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2022-07-29 09:15

【0056】2022/07/29 恩返しじゃなく恩送り

2022/07/29 
有り難い気持ちが広がるためにリマインダ機能を使う

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おはようございます。鶴岡慶子と花火と天気と、日本の秋田県から発信しています。
父が亡くなって、まもなく10年なんですけど、明日が8月2日なので、まもなくなんですよね。
私はラジオの生放送中で、私がラジオの放送局に出かけるっていう時に、病院から電話がかかってきていて、でも生放送があるので、私は駆けつけられないということで、
姉に行ってもらうということにしました。私はなんか嫌な予感がしたので、すべてのデバイスの電源を切って、生放送に向かいました。
生放送中に自分を動揺させるような、何か情報が入ったら嫌だったので、電源を切って、普段通りにその放送を終えることができました。
ですが、ラジオが終わった後に、電源を入れた途端に、たくさんの通知が入って、着信もたくさんあって、その父の不法というのを知ったんですけど、そこから1週間は父を送るということに集中しました。
それからもう10年なんですけど、葬儀の司会をするようになったのは、この父を送るということが一つのきっかけだったんですね。
それまでは葬儀の司会って、1ヶ月前に予定がわかるわけじゃないんですよ。ギリギリ前の日に次の日の予定が決まるっていうことも少なくないわけですよね。
いわゆる予定が立たない人になってしまうわけです。だからそれが自分にできるんだろうかっていうこととか、もしかしたらちょっと自分に向いてる空気感なのかどうかっていうこととか、いろんな不安があったんですけど、父の葬儀を経験してやってみたいって強く思ったんですね。
一つは非常に尊い時間だっていうこと。その人の人生をしっかりと振り返ることができたり、その人が築いてきた人生の中の人のつながりっていうのを深く感じられる、本当にいい場所と時間なんだと思ったこと。
もう一つは、父の葬儀の司会をした人が素人だったっていうことです。その会場ではもうバカ図をすごく踏んでいる代表的な司会者だということだったんですけど、発声も言葉選びも目の取り方も、あれ、勉強した人じゃないなっていうのがすぐわかるような感じがしました。
また、父の名前をあろうことか何回も間違え、しかも私たちに謝ることもありませんでした。
なんか文句みたいになりましたけど、本当にそういう姿を見て、これはちゃんと送ってあげる姿じゃないなと、敬う姿じゃないなっていうことを強く感じたので、ぜひ私がやってみたいと思った。
それは父の葬儀がきっかけでした。
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そこから1年ぐらいかけて、お寺をはじめとする仏教の勉強とか、神道、神社の勉強とか、キリスト教とか、いろんな勉強をして、言葉の選び方とか、いろんな資料を集めて勉強をしました。
司会の目の取り方等々については、もうすでに厳しかった修行時代に叩き込まれているので、そこは自分でもあんまり心配はしてなくて、それでスタートしたんですよね。
そこから8年ということです。
父の没後10年という話に戻るんですけど、8月2日が明日なんですが、亡くなった1年経った時に、お花が届いたんですね。
お花が送られてきた時に、非常に驚いたんですけど、同時にものすごく心が温かくなりました。
この8月2日を覚えてくださっているっていうことが、私たち家族の中では、8月2日にお墓参りしなきゃね、みたいな話はしているから、
8月2日っていうのは、ちゃんと刻まれているし、カレンダーにもちゃんと丸をしてたりしてるんですけど、
他の方から、親戚でもなくて、私の知り合いの方だったので、その方からお花が届いたっていうのが、本当に嬉しくて、ありがたくて、心のつながりがさらに強いものになったっていう気がします。
1年、その1周期を迎えるまでの間っていうのは、私にとっては非常に大きな意味があって、
その間の日々というのは、もちろん、亡くなって時間がたっていないっていうことの寂しさも、もちろんそうなんですけど、
去年の今頃は元気だったとか、去年の今日はこんな会話をしたんだっていう記録があったりすると、すごくまた寂しさが増したりとか、いろんな思いがあるのが、その1年経つまでの間だったと思うんですよ。
1年経った後は、もちろん同じように寂しさはあるんですが、それでも、例えば父がいない日々っていうのが、だんだん上書き保存されていくような、そんな感じがして、
1年未満の時と1年経った後っていうのは、私にとっては大きな差があるなっていう、そんな気がしました。
そんな時に、一周期に合わせてお花が届けられるって、すごいことだったなと思うので、私はその後からは、この受けた御恩をその方との1対1で終わらせるんじゃなくて、
周りにもちゃんと広げていきたいと、こういう気持ち、このありがたいって思った気持ちとか、心が温まるような感じとかを、周りにもちゃんと広げていきたいって強く思ったので、一周期に花を贈るようにしています。
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本当に恩返しっていうこともそうなんですけど、恩送りという形で、受けた御恩を周りに広げていくっていうことは、こういうことに似てるんじゃないかなと思うんですよ。
お隣の人と手をつないで、お隣の人の幸せを願うと、そういう人たちがたくさんに増えていくと、みんなが幸せになるっていう感じ。
そういうふうにつながっていくような気持ちが連鎖していくっていうか、そんなことにつながっていくんじゃないかなと思って、そういうふうにしています。
スマートフォンのリマインダーというアプリに、カテゴリーとして、目日っていうグループを作って、そこに親しい方の関係者の目日を入力しています。
リマインダーで通知が来るようになっていて、お花が送れるような状況であれば、お花を送るようになりました。
LINEの中でもリマイン君っていうのがあって、そこに友達登録をすることで、LINEの中でリマインドしてくれるみたいな、そんな機能もあるんですよね。
それを活用するのもまたいいのかもしれません。
以前、LINEの使い方については一人グループを作って、そしてそこにメモ帳代わりにしているんだっていう話したと思うんですけど、
先日このリマイン君という機能を知って、そのリマイン君と自分の二人グループにしてみました。
そうすると、メモ帳の中でリマインド機能もついたっていう感じになって、とても便利になりました。
先日も大学時代の部活の仲間の目日がリマインダーで出てきて、LINEのオープンチャットの中で仲間うちで、
たぶん今日が目日だと思うんだけどっていう発言を私がしました。
そうしたら仲間たちが、じゃあその子は山口県下関市の方だったので、みんなで山口行こうかとか、そういうチャットで一時期こうみんなで会話をしました。
なんか私のリマインダー機能によって、その子に思いを馳せるっていう、そういうことができたなと思って。
自分の予定とか自分の記念日とか、いろんなリマインドってあると思うんですけど、リマインドセットをしていることってあると思うんですけど、
亡くなった日っていうのも、なんか一つリマインドに入れておくと、例えば恩送りができるかなと思って使っています。
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