施工管理のやりがいとは?
はい、みなさんこんにちは。ライズプランのTAKEDAと申します。
本日は、2023年の6月1日、木曜日ということをお送りしていきましょう。
この番組は、建設業界をワクワクする業界へ、現場ラボの提供でお送りさせていただきます。
ということで、ちょっと噛み噛みで申し訳ありませんでした。本日もスタートしていきましょう。
今日は、朝ではなく昼過ぎています。今、1時24分ということでお送りしているわけですけども、
今日は、午前中は新人スキルアップ研修ということで、9人の方に研修を行っておりました。
今日のテーマは、設計図の中でも衣装図の読み方ということで、
どうやったら衣装図を読みやすく進めることができるのかを、実践的に使えるように、
質問して戻してくる、みたいなのを実際にやりながら進めていったという格好になっていきます。
なかなかね、面白い研修だったなというふうに個人的には思っておりますが、
皆さん、ちゃんと成長してくれるかなというのは気になるところでございますが、
淡々と進めていきたいというふうに思っております。
今日はオフィスが借りられるということで、一応諸々手続きを行って、
新オフィスというのを構えるわけですけども、
今日は鍵を取りに行くということで、今そちらの方に向かっているところなんですけども、
少しずつ少しずつ法人化の方が進んでいっておりまして、
今は定管の認証が終わって、続きまして法務局に対して法人登記というのを行っていくんですよ。
その法人登記を昨日、おとといかな、行っておりまして、
今日が6月1日なんですけど、6月2日の午前中までに一度も連絡が来なかった場合、
認可された者とみなす、みたいな、若干曖昧な感じなんですけども、
今のところ連絡が来ていないので、おそらく問題なかったのかなというふうに思っておりますが、
早々に降りていただければ、これで無事に株式会社ライズプランというものが誕生するということになってきます。
そこからいろんな人から電話が来るのかなとか、営業メールがいっぱい来るのかなとかって思ったりもするんですけども、
それでもいろんなことにチャレンジをしながら進めていきたいものの、チャレンジの一つとして、
今まで僕は会社なんて作ったことないわけですから、その経験をしとかなきゃいけないということで、その経験をして、
なおかつここから税務関係の届け出のオンパレードということで、
いろいろめんどくさいことがたくさんありますが、それを一つずつクリアしていきたいなぁなんて思っておる次第でございます。
はい、ということで、本日もそんな長々と前半喋ってもしょうがないので、進めていきたいと思いますが、準備の方はよろしいでしょうか。
ここからは、ちょっと部屋の中で録った音声をここから繋げて進めたいと思いますので、
音質は非常にクリアになると思いますが、ぜひ最後までご視聴いただければと思います。
それでは本日も始めていきましょう。
立ち入り禁止の向こう側へ行ってみましょう。
はい、皆さんこんにちは。アライズブラウン竹田と申します。
建設業を持ち上げて楽しい仕事にするために、YouTubeチャンネル建設業を持ち上げるTVを運営したり、
現場ラボというサイトでは若手の育成、働き方改革のサポートをしたりしております。
ということで本日も本題の方に進めていきましょう。
今日の本題は何かというと、建設業界におけるやりがいって何?っていうようなお話をさせていただきますが、
今日は施工管理編ということでお話をさせていただきます。
施工管理のやりがい①:動かせること
ぜひ最後までご視聴いただければなというふうに思っております。
この番組は建設業界の様々な話題や部下育成の話、働き方改革の取り組み、仕事力を上げる考え方などなど、
車で運転する空き時間を使ってお送りさせていただいております。
ですが今日は車の中ではなく家の中からお送りしますのでクリアだと思いますけども、
普段は車の中からお送りしておりますので、雑音につきましてはご容赦いただきたいなというふうに思っております。
はい、ということで改めまして建設業界におけるやりがいって何ですか?ということで、
結構こういうふうなワードで調べる人も多いんですけども、
結局はこれから入る業界ってどうなのかなっていうところもあるでしょうし、
今行き詰まってきたんだよな、他の人はどうなんだろうっていうところもあると思うので、
僕の感じる部分についてお話をさせていただきます。
ただ建設業っていうふうに広く括ってしまうパターンの言い方と、
僕の経験してきた施工管理はっていう話とはちょっと区分けをしなければいけない部分もあると思うので、
今回につきましてはまずは施工管理についてお話をさせていただき、
じゃあ建設業全体ではどうなのっていうのはまた次回以降お話をさせていただきたいと思います。
はい、改めまして僕はですね、施工管理としてジバゼネコンといういわゆる中小企業で、
17年間現場監督として施工管理として仕事をさせていただいたんです。
僕はですね、珍しいのかどうなのか分かりませんが、
仕事を楽しくて楽しくてしょうがないというような側だったんですよ。
だからこそここまで飛び出してね、
飛び出してでもその楽しかった仕事をしようとしている若者に、
より楽しむ方法みたいなのも含めて研修をさせていただいたりだとかしてるっていうのも一つあるわけですよ。
でね、そんな僕が実際やりがいとしてどうのようなことを感じてたのかっていうのをお話しさせていただきます。
もちろん個人として全然感じ方は違うでしょうが、
僕は実際やりがいってどう感じてたのっていうところを改めてお話をさせていただくとですね、
大きく分けて僕が思っているやりがいっていうのは2つあります。
1つは動かせること。これがね、やりがいだなっていうふうに思ってました。
施工管理のやりがい②:終わりがないこと
そして2つ目、終わりがないこと。これもやりがいだなっていうふうに感じる部分だったなっていうふうに思うんです。
僕はそういうふうに感じるんですが、
でも逆にそれがあるからこそ大きく分かれてしまう部分なんだなっていうふうに思うんですよ。
ざっくり言うならば、動かせるっていうことは、要は自分の思った通りに現場を動かすことができるんですよ。
だけど現場にはね、いろんな縛りがあっていろんなルールがあってやってはいけないことやったほうがいいことってたくさんある中で、
自分の中でそれをつかんでいきながら、
じゃあ自由にできるところはどこなんだっていうのを探してはその自由を思いっきり謳歌するみたいなことになっていくんで、
自由と感じる人とめちゃくちゃ不自由と感じる人に大きく分かれてしまうんです。
だから辞める人。これが辛くなって不自由だというふうに感じて辞めていくっていうことなんですが、
僕はそれを自由に感じてたって話です。
じゃあ終わりがないっていうことも同じく分かれる原因になるんですが、
要はできることが増えて、僕はもう成長しかないみたいな。
どんどんやってもやっても知らないことがどんどん出てくるみたいなことを楽しかったんですけど、
でもそれをいつまでも終わらないこの絶望な感じ、地獄が抜け出せないみたいな感覚で捉えている人もやっぱりいるんです。
そういう人たちにとってみるとそれはやりがいではなくて苦しみということになるので、
やっぱり辞めたくなる人とそうじゃなく楽しんでいる人っていうのは大きく分かれちゃうなというふうに僕は感じるわけですよ。
そこで僕はどういうふうに思ってたのかというのをもう少しだけかいつまんでお話をさせていただきますが、
じゃあこの2つ、動かせることと終わりがないことについて僕なりの見解を少しお話しするならば、
まずは動かせることってどういうことっていうと、
まずは施工管理、現場を仕切っている意味として僕らの仕事が目指すゴール地点でどこなんだっていう話になると、
結局は2つ、完成させることっていうのと、それによって利益を出すこと、この2つなんです。
結局は僕らに与えられた使命ってこの2つしかなくて、この2つさえ満たせば、言ってしまえばいいですよ。
そのプロセスっていうのは自由でいいんですよ。
要は完成されたものができるのであれば、こう言ってもいいし、こう言ってもいいよみたいなルートって山のようにあるんです。
現に技術者が2人同じ物件を携わったとしても、出来上がったものはほぼほぼ一緒ですが、
やり方だとか日数だとかそういうの全然違うんですよ。
だからそのプロセスっていうのは本当に皆さんそれぞれ考える通りに現場を動かしていいですし、
結局はゴールすりゃいいだけの話なんだよねっていうことをどう感じるのかって話なんですよ。
でも事実としてですけども、僕らは一つの現場で数百人、数千人、数万人という人間が現実的に動いているわけです。
その人たちは自分の出したこういう風にしてねとか、いつに来てねとか、そういう風にここから始めてねとか、
それに僕らの出した指示通りに基本的に彼らは動いてくれるっていう人間たちが山のようにいるんです。
だからこそ当然自分が間違えた指示を出せば、その山のような人間たちも間違った方向に動いてしまうという怖さもあります。
そして自分が決めたルールにのっとって現場が進んでいくので、当然自分が上手いアイディアみたいなものをきれいに打ち出すことができれば、
他の現場を差し置いてうちの現場めちゃくちゃスムーズに進んでいるということも可能なんですよ。
で、改めて言いますが正解ってものがないんです。人それぞれで考え方が全く違っていて、
それによって自分が考えていることを自由に表現できるんですが、逆に言うと真っ白なキャンバスに対してね、
自由に絵を描きなさいと言われたときに、自由に描けって言われてもなんかお題くれないとっていう人もいれば、
自由に描いてくださいって言ったら、え、いいの?って言っていきなり好きな絵を描き始める人とに別れるじゃないですか。
おそらく自由に描き始める人って日本人で言うと少数側になるんですよ。
それからこそこの施工管理っていうものを一つのキャンバス、真っ白なキャンバスだと捉えれば、
施工図に、施工じゃない、設計図しかもらえないわけですかね。で、ゴールはここだって言われるだけの話で、
何やってもいいよって言われたときに、え、何から始めたらいいんですか?と思うその息苦しさというか、
不自由さっていうことをどう捉えるのか。それを、え、何やってもいいんですか?だったらどうしようかなっていう風に自由に考えることができるのか。
この大きく二極には分かれてしまいますが、僕は幸い、自由だなこの仕事と、何やってもいいんだ、
俺が思った通りに進めていいんだっていう風なところをどう捉えるかによって大きく変わっちゃうんですが、
僕はそれがめちゃくちゃやりがいだなという風に思ったという話なんです。
ここを楽しめるかどうかっていうところもありますが、この動かすこと、自分に対して自由に動かすことが可能なこと?
現場を自由にコントロールしてもいいよって言われたときに動かせる、楽しみを生み出せるかどうかっていうのが一つのやりがいなんじゃないかなという風に思っています。
これだけでも十分一生やってくっても楽しいんじゃないかなという風に思うんですが、もう一個の方のお話に触れていきましょう。
終わりがないこと
もう一個の話は、終わりがないことっていう風に言いました。
仕事って山のようにありますよねっていうところから、やろうと思えばどこまでも成長できて、どこまでも学ぶことが可能な業界だよねというか、
職種だよねっていうのが僕の思うやりがいなんだという風に感じるんですよ。
例えば施工管理って、安全・品質・工程・予算っていう大きく四つの管理をしなさいという風に言われる職種なんです。
安全って、安全に仕事が終われるかどうかっていうところをチェックするんですが、
会社の中には安全部とか安全室とかっていうような、安全だけを年間ずっとやり続けている部署もあるんです。
つまり彼らは、この安全という一つの部分だけにフォーカスをしても、
一年間食べていける、一生食べていけるぐらいの知識量と能力値とノウハウと、
要はそれに関するお金だとかも含めて考えていくと、ものすごく難しく、ものすごく大変なものなんです。
だけど施工管理にとってみると、たった4分の1なんですよ。分かりますか?
品質も同じですね。この工程をどういう風に進めていくのかっていう計画から始まり、
そしてそれをきちんと所定の品質を満たしているのかどうかをチェックし、
ダメなら絶縁していって所定のゴールに向かっていくっていうのを逐一チェックしていかなければいけないんですよ。
これに関してはもう1人2人で終わるようなレベルじゃないぐらい、これをやっていかなければいけない。
工程も結局はプロジェクトマネージャーなわけですから、プロジェクトがちゃんと進捗しているのかどうかっていうのを
逐一チェックしながら、足りなければ補充して、多ければちょっとスローダウンさせてみたいなことを
コントロールしていかなければいけないというのもありますよね。
予算に関してはそれが皆さんの食い口になっていくわけですから、この予算だけをやっても経理の業務ですからね。
これをうまくできないと、つまりは僕らは食べていくことができないというようなところになってくるぐらい
めちゃくちゃ奥の深い世界なんだということなんです。
どれをとってもね、1つの職業としてそれぞれ成り立つぐらいの深さがあって、
知識の大きさがあって、そのぐらい大変な仕事をやっているんですが、
それは建設業の施工管理にとってみると、まだまだ序の口なんです。
実際これに加えて、さらに人とやりとりをしますから、何千人の人と。
施工管理の奥深さと力量
そうするとコミュニケーションスキルというのもないとうまく聞き取ることも伝えることもできないですよねということになりますし、
それも必要なんです。
あとは図面を書いたりするっていう、そのいわゆるITだとかね、パソコンの知識も必要ですし、テクニックも同じく必要ですね。
あとは複雑にね、線と文字だけで表現されたあの図面というものだとか、
そういうものを読解して咀嚼して誰かに伝えるっていうふうにアウトプットするとこまでの一連ができなければ、
結局話にならないっていうことになっちゃうんですよ。
当然リーダーとしてもね、何か上がってきたらやるのかやらないのか、右に行くのか左に行くのかを決断するっていうことも、
やっぱりすごく大事なスキルになってくるんです。
どれもこれもですね、それぞれですが全部職業になるんですよ。
っていうものを全部ごちゃ混ぜにしたのが施工管理だというふうに僕は思ってるんです。
だから僕はね、そういうふうなことをやってるベテランの人たちのことを化け物というふうに表現してるんですが、
そのぐらいスキルの量が、知識の量が、やるべきことが尋常じゃないぐらい多いんですよ。
だからたかだか1年2年3年5年10年やったところで覚えきれるわけがないし、
しかも技術は日進月歩ですからどんどん新しい材料も出てくれば、
どんどん新しい工法も生み出していくというようなところで、
結局やってもやってもゴールなんてものは存在しなくて、
これを覚えたいというふうに思えば進んでいくとどこまでも成長できる、
そういう触手なんだよってことなんです。
これを良いと捉えるか悪いと捉えるかなんですよ。
施工管理のやりがい
ゴールが設定されてそこに向かって到達したら、
できたぜって終わりたいならば結局のところ向いてないってことになっちゃうんですよね。
行っても行ってもどこまでもゴールが見えない状態、
登っても登っても先の見えない階段を登っているような状況なので、
ちゃんと自分にはスキルはついていくんですが、
そこがどこなのか、中腹なのか、頂上に近いのか全くわからない状態で、
自分の成長とか周りがうまく動いている様を楽しめるのかどうなのかっていうところに、
これは限ってくるのではないかというふうに思うんです。
僕はそれに対して成長できるとか新しいことをどんどんチャレンジできるとか、
そういうことで終わりがないっていうことに対するやりがいってめちゃくちゃ感じていた。
だから辞めるわけにはいかなかったっていう部分もあるんですよ。
なのでこの終わりがないことに対しましてはポジティブに捉えれば、
どこまでも学び、どこまでも成長できる糧になっているということで、
すごく素晴らしいことだというふうに僕は思うんです。
なので改めて言いますが、自由に動かせるというこの自由度、
これも一つのやりがいですし、これだけでも十分一緒にやっていける。
そして終わりがない、学んでも学んでもどんどん新しい出来事が出てくるという意味での、
やりがいっていうものってありますよねっていうふうに、
僕はこの二つが施工管理として、建設業界における施工管理としてのやりがいは何ですか?
と聞かれるとこの二つを答えますっていう話になるんだというふうに思うんです。
もっと分解していくといろんな要素がありますし、それぞれに辛いことも楽しいこともあるんです。
あるんですが、でもやりがいってやり続けることができるかどうかの要素じゃないですか。
だとするならば、一つ一つの単品よりも自由に自分の思った通りにやることができるとか、
やってもやってもキリがないぐらい大量のやるべき課題があるというようなところって、
やりがいじゃないですかねっていうふうに僕は思うんです。
そこを楽しめるのかどうなのか、そこを不自由と感じて、絶望と感じて、
嫌になっていくのかどうなのかっていうところが、
おそらくですが施工管理の仕事を楽しいと感じるか、そうじゃないと感じるのかの分かれ目なんじゃないかなっていうふうに思うんです。
もしもこの業界に今から入ろうとして、この話を聞いたときに、
面白そうっていうふうに思う人は是非に入っていただきたい。多分向いてます。
建設業の施工管理のやりがい
だけど、それは辛いなというふうに思うんであれば、おそらく向いてない可能性があるんで、
もうちょっと仕事の量の少ないというか、仕事の種類の少ない作業、単純作業の多いようなそういう反復の作業ができる職場に行ったほうが、
皆さんはもしかしたら向いてるかもしれないです。
この受け取り方によってやりがいと感じるかどうかは分かりませんが、
結局は個人次第ではあるんですけども、僕の感じる建設業の施工管理のやりがいは何ですかというふうに聞かれると、
この2つなんですよ。動かせること、終わりがないことなんですよということをお話しさせていただきたかったというところでございます。
はい、ということで本日はですね、行き詰まってしまった人だとか、
あとは施工管理にこれからなりたい人たちに向けて改めて、
施工管理のやりがい、建設業のやりがいって何なんだろうかというところをお話をさせていただきました。
最後までご視聴いただきまして本当にありがとうございます。
また明日の放送でお会いいたしましょう。
それでは全国の建設業の皆様、本日もご安全に。