ポッドキャストの総合プロデュースを行う、株式会社PitPaの富山です。
この番組では、企業がブランディングや採用などを目的として運営するポッドキャスト番組、
オウンドポッドキャストの作り方について話す番組です。
今日はですね、このポッドキャスト、オウンドポッドキャストを作る中ででも、
PitPaで最重要指標じゃないかと思っている指標、
再生完了率、再生率についてお話をしていきたいなと思います。
この再生完了率というものを、
ポッドキャストを作る上で一番気にしなければいけない指標というふうに考えていまして、
ちょっと前のお話の中でも、別のエピソードの
ポッドキャスト配信でここが変わる、マーケティング目線から見る
5つの効果測定方法というところのエピソードでも紹介している内容ですけれども、
その中にあるLTR、リスンスルーレートのお話もしたかなと思うんですが、
今回はその再生完了率についてのより具体的な話をしていきたいなと思っております。
なぜこのリスンスルーレート再生完了率に着目しなければならないかというところなんですけれども、
ポッドキャストのメディア、これの一番の特徴というところで、
長尺でしっかりと中身を聞いてくれると、他のメディアに比べて長い時間リスナーさんと接触することができて、
かつその長い時間でしっかりと複雑な内容も含めて内容を伝えることができる、
理解させることができるというのがポッドキャストの一番の特徴だというところを考えるとですね、
じゃあその長い時間ちゃんと聞かせることができるコンテンツを作れているかどうかというのをやっぱり考えないといけないかなと思うんですね。
そこを見るのがこの再生完了率かなと思っています。
それができていない状態で、ちゃんと再生完了率、再生してくれているかどうかというのを出来上がっていない段階で、
いろいろマーケティング施策とかを打とうとしたとしても、
所詮バケツに穴が空いた状態でいろいろな施策をしてしまうことになるので、
まずコンテンツとしてちゃんと最後まで聞いてくれるしっかりしたものが出来上がっているかどうかというのをまず作っていくというところが重要じゃないかなと思っていまして、
それを図る指標としてこの再生完了率というのを見ているという状況ですね。
しかも明確に目標値を今定めていまして、1分の再生完了率90%、
そして1分から5分の再生完了率、これまた新しい言葉の定義なんですけれども、
1分から5分の再生完了率が90%というところを目指してまずはコンテンツ作りをしています。
1分から5分の再生完了率って何かというと、1分経った時点で残っていた人を母数として、
そのうち5分まで聞いてくれている人が90%残っていたらよしとしようという見方ですね。
例えば100人聞いてくれました。
1分経った時点で90人残ってくれていたら、次目指す指標として5分の再生完了率は90×90%なので、
81人これが達成できているか。
あるいは1分聞いた時には100人中70%しかいないんですけれども、
次の5分目指すには70×90%なので、63人5分時点で聞いてくれていればよしとしようという、
そういうようなその2つの指標を追っています。
じゃあなぜこの1分と5分再生完了率を確認しているかというとですね。
1分再生完了率、これは新規でその番組を聞いてくれた人が、
ちゃんと聞いてくれるかどうかというところを確認する指標になっています。
やっぱり今この世の中ですね、長尺に聞いてくれるポッドキャストと言ってもですね、
やっぱり意味のないコンテンツとか、自分に興味のないコンテンツとか、
さっさと離脱するんですよね。
なので、ちゃんとそういった新規のリスナーさんでも聞いてくれるようなコンテンツに仕上がっているのか、
興味が低くコンテンツになっているのかというところを見るのに、
この1分の再生完了率というのを見ています。
逆に1分から5分、ここを上げていくというところで言うと、
これで弊社で一晩でいろいろ作っている番組を総合して出してきた結論ではあるんですけれども、
5分聞いていれば、だいたい最後までそんなに落ちないよね。
途中で急激に落ちることないよね。
じゃあ5分をとりあえず上げていくということをすれば、
最後まで聞いてくれるというか、
その後20分だったり30分の番組ってそこまで減らないんですね。
これで弊社で一晩でいろいろ作っている番組を総合して出してきた結論ではあるんですけれども、
そうすれば最後まで聞いてくれてくれる人って維持できるよねというところで、
この5分のところの壁を見ていたりします。
初めのつかみのところで新規のお客さん、1分以内にちゃんと残る人をつかみましょう。
そして本当にその後、内容が濃いものを伝えられる、
ワクワクさせられるような内容を伝えることができるというところで見ると、
1分から5分、この4分間の間にしっかりとちゃんと伝える内容というのを、
この後、この番組でこんなことは得られますよ、こんな楽しいことがありますよ、
こんなすごいことを伝えできますよというところを伝えられているかどうかというので、
5分の再生完了率、これを上げていく、見ていくというところをやっています。
1分と5分の再生完了率さえ上げられれば、
バケツに穴が開いていない、しっかりとした良質なコンテンツができ上がるというロジックですね。
ちなみにこの再生完了率、どうやって見るかというと、
Podcastを登録しているApple PodcastとSpotify、再生数でいうと、
日本の中でもほとんどがこの2つで再生されているというところもデータもあったりしますので、
この2つの管理画面ですね、ダッシュボードで、
それぞれのエピソードごとで再生完了率どのくらいなのかというのを見ることができます。
なので、コンテンツずっと配信しているけど、本当にこのコンテンツっていいのかなというふうに思ったときには、
そこの指標、再生完了率の指標を見ることをお勧めいたします。
ということで、今日はこのPodcastの再生完了率のお話をしてきたんですけれども、