその2回目の日記の登場のことなんですけど、変更はあらゆるプロジェクトの成功のために必要不可欠であるとか、これはリスクを取らないとしょうがないとかそういう話をしてきた人だからすごいニュアンスわかるぞみたいな感じがしたりだとか、
リスクを避けることはそれに伴う利益をも逃すことになるため致命的であるとか、それもあなたその話一冊この後書けますよみたいな。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
っていうのが変更みたいな話で、あと安全の方で言うと、人は安全だとわからないと変更を受け入れない、安全が保証されていないとリスクを避けようとするみたいな、これはだからあれですよね、監修的なものをずっと変更させないで投資してやっていこうとか、
同じことやってれば怒られないというか、私は今まで通りやってたんで私は悪くないですよ、みたいな主張の材料になったりとか。
げんえい
変更したことによってうまくいかなくなった時に、お前何やってんだって言われるんで、そうはなりたくないっていう気持ちから現状維持バイアスというか、現状を変えないっていうことを選択肢を取るってことは応援してありますよね、本当に。
きんじょうひでき
アドレナリンジャンキーのところで触れたブルーゾーンの話とか、ここまであなたはやっていいですよとか、ここまでやっていいんだなっていう自信を持たせたりするとか、そういうのに繋がってくるのかなとか思ったりとか。
げんえい
自分はアドレナリンジャンキーの最後のテンプレートゾンビみたいなところ、あれはまさにもう何やってるか目的はわからないけど、監修的にこれやってたんでこのテンプレートを埋めていく。
テックボックスにチェックをつけていくって、まさに変更しなかった、変末というか、結末というか、最後はそうなっていくよねっていう気持ちになったりとかしながら、この話をちょうど読んでましたね。
24:04
きんじょうひでき
あと全然関係ない感想なんですけど、人は安全だとわからないと変更受け入れないって、カイジとかのフクモト作品にありそうな、それ側あたりがいいそうだなーみたいな感想がちょっと浮かびました。
げんえい
確かに。
きんじょうひでき
そこを発掘するとジャブジャブ借金を背負わせられるみたいな。
げんえい
何かしら大きなリスクを、ある人って大きなリターンを得たいみたいな、大きなリスクじゃなくてもいいかもしれないけど、リスクを取ってリターンを得たいっていうようなものの場合は、結構一般化すると出てきそう、いろんなところであちこちでありそうだなって思ったりしますね。
きんじょうひでき
そうですね、根源的に人間的な話、問題を扱ってるからやっぱり、それこそスポーツもそうだし、ジャンブルエフィクトもそうだし、当然プロジェクトとかビジネスもそうだし、みたいな感じになってきますよね。
そうですね。
4章がそんな感じかな。
げんえい
そうですね、この小説の中だと計画の変更、具体の話していくとになってて、この話すごい序盤に出てきて、すごい自分は好きだなと思って。
きんじょうひでき
もう刺さっちゃいました。
そう。
げんえい
工場を建てるためにその場所に岩盤があるので、こいつを避ける必要があって、そのためにせっせと仕事をしてるけど、間に合うかどうかみたいな、やっていて。
トムキンス主人公はもうちょっとこうしたらいいんじゃない?みたいな話を投げかけると、いやもう計画で決まってるんですみたいな、固くなに変えない。
要はそれがリークを取って、リターンを得るようなことをしないっていうところの話になるけど、この辺とかってやっぱシステム作ってる時も、最終的な目的、ユーザーがどういうことをやりたいかっていうことを無視しながら、
いやこれ仕様書で決まったんで、これを作りますみたいな話ってもうめちゃくちゃ起きてるはずだし。
きんじょうひでき
そうですね。
げんえい
でその仕様を、なんならその仕様のままだとそれ、要求満たしてないんじゃない?みたいなことも下手するとあったりとかするので、やっぱこの問題を何て言うんですかね、問題をいかに解くかではないですけども、
やっぱちゃんと問題を定義してそれを変形させて違うような視点からこうやって解いたらいいんじゃないっていうところを見つけて、その視点でリスクを取って大きいリターンを得るみたいなことがやっぱできないと、
27:02
げんえい
言われたものをただ作り続けるとうまくもいかないし、うまくいかない結果会社が儲からないとかになるとやっぱ自分たちのお給料が上がらないとか、何なら下手すると会社がなくなる場合にはリストラに会うわけだしって、
ここって結構本質的なところがいっぱい詰まってるなって、自分はソフトウェア開発の本質が結構詰まってるなって風に思ったりとかしてましたね。
きんじょうひでき
なんかね、ここのUI、ドロップダウン使いづらいからラジオの方が良くないって言ったらプログラマーが、いやもう仕様は決まったじゃないか、これでいけましょうよみたいな。
結局ユーザーに使いやすいものを使ってもらって喜んでもらえるものを作れてるんだっけみたいな話で言うと、仕様が神様になったとなんか違うなみたいな。
あとリファクターの花とかもね、ここは似た機能が別のところであったんでコピペして作りました。レビューお願いしますみたいな。
コピペじゃなくて別クラス1個作っちゃえば見やすく、使いやすく、変更しやすくならない。
いやいやいや、これで動いてるじゃなくて、仕様が見立ってますよねみたいな。花とかね。
仮にリファクターまでやって時間かかったりとか、ツーエイ通らなくなったらどうするんですか?あなたが責任取るんですか?みたいな。
げんえい
今目の前のものを通してしまうと、コメントなりして、今忙しいんで後でやりますねみたいなこと言われたりすると、後でやるっていうのは一生来ないことだったりとかして。
それがずっと大引いて、結局リスクを取ってないつもりだったんだけど、それこそが一番のリスクだったみたいなことっていうのはやっぱありますよね。
そうですね、変えないことがリスクだったみたいな。
もちろんね、100回やって100回うまくいくわけではないと思うので、共通化したら、これ全然違う文脈で共通化しちゃったねみたいなことでバカする場合ももちろんあるし、
ユーザー、コツが変えやすいだろうって言って変えたら、いや、なんか思ったよりデータが入っちゃって、プルダウンからラジオに変えたんだけど、ラジオの選択肢が20個ありますみたいなこととか、
それがただ単に上手に作ってないというだけの話なんで、上手に作りなさいよってことではあるんだけど、変えたからといって必ずしもうまくいくわけではないものの、
やっぱり今目の前にある情報からより良い選択みたいなものは常に選び続けないと、後がどんどんどんどんしんどくなってきますね。
きんじょうひでき
だから当然ね、いろんな変更を柔軟にできるみたいな技術力がまず何よりも大事だなみたいな、アザイルマニフェストの背景にある12の原則とかでも、
30:08
きんじょうひでき
やっぱり卓越した技術力みたいなワールドとかがもちろん出てくるわけなんで、技術力があることを前提にしないとなみたいな感じではあるんですけど、
決まったと信じられている仕様と納期を守って、責任というか責任を果たせなかったという証拠をされることを避けたいっていうゲームのルールで動いている人と、
いやそもそも本質的に良いものを作ろうよみたいなルールで動いている人、ここら辺の目線合わせみたいなものが大事になってくるんだろうなとかっていう気はする気がしますよね。
げんえい
この本は97年とか、原著は97年、翻訳は99年とかだったんですけど、やっぱりその後に来るアジャイルソフトウェア開発宣言とかがやっぱり契約交渉よりも顧客との協調とか、計画に従うことよりも変化への対応ということがついてくるっていうのは、
当時の雰囲気としてそうだったってことなんでしょうね、きっとっていう気持ちにもなりますね。
きんじょうひでき
そうですね、これちょっと原点というか想像を持ってこれなかったらカットするんですけど、時代背景としてはアメリカのソフトウェア繁盛の中で温床が徐々に広がっていって、
使用書をちゃんと出せますっていう状態にして契約さえ結んじゃえば、やっかろう悪かろうみたいなソフトウェアは結構生産できるようになってくるっていう背景というか時代的なプレッサーがある中で、国内にいる交通通りのソフトウェアエンジニア、プログラマーたち何していくかってなると、
やっぱりより作り手の持つプロダクティビティとかクリエイティビティを発揮しながら価値を高めていくというふうにフォーカスしていくべきなんじゃないかみたいなムーヴというか、
時代の雰囲気みたいなのがあって、そこでアジャイルマニフェストって出てきたよねみたいな話をスクラム系のコミュニティの方が話してた気がするんで、アーカイブがあれば書の元に貼っておきたい。
4章の話意外と盛り上がっちゃってるんですけど、ここでいいのはあれなんですよね、創設の場面の話に戻ると工場を建設してる現場のリーダーにちょっともう一個工場が欲しいみたいな話をトムキシスが言って、
そのためにはここを計画してた場所から少しずらすといい感じに収まるんじゃねみたいな話を言って、それは確かに現場のリーダー、いえいえそれは無理じゃね計画通りやりましょうよみたいな、誰が責任を取るんですかみたいな気持ちになるよなと思い、
ただこれともでもあるこの作品だなって思うのが、私はこのプロジェクト全体を任された新しいリーダーで、そうからあなたは私の部下なので、ここで計画の変更による手ずるの遅延とか何かが起きた場合に私が責任を取るんで、
33:14
きんじょうひでき
あなたは安心して変更、新しい要素に対して応じて、現場をより良い方向に動かすというか、ちゃんと稼働させる良いチームワークを築くっていうところに注力してくださいね、責任は私が持ちますみたいなことをこの主人公のトムキシスに言わせていて、ここめちゃくちゃいいなって思ったんですよね、
僕が引き受けるから心配しなくていい、君はもう僕の部下だって言えるリーダー、大事って思って、リーダーというかマネージャーか、
すごいですよね、ラティラリーで連れてきていきなりこのセリフ言うって相当すごいですよね、
小説なんでっていうところももちろんありはするんですけど、なんで俺こんなことやらなきゃいけないのってブツブツ言いながら普通は、大泉陽だったらきっともうちょっと文句言ってるなって思いながら。
言ったらね、失敗したら普通に身の危険というか命の危険が多すぎるので、何が何でも成功させようっていうモードにはなってますよね、トムキシスは。
げんえい
面白いな、プレッサーは誰だっていう話をしてるのは誰だってみたいな気がするけど。
きんじょうひでき
そうですね。
次の話を聞いてみますか。
35:05

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