インタビュー活動の趣旨について
おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
私は毎月27日、インタビュー記事を発行しているんですが、
このほど、サイトを見たんだけど、この活動の趣旨を教えてほしい、というお問い合わせをいただきました。
サイトの名前はQueenworksだから、女性のインタビューを掲載しているんだな、ぐらいは伝わるとは思うんですが、
今日はその質問に答える形で、この活動についてお話をしていきます。
まず、この取り組みへのきっかけをお話ししますと、私は司会業を30年余りやってきました。
その間で、教員だった時代、ちょっとブランクはあるんですが、長きに渡って活動をしてきました。
8年前からは、葬儀司会を始めたんですけれど、
この葬儀の1時間前に遺族に取材をして文章をまとめて、葬儀の5分前に故人の紹介ナレーションをするというのも、今、仕事の一つになっています。
80年の人生を3分にまとめて紹介するということをずっと続けているうちに、いろんな生き方があって、みんな豊かな人生なんだな、と強く感じるようになったんですね。
もちろん、その方自身の幸せの度合いというのは、いろんな感じ方があるだろうとは思うんですけれども、
私から見て、本当にみんな豊かな人生を歩んできたんだなって感じるんですね。
そうやって、いろんな人生に触れたというところが、まずこの活動のきっかけになりました。
クイーンワークスの活動の特徴
クイーンワークスの活動では、その方がどうしてその道を選んだのか、どんな努力をしてきたのか、あるいはどんな思いで今を歩んでいるのかを中心に記事をまとめているんですね。
なので、例えば最新の記事であれば、今月27日に発行したものですけれども、
大勢料亭のお上を取り上げています。
ですが、その料亭がどんなところなのかというよりは、記事の中心は、お上がどういう生き方を選択してきたのか、どんな思いで仕事に向き合っているのか、何を大事にしているのか、とか、要するにその人物を書いているという、そんな記事になっています。
もちろん、その人物を書くにあたって、料亭の説明をしなければいけませんので、
もちろん書いています。
ただ、私の目線というか視点としては、その人物ということなんですよね。
それが、ラジオのインタビューになりますと、なかなかその人物に焦点を当てることは少なくって、
その人よりも、料亭にスポットが当たりがちなんですよね。
私はその人物そのもの、その人を書きたかったということですね。
ですから、ドキュメンタリー番組なんかは本当に好きなんですけど、
それを私も、
この自分のサイトの中で実現したかったっていうことです。
じゃあ、どうして私はそういう思いに至るのかっていうことなんですが、
たどりますとね、私の両親は教師で、さらに母の兄弟は全員教師なんですよね。
で、いとこもその子供も合わせますと、
私知ってるだけでももう50人ぐらいが教員なんじゃないかっていうぐらいのファミリーなんですよ。
で、その生き方しか知らずに私は過ごして育ってきたので、
当然自分も教師になるんだろうなぁと漠然と思っていました。
そして、教員になるには人前で喋れる人になろうと思って、
大学時代、ダブルスクールでアナウンス学校にも行ったんです。
最初はアナウンサーを目指しているわけではありませんでした。
それよりももっと、私はなかなか人前で話すのが上手じゃないと、
その欠点を補うためにアナウンス学校に行ったっていう感じだったんですね。
加えて、大学は教育学部ではなかったので、
周りに教師を目指す人たちがほとんどいなかったんですよね。
教師にならない人がいるんだって驚いたぐらい、
そのぐらい世間知らずの子供だったんです。
結果、一旦私は教師になるんですけれども、
特別支援学校の高等部にいるときに、子供の進路指導をするわけです。
子供の進路指導をする中で、私も自分の進路ってなんだろう、
生き方ってなんだろうって、自分の生き方を見つめ直すことにつながっていきました。
そして、教員を退職して、ラジオパーソナリティになって19年になりました。
さらに、50代になってから気象予報士になりましたけれど、
こういった学び直しっていうのは、いろんな人を見て、いろんな方の生き方に触れて、
自分を奮い立たせることができたからかなっていうふうにも思っています。
こうやって私、自分の人生を振り返ると遠回りしてるなっていうふうにも思うんですけれども、
こんなふうにやり直しばっかりの人生も、
また私らしさでいいなっていうふうにも思ったりします。
Queenworksの理念っていうのは、
人々の人生に沿い、その機微を引き出し、新しい価値を生み出すというものです。
今年も12名の方と対談が実現して、
人生の素敵に会いに行くというテーマで、12本のインタビュー記事を発行できました。
2021年からスタートしたこの活動で、
42人の人生のステキを多くの方に届けられたなっていうふうにも思っていますし、
この活動は、
私に素敵な出会いをたくさんもたらしてくれました。
2024年、新しい年のプロジェクトもすでに走り出しています。
毎月27日は、記事の発行をこれからも続けていきたいと思っていますので、
ぜひご引きに、この音声配信とともに、
どうぞそちらの記事もご覧いただきたいと思います。
この配信は、アップルポッドキャストほか各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。