1. もっとPRの話をしよう。聴く「PR TALK」by talentbook
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2023-07-03 35:47

#24 記者の強みを活かしてヒットを生む。日経クロストレンドの企画術──ゲスト:森岡大地さん

聴く「PR TALK」は、PRを実践するさまざまなゲストとテーブルを囲み、膝を突き合わせて「もっとPRの話をしよう」という趣旨の番組です。

ここ最近は、さまざまなメディアや記者の方に来ていただいて「PR」の話をする機会が増えてきましたが、今回は「日経クロストレンド」の副編集長、森岡大地さんにお越しいただきました。

記事や音声、動画などさまざまなチャネルでコンテンツを発信している「日経クロストレンド」ですが、なぜBtoB、BtoC両方の切り口から多様な特集やヒット記事が量産されるのか?人材の強みや編集部の体制まで、日経BP社でさまざまなメディアを歴任してきた森岡さんの視点から、たっぷりとお話いただきました。


森岡 大地さん
日経クロストレンド 副編集長

2006年東北大学大学院理学研究科天文学専攻修了。同年、日経ホーム出版(2008年に日経BPと合併)に入社。日経トレンディ編集部にて、記者・編集業務に携わる。2013年に日経ビジネス記者。2014年より再び日経トレンディに。19年より日経クロストレンドを兼務し、20年より専任。22年より現職。スイーツ好きが高じ、トレンディではスイーツ・手土産を担当。クロストレンドでは大手から中小、ベンチャー・スタートアップ、さらには個店まで、幅広く取材を行う。私生活では、2児の父として育児と仕事の両立に奮闘中。/ Twitter


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サマリー

森岡大地さんは、パブリックリレーションを実践するさまざまなゲストとテーブルを囲んでいます。彼は日経クロストレンドの副編集長として、記事の企画力やマーケティング活動、ヒット商品やトレンド、テクノロジーの組み合わせを紹介しています。日経クロストレンドの特集とその中のインサイドと連載のサイクルの編集体制についても話しています。本社の記者と編集者の関係性は良好で、企画会議ではチーム全員が集まり情報をやり取りしています。森岡さんはインサイドからの提案を受け入れやすく、積極的にチャレンジする雰囲気を持っています。彼は記事のパッケージ化よりも、ニュースの裏側や消費者の心理などを掘り下げることに重点を置いています。メディアリレーションやパーソナルリレーションの重要性についても話し合っており、森岡さんの今後のビジネス展望なども聞いています。

森岡大地さんの略歴と日経クロストレンドの特徴
皆さん、こんにちは。聴くPR TALK パーソナリティーの久保恵太と申します。
この番組は、パブリックリレーションと実践するさまざまなゲストとテーブルを囲み──
膝を突き合わせてもっとPRの話をしようという趣旨の番組でございます。
僕、最近はさまざまなメディアの記者の方に来ていただいて──
PRの話をする機会が非常に増えてきましたけれども──
今回も今一番お話ししたいと思ったこの方にゲストで来ていただきました。
日経クロストレンドの副編集長、森岡大地さんです。よろしくお願いします。
森岡大地 よろしくお願いします。
お願いいたします。森岡さんは非常にいろんなSNSとかイベントとか音声、媒体で──
目にする機会が多いので知ってる方も多いんじゃないかなと思うんですけど──
森岡さんどうですか?結構こういう場は慣れてらっしゃいますか?
森岡大地 そうですね。こういう場というか結構うちの媒体でもイベントをやって──
モデレーターとかもやらせていただいているので──
一応しゃべることも仕事の一環になっている感じですね。
森岡 そうですよね。ありがとうございます。今回初めてでもこの番組に来ていただいたということで──
非常に嬉しいです。まずちょっと知ってる方も多いと思うんですけど──
森岡さんから簡単に自己紹介いただけますでしょうか?
森岡 日経クロストレンド副編集長の森岡と申します。よろしくお願いします。
私が2006年に日経ホーム出版という──
こちらが今日経BPと合併している会社なんですけれども──
小さな雑誌社に入社しまして、日経トレンディ編集部──
月刊の情報誌に配属されましたと。
そこからかなり長くトレンディ時代が続いて──
日経ビジネスというビジネス誌に移動になりまして──
そこから2年弱して日経トレンディに戻ってですね。
2019年から今の日経クロストレンドというものに──
まずは兼務からスタートなんですけれども、入りまして──
2020年から日経クロストレンド専任で、22年4月ですね。
日経クロストレンドの副編集長ということになって、今に至っています。
月刊誌、情報誌からビジネス誌、それからデジタルメディアというところを──
うろうろいろいろ回っているような感じですね。
ありがとうございます。新卒で日経の出版社に入られて──
本当にいろんな媒体を行ったり来たりしながらというキャリアだと思うんですけど──
結構いろんなところに経験していく、移動していくというのは──
割とオンシャンの中では一般的なキャリアの流れになるんですか?
そうですね。かなり人によるというところなんですけれども──
10年以上同じ媒体にいるメンバーもいたりとか、2,3年で結構移動したりという──
かなりいろんなキャリアパスがあるなという印象ですね。
私は比較的、紙の月刊誌からビジネス誌から、そしてデジタル媒体というように──
バランスよく移動しているような感じですね。
今年の4月から日経MJの検務も?
そうですね。日経新聞の日経MJと、今コンテンツのやりとりですとか──
共同企画みたいなものも昨年ぐらいからどんどん進めてますので──
そのあたりの橋渡しというか、つなぎ役として今検務という形でやっています。
そうなんですね。結構以前から森岡さんって──
いわゆる音声コンテンツとか、流行ったクラブハウスとかでも──
割と早くから発信されてたと思うんですけど──
やっぱり日経クロストレンドさんとか日経トレンディーさんって──
そういうトレンドを取り入れて、うまくいろんな媒体で発信していくのっていうのが──
他のメディアに比べてすごい進んでるなって印象ありますね。
ありがとうございます。クラブハウスはどちらかというとメディアとして活用するというよりは──
個人的に衝撃的なサービスだったので、まずはちょっと慣れないとなというところから──
日経クロストレンドの記事の多様性と特集の重要性
いろいろやってるうちにドハマりして、ひょっとしたらこれって──
メディアの発信にも使えるんじゃないのかなみたいなような──
イメージで少し編集部で取り組んだりとかっていうこともやってましたね。
そうなんですね。今はオフィシャルでは普通に雑誌、書籍があって──
ポッドキャスト、YouTube、おいしいとかっていうのを結構クロスメディアで展開されてるっていう感じですよね。
そうですね。音声メディアも今やってますし、あとはYouTubeも比較的最近力を入れ始めていまして──
あとリアルイベントも実際に今結構大規模なものを年に1回──
コロナ禍ではオンラインになったんですけれども、イベントも含めてやってるっていう──
かなり複合的な今の媒体になってます。
そうですよね。今日せっかくなんで、いろんな媒体を経験されてきた森岡さんではあると思うんですけど──
日記クロストレンドさんっていうところにフォーカスして、ぜひ今のようないろんなメディアを展開していくような──
部分のすごさを感じますし、企画もやっぱり記事の企画力だったりとか──
そういったところが非常に切り口が面白いなというふうに毎回媒体を見てて思うので──
その辺りを少し掘り下げて、森岡さんなりの視点でお話をいただければなと思っております。
はい。
そうですね。いろんなキャリアを経て、日記クロストレンドさんに今来ていらっしゃると思うんですけど──
どうですか?他の日記BPさんのメディアの中でも、日記クロストレンドさんならではの──
動きだったりとか、取り組みをされてるなというか、特徴的な部分というのが何になったりするんですかね?
そうですね。そもそも日記クロストレンドの媒体の起こりというのが、5媒体の人材が集まってできた媒体でして──
日記デジタルマーケティング、日記デザイン、日記トレンディネット、日記トレンディ、日記ビッグデータという──
各媒体から、まだ現存している媒体もありますし、完全に合体した媒体もあるんですけど──
デジタル分野、それからB2B、デザイン、コンシューマーみたいな、本当に多方面の人材が日記クロストレンドに集まってきているので──
かなり多様な視点を持っている記者がいますというところなので、私自身も中にいて思うのは、切り口がみんな本当に違うというか──
それぞれが新しい視点を持ってコンテンツを作っているので、手前味噌ながら同僚の記事を読んでいても面白いというか──
そういう視点で来るのかみたいなですね。結構驚きがいつもあるなと。それがいいバランスで読者の方に届いているといいなというふうに今考えていますので──
その辺の多様性みたいなところが特徴なのかなと思いますね。
そういうことなんですね。いわゆるバックボーンだって、いろんなそれぞれの強みがミックスされているから、いろんな切り口、多様な切り口での記事が出来上がっているというところですね。
確かに。いわゆる御社のキーワードというか、マーケティングが分かる消費が見えるというのがあると思うんですけど、いわゆる企業のマーケティング活動という領域の部分と──
いわゆるヒット商品トレンドという商品の部分。そこにあとはテクノロジーの部分が組み合わさっているという印象があるので、ここがしっかりそれぞれのバックボーンで強みを生かした記事になっているということなんですね。
そうですね。まさに本当にB2BとB2Cって一見、大体で見ると結構切り分けられてしまっていることが多いんですけれども──
何かを作って、何かを消費者まで届けるっていう工程を全部考えると、B2BもB2Cもすべて包含されているはずなので、うちの媒体としてはそこを全領域をしっかり追っていきたいっていう部分があるので、
B2Bのほうが分かる人材とB2Cもしっかり分かる人材が両方いるっていうのはすごい強みだなと思いますね。
そういうことなんですね。森岡さんご自身としては何かどこに強みがあったりするんですか?
そうですね。私はもう先ほどの経歴にあるように、日経トレンディーでゴリゴリB2Cというか、消費者のメリットになる、読者のメリットになることしかしないというかですね。
そういう媒体が長かったので、やっぱりヒット商品トレンドっていうところもいろいろ理解はしているつもりですし、
日経ビジネスってビジネス側の側面も記事を書いてきたので、私自身は両方またいで記事は作っていけるっていうのは自分なりの面白いところだなと思ってますし、
あとは、ずっと最新テクノロジーとかってトレンディー時代から流行りものが好きだったので、新しい領域に興味を強く持っている部分もありますので、
ここのB2B、B2Cっていうところの橋渡しと、さらにテクノロジー領域が好きっていうところで、正直クロストレンドにちょうどいい人材だなって自分で勝手に読んでます。
インサイドと連載の役割と特集のサイクル
本当にクロスしてトレンドを網羅してるからってことですね。
今副編集長だと思うんですけど、日経クロストレンドさんってすごい面白いですね。副編集長さんがたくさんいらっしゃるんでしたっけ?
そうですね。今結構いろんな媒体が、人材が育ってきたという表現が、よく言うと育ってきたということであるんですけど、
かなり上野年次の副編集長も増えてきてるという状況なので、結構書く媒体が多くはなっていて、
ただ副編集長って外部からの見え方と少し違うなと考えるのは、ナンバー2かのように思われるイメージがあるんですけど、
あんまりナンバー2のポジションというよりは、大きな塊のコンテンツ、うちの媒体で言うと特集というものが、
1週間にわたって1テーマで記事を出していく特集というものがあるんですけど、
そういう特集をしっかり回せる、デスクとしてそれを見ていけるっていうような人材を副編集長兼デスクというような形で考えているので、
なので比較的多くないと、逆に言うと回らないかなというふうには思ってますね。
なるほど。特集はデスクがついて、それに記者が何名かついて動かしていくっていう体制ですもんね。
はい。
チャットGPT特集とかも最近だと始まってますよね。
はい。そうですね。
なるほど。じゃあ結構、特集が結構連載でいわゆる長く続きつつ、単発のインサイドっていう企画と連載っていう三つがあるというふうにお伺いしていたんですけども、
この辺りが主要コンテンツとして、やっぱり編集体制をしっかりと明確に作ってサイクルを回していってるっていうことなんですね。
そうですね。やはり特集というのがかなり核にはなっておりまして、そのときにしっかりあるテーマで、今はやっぱりこのテーマをしっかり伝えたい、
もしくはその読者の方が今このテーマだったら知りたいと思っているだろうというのをしっかり出していくというのが特集になるんですが、
やはりもう少し軌道的にというか、やっぱりより旬なものを出したり、
今みなさんのニーズ的にはこういうテーマはどうなんだろうという、まだちょっと測りきれてないようなものみたいなものもですね、
やっぱり単発の記事を出して、それがインサイドというものなんですが、この単発の記事を出してみなさんの反応をいただいてですね、
もしそこで本当にこの領域の読者の方が読んでくださる方が、やっぱりここ面白いよね、ここ今知りたかったんだよねっていう反応が返ってくれば、
それをしっかり特集で、複数本でしっかり深掘りしていくというようなサイクルになってますし、
それと同じように連載っていうところでも、ここで連載も一つのテーマで継続的に続けていくものになるんですけれども、
これ本当に数年続けるような長い連載から、数ヶ月で終わる短期の連載みたいなものもあるんですけれども、
ここでもいろいろ新しいチャレンジができるということなので、
インサイドですとか連載みたいなものでいろいろ試しながら、しっかり特集に還元していくと。
その逆もあってですね、特集でしっかりみなさんが読んでくださったものに関しては、
やはり継続的に情報もお届けしていかなきゃいけないなというふうに思いますので、
そうすると定期的に特集をやるっていうのもありますけれども、
インサイドだったり連載っていう形で、後から追っかけた情報をまた追加していくみたいなこともやっているということで、
結構ぐるぐる特集インサイド連載で回してるようなイメージですね。
面白いですね。非常に記者からしてもいろんなチャンスというか、
企画を出していく仕組みづくりが整ってるなっていう印象なんですけど、
連携の良い編集チーム
本社のいわゆる記者の方とも接していても、非常に編集者との関係性もすごくいいのかなというか、
すごく雰囲気がいいなって僕すごく感じていて、
ここってすごく編集体制だったりとか、
作っていく中でこういった企画をどんどんみんなでコミュニケーション取りながら回していこうっていう、
すごい雰囲気がいいんだろうなと思ってるんですよね。
ここの連携っていうのがうまくいってるイメージですか?印象ですか?
何かし合ってることとかあるんですか?
企画会議自体はみんなで集まってやるものがあるんですけれども、
結構その他に情報のやり取りをこまめにやっている印象はありますね。
あとは、あんまりNOと言わないというか、
特にインサイドは担当記者がやっぱりこういう切り口で、
こういう記事を出したいみたいな思いがあって提案してくるものなので、
よほど工場両属に反するとか、
何らかの悪い影響が起きるものに関してはもちろん止めますけれども、
例えばこのテーマはちょっと今はねみたいな、
そういう拒否の仕方とかは一切しないので、
やっぱり意義があって意味があって出したいと思うのであればやってみようっていう感覚が結構強いので、
インサイドとかはかなり面白いものが出てくるという、
自主的なチャレンジ
そこのチャレンジが、こまめなチャレンジができるので、
自主的にみんなできるのかなという気はしますね。
特段すごい仕組みがあって回せてるみたいなことが言えないっていうか、
言えれば一番いいんですけど、
言うほどそういうものはないなという気はしますけどね。
今のでも新しい記事だったり、
自分のこれだっていうものをチャレンジできるような場があるっていうのは非常に大きいのかなと思ってて、
やっぱりその出たものを公開してみればわからないじゃないですか。
それによって数字がどのくらい動くかとか、
やっぱり本社の場合、有力会員というところに向けた、
ちゃんと増やすっていうところが非常に大きな経験になるのかなと思ってるんですけど、
やっぱりそこをしっかり数字を毎日見られてるって話もお伺いして、
そこをしっかり回していくっていうところで、
成功体験を詰めるみたいなところが大きいのかなというふうには思いましたね。
そうですね。一応毎日、数字の振り返りは夕方に全員参加でやっているので、
記事の良し悪しというよりは、そのテーマって読者に対してちゃんと響いたのかなとか、
そういうところを自分で確認する場なので、毎日あるということなので、
非常に感覚はつかみやすいなと思いますね。
そうですよね。
ちなみに一切記者が企画を持ってくるときとか、
あと森岡さんご自身が企画を立てるときって、
いわゆる日々トレンドを持ってると思うんですけど、
例えば企画の持ち込みだったりとか、
それこそPRパーソンとかとコミュニケーションを取ってる中で生まれてくるものっていうのも多いんですか。
そうですね。そのまま、
なかなか持ち込んだ企画をそのまま議題に上げるってことは、
私個人はあんまりないんですけれども、
もちろんそれがヒントになって、自分で練ってっていう形にはなりますかね。
あとはどちらかというと、私が多いのは結構雑談というか、
持ち込んでいただいたときに、いろいろ話してる中から、
その業界の今新しい動きがこうなってるみたいなお話を、
雑談の中から出てきたときにそれがヒントになったりとか、
どちらかというとそういうケースが多いような気はしますね。
パッケージ化されたこういう企画だったら御社でどうですかっていうところより、
それをもちろんフックにしながら話していて、
より雑談みたいなところで話してる中で、
そういう新しい変化があるんですねみたいなところに気づくっていうことの方が
多いイメージはあります。
そうですよね。やっぱり一社一つのストレートニュースとかっていう取り上げが
あり方じゃないと思うんで、
どちらかというといろんな時代の流れというか、
川の流れがあったときにここがトレンドだよねとか、
こういう流れがあるよねっていうところに、
やっぱりヒントがあるみたいなイメージ。
そうですね。それで結構いろいろな業界が違う方のお話を聞いてても、
意外に根底にあるトレンドだったりとか、
ちょっと抽象化してった中で実は共通項があるとか、
やっぱりそういうものが出てきたときに、
これっていろいろな業界またいで横断的にやっぱり課題になってるんですよね、
っていうところから企画になったりとかっていうのはありますよね。
記事の深掘りと価値提供
そうですよね。なるほどな。
森岡さんって今、副編集デスクとしてだって記事の査読もしながら、
ご自身で取材だったりとかっていうのもすごくやられてて、
なので月にどのぐらい記事としては出せたって公開されてるんですか。
そうですね。結構まちまちですね。
多分トータルで何らかの形で記事として出してるのは、
10本今日ぐらいですかね。
ライターさんに書いていただいたものを編集したり、
ご寄稿いただいたものを出したり、あとは自分で書いたりっていう。
その3種類がそれぞれバランスを取りながらっていう。
あと査読は本当に場合にもよりますけどどれぐらいなんですかね。
若手の記事とかを査読するとかだと、
ちょっとあんまり数えたことないですけど、
どれぐらいなんだろう。
日々あるって感じですか。
そうですね。毎日っていうほどではないんですけど、
もうぼちぼちっていう感じですかね。
まだまだ人数も足りないというか、
まだまだもうちょっと大きくしていくためには人も足りないっていう中では、
やはり副編集長兼デスクもバリバリ前線にいないと回らない媒体なので、
そこは私自身としてはやっぱり現場も大好きなので、
両方できるっていうか全てできるポジションっていうのは非常にありがたいなと思いますね。
すごいですね。全員の本位で動き回ってるわけですね。
そうですね。
やっぱり今の話聞いてても企画一つのネタだけでできる危機記事じゃないので、
そういう複合的なものを月に10本とか出かけられてるっていうのは凄まじいなというふうに感じましたね。
もちろんね、ある領域が今ホットだなっていうことになったら、
その分野の比較的ストレートというか、
ある方のご知見を披露いただくみたいな記事もあるので、
そういうものは比較的ストレートな情報にはなってますけれども、
ただなんとなくニュースの裏側みたいなところは意識的に掘りたい。
ニュースの裏側とか消費者の方の心理とか、
そういうところはやっぱりせっかくだったら記事に盛り込みたいなというふうには思ってますね。
そういうことですね。ありがとうございます。
せっかくなんで最後にいわゆる今みたいな企画を作っていく中で、
この番組もPRパーソンの方が非常に聞いていると思うんですけど、
森岡さんとしてこういうコミュニケーションとかこういう情報をもらえたら助かるなとか、
そういうことをTwitterもやられていると思うんですけど、
こういった情報とかが日々あるとありがたいな、みたいなものであったりしますか。
そうですね。やっぱり日系クロストレンドってカバー範囲がとても広くてですね、
業界を絞っているわけでもないですし、
ジャンルを絞っているわけでもないですし、
本当にその商品だったりサービスがお客様に届く、
生まれる前からお客様に届くまでの全方位をカバーしていく媒体なので、
いかんせいに自分一人だとですね、やっぱり情報を集めきれないっていうのがあるので、
やはり広報の方も含め、もちろん企業の実務をやってらっしゃる方って、
まさにその業界に関して情報を常に収集している方たちだと思うので、
自社のことをもちろんおっしゃっていただくのもありがたいんですけれども、
その業界全体の潮流とか、今何が起きてるのかとか、
そういうところをですね、ぜひ軽い感じで、今こんなこと起きてますみたいなことをぜひ伝えていただけると、
私も勉強になるし気づきになりますので、
そこからやっぱり興味を持って、私自身ももう一段深掘りしていくみたいなこともできると思いますので、
ぜひ気づきみたいなところがあれば、ぜひ送っていただきたいなというふうに思いますね。
こういう現象が起きてますよとかってことですよね。
そもそもその業界にいるからこそ気づけることというか。
身の回りとか私の業界では今こういう変化が起きていて、
ひょっとしたらその背景にこういうことがあるのかもしれないですねみたいなんですね。
そういう気づきからやっぱり、意外にそれがすごい本質的なことだったりとかっていうケースもありますので、
その辺をどんどん伝えていただければいいかなというふうに思いますね。
なるほど。ありがとうございます。
これも毎回メディアの方が来てもらって聞いてるキーワードなんですけど、
いわゆるやっぱりPRパーソンとメディアさんとの関係づくりっていうのは
非常に難しいというか悩まれてる方も多いと思っていて、
例えばどうしても対等になりにくいみたいな話もよく聞くんですよね。
当然対等というか、どういう立場って一緒に多分一緒の記事を出していくっていうところにおいての
関係性っていうところにどういうふうに作っていくべきかという悩みっていうのは非常によく聞くんですが、
森岡さん的にPRパーソンとメディアとの理想の関係性っていったらあるんですけど、
どういった形で関係を作っていくべきだというふうに感じたりしますか。
こういった思うことありますか。
立場が違うのは当然というか、別に上か下かっていう話ではなくて、
役割が違う職種ですので、そこはもちろん違うという大前提に立ちながらも、
私たちはちょっと大きいんで、
私自身は読んでくださる方にどんなメリットだったり価値を提供できるのかっていうところを、
そこが基本ですし、そこしかっていうとちょっと語弊があるかもしれないですけども、
そこを中心に考えているので、
候補の方も候補の方の目的なり意識っていうものがあると思うので、
そこがあくまでも違うものって理解した上で、
どうやったら媒体にとってのメリットが出せるのか、
企業にとってのメリットが出せるのかっていうのをしっかりお互い考えれば、
お互いが何を思ってるのかを考えればですね、
そこはあんまり本来はそこが生まれないものなのかなっていうふうには思ってますので、
ちょっとこれも私の考えとしては、
あとはもう情報の流路がどんどん変わってきている中で、
例えば企業さんがオンドメディアで発信したり、
SNSでダイレクトに情報を発信したり、
あとは最近だとプレスリリース等もですね、
結構消費者がSNSの発信のときに直接引用したりっていうように、
メディアを返さない情報の流路っていうのも今どんどん出てきていますので、
企業としてはどういう流路で情報を発信するのかみたいなことを、
たぶん皆さん考えてらっしゃると思うんですね。
その中のオプションの一つが多分メディアっていう考え方が正しいのかなと思いますので、
私としてはクロストレンドに乗ると、
こういう正しく消費者に情報が伝わるよねとか、
こういう切り口はなかなか自分たちでは思いつかなかったんで、
クロストレンドならではの切り口で伝えてもらったことで、
消費者に対して正しい理解が広まったみたいなんですね。
そういうメディア側も価値を提供していかなきゃいけないなというふうに思いますので、
そのあたりはまだまだメディアも模索してますし、
おそらく企業も今情報伝達の仕方を模索されてると思うので、
お互い悩んでる者同士、せっかくならいろいろ考えていきましょうっていうイメージでやってますね。
長くメディアにいらっしゃるながら、
いろんな方とPRパーソナルとコミュニケーションを取ってきたからこそ、
メディアリレーションとパーソナルリレーションの重要性
気づきというか同じだなというふうに感じました。
確かに僕らもよく最近話してるのは、
個人が発信もできるし、企業としても発信ができるので、
いわゆるメディアリレーションだけじゃなくて、
パーソナルリレーション、PRいわゆるパーソナルリレーションという言い方をしたりしてるんですけど、
その中の一つのステークホルダーとしてのメディアがいて、
届け方の一つとして一緒に仕掛けていくステークホルダーとして捉えていきましょうという話をしてたりするので、
おっしゃる通りだなというふうに共感させていただきました。
もちろんね、メディアとして読者のほうを向いているというか、
読者のためにという媒体ですので、そこはもちろんね、そこに合致しなければシンプルに、
ニーズというか情報が読者には合わないというふうに判断されたというようなぐらいで、
マッチングがうまくいかなかったというレベルの話なのかなと思いますので、
そこは本当に切り口で読者に対してメリットさえ出せれば、
しっかり伝えていける話にはなるのかなと思います。
ありがとうございます。
森岡さんはご自身として今後やっていきたいことはあったりするんですか。
Kクロストレンドさんでもいろいろやられてきたと思うんですけど。
そうですね。私自身は、
若手の記者もどんどん面白い記事を出してきてますので、
負けないようにしなきゃいけないなっていうのが一つあるのかなというところと、
あとは、私たちも情報の伝え方をもう少し考えなきゃいけないなと。
コンテンツを作る、生み出すってことに関しては非常に力を入れてきて、
歴史的にもずっと長く、
うちの会社としてはかなりしっかり、
コンテンツを作るということはこだわってきていると自負はしているので、
どうそれを伝えていくか、どういうもの、媒体の形も含めて、
どういうふうに伝えていくかっていうところまで、
編集者、記者がある程度もう一歩踏み込んで考えなきゃいけないのかなというふうには思ってますので、
もちろんSNSとかの活用っていうところも進めていきますし、
音声動画、何らかのコミュニケーション手段、表現手段みたいなところも、
まだまだ課題が山積みなので、やっていかなきゃいけないなというふうに思いますね。
確かに、まだまだ変革期ですよね。
やっぱりいろんなことをやられていると思うんですけど、
僕らもそうですけど、こういった音声もそうですけど、
いろんなことをやって、それ何がどう届いていくかっていうのが、
まだまだ変化していくタイミングだなというふうに思うので、
これからどうなっていくのか確かに楽しみですよね。
ありがとうございます。
非常にまだまだ話したいことがあるんですけども、
結構たっぷりとお話をお伺いさせて、
30分ぐらい経ちましたので、
そろそろエンディングに移りたいなと思っております。
今日は日経クロストレンドさん自体の企画の話だったりとか、
森岡さんご自身の考え方っていうのも、
いろいろお伺いできたんじゃないかなというふうに思っておりますが、
最後に何か日経クロストレンドさんとしてのお伝えしておきたいことだったりとか、
どんな特殊あるから見てねとかでもいいんですけど、
何かございますか。
そうですね。
森岡さんのビジネス展望
今、毎年7月にですね、
日経クロストレンドフォーラムという大規模イベントを実施しておりまして、
今まさに頑張って企画中なんですけれども、
まだちょっとこれから申込サイトもオープンするはずなので、
ちょっとぜひ気にしてみておいていただけるとありがたいなと。
かなり興味深いセミナーというか、
私自身が非常に興味深い方に、
興味を持ってる方にいろいろ来ていただくことになってますので、
ぜひというふうに考えてますと。
あとは最後って言いながら長くなっちゃってるんですけど、
先ほどもお話したインサイドの記事をちょっと見ていただいて、
それがどの記者がそのインサイドを出してるのかみたいなのをですね、
ぜひちょっと気にしてみていただけるとですね、
この記者こういうネタ好きなのねとかですね。
結構インサイドにはその記者の特徴というか興味関心というかが透けて見えてくるので、
せっかくなのであればその辺りも楽しんでいただくというか、
またこの記者こういうので来たんだねみたいなですね。
ちょっとそういう見方もしていただけると面白いかなというふうに思います。
いいですね。
確かにさっき最初におっしゃってたみたいに、
いろんな強み持った記者さんがいらっしゃるから、
その楽しみ方はすごく面白いですね。
この記者はここに興味があるのかみたいな。
多分私のインサイドとかを見ると、
いろいろなところをとっちらかってるので、
何をやってるんだろうと思うかもしれないですけど、
その時々の興味関心とか、
ただそこの根底にある課題感みたいなところは、
本数を並べていくとですね、見えてきたりもするので、
そういうふうに見ていただけるのもいいかなと思います。
ありがとうございます。
ちょうどあと、
カミキの今後伸びるビジネスランキングっていうのも発表されてて、
これも非常に面白いなと思いました。
ありがとうございます。
これ自社調査になりますので、
ぜひぜひやっておきます。
ありがとうございます。
非常にいろいろとお話を伺えてきました。
ありがとうございました。
ぜひこれをきっかけに森岡さんにも、
Twitterもチェック皆さんいただいて、
何かこういった現象が起きてるよとか、
いい情報があればぜひご連絡してみてください。
それでは今日は時間いただきましてありがとうございました。
今日ゲストに来ていただいたのは、
日経クロストレンド副編集長の森岡大地さんでした。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
35:47

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