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音声業界の海外市場が見えてくる番組、PODCAST AMBASSADOR この番組では、自称オーディオジャーナリストであるあらいりなが、音声を通じて音声業界の気になるニュースや注目の動きをお伝えします。
音声配信者やポッドキャスターが知っておきたい情報、音声配信が気になっている企業に役立つ視点を、業界目線とリスナー目線でお届けしていきます。
さて、今回はこの夏立ち上げたコミュニティー、音声とビジネスを考える会、ポッドキャスト勝手に未来会議でしているお悩み相談の中から、トピックを一つ取り上げて深掘りをしていきたいと思います。
テーマは、音声配信、収録前に台本を書く派?書かない派?です。
これ音声配信されている方ならあるある、他の人どんな感じが気になるというところだと思います。
今回のエピソードではこのコミュニティーメンバーではどうだったのか、そしてポッドキャストのタイプによって台本って必要なのかどうかという視点でも見ていきたいと思います。
本編の書き起こしをご覧になりたい方は概要欄にリンクを貼っておりますのでそちらからご覧ください。
さて今回はコミュニティーの中で始めたお悩み相談、そこで取り上げた音声配信収録前に台本を書く派?書かない派?という相談について取り上げていきます。
これ皆さんいろいろ分かれるところだと思うんですが、私はですね個人的に全て台本を書く派?なんですね。
理由は書くのが当たり前だと思っていたからなんです。
もともと自分が好きでよく聞いている海外のポッドキャストというのは皆さん入念に準備されているようで台本もみっちり書いているものが多かったんですね。
なのでポッドキャストを作るとなれば台本作らないとというふうに思っていました。
ちなみにですね最高3時間全部ぎっしり台本という人気番組もアメリカではあります。
ただ一方で完全フリートークの番組結構あります。
これは海外も国内も同じです。
テーマはいろいろあれど完全にフリートークだからこそ喋る力、トーク力というのが必要になるわけなんですが、これはですね逆に今私がしているスタイルと真逆のものですよね。
ではこの台本と書く派、書かない派、白黒真っ二つに分かれるのかというとそうではないんですね。
ここからはコミュニティメンバーと香港のとあるポッドキャスターのそれぞれの作り方を3つシェアしたいと思います。
まずお一人目は完璧台本を書く派です。
しかも驚いたのはですね、私がしているような一人喋りじゃなくて話し手が2人いる時でも台本をお互いに書いてから収録するというスタイルをとっているということでした。
その方は実は音声配信をチームでされている方なんですね。
なので常にコンテンツを作る時にパートナーがいらっしゃるんです。
そんな時に話の向かう先をお互いに足並み揃えるためにも台本をきっちり書くスタイルで進めているということでした。
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そして次の方お二人目はですね、書く書かない組み合わせているという方です。
例えば番組の決まり文句は書いておくんだけれど本編の方は書かないという組み合わせ方ですね。
ただ書かない中にもメモ書きという準備はされているようでして、話のテーマや方向性は決めてから収録を始めるというスタイルでした。
案外こういうことをされている方多いんじゃないかなと個人的には思ったスタイルでした。
そして最後これはですね、香港の知り合いのポッドキャスターのとっていた方法なんですが、この方はですね、ものすごい量のメモ書きデータを元にして準備して収録は振り解くというスタイルでした。
これ私の友人の番組なんですが、アニメをテーマにした2時間ぐらいの二人喋りのタイプを番組を配信しているんですね。
ただこの方は台本は書かないんだけれど、リサーチをですね、二人で入念にして話の方向性、あとは前半後半それぞれで触れるキーワードだったり、
逆にこのテーマに話は持っていかないというような注意事項まで入念に決めて、あとはフリートークで本番していくというスタイルをとっています。
この1、2、3、3つの例とっても本当に三者三様ですよね。
それでは次に、ポッドキャストの作り方のタイプによって台本は必要か否かという視点でちょっと掘り下げてみたいと思います。
このポッドキャストの作り方のタイプというのは大きく分けて7種類ほどあるんですが、作りたいタイプによって台本が要る要らないの違いがあると思います。
例えばストーリーテリングタイプの番組、言い換えるとドキュメンタリチックな作り込みの番組です。
このタイプの番組を作りたいと思っているなら台本要りますね。
作り込んだストーリーの起承転結がちゃんとあるタイプの番組なので、当然組み立てがちゃんとしていないといけないということもあるんですが、
このタイプの番組って結構ナレーションとインタビューを組み合わせるという作り方が多いんですね。
大抵そのナレーション部分はそのインタビューの部分のまとめだったり、次の場面展開につなげる効果的な一言を入れるわけなので、台本を書くことというのが当然というようなイメージです。
では逆に台本100%作らないタイプの代表格はあるかなと思うと、これインタビュータイプの番組だと思います。
これはゲストを呼んだ相手に一言一句セリフを読んでもらうということは難しいわけですし、本音を引き出したインタビューでセリフを決めるというのもなんだか本末転倒になってしまいますよね。
なのでここは100%台本は作らないタイプになります。
ただインタビュータイプは台本は作らないけれど、入念な準備は必要になりますよね。
このインタビューを通じて何を引き出したいのか、どんなストーリーをエピソードの中で表現したいのかによって質問する順番だったり、何に焦点を当てた質問をしていくのかというのが必要になってくると思います。
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要は使える録音を一発勝負で取りに行かなきゃいけないのがインタビュー番組なんですよね。
なので台本ではない方法で収録前準備というのが必要になるタイプです。
私もこのいわゆるインタビュー術について学んだことがあります。
これは旗から見るとプロのインタビュー術は神業というか、経験が物を言うというところも非常に多くあるなと感じるところではあったんですが、
必要な事前準備はですね、初心者でもできる。ここはしっかりとしながら、私も今でもインタビューには臨んでいます。
まとめると、それぞれで台本を完璧に書いたり書かなかったり、組み合わせたりといろんな方法あるものの、作りたいポッドキャストのタイプという視点から見てみると、台本作りの要る要らないがある。
そしてタイプによって異なる事前準備が必要になるという話でした。
さて、今回はコミュニティ音声とビジネスを考える会でしているお悩み相談の中から、音声配信収録前に台本を書く派、書かない派のテーマでお話をしていきました。
どうだったでしょうか、皆さん。今ちょうどこの音声配信で台本を書こうか、書かないか迷っていらっしゃる方、他の配信者の方の方法を聞いて、
あ、そうかと少し心細さが軽くなりましたでしょうか。みんなそれぞれに最適な方法はあると思うんですが、個人配信者が多い音声配信だからこそ結構孤独に感じている方も多いのではと考えて始めたこのお悩み相談。
こんな感じでですね、毎回コミュニティ内で話をしている内容を今回はお話をしてみました。
さて、コミュニティ音声とビジネスを考える会、ポッドキャスト勝手に未来会議では、まだまだ発展途上なポッドキャストをビジネスに使う方法をディスカッションしながら一緒にいろんな答えを出していくコミュニティです。
9月のお題は、「良いポッドキャストとは?」これについて現在もいろんなディスカッションが進んでいます。興味を持っていただいた方はぜひ覗きに来てください。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。ポッドキャストアンバサダーのあらいりながお送りしました。
それでは次回のエピソードで。