1. 政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]
  2. [3-3]今こそ学びたい民主党政..

【永久保存版】平成以降の衆議院選挙で自民党の議席が過半数を割った時代の経済政策や景気対策を総復習!

  • 【済】まず比較基準として自民党一強の代表例として安倍政権・アベノミクスを復習
  • ✅️ 与党ではなくなった民主党政権時代(2009〜)
  • 自民党以外に連立され主導権を渡した細川内閣時代(1993〜)
  • 衆議院はギリギリ連立確保したものの参議院で大敗し、ねじれ国会構造となった小渕内閣時代(2000年前後)

この3つを代表例として取り上げ、選挙の議席数による政権構造の変化は企業やサラリーマン、いち個人にとってどのような影響を与えるのかを経済視点で振り返ります!



2024年10月選挙で自民党は過半数割れとなりましたが、それがどのように動くのか。タイプの違う3つの特徴を読み解くことで流れや文脈の理解を目指します。



▼番組スケジュール/チャプター▼

() 前回までの復習。自民党政権期の特徴とは?

() 2010年前後ってどんな年だった?その感覚になって聞こう

() 民主党政権の特徴:積極財政&金融緩和。アベノミクスと一緒では?違いは?

() 文脈理解のために:政権交代する前の政権はどういう経済状況やった?麻生政権とは

() コンクリートから人へというスローガンになった理由

() 民主党政権が打ち出した大きな経済政策は子ども手当

() 財源捻出のために子どもの扶養控除(減税政策)を無くした。あれ?それは結局子持ち家庭に残るお金が減ったのでは?

() 民主党政権の成果のひとつ。高校が無償化された

() 経済学上の理論として、消費を喚起するにはどうするべき?

() 民主党政権が行った減税:高速道路にかかっていた税金や自動車税を廃止

() 地方は自民党と民主党(非自民党)のどっちに強い?それはなぜ?

() 年金受給者の税金を減税

() 【★おもしろ】民主党政権(非自民党政権)の特徴:基本的に人間を信じている?

() 後期高齢者医療制度の見直しについて、当時の自民党と民主党のスタンス

() 医療業界の人たちはどっちの政党を応援しやすいとかある?理由は?

() 最低賃金の引き上げを実施。その先から目指せることは?岸田政権はどうだった?

() 民主党政権は能力開発手当の実施

() 【★重要】民主党政権のときの金融緩和は?当時の日本銀行。日銀総裁白川さんの話

() 【★重要】インフレ目標(インフレターゲット)を明言して設定したのは白川総裁。ドル円が80円の円高時代の話

() 【★重要】前回、アベノミクスのときは金融緩和を政権の経済政策のように語ってたけど?

() 平成以降で世界に2人だけ!?政府と通貨発酵機能を持つ銀行は独立すべきという大原則・教訓を破った人とは

() 民主党政権の政策:蓮舫さんの行政仕分けと埋蔵金。埋蔵金は存在したのか?効率化したのか?

() 麻生政権のスーパー堤防構想を仕分けちゃった結果、災害につながった話

() 民主党政権時代にはじまる、消費税増税の文脈を知っておこう

() 民主党政権の後世からの評価:短期的に効果はあっても財源も長期的な成長戦略が組めず頓挫

() ミクロの個々人への影響は?子育て世代などは所得増。格差は縮小傾向に

() ワークライフバランス等を公約として掲げキッカケをつくったのは民主党政権?

() それ以降の自民党政権にも個人の懐を気にする文脈を残し、安倍政権へ影響を与えた

() 東日本大震災の影響。災害等の外部要因の影響の話

() 今回のまとめと次回予告



政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2024年10月31日】時点で収録した内容です。ご了承下さい。



■政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]

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■政治経済情勢活用会とは?

政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。


普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。



■注意事項

株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。

サマリー

このエピソードでは、民主党政権時代の経済政策とその評価について詳しく語られています。企業優遇から個人への直接的な給付への転換があり、子ども手当の政策が紹介され、経済政策の違いが浮き彫りにされています。景気対策や減税政策の実施内容が分析され、高校無償化や後期高齢者医療制度の見直しなどの具体的な成功例と問題点も挙げられています。最低賃金の引き上げや能力開発手当の政策が取り上げられ、それらの影響や良い点・悪い点が論じられます。また、日銀との連携についても触れられ、金融緩和の重要性が強調されています。行財政改革や財源の問題、消費税増税についての議論も展開され、個人や子育て世帯への影響、さらに後の自民党政権への影響も考察されています。外部環境要因がもたらした影響についても議論されています。

自民党から民主党へ
マクロのニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオ、前回からの続きです。
では、第3回いきたいと思います。
今回は、平成以降の自民党過半数割れ時代の経済政策・景気対策総まとめ総復習ということで、今回第3回はですね、
民主党政権期はどんな経済政策とかやってたんでしょうかというお話になりますね。
前回の復習としましては、自民党政権期のお話をさせてもらいまして、
今回の僕がインタビューさせてもらって野村さんが引き出してなんとなく理解できた内容としましては、
自民党政権期っていうのは、企業に対して優遇をして企業の給与が個人に反映され、企業の売上が上がるから給与に反映され、
給与が増えたから消費し、消費するから企業の売上が上がるという、職業スタートの循環を目指してと。
対して民主党政権、今回の民主党政権がそうか分からないですけど、自民党政権期以外の時の特徴としては、
個人に対して直接的な給付を行うということで、それがお金持ったら消費に向くよねと。
消費すると、買ったものっていうのは企業の売上になるから、それまた給与に戻ってきて、最高になってるんじゃないかというお話でした。
では今回は民主党政権期やっていきましょうというところです。
2009年の日本社会
一番直近の非自民党系ですかね。
この2009年10年を振り返るために言い出をお話し持ってきましたっていうのが前回の予告にはあったと思うんですけども、
どんな年だったかと、実感が湧くようにどんな時代だったかっていうお話をしていきましょう。
前回も言いましたけども、マイケル・ジャクソンさんがお亡くなりになり、フリウスが流行り。
フリウスが流行ったのがこの年なんですね。
音楽シーンとしましては、たぶんAKB48の前世紀にあたるんじゃない?
前世紀っていう方言がいいかわかんないですけど、
いやいやいや、まあまあまあ。
神セブンの時代ですかね。
ヘビーローテーションっていう曲が。
あ、ヘビーロテ。
ヘビーロテが流行った時代。
ヘビーロテこの時代か。
が、2090くらいになってます。
若干前後してる部分はあるんですけども、
アニメで言うと、K-ON。
K-ONね。
今の音楽でバッてやるアニメの流行りというか、走りというか。
K-ONここか。
あとね、君に届け。
君に届け。
流行りましたから。
流行りましたね。めちゃくちゃ流行った。
で、ベストセラー本としましては、ビジネスモノですね。
もしドラっていう。
もしドラ。
もしも野球部マネージャーがドラッカーをやったらですかね。
が、ベストセラー1位ですかね。
あとね、小説だと村上春樹さんの1984。
1984この。
1984この時代ですね。
そうやったっけ。
あとはね、渚カナエさんの告白っていう。
告白ね。
これ両方僕も読みましたけど。
あとはですね、映画でルーキーズが邦画で1位。
ルーキーズか。
そう。ルーキーズ1位の時代。
ルーキーズね。
実写のね。
実写のね。
で、洋画で言うとアバター。
アバター。
アバターね。
アバターじゃない。
アバターか。
で、これがもう直接後につながってくるんですけど。
流行語大賞が政権交代でした。
政権交代ね。
流行語が政権交代でしたもんね。
そんなね、2009年10年の気分になってもらって聞いていただけると。
民主党政権の経済政策
復習がしやすいんではないでしょうか。
はいはいはい。
オープニングとさせていただきます。
ありがとうございます。
じゃあ本編行きましょう。
はいはい。
どんな感じですか。
ざっくり。
えーざっくりっすね。
民主党政権の特徴っていうのが、
一つは積極財政っていうところと、
積極財政、はい。
どんどんお金を使っていきますよっていうところ。
で、金融緩和。
金融緩和。
金融政策は緩和です。
日銀さんには緩和してくださいねっていう風な形。
これね、一見、
そうね。
似てるというか一緒じゃないの。
ですよね。アベノミクスと一緒やんっていう話ですよね。
鋭い。素晴らしい。
鋭くもない。
みんな分かってたみたいなね。
何が違うかっていうと、
経済政策の積極財政の方がですね、
特にアベノミクスの方は三本の矢っていって、
企業さんや経済そのものに対して、
あとは金融政策を駆使して、
間接的なところをやっていく。
間接的に影響を及ぼすっていうところで、
インフレを起こしていきましょうっていう政策だったじゃないですか。
もうね、スローガンからして違う。
スローガン、どんなスローガンやったんですか?
コンクリートから人へ。
どういうこと?
それまで、公共事業…
言ったらあかんと思うんやけど、
スローガンにどういうことって言ったら…
いやいや、確かに確かにね。
まあいいや。
感覚としてはそうかもしれないね。
それまで公共事業で、
自由民主党さんの手法の一つっていうのが、
公共事業を駆使するだったんですよ。
はい。
要するに橋を作ったり、
道路の補修をしたりっていうところで、
公共事業をやる。
それってルーズベルトの時代から続く、
公共事業で景気緩和するみたいな。
でもそういうこと、そういうこと、そういうこと。
そういうやつですよね。
ニューディール政策とか。
ニューディールっていうのを、
基本的にはサンプルというか、
ひな形にしていたような節があって、
経済が悪いときがね。
その手前の麻生さんのところまで、
やっぱり経済悪かったですから。
民主党の政権交代する前は、
自民党麻生総理大臣だったってことですか。
はい。そうです。
文脈理解のために聞いておくんですけど、
どういう理由で政権交代したんですか?
麻生さんの時代に、
サブプライムローン焦げ付きっていうのが、
アメリカで起こったんですよ。
リーマンショックや。
リーマンショックの前振れ、前進。
前の大きな地震が起こって、
その影響で日本経済が、
じわじわしんどいね、しんどいねってなってきてて、
もうみんな国民の財布もちょっとしんどいわ、
正直なんか不景気感があるわーって、
みんなが思っていたっていうのが。
不景気感があるわと、
不景気って微妙に違うと思うんですけど、
極朗的に、実際に不景気だったんですか?
まあでも、想定として、
不景気になるだろうね。
もうほぼ確実になるだろうねっていうのは、
すでに言われてた。
景気しっかり見てるような層、
特に企業なんか絶対見てるし、
いわゆる守りに入って。
守りに入るから、当然お金を使わないでしょ?
使わないから、消費が換気される。
お金の流れが悪くなるから、
利益が出なくなっちゃう。
利益が出なくなっちゃうから、
当然雇用をちょっと抑えようか、
っていう方向に行ったりだとか、
就職や転職がしにくくなるっていう時代があったんですね。
で、っていう状態で、
麻生政権結構、
それこそ積極財政オブ積極財政で、
結構公共事業やったりとか、
金制作もめちゃくちゃ緩和したりとかってしたんですけど、
それでもやっぱりね、
庶民、我々の気持ちの部分までは、
やっぱり来ないっていうところ。
できる対策はやったし、
かなりやったけど、
効果までいけなかった。
効果までいけなかった。
それぐらい国際情勢的に悪かったってこと?
国際情勢的に悪かったっていうのと、
掛け算で麻生大臣がやっぱり出言が多かったんですよ。
麻生総理が漢字間違えたりとか。
枝葉の話で。
カップヌードルが今何本ですかって聞かれて、
250円じゃないですかね。
120円ですよ。
そんなことも知らないんですかって。
真顔で国会で怒られてたんですよ。
カップヌードルの値段を知らんからって言って。
そんな議論をやってるような時代だったんですよ。
それで国民ちょっと怒っちゃって。
俺の財布が非文字。
だから世間ごたいや。
しかも公共事業にばっかりで、
これストレートに、
僕が言ってるわけじゃないです。
土研屋さんにばっかりお金をあげる。
公共事業いっぱいするから。
マジで土研屋さんにっていう言葉を、
やっぱり成人に興味がある人はみんな言ってたから。
それに対するコンクリートからひとえなんですよ。
なるほど。
成人に興味のある人たちはコンクリートからひとえって言えば、
土研屋さんから私にお金を動かしてくれるんや。
公共事業を削減して、
政策者や雇用、労働者に対して直接お金を給付していきましょう。
っていうところが政策として唱えられる。
これで前回の復習が効いてきますね。
まさに企業で、特に建築関係のところに対してしたのを、
スタート地点を変えてひとえっていう。
そういうことです。
なるほどね。
わかりよい。
ありがとうございます。
主要政策ですね。
具体的にどういうことをやったのかっていうと、
一番有名なのは子ども手当て。
子ども手当て。
子ども手当て。
どんな内容をやったんですか?
当初、選挙の前ね。
民主党政権になる前に、
民主党さんがおっしゃってたのは、
子ども一人当たり3万円渡すよと。
だから選挙で勝つために出した政策ってこと?
まあまあまあ。
でも子ども一人当たり3万円やから。
勝つためにやったら語弊があるんだね。
これをやるから投票してくださいって。
そうそうそうそう。
2人おったら6万円。
3人おったら9万円。
なるほど。
3人おって9万円やったら、
ちょっとありがたいんですよ正直。
僕子どもおる家庭ですけど、
今例えば6万円、9万円あって、
生活費ちょっとそれぐらいあったら、
確かにちょっとグレードの高いベビーカー買おうかなとか。
例えばね。
っていうところはやってはったんで。
ただ実際はね、
厳格して実施っていうことで、
1.5万円とか1万円っていうところに収まって。
怒られそう。
いや怒られたんですよ。
最後怒られたんですよ。
もうみんな怒ってた。
さらにね、
これちょっと外れちゃうんですけど、
そのために、
前回も言った通り、
財源っていうのが必要じゃないですか。
財源を年出するために、
予算を予算取りするために、
何をしたかっていうと、
児童に対する所得控除。
税金のね。
児童っていうのは子供?
子供。
子供の児童ね。
子供に対する税金の減額っていうのがあったんですよ。
扶養控除。
子供に対する扶養控除があったんですよ。
今たぶんみんな、
今子育て世代の人たち、
たぶん何それだと思うんですけど、
ないから今。
つまりその時期に切られたんですよ。
結局じゃあ、
子供がいる家庭に残るお金減ってんじゃないの?
That's right.
実質減っちゃった。
今はないけど、
子供がいる家庭は、
税金を払う量が減ってた。
どれぐらいあった?それ。
所得によるんですよ。
もちろんね。
所得によるんですけど、
例えば一般的な500万円ぐらいの方やったら、
20万、30万ぐらい余裕であったはずなんですよ。
民主党政権の減税政策
二人育てたら当然倍、
倍まではいかんのかな。
一人当たるまでそれぐらいっていう減税やったんで。
その頃の平均年収450ぐらいか。
400とか450。
今は370ぐらい。
450ぐらい。
10万20万控除されてて、
それが取り上げられて、
3万渡すって言ってたのが1.5万円。
1.5万円で1万円。
小学校以上は1万円。
怒るよー。
そうそうそう。
2年ぐらいで終わったわけじゃないですか、
この民主党時代って。
民主党時代3年ですね。
それ直接的な原因?
いや、やっぱり直接。
それ直接的な原因だよ。
割と原因。
それは怒れるよ。
選挙前に約束してたことが、
全くなされなかったやんけっていう怒られ方をやっぱりして、
政権すぐに3年で終わっちゃったっていうところあるんですけどね。
高校無償化の実施
ただ、高校無償化っていうところ。
これは今でも続いてて、
これは民主党政権の成果の一つ。
評価はしてあげ…。
いろんな方がおられますけど、
評価してもいいんじゃないかなっていうところの一つは高校無償化。
公立高校。
そうそう、公立高校が無償化されました。
ちなみに分かんないんですけど、
無償化される前っていうのは、
どれくらいかかってたみたいな。
年間授業料がたぶん20万30万とか
余裕でかかってたんちゃいますっけね、確かね。
ごめんなさい、手元のデータはないんですけれども、
だいたいかかる費用っていうのが
1人頭30万40万かかりますよって言われてるんで、
そのうちのほとんどっていうのはやっぱり
入学金なりなんなりでかなわれていたんで、
年間授業料2、30万っていうところを
3年間トタルで60万、
多分行くとこは100万ぐらいまで行ってたんちゃうかな
っていうところを無償化したっていうところですよね。
じゃあそれさ、公立高校までいけばさ、
今の計算式ってさ、
約2、30万の子供がいる家庭の減ってた税金が増えちゃって
マイナス30万やん。
で、1.5万円もらって、
それでマイナス28.5万円やん。
で、60万ぐらいの高校3年分が要は支給された。
じゃあプラスやん。
ギリギリちょっとプラスよねっていうのは実はある。
高校無償化まで含めたら、
多分ちょっとプラスにはなっちゃうようになってくれてて。
でもそこまで持てんよ実感がね。
15年ぐらい待たなかったやん。
そうそうそうそう。
これはまあせやろな。
さすがにちょっと実感がないよねっていうところと、
こういうのって本当に財源が限られてる中でっていうと、
あとはね、もう人々の気持ちっていうものをどうしたら
喚起できるかっていうところなんで、
控除って基本的に年末調整の時に、
多分今ちょうど時期的にはされてると、
これからされる方が会社員ほとんどされると思うんですけど、
年末調整をする時に、
税金の計算をする時に差し引かれるっていうところで、
引かれると現金が預金に入ってくるやったら、
違うね。
違います。
だと思うんですよ。
そうそうそうそう。
っていうところを狙ったっていうのが、
3枚ゼロでも入ってきたっていう、
この感覚が消費に向きやすいんじゃないかっていう理論が、
経済学上の理論を使用して経済政策を立てたのが民主党政権。
そうだね。
本当はダメだし違うということをしっかりと言った上で言うけど、
やっぱり選挙が人気投票的な部分があるじゃないですか。
現状で。
ってなった時に、
実感が得られるお金振ってきたわっていうのは強そう。
そうそうそうそう。
強いと思う。
そういうところは実際あります。
なるほど。
他にはですね、
例えば、
減税ですね。
それこそ減税もやりました。
子供向けの所得控除っていうのはやめたんだけれども、
逆に自動車関連所税ですね。
高速台に高速税乗ってたりとかしてたんですよ。
未だにあるんかな。
もしかしたら、
高速道路の税金。
高速道路の税金とか、
軽自動車税がもうちょっと乗ってたりとか、
いろいろあったんですけど、
そういうのを廃止して、
高速道路の原則無料化、無償化っていうのがなされて、
なるほど。
地方の人って特になんですけど、
車がないともう生きていけないじゃないですか、
ものすごく好感された。
なるほどね。
直接的にもう何万円、
下手しい10万円近く浮くとか、
月で言うと1万円2万円余裕で浮いてきますから、
っていうところが実際ありました。
それ政策の効果なんか分からへんねんけど、
いわゆる自民党と自民党以外の話を言いましてるじゃないですか、
それ中として。
地方の人の方がこっち入れやすいとかあるんですか?
やっぱりね、
自民党が強いです。
地方は自民党が強いの?
地方は自民党が強い。
じゃあそこに対して働きかけしたから、
松蔭になったみたいな。
それはあると思います。
それはあるんですね。
あると思います。
おそらくあると思います。
どっちかっていうと、
インフレデフレもそうやし、
経済情勢、景気ですね。
景気が良くなる悪くなるっていうのも、
基本的には地方の方がやっぱりね、
痛みの方を感じやすい構造にはなってるんですよね。
地方の方が痛みやすいやっぱり。
だって都会の方がお金回るやん。
まあね。
正直。
市場規模がね、
東京はもう莫大ですからね。
だからちょっと景気悪くなってもあんまり感じづらいんですよ。
なるほどね。
地方の選挙結果っていうのは結構、
なんていうんですかね、
あ、みんなそう、
ほんまに痛んでるんやって感じるところはある。
っていうところに。
素人的に発想で言うとさ、
東京の方が企業がたくさん一極集中してるじゃん。
都会にいっぱい集中してるから、
自民党って都会に強いんかなって思いがちやけど、
そうではなくて、
いうてね中小企業の方がいっぱい世の中あるわけやし、
だから企業に対してアプローチを先にかけてくる
自民党っていうのは、
もちろん言うと地方に強いってことね。
そうなんです。
なるほど。ありがとうございます。
ありがとうございます。
高齢者医療制度の見直し
で、あとは、
次行きますね。
年金受給者の税負担を軽減したんですよ。
年金をもらってる高齢者、
おじいちゃんおばあちゃんたちに
所得税っていうのがピュってかかってたんですけど、
それをちょっと下げた。
おじいちゃんおばあちゃんが増えてるから、
当時から既に増えてるから、
おじいちゃんおばあちゃんちょっとお金使ってくださいね、
っていうことをやったわけですね。
ほんとにあれやね、
前回やった通りですけど、
個人にお金が必要っていうのが特徴として出てるんですね。
民主党政権というか、
非自民政権の特徴というか、
こう考えてるのかどうかわからないですけど、
基本的に人間を信じてるって思っていただいていいんじゃないか。
まるで自民党政権が人間信じてる。
そういうことじゃない。
あのー、
今まずいこと言いましたね。
今だいぶまずいこと言いましたね。
そういうわけじゃないんですよ、もちろん。
やねんけど、個人がお金をもらった時に、
経済観念として、
お金もらったら使うよねって信じている傾向があるっていうこと。
正しく言うと。ごめんなさい。
自民党さんはそれを企業に対して思ってるってことです。
なるほど。
利益が出たら、ちょっとぐらい賃金に反映させてくれるよねって信じてるってことなんですね。
何を信じるか問題ね。
そう、何を信じるか問題。
じゃあ要はさ、逆の現象が起こってるかどうかは知らんけど、
要は、企業が儲かっても給料なんか払わんやんけって思ってたら、
ちょっと民主党寄りになるし、
個人にお金配っても結局みんな貯金するやんけって思ったら、
自民党は。
経済政策だけ考えるとこういう特徴がある。
そういうことです。
だから経営者が、前回言ってたね。
経営者は自民党を投票しやすいし、
労働者の方は、この時は特にね、民主党。
もちろん外交政策とか色々あるんで、一概には言えないんですよ。
一概には言えないんやけど、そういう傾向がありますよ。
風が吹いたらとかっていうのは、やっぱりそういう部分がある。
個人の方々がピキってきた時に風が吹くんですよね。
そういう意味では、個人の財布の紐の緩め具合を信じている政党に入りやすいかな。
なるほどね。
ということになります。
他には個人向けにやってる内容ってまだまだあるんですか?
後期高齢者医療制度の見直しとかもありました。
もともと自民党政権の時に、これが一番の原因になったかもしれないです。
政権交代の。
自民党が負けて、民主党が勝った理由。
後期高齢者医療制度っていうのを、その前の安倍大臣内閣、安倍さん2回やってるからね。
民主党政権を挟んで。
その前でやったか、小泉さんやったか、ちょっと忘れたんですけど、
この辺りで後期高齢者医療制度っていうのができたんですよ。
なんですか?
おじいちゃんおばあちゃんがどんどん増えていくから、
それまでって、医療費負担っていうのがほとんどなかったんですよ。
60歳かな?65歳かな?
ちょっと具体的なことはね、僕も若すぎてわかんないんですけど。
医療費負担がないっていうのは、
病院行ってお金払わなくていいってこと?
そうそうそうそう。
ゼロではないんやけどね。
もちろんもちろん。
やったんやけど、後期高齢者医療制度って言って作って、
ちょっと負担してもらいますよっていう。
プラス、その代わり国費からも入れますからね。
税金からも入れますからね。
高齢者の方々だけじゃなくて、
若い人たちも含め、みんなで負担しますから、
ちょっと負担増をお願いしますねっていう制度をやったっていうイメージ。
正確ではないので、外で言ったら怒られるかもしれないです。
ガチでいる人には。
かもしれないですけど、調べてください、ちゃんとっていう感じですけど。
そこに対して、やっぱり高齢者の方々、
おじいちゃんおばあちゃんちょっとピキって聞いてたわけですよね。
なるほどね。
ちょっとピキって。
言い方がおもろい。
ありがとうございます。
そう、ピキって聞いてたのが、
民主党さんは後期高齢者医療制度を見直して、
医療費をもっと軽減します。
なるほど。
っていうところで、
おじいちゃんおばあちゃんの医療費が下がるから、
これも一緒ですよね。
医療費が下がって、いつも病院毎日毎日行ってて、
お薬代とか、お薬代はどうやったっけな。
でも少なくとも、
診察料金ね。
診察料金がちょっと下がって、
月になったらちょっと1万5千2万円になるわけじゃないですか。
なけなしの年金から2万円浮いたら、
その2万円ちょっと使ってくれへんかな。
まあね。
なるほど。
はい。
理解はできる。
ありがとうございます。
全然わかる。
単純に、単純にじゃない。
全然関係ないかもしれへん。
ああ、はいはい。
さっき治療はっていう文脈言ってたじゃないですか。
はいはいはい。
医療業界の人たち。
ああ、はいはいはい。
で、どっちとかあるんですか。
医療業界の人たちはね、
自民党さんの方が比較的支持してはるかなっていうのはあります。
文脈ってやっぱ違うんの?
その企業に対してと、
個人に対してっていう文脈でさっきまでやってたじゃないですか。
医療業界っていうのは企業という扱いになってんの?
ああ。
また第三勢力みたいな感じなの?
ちょっと文脈が違うかもしれないですね。
それで言うとね。
保険で払ってもらう側なだけやから。
で、医療って基本的に料金決められてるわけですよ。
そうやね。
そう。
点数で。
そう、点数で。
自費診療を。
そうそうそうそう。
で、その点数をじゃあどうするかっていうところで。
はいはい。
やっぱり、非自民政権の考え方って比較的ですよ。
一概には言えないし、
地方の医療業界でもいろんな団体というか考え方があるんで。
一概にはもちろん言えない上で。
点数に対して、やっぱり国民一人一人の出す人の負担軽減を考えるから。
やっぱり点数低くしがちなんですよ。
そうね。
そしたら、医療関係者さんたちの給料っていうのは下がりがちだから。
やっぱり、それなりにリスクがある中で、人の健康や命に関わる仕事をやっていながら点数下げる。
なるんじゃない?
感情としてね、なるかなっていうところはあって。
で、自民党の方が比較的そこは、最近ちょっと違うんですけど、岸田政権以降かな。
岸田政権か菅さんのときかちょっと忘れたんですけど、
歯医者さんに対して保険の点数のうんぬんかんぬんをいじろうかみたいなところで、
ちょっと歯医者さんたちの負担を高めようかっていうのがあったんですけど、
基本的に自民党さんは、医療業界に対しては優しい。
なるほどね。ありがとうございます。
話取れちゃったんで、本当に戻ってもらいまして。
あと、あった経済政策ってまだあります?
民主党政権の経済政策
最低賃金の引き上げです。
おー、今もずっとやってる。
そうそうそうそう。
でも走りは民主党政権と言ってもいいかもしれないぐらい、強く主張しはった。
最低賃金の引き上げは、個人スタートっていう見え方になるのか?
だって、会社が儲かってようが儲かってなかろうが、
その時点で給料を上げないといけないから。
700円とかいう時代が、たぶんこの時期に750とか800ってなっていった時代ですね。
なるほどな。
これ単純な疑問なんやけど、
さっきの企業を優遇することによってっていう、
さっきの自民党一挙の時の話ね。
企業を優遇してそれが給料に降りていくことによってって循環を目指したいわけやん。
企業にめっちゃ優遇しながら最低賃金上げたら、同時並行で早いんじゃないの?
あー、そうよね。
いうのはないの?今まで。
あのー、非自民の方に関して。
非自民だろうが自民だろうが。
それを言い出したのが岸田さんだったり、それこそ。
だってめっちゃ上がったもんね、最低時給。
そうそうそうそう。
その代わり賃金引き上げたら、中小企業だろうが大企業だろうが、どんどん出していきますよ。
あーそうね。
っていうのが、岸田さんの時代が特に顕著やったんで。
それはありません。
ただそこまではどうだったかっていうと、やっぱりちょっとデフレやったんで。
そうは言っても中小企業潰れるよねっていう意見の方が強かったっていうのはあります。
経済政策としてはね。
国民の感情としてはそんなもん上げて利益出る方がええやんかっていうのはもちろんです。
財源が限られている中で、財源問題があるかもしれないですね。
予算の問題がね。
なるほど。
じゃあ次の話題お願いします。
あとは能力開発手当てっていうものがここで出てきまして。
これも個人に対する?
これも個人に対する。
能力開発手当てって例えば?
失業者とか求職者、転職したいよって言って辞めた人とかに対してスキルアップも言われる。
あれじゃないの?ハローワークに行って職業訓練受けるともらえるやつ。
あれ民主党政権。
そうなんや。
あれ民主党政権。
今もありますよね。
今もあります。
能力開発手当てっていう言葉かどうかはちょっと分からないですけど、大々的にやったのが民主党政権です。
前回ね、よかったら聞いてほしいですけどね、経済財政白書の時は、なんとハローワークに行く人の人数がバンバン減ってますよみたいなね。
そうそうそうそう。
レポートやりましたけども。
なるほどね。
はい。
はいはい。こんなもんですか?まだまだ?
基本的に政府としてやったのはその辺り。
でももう一個なんか金融緩和もしたみたいな、それって自民党と一緒じゃないみたいな話あったじゃないですか。
日銀との連携
金融緩和ね、日銀さんなんで。
はいはいはい。
正確に言うと民主党とか日本政府っていう文明で語れるのかどうかっていうところがあるんですけど、同時に日銀さんとも連携はしてるからね。
そうやね。
じゃあお話。
最強、ザクッとでも。
はいはいはい。
民主党政権の時の日銀のトップ、日銀の社長みたいなもんですね。正確に言うと総裁。
総裁ね。今は上田さん?
今は上田さん。
当時はしらかわさんっていう方がやっておられて、よく叩かれがちなんですよ。
名前よく聞きますね。
禁縮したってよく言われるんですけど、世間のイメージは、これはね、経済オタクとしてちょっと一言だけお伝えしようかな。
俺もしたい。どうぞ。
しらかわさんこそマジのガチの金融緩和をしました。
平成以降で一番金融緩和した日銀総裁だと思う?
腰を据えてというか、粘り強くというか、一番本気やった。
どういう、なんでそう言えるんですか?
あの、まず量的、異次元金融緩和って黒田さんがやったじゃないですか。
前回のね、名前は出てきませんでしたけど。
アベノミクス時代の。
アベノミクス時代の、そう、金融緩和ね。異次元の金融緩和。
あれをやる下地を全部整えてくれたのがしらかわさんなんですよ。
あれ、しらかわさんがいなかったら異次元の金融緩和できなかったんですよ。
しらかわさんってどれくらいの任期やってたんですか?
えーとね、3年、4年か。
ほぼ。
ちょっと短かった。でもほぼ一期。
ほぼこの前かぶり?
そうそうそうそう。ほぼ前かぶりと、ちょっと安倍さんの時期もかぶってたっていうような時期にやってはったんですけど。
なるほど。じゃあこの民主党政権下には、しらかわさん以外の日銀の総裁いなかったの?
基本的にはいなかったと思っていただいて良いと思います。
で、えーと、例えばね、インフレ目標の導入と。
インフレを1%目指すって、しらかわさんの時代なんですよ。
インフレ1%目指すってことは、物の値段が1%毎年上がっていく。
毎年上がっていくっていうのを、初めて目標として。
日銀の目標として設定したのがしらかわさん。
それは今までなかったんや。
それは今までなかったし、あったとしても一時的なものというか、ものすごく一時的なものに留まってたのが、
その後ね、安倍のミクスで黒田総裁の時代に2%に引き上げられて。
でもそんな設定してもってめちゃくちゃ怒られたんですよ。
それ今ニュースで出てくるインフレターゲットってやつ?
そうそうそうそう。いわゆるインフレターゲット。
これを設定したのがしらかわさんだったり。
あと当時ね、めちゃくちゃ円高やったんですよ。円高。
今は円安って言われてるじゃないですか。日本円の価値がどんどん下がっている。
今は150前後くらい?
はい、150前後。145から152、3みたいなところにいるんですけれども。
その時はどれくらいだった?
80円。
おー、あったあったあった。ありましたね。
90円。
ありましたね。
今は海外旅行行かずに、いつ行くねん。って言って、
いや僕国内旅行組なんすよねって言ったら、
ほんまもったいないよって言われてた時代。
だからちょっと前の円安で160円くらい行ってたよね。
160円行ってました。
だから倍?
そうそう、倍倍倍。
逆に来る人からしたら半額?
半額。そうそうそう。そういう時代があったんです。
そりゃ海外行くよね、当時ね。
そりゃ向こうから今は来るよね。
っていうのを極度な円高すぎると、輸出企業さんがちょっと困るんですよね。
大変ですわな。
なぜかというと円高になると、
こっちでの原価とか売り値とかは変わってないのに、
円の価値が高くなるから、海外の人からすると、
値段が上がっちゃうっていうのが円高なので。
それで輸出企業さんが業績がちょっと落ちてっていうところがありまして。
めっちゃ端的に言うと、日本商品買いにくくなるってことでしょ?
2倍やから今に比べたら。
そうなるとですね、当然業績が悪化して利益が減るってことで出せる人件減るわけじゃないですか。
特に当時はもっとなんですけど、基本的に輸出によって持ってる国。
たぶん小学校の時にもしかしたら習ったかもしれないですけど、
輸入し、材料輸入し。
加工貿易の国。
加工貿易の国って、やっぱり未だにそれはあるんで。
ある程度、円高すぎるとちょっとしんどい。
買わせ買入したんですよね。
2回も。
ガチのやつ。
それでこう変わったんですか?
ちょっと上向くんですよ。
そこが民主党政権だから。
みんな民主党政権で円高不況円高不況って言ってたんやけど、
でも転換させたのもこの白川時代。
アベノミクスもあったんですよ。
アベノミクスがそれを追い風にしっかりフォローさせたっていうのがあるんですけれども、
そのちょっと手前でちゃんと買わせ買入はしてましたよねっていうところがあるんで。
ちょっと聞きたいのが、アベノミクスの話出たんで。
前回はアベノミクスという安倍内閣側の提唱した
インフレとかデフレとかに対する金融政策の話を内閣側の話してたじゃないですか。
今は民主党政権の話で聞いてると、
これは日銀なんでって分けたような言い方。
鋭いなー。
民主党側にはなかったの?っていう。
基本的にちょっと専門的な話するとさせてもらいますね。
政府と日本銀行は別物なんですよ。
それはもちろんそう。
別物。別物なんですけど、
安倍政権時代は、これをね、
安倍さんがもう公言してた。
日本銀行は政府の子会社だって言ってたんですよ。
結構踏み込んだ発言者あったんですよ。
これ賛美両論ある。いまだに賛美ある。
政治経済の教科書を習う中では、
もう結構やってはいけないというか。
僕的には、踏み込んだ発言やなって表現をさせてください。
アベノミクスの影響
独立機関じゃないとダメじゃん。
っていうのが歴史の教訓なんでね。
歴史の教訓なので、なぜ歴史の教訓かっていうと、
政府は通貨を擦りたいのは当たり前なんですよ。
だって政府が通貨に完全に介入できたらさ、
それこそ一時大戦、二次大戦間のドイツの。
そうそうそう。
ヒトラーが全部の権限を持った時にやった。
でもその前か。
ちょっと前後はあるが。
政府と中央銀行が一体化してしまうと、
誰も通貨価値を安定させるストッパーになることができないから、
中央銀行は独立した存在である方がいいよねっていうのは、
これ歴史の教訓なんで、全世界一応そうなってる。
世の中、平成以降で、
二人だけ独立してないって言った人がいるんです。
一人が安倍さん。
二人目がトランプさん。
日本じゃなくて。
世界中で見てる。
トランプさんは公言してた。
民主党はその規律は守ってました。
なので協調で介入とか協議してっていう。
あくまで日銀さんの判断の上でっていうところは、
ずっと他の総理もやってる。
語弊はあるけど言い方としては、
協議をして、それぞれに権力というかプライオリティというかパワーバランスがあって、
するところを、
要は安倍政権はある意味で言うと命令方式を取ったってこと。
黒田さんは命令されてないって言うと思うんですよ。
周りからは実質的にそうじゃないのって見られていたっていうのはあります。
要は指示を出してたような、指示系統のような見え方というか。
なるほどね。
分かりました。
あとは民主党政権の特徴。
行財政改革による無駄の削減。
どういうこと?
今まで公共事業、さっき言った公共事業にも当たるんですけれども、
予算を組むときに、
いろんな団体とかに、いろんな省庁、財務省だとか経済産業省だとか、
当時ちょっと名前違うやつもありますよ。
消防庁だとか警察庁だとかいろんな省庁がありますよね。
に対して予算出してもらって、
その省庁が言う通りプラス財務省、大蔵省ですね。
大蔵省や財務省、お金を司る企業で言うと経理部とか。
経理部とか財務部の人たちが首を縦に振ったら、
じゃあそのまま出しましょうか。
いう予算組みだったんですけど、
無駄遣いしてへんかと。
いうことで、行政仕分けっていう。
なんかあったな、それ。
蓮舫さんが。
未だにインターネットとかではちょっと使われるのかな。
仕分けな。
2位じゃダメなんですか?
なんかありますね。
名台詞的な。
あれをやったのが民主党政権。
無駄を徹底的に省くことによって、埋蔵金があるから。
埋蔵金っていうのは、無駄がね。
それまで無駄になっていたものを、それをやめたらそのお金浮くでしょ。
その浮いたお金で、例えばさっきの子供手当て。
それを財源にしましょう。
それを財源にしましょうっていうことをやりました。
でもさっきの子供手当ては半額だったんだろう?
埋蔵金なかったってこと?
鋭い。
鋭いな。
話的には。
1年目は出てきたんですよ。
ある程度出てきた。
何割とかまでは分かる。
行政、効率化したってこと?
効率化は、いろんな論があるんですよね。
何をって効率化かって難しいもんね。
必要なとこまで削ったんちゃうかってよく言われます。
一番有名な話が、
それまで麻生さんの時代まで、
スーパー堤防構想っていうのがあったんですよ。
スーパー堤防構想。
堤防ね。
堤防って何?
堤防ね。
川から海からの波守る堤防ね。
そうそう、波守る堤防っていうのを、
めちゃくちゃ強い堤防を張り巡らすことによって、
首都圏を守ろうとか、この街を守ろうみたいな構想があったんですよ。
で、これを無駄やっつって。
その時代はやめです。
何かの比喩でスーパー堤防構想って言ってるんじゃなくて、
本当に物理的に東京とかの海岸線沿いに堤防を作るっていう。
そうそうそうそう。
なるほど。
でもそれ無駄やって言わざるをえんくない?
だってさ、スローガンコンクリートから人やろ?
そこコンクリート。
そうそうそうそう。
でもね、その何年後かちょっと忘れちゃったんですけど、
民主党政権が終わった後に、
そこの計画していた堤防壊れちゃって、
マジで水浸しになったんですよ。
そうなんや。
それは地震関係なく?
地震関係なく。大雨かな?
ちょっとごめんなさい、具体的事例は忘れたんですけど、
その時にスーパー堤防構想をやっとったら、
この貴重な命は守られたのにっていう。
あれやね、何て言うんやっけ、ブラックスワンやっけ。
そうそうそうそう。
セキュリティーコストは誰もかけられない。
そうそうそうそう。そうなんすよね。
っていうところを、ちょっとどう考えるかっていうところで。
そう、かけたら無駄やって言われるし、
怒ったら、実際に会ったら怒られる。
そうそうそうそう。
語彙も何年やってた。
ちょっと怒っちゃってっていうところで、
ちょっと批判の対象にも今なってた。
もしくは未だに批判する方がおられる。
そこまでやったのに、やっぱり1年目しか出てこなかったんですよね。
2年目以降はやっぱりさ、そんな言うてもさ、
削れるとこ、だって1年目に削ってんから、
2年目以降削れるって言ったら、
脂肪めっちゃつきまくってるときに、
ダイエットして脂肪落としましたって言って、
じゃあもう次どこ削るねんって言ったら、
筋肉削るしかないわけじゃないですか。
100キロの人がダイエットするのと、
70キロの人がダイエットするのと、
全然違うからねっていうところが。
極めて短期的な財源にしかならず、
例えば子ども手当を継続するだとか、
消費税増税の経緯
高速道路無償化だとかっていう、
この財源をどうするかっていうと、
国債を増やすか、
税金をもっと取るかしかないですよね、
っていうところで、
消費増税の発端となっていく。
そうなんや。消費税の増税ってこと?
消費税の増税っていうのは、
民主党政権がこういう論理というか、
こういう文脈、こういう経緯でなっていた。
消費税はいつ分かったんやったっけ?
安倍さんの時なんで、
実際は安倍さんの時なんで、
2014年です。
じゃあ、実際に上がったのは2年後ぐらい。
はい、実際に上がったのは2年後ぐらい。
なるほどね。
ただ議論を出したというか、
野田さんが法案として決めて、
野田さんっていうのはこの時の総理大臣?
そうそうそうそう。
民主党の時に決めて、
で、2年後の安倍さんの時に、
実際に増税になりましたよって。
それ決めたってことはさ、
マス的には負けてるってことにならへん?
個人のあれを、
いっぱいお金を渡すことによって回そうっていうのがさ、
対抗馬としてあったっていう福祉を前回したじゃないですか。
消費税を増税するってことは、
自らのスタンスを崩したってことやな。
そういうことですね。
それはまた自民党に戻ろうかってなるように。
それこそ本当に公約違反ですよねって、
自民党側は責めたんです。
それ責めどころやん。
そうそうそうそう。
っていうところで、
政権がまた変わりましたよっていうところがあります。
評価としては、
恐ろしいことに、
現在43分。
あー、ごめんなさい。
そうなんや。
なんとなくこのまとめというか、
できれば評価というかね、
どういうもんだったらっていう風に、
各専門家が言ってるかっていうことと、
あとは、ないかもしれへんけど、
ミクロにこんな影響あったよみたいな話があれば、
活用ラジオとしてはありがたいなと思っております。
まずですね、
成長戦略がやっぱなかったねと。
経済のパイを増やさないと、
何本人々にお金を配っても、
経済成長がしていかないと、
やっぱり血液は回らないですよね。
お金という血液?
っていう表現ではわかるかな。
さっきので言うとさ、
企業スターとか人スターとかっていう話を
今日までしてきた中で、
人にいっぱいお金を与えた。
使ってくれるはずだっていう
気持ちだけではうまくいかない。
そういうことです。
素晴らしい。そういうことです。
短期的な結果は出たけれども、
長期的に日本国っていうものを成長させるまでは
至らなかったねっていうのが、
今のところの。
っていうのと、財源なかったですねっていうところ。
予算を汲めなかったですね。
っていうところが一つですね。
公約違反になってしまったねっていう。
では今2024年だから、
20年前が2004年じゃないですか。
この20年間で一回しかなかったわけですよね。
一スタートで経済回してみようぜっていうのは
この時しかなかったけど、
それうまくいかんかったやんっていうのが
なんとなく刻まれてるというか、
そういうイメージ。
特に当時現役だった人たちには刻まれてる。
なるほど。わかりました。
個々人への影響なんですけれども、
一部の会社員の方とか、
特に子育て世帯とか、
低所得者の方々っていうのは
露骨に多分所得は増えてるはず。
なるほどね。
格差減ったみたいな感じなの?
格差は多分減ってる。
格差は減ってるんだけど、
格差が減るっていうことは
高所得者や高資産層にお金が行ってないから
より投資してくれるというかね、
次のための行動をしてするお金っていうものが
少なくなったっていうところがあって、
経済を回すところまで行きませんでしたよね。
あとは、若者の就労支援とか
仕事の過程の両立とか、
今NOWEじゃないですか。
NOWEって死後やな。
でもいいやん。今2009年の気分で喋ってる。
そうそうそう。
その頃ももう言ってなかったから。
バレるかな、歳が。
NOWEじゃないですか。
これを最初に言い出したきっかけみたいなものなんですよ。
ワークライフバランスとか、
民主党政権がきっかけといえばきっかけっていうか、
もちろんその前からやってる方はいっぱいおられたと思うんですけど、
堂々と公約に掲げられたりとかして、
それやっていかなあかんよねみたいな雰囲気を作ろうとした
っていうところの最初のところが民主党政権。
まあどこまで、いろんな評価があると思うんですよ。
言い悪いいろんな評価があると思うんですけれども、
一応感謝してもいいのかなっていうところはあるかもしれないですよ。
一応その個人を対象に豊かにしていこうぜという風な
政策をやる党内閣としては一定の成果が出てるんじゃないかと言えると。
だし、やっぱりそれ以降の自民党政権でもやっぱり個人無視できないよね。
という文脈を作ってくれたから。
やっぱり個人の懐とか個人の肌感っていうのが大事なんやーって。
安倍さんをすごい気にしておられた。
そこがあったから、自民党だけど結構個人向けの優遇策が残ってるとか、
やらないとそもそもまた政権取れないよねというのが残ってて、
残ってる。
後世への影響と評価
じゃあ結構どんどん混ざり合っていってるような感じ。
そう、そんなイメージ。
レガシーはちゃんと残ってますよっていう感じではあります。
なるほど。
他に言えそうなことありますか?
そうですね。
あとね、どうしてもね、東日本大震災。
2011?
2011、民主党政権期にあったんで、
その影響がものすごく大きくて、
政策の効果を実感するまでは至らなかったのかなーと。
僕は思います。
まあでも、無理じゃない?
外部環境要因やん。
だって地震とはどうしてもないし、
でも直近で言うとさ、コロナとかが。
そう考えると10年20年に1回ぐらいドカンっていう外部要因災害があるから。
やっぱりね、どうしてもしょうがない部分はあったのかなーっていうところで。
続けていれば、歴史に至らればもちろん多分な上で、
東日本大震災なかったら、もしかしたらもうちょっと違う景色があったかもしれないよねっていうのはもしかしたらあるかもしれない。
良い方向か悪い方向かわかんないですけど。
という感じでございます。
民主党政権の特徴
ありがとうございます。
ということで、今回はこんなもんですかね。
民主党政権2009年2010年、非自民党で最も直近の時っていうのはこんな特徴がありましたよと。
前回ね、まず非核対処するために内閣安倍のミックス、もしくは自民党一挙の特徴ってやりましたけど、
まさに実際に個人からスタートするっていうような政策が実際こんなにありましたよっていうのが野村さんがご紹介いただきましたということで。
ありがとうございます。
次回はこの1993年まで、16年遡りまして、非自民党系列の政策とかの紹介をしてやっていきたいと思います。
では次回に続きます。一旦切ります。ありがとうございました。
ありがとうございます。
政治経済情勢活用ラジオ、次回へ続く。
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