森山さんの自己紹介と経歴
福田
こんにちは、primeNumberです。この番組は、データ活用支援を行うデータテクノロジーカンパニー株式会社primeNumberで働く人や社外のゲストを迎え、業界や働き方といったビジネスの話はもちろん、その人のプロフィールや趣味についてもカジュアルにお話しするポッドキャストです。
前編は、採用担当福田が森山さんにお仕事についてお話を伺いたいと思います。森山さん、よろしくお願いします。
では、まず簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
森山
はい、primeNumberの森山と申します。
会社では2つのお仕事をさせていただいています。
1つは、我々が開発している製品、TROCCOやCOMETAを、実際に我々からパートナーの企業様に、ユーザー様に対して提供してもらっています。
そのパートナーに対してのアライアンスの推進をさせていただいているのと、もう1つはプロダクトの開発に携わらせていただいています。
どんどん新しい機能の開発拡充をしていますので、その新しい機能やツールをどうやって使ってもらえるかという戦略とかを考えさせていただいたり、
開発の時に実際に先ほどお話ししたパートナーさんを含めたユーザーさんの声を拾い上げて、どう開発に生かすかという橋渡しをさせていただいています。
福田
森山さんはセールスとプロダクト側の2足のわらじという感じですかね。
森山
そうですね。
福田
もしよろしければ、これまでの経歴も簡単にお伺いしてもいいですか。
森山
社会人になって今18年目になりますが、これまで何回か転職をしてきています。
前半3分の1ぐらいはメーカーの仕事をさせていただいていて、残り3分の2がIT業界にいるかなという感じです。
最初は全然IT関係ない建築の畑にいまして、住宅メーカーのモデルハウスで家を売る仕事をさせていただいてから、
ものづくりのメーカーで営業をして、そこからITのAIの会社にジョインさせていただいて、
外資系のITの会社にいて、今primeNumberに来ているというのがざっくりした経歴です。
採用プロセスの経緯
福田
今回、森山さんの採用に関してはすごく印象に残っていて、実は森山さんには1回振られているんですね。
覚えてます?
森山
覚えてます。
福田
当時はめちゃくちゃはぁ……、って感じだったんですけど、改めて1回振られた身として、
なぜうちを選んでいただいたかみたいなところも、ぶっちゃけみたいなところを教えていただきたいなと思っているんですが、森山さんどうでしょう?
森山
今紹介いただいた通り、一度いただいた内定を蹴って別の会社に就職したんですけれども、
そこからご縁があって、もう1回こちらから声をかけさせていただいて、選考再開していただいて、
無事に入社をしているという流れになります。
なぜそんなことが起こったのかというと、前回内定をいただいたときには、どちらかというとキャリアの軸が自分の中ではもっと別の軸があったので、
さっき外資系に行ったという話をしたんですけれども、最初はもう少しグローバルの目線で活躍できるようになっていきたいなと思って考えていたのがベースとしてありました。
ただすごく素敵な環境で、すごく素晴らしい会社で働いていたものの、たまたま自分とは合わなくて、
空気感もそうですし、やっている内容みたいなこともそこにジョインした後には違和感がありました。
ただその途中でも、実はそのときにご縁いただいていた執行役員の方にずっと声をかけてもらっていて、
たまたま本当にすごい偶然なタイミングで、私が外資系の会社を辞めようと、やっぱりちょっと合わないから別のところに行こうかなと思って転職活動をして、いくつか内定を頂戴して行こうかなと思って行ったんですけど、
その執行役員の方と個人的には長いお付き合いになるかなと思っていて、何も言わずに行くのは失礼だなと。
実は辞めようと思って、言おうと思って、SNSのメッセージを送ろうと思ったときに、「もう辞めようと思ってます?」ってメッセージを送られたんですね。
福田
めちゃくちゃ偶然じゃないですか。そんなことあるんですね。
森山
いや実はって言ったらそんなことだと思ってました。
じゃあ結果は別にしてご飯行きましょうということで、お話をさせていただいた結果、やっぱりその時に感じてた相性とか、自分がやりたかったことへの理解みたいなものっていうのをすごくお互いに感じれた時間だったので、
もう一度ちょっと今の状況でしっかり話させてもらえませんかということで、もう一度選考を受けさせていただいたというのがその時の流れです。
福田
なるほどありがとうございます。森山さんがまた受けてくれるってなった瞬間、めちゃくちゃもう泣いて喜んだのを私は覚えてます。本当にありがとうございます。
森山
こちらこそです。
福田
ここに派生する話なんですけど、とはいえ内定をもらっている会社さんもありながら、うちみたいなスタートアップを受けていただいて、おそらく奥様のご不安だったりとか、不安みたいなところもあったんじゃないかなと思うんですけど、そのあたりはどうでした?今振り返ってみて。
森山
振り返ってみると、やっぱり一定不安は家族にはありました。やっぱり以前に別のスタートアップで働いていた時もとても忙しかったし、家庭と仕事の両立が非常に難しかったし、やっぱりそれの記憶が深いので、もう一度スタートアップかというところでは不安は感じていましたね。
福田
そこで奥様に、ご家族にどんな言葉を森山さんからかけて、うちにご入社いただいたっていうのも聞いてみたいんですけど、どうですか?
森山
そうですね。結論から言うと説得は全くしていなくて。
福田
そうだったんですね。
森山
シンプルに、行きたいんでしょって言われて、うんそうだよっていうことで来たっていうのが正直な回答なんですけど、ただその時に伝えたのは2つあって、やっぱり心身ともに健康で長く働いてもらいたいっていう思いから、スタートアップと大手を
妻としてはシンプルに比べていたところもあったんですけど、その心身ともにっていう意味で、私が一つ妻に伝えていたのは、内定をいただく前に社員の方と食事というかバーカウンターで飲ませてもらった時に、1ミリも違和感を感じなかったということを伝えてもらって、
その時に入社前で緊張している状態でこれなのであれば、多分楽しいっていうことを伝えたのが一つあります。
もう一つは、いろんな、さっき転職何回かしてきたっていう経験の中で、人生終わる直前でやりきれなかったことをなくすってことを考えたら何かなと思ったら、上場の鐘を鳴らすことかなと思っていて、
だから外国で働いている人もたくさんいるし、いろんな仕事のロールをする人もたくさんいるけれども、あの鐘を鳴らした社員って一定絞られるわけで、そこにコミットする楽しさはここでしか今できないかと思って、妻は理解してくれたという感じです。
福田
やっぱり転職においてご家族の気持ちとか不安に思われている方もいらっしゃると思うので、そのあたりの森山さんの意見もぜひ聞いてみたいなと思って聞かせていただきました。
現在の仕事のやりがいと課題
福田
ではですね、これまでうちに入った経緯とか聞かせていただいたので、今やっているお仕事についてちょっとフォーカスしてお伺いしたいなと思うんですが、今それこそセールスとプロダクトの二足のわらじっていうところで、ざっくりどういったところにやりがいを感じていらっしゃるのかとか、森山さんならではの面白みがあればぜひちょっと教えていただきたいなと思っています。
森山
やりがいを一言で言うと、仮説の立証ができる状況に今あるっていうのはとても面白いなと思っていて、それは二つあって、実際にユーザーから顕在化しているニーズをより広げていくっていう、横に広げるっていう楽しみと、
今、顕在化していない、見えていないニーズを掘っていってそれを掘り当てるっていう、深く掘っていくっていう二つの楽しみがあるなと思っていて、一つ目については、私が兼任していることもあるんですけど、やっぱり実際にTROCCOを使って触ってもらう方々と触れていることで、こういうものを作ってほしい、こういうものだったら使いたくなるっていうことを情報を集めながら、
かつ、別の製品とかとも比較してもらって選んでもらえるような届け方っていうのをきちんと考えれるっていうのが面白いなと思いますし、二つ目は、これまでprimeNumberのこの歴史の中でも取り扱ってこなかったような領域とか機能とか、そういったものを直近3ヶ月半年の話じゃなくて、1年後、2年後にこうしていきたいみたいなものっていうのに踏み込めて、
それを全体、経営、開発、セールス、バックオフィス全員と作り上げていくっていうのが面白いし、それが自分が3年後にいたときに一つの大きな柱になっているかもしれないっていうことを今、検証して立証する作業をしているのは面白いなと思います。
福田
なるほど、ありがとうございます。一方で苦労されているポイントとかも、もしかするとあるんじゃないかなっていうふうに思っていて、セールスとの開発側というか、プロダクトにタッチしている二足のわらじならではのエピソード、苦労されたエピソードとかがあれば、そこもざっくばらんに聞いてみたいなと思っていますが、この辺りは森山さんいかがですか。
森山
そうですね、やっぱり難しさはすごくあります。正直言って、それは今我々がいるこの領域は面白いし難しいっていうのをすごく感じています。
これまでいろんな仕事をしてきた中で、今作られたものをお客さんに目の前で売るっていう仕事と、お客さんの課題を全部聞き切ってシステムを作るみたいなオーダーメイドの仕事を両方やってきたんですけど、どちらもどちらで難しいけれども、ある程度の方程式というか、変数がそんなに少ない。
あるものだったら買えるか買えないか、お金の話とかもあるかもしれないですし、オーダーメイドを作るんだったら作れるか作れないかっていう話もありますけど、すごくこのデータの利活用の中のパーツを組み合わせる仕事ってとても難しいなと思っていて。
なのでこれは売る側も作る側もとても難しいんで、だからこそ今自分がやらせてもらっているような橋渡しが多分とても重要だし、まだまだ業界的にものすごい正解が見つかってない可能性があるなと思っていて、そこは今まで出くわしてない難しさ。
なので、誰かの背中を追いかければいいとか、競合他社の真似を一回すればいいというものでもないのはとても難しいなと思っています。
福田
そうですね。受けてくださる方からもデータの領域って難しそうとか、お客さんにどんな価値を返せるんだっけみたいな、そこが結構わかりづらいなという方が割といらっしゃるんですけど、そのあたり森山さんなりにお客さんにこういう価値を返せてるなとか、思われることとかってあります?
森山
そうですね。どちらかというと、私はお客さんと先を見てお客さんを仲間にするっていうやり方しか、私はできない人間なので、逆にツールを使ってもらうっていうことのハウの話よりも、ツールを使ってそのお客さんの仕事にこういう影響があって、そうするとこういうビルがお互いに得られるんだっていうことを話す。
ワークライフバランスの実現
森山
それをお客さんと一緒の景色が何か会話して見つかったなって思うと、やっぱり使っていただいてファンになっていただいて、ある意味そういう意味でのここに向かうにはこれが足りないよっていう厳しい言葉ももらえて、っていうことはできるかなというふうには思ってますかね。
福田
本当にいろいろとお伺いしたいことがざっくばらんにあるので、ちょっともうポンポンポンポン言っちゃいますけど、個人的にこれ気になってるのが、ワークライフバランスみたいなところで、森山さん実際にお子さんもいらっしゃって、二足のわらじでいろいろあれもこれもやってっていう状況だと思うんですけど、
実際にこの家庭と仕事、ここのバランスの取り方とか、実際にどう両立されてるかみたいな、ここもぜひ森山さんならではの両立の仕方みたいなのがあれば聞いてみたいんですけど、どうでしょうか。
森山
こと私自身で言うと、ワークライフバランスはとても保ってているなと思っています。
入社当時も今現在もですね。
それはすごくprimeNumberにまずお礼を言いたいし、チームのメンバーにお礼を言いたいなっていうのがあります。
その実現できているのが、どう実現できているのかっていう、まず理由的なところで言うと、出社とリモートが半分半分ぐらいでやらせていただいている分、自分が行って家にいれる時間が増えるので、その分家のことをできる時間が確保できるなというふうに思っています。
なのでリモートするときは、朝幼稚園に娘を送って、9時過ぎから仕事をして、途中でコアタイム終わって2時半とかに一瞬迎えに行って、幼稚園から娘が戻ってきてから仕事をして、5時くらいからご飯を食べさせてお風呂を入れて寝かしつけて、8時くらいからもう一回やるみたいなかたちの
途中のやりたいことをうまく挟める。保育園だったりするとすごく一番早い時間と遅い時間だけって言って比較的両立しやすかったりすると思うんですけど、うちは幼稚園通いで幼稚園ってすごくそれが難しいんですけど、それもすごくバランスよくできているなっていうのは一つまずあります。
2つ目にどうしても家族が、先ほど妻が妊娠中っていう話ちょっとしたんですけど、どうしても家族が動けないタイミングがあったりした時に出社の時、もうちょっと時間ずらして出社してもいいよとか、今日は一日リモートにしたらということでチーム間ですぐ連携が図れるっていうのはめちゃくちゃありがたいなと思っています。
森山
3つ目が協力しながら、ある意味チームメンバー同士がいい意味でちょっとお互いの領域を染み出してくれる組織だなっていうのはありがたくて、外資系の会社の時とかでもあなたはここからここっていう幅の中でやり取りをしているので、
やっぱり誰かが抜けるとそこがずっぽり穴になっちゃうんですけど、今ここの部分をヘルプするよっていうのが、私がセールス開発の間にいてもそれぞれの部分がそれぞれ浸食して手伝ってくれているので、すごくそれは精神的に楽な部分があるなと思っていて、
なのでそれがすごくいいバランスでワークライフバランスが今保てているかなとは個人的に思っています。
8 Elementsの価値
福田
なるほど。やっぱり周りの方からのサポートだったりとか、メンバーの理解っていうところがやっぱり一番大きいんですかね。
森山
一番大きいと思います。例えば育児の話でいうとパパママが少ないとパパママの事情って私が22歳の時さっぱりわかってなかったと思っていて、今考えたらあの時にもっと優しくできただろうって思うところたくさんあるんですけど、それがチームのメンバーでもパパママ非常に多いので。
福田
確かに多いですよね。
森山
そういう意味ではすごくそれに共感してもらえているので、まず家族第一にっていうのをスローガンにリーダーが言ってもらえているぐらい、そこをまず念頭に置いてもらえているのはありがたいなと思います。
福田
なるほど。確かにもう家族第一でって言ってもらえるだけでだいぶありがたいですよね。
森山
そうですね。
福田
ありがとうございます。ちょっとじゃあ次またいろいろとお伺いしたいんですけども、うちが掲げている8 Elementsですね。大事にしたい価値観があると思うんですけど、この中で森山さんの好きな8 Elementsとなぜその8 Elementsが好きなのかっていうちょっと理由もセットでぜひ聞いてみたい、教えてほしいんですけどどうでしょうか。
森山
一番好きなのは価値を返すが一番8 Elementsの中では好きで、これがなんで好きなのかっていうのがさっき一度振られてもう一回入社した話にひも付くんですけど、
これまでどちらかというと日系の会社勤めてきて、役職とか職種で何をするとか、どんなことをするのかっていう仕事の内容・質みたいなものっていうのが頭にあったなと思っていて、
外資系に行った時にすごいそこで生き残るためにはなぜあなたなのかっていうのをめちゃくちゃ突き詰めなければいけないっていうのがやっぱり風土としてあって、
それはセールスって一言で言ったって何万人もいるので、セールスの中であなたの理由は何っていうこととか、人間的にあなたでなければならないのはっていうことをやっぱり考える必要があるなっていうのを深く思ったのがあるんですよね。
この会社に入って8 Elementsの中にそれが入っているときに、必ず一回8 Elementsのそれぞれが自分が何かってみんな一回入社すると考えると思うんですよね。
その時に私が提供できる価値って何だろうって、一旦頭のリストに入るってすごい重要なことだなと思っていて、
それが何か私がいる存在意義とか会社の中で社員にもお客さんにも返す価値っていうふうに言語化できることはすごく大事だし、
これをずっと意識し続ければ、逆に1年、2年経ったときに今の自分の8 Elementsみたいなものを振り返るのもいいきっかけになるなと思っていて、
いわゆる社是みたいなので、もうお客さんを喜ばせるぞみたいな一言じゃなくて、8 Elementsが自分ごとになるっていうこととして捉えたときにすごく価値を返すっていうことが、すごくこの会社の個性を際立たせているのかなって思っています。
福田
なるほど。私も価値を返すっていうのすごい大好きなので、めちゃくちゃ共感します。もう首がもげそうなくらい共感しています、今。
森山さん、改めて今日はお時間いただいてありがとうございました。
森山
こちらこそありがとうございました。